2017年10月23日月曜日

アルファロメオ・ジュリア 「イタリア人って夢見てるよなー」



最近のクルマはどうもウゼー


  世界が『EV化』へ突き進む中で、「ハイブリッドって何?」くらいの感覚で保守的にクルマを作り続けているフィアット。BMWがトヨタに、GMがホンダに技術供与を求めてすり寄っていく時代ですが、フィアットはマツダのピュアスポーツカーにわざわざ投資するなんてかっこよすぎる。そんなフィアットの心意気に応えてこそクルマ好き(マツダ好き)って呼べるんじゃないの?

  自動車メーカーは新しい機能を追加するのが好きです。V35型でプレミアム路線に舵を切った日産スカイラインは、次のV36で4WSを、V37ではステアバイワイアを投入して、日産こそが世界の頂点であることを見せつけてきました。結果的にたった10年で北米のプレミアムDセグの覇権を奪うことに成功しましたけども、伝統のスカイラインはどこへ行ったのか!?という意見も。

  『4WS』も『ステアバイワイア』もスカイラインだけがやってるわけだから比較のしようがない・・・結局は個人の好みの問題でしかなく、評論家からは「うーん違和感しかないかも」といった単調で無機質な感想が投げかけられて終わってしまうよなー。メーカーは技術力アピールできていい気なものですけども、完全に置き去りにされたスカイラインのファンはたまったもんじゃないー。

アルファロメオは『保守』本流

  それに対してこの「アルファロメオ・ジュリア」は一味違います。リーマンショックで右ハンドル車の製造が早々に打ち切られ、8年くらい前に日本から姿を消した「アルファロメオ・159」の後継モデルですが、まだまだその前のモデルである「156」を愛して止まない人々が休日のたびに郊外を徘徊してますけど、それらのユーザーにも十分に受け入れてもらえる後継モデルになったんじゃないでしょうか!?(ちょっと価格が・・・)

  『スポーツセダン』はもう死語になったのでしょうか!? なんだかそれを狙ったようなクルマこそ大手メーカーから出てきたりしますけども、設計を見る限りでは、とても本気で「走り」のベースアップを狙った痕などない「スポーツ風」ばかり。シャシーは他のファミリータイプと同じものを利用ってさ・・・。

  自動車メーカーからしてみたら、いちいち性能にうるさいくせに二言目にはクルマの価格が高すぎるしか言わない迷惑なユーザーなんて相手にしてられねーってことなんでしょうね。世界には「スポーツ風」でも喜んでくれる人々がいる。性能を磨くんだったら1000万円くらいポンと出してくれる層を狙うべき!!とかいう判断もあるとは思います。

  トヨタやホンダからクルマ好きは切り捨てられた!!はちょっと語弊があるかもしれません。でも86やシビックでは納得できません!!という「わがまま」なユーザーは、他の全ての日本メーカーも見放されているのが現状。マークXは国内専用車の殻を破ることはなく、レクサスISはスポーツを志向しないブランドの十字架が重くのしかかって、重いボデーとゆるいレスポンスの中途半端なモデルのまま。

スポーツセダンを作らないメーカーは無視でいいんじゃない!?

  スポーツセダンが目指すべきは、エンジンフィール、ハンドリング、ミッション、サスペンション、ペダル(アクセル、ブレーキ)といった『稼動』領域でのパフォーマンスの向上が非常に重要ですが、そこに「あえて」手を入れようというメーカーがほとんど無い。世間ではスポーティなイメージで通っているBMWやマツダにしても、主力セダンではフィールに難があるロングストロークエンジンを用いて回転数を下げています。他の諸要素も先代より劣化するケースがほとんど・・・。

  そんな中で新規のモデルとして4輪ダブルウィッシュボーン、ショートストローク(もしくはスクエア)、軽量化重視などを掲げて設計されたのがアルファロメオ・ジュリアとジャガーXEの2台。ただしカーメディアではこの2台の「設計」に隠された魅力を大きく語ることはないですねー。なぜなら比較対象となるメルセデスCクラス、BMW3シリーズの不出来さを同時に晒さなくてはいけないから。

  わかる奴が見ればスペック表だけでメーカーの狙いははっきりします。Dセグで「いいクルマ」を作ろうとしているのは、ジャガー、アルファロメオ。もしボルボが次期S60に『大手に喧嘩を売った!!』と話題のXC60のシャシーを使ってパフォーマンス志向に仕立てるならば、欧州発信のスポーツセダン・ムーブメントが盛り上がるんじゃないかなー・・・とは素人の浅はかな期待ですがね。

  当初噂された通り、300万円台での日本市場投入が実現したらならば、これは間違いない!!と「救世主現る!!」と声を大にして言いたかったですね。BMW3シリーズに似ているという声もありますが、アルファロメオが320iのダメな部分を徹底的にブラッシュアップしたモデル!!であることは確かです。ディーラーに聞いたら供給体制が相当に貧弱みたいですね。もうマツダの工場で作らせてマツダディーラーでも売ればいいんじゃない!?


最新投稿まとめブログ






2017年10月6日金曜日

ルノー・メガーヌ 「もしかしたら・・・」

   

ルノーが日本で何かを起こしそうな予感!?


