ジャガー・Eペース 「なんかスゲーのがでてきたぞ!!」
世界で最初にクルマを空に飛ばしそうなブランド・・・ジャガー。新興国マネーと世界中のサプライヤーが『クルマ愛』を掲げて協力した結果、世界の主要市場ではジャガーのなかなかキャラが濃いマシンがそこそこ手頃な価格で買えるようになってきました。『BMWを安く互換する』という戦略を超えて、上級モデル(FタイプSVR)では『元気のないポルシェに蹴りを喰らわす!!』くらいの意気込みすら感じられます。
突然のアナウンスで日本でも販売が開始された万能中型SUV『Eペース』ですが、これがかなりスポーティなユニットが載っていてなんと450万円!!。ちょっと昔にマツダシャシーを使った『Xタイプ』(400万円 )というセダンがそこそこ売れましたけど、それすら上回る勢いのコスパを発揮してます。FFとなってさらに実用的になって日本市場のBMWを牽引することが期待されるX1と比べても相当にお買い得です。(エクステリアはX1の方が凛々しい気がしますが)
昨日の夕刻に近所で見ましたー!!まだ配車されていないのかもしれないけど、あれは紛れもなくジャガーのフロントマスクでした!!マカンでもアウディQ3でもQ5でもなくマツダCX5でもなかった!!(薄暗いとちょっと見分けがつきづらいくらいにコイツら似てる) まだ実際にじっくり見たこともないのだけども、車幅が1980mmという「ムチムチ」であろうボデー・・・確かに肉感的なフォルムだった!! 全長は4300mmほどで、4人フル乗車用というよりは、前席だけを使うクーペ的な感覚のSUVです。日本では規格外の、ど迫力の車幅ですから、それでも4500mm級のCX5やエクストレイルと並んでも相当立派に見えるはず。もうこれだけでただものじゃない。
搭載されているエンジンはいずれもディーゼル(180ps)とガソリンターボ(250ps、300ps)という直4ターボながらもなかなかハイスペックなものが用意されていますが、車重も1800kg超でなかなかのヘビー級です。同じグループのランドローバーとジャガーが押し進めるのが、『レイヤー的』なグレード展開です。ランドローバーからはレンジローバー・ヴェラールが発売になり、ジャガーからはEペースがほぼ同時のリリースになりましたが、簡単に言ってしまうと、ジャガーの『Fペース』(J&L・iQプラットフォーム)をランドローバーに移管したのがヴェラールで、レンジローバー・イヴォーグ/ディスコスポーツのシャシー(J&L・D8プラットフォーム)をジャガーに移管したのが、このEペースです。
ジャガーはフォードから貰ったXJ/XF用のサルーン用プラットフォームと、Fタイプに新たに採用したスポーツカー用の2種類の専用設計シャシーを持ち、ランドローバーも伝統のラダーフレームシャシーと、ポルシェカイエンに対抗するために作られたレンジローバー・スポーツに使うモノコックのシャシーの2種類を持ち、その下に共通のシャシーを2つ抱えています。XEから導入されたFRシャシーと、レンジローバー・イヴォーグから使われるFFベースのAWDシャシーです。
BMWブランド全体で4種類のシャシーしかないのに、その半分以下の販売台数しか持たないジャガー&ランドローバーが6つもシャシーを持っているのか!!なんだこの効率の悪そうな・・・と思うんですが、ボトムグレードを担当するFFシャシーが、あのマツダがスカイアクティブ以前に使っていた設計、つまり2000年代に欧州でマツダの名前を広めつつ、VWゴルフの最大の対立候補にまで成長したフォード・フォーカスの設計を使っています。BMWのボトムはご存知のMINIシャシーですから、X1よりもEペースの方が格が上か!?
イヴォーグ譲り、マツダ&フォードで大成功を収めてきたシャシーなので、新型モデルでもなんじゃこりゃ!?ってこともないでしょうし、MINIシャシーのX1よりも断然に懐の深い乗り味が出せるはず。X1は450万円の価値はない!!とか輸入車好きのカーメディアからも厳しい評価を受けてましたが、確かにBMWらしいフラットな乗り味が犠牲になってるとはっきり感じます。(トラクションにも問題あり!?)
ややボッタくり価格のX1はともかく、ややお買い得なレクサスNXや、さらにトヨタ・ハリアーに新しく設定されたターボの上級モデルも軽く喰ってしまう感じが・・・。7月に発表済みなのにまだ動画も上がってないし、カーメディアにも出てこない・・・8月6日発売のティーポにも、8月10日発売のベストカーにも出てこないなんてちょっと異常事態じゃないですか!?これはEペースのあまりのコスパに某メーカーが(もしかしらた複数のメーカーが)圧力をかけているのではないか・・・。ジャガー頑張れ!!(ディーゼルは大丈夫か!?)
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