  ルノーの日本市場向け戦略が活性化しています。2012年に日産の子会社になったルノー・ジャポンはそれ以来右肩上がりの成長を遂げています。カジャー、メガーヌ、トゥインゴGTの発売前で苦戦が予想された9月の速報でも698台をしっかり売り上げています。ライバルのPSAは、シトロエンがC3の発売で前年比180%を達成。そして3008で勝負をかけているプジョーが3月並みの景気の良さで1000台の大台突破しています。

  さて2017年のラストの四半期に向けて、ルノーの公式HPによると10種類の限定車・特別仕様車が出ています!!トゥインゴ(200台)、ルーテシア(100台)、カングー(120台)にはMTの限定モデルが用意されていて、3ペダルユーザーに即決を促しています。MTなんだから乗ってみて煩わしかった売ればいいじゃん!!ってことか!?

  アメリカ車が日本で売れない!!ことに対してジャガー・ランドローバーの役員が「大衆モデルで日本車と戦ってはいけない!!」「商機は日本メーカーにはなかなか手が出せない高級モデルにある」と反論していました。裏を返せば「日本人の欧州コンプレックスをうまく刺激することが大事」ってことでしょうか。

  それにしても9月だけでドイツ4ブランド合計で20000台以上が日本で売れています。マツダが18000台、スバルが13000台ですからねー。しかも輸入車ですから、この20000台が1ヶ月の間にはるばる東シナ海を渡って日本に運び込まれたわけです。もっとも日本メーカーはその10倍もの台数を太平洋渡らせていますが・・・。

ルノー日産による補完計画!?


  ただただグローバルで作っているクルマを日本に運んできて、毎月数百台売ってますよー!!儲かってないけど日本で販売実績を残すことがメーカーとしてのステータスだと、ジャガー・ランドローバーの役員は言うわけですが、バブル以来のそういったビジネスモデルが変革のタイミングを迎えているんじゃないか!?という気がしないでもないです。

  サーブ、オペルに加えシボレーの乗用大衆モデルなどGM勢に加えてフォードも撤退し、フィアット&クライスラーもジープ、アルファロメオ、フィアット500シリーズ以外では全く日本では勝負できない状況。トヨタ、ホンダ、日産の3極に集約されつつあるとはいえ、幾多の有力な日本メーカーが大衆モデルで激しい死闘を繰り広げる「地獄」に、カジャーと新型メガーヌを同時に放り込んできたルノー・ジャポンに勝算はあるのか!?

  間違いなく今世界で一番勢いがあるのは、VWでもトヨタでもなくルノー日産グループです。ナンバー1メーカーの宿命として、あらゆる市場で勝ちにいくことがグループ内の基本方針になる!?e-powerでトヨタ&ホンダを蹴散らした日産の知見と、ルノーアライアンスの物流機能をフル活用すれば、日本市場でトヨタから覇権を奪うことも可能!!実際にこの5年余りでルノー日産は、ドイツ&イギリス市場のトヨタシェアを奪うことに成功しています。アメリカでも日産の成長は凄まじいですし、中国でも韓国でもトヨタを上回っています。

  トヨタの最後の砦である日本と東南アジアをどうやって攻略するか!?すでにグループの尖兵である三菱が東南アジアで大ブレーク中であり、日本では日産が活躍(ちょっと問題が起こってますけど)。さらにルノー本体が大挙して乗り込んでくる!!日本市場を技術力でこじ開けて、さらに日産・三菱の遊休生産ラインでルノー車を作り始めることも可能!?中国には東風、韓国にはルノーサムスン、ロシアにはアフトヴァーズがあるので、サプライチェーンも十分!?すでに5年前からこの3社の工場では現地向けのルノー&日産車が作られています。

綿密に練られている日本市場攻略!?


  強敵相手に善戦を続けるXトレイルの別ブランド版としてSUVのカジャーを投入するのは、それなりに納得できますが、欧州COTYを引っさげて上陸したプジョー308がまるで売れなかったCセグ市場で新型メガーヌは何らかの爪痕を残せるのか!? 今回登場したのは次の3グレードです。4300mmサイズのハッチバックのボデーには、1.6Lターボ(205ps)のGTと、1.2Lターボ(132ps)のGTラインの2グレード。そして4600mm級のワゴンボデーを持つスポーツスアラーには1.6Lターボ(205ps)のGTの1グレードが設定されています。

  ちょっと個性的なのが、カラーの少なさ。ゴルフは8色、308は6色が用意されていますが、メガーヌはたったの3色だけ。GTラインはわずかに2色です。迎え撃つ日本勢もプリウス9、オーリス8、アクセラ8、インプレッサ7と中型車にしては豊富に用意されています。GTラインの2色はホワイトと「ブルーベルリン」という緑に近いメタリックになっていて、これに近い色を用意しているのはアクセラのみ。厳選した2色に在庫車を集中させて、センスで売り切ってロスを減らすという極端な戦略で「地獄」の日本市場を乗り切る構えですねー。

  もちろん「価格のベンチマーク」も狙いがはっきりしていて、132psのGTライン(263万円)は、ゴルフハイライン(325万円)と出力は同等で、ミッションも最新のゲトラグ製7DCTは、ゴルフGTI&Rに使われるスペックの湿式クラッチ仕様にアップデートされています。ゴルフトレンドライン(249万円)やプジョー308(279万円)との比較でも十分に競争力が確保されています。そしておそらく来年には、メガーヌ・ゼンが240万円程度で登場するはずで、プリウス(242万円〜)を意識した設定になるのでは!?

  上級モデルのGTは、先代のスカイラインが採用していた4輪操舵システムを「4コントロール」として盛り込んできました。FF車に4輪操舵を使うのは4800mm級のタリスマンの回転半径をFR車並みに縮めるために開発されたと思われます。本来ならばカムリ、アコード、アテンザに採用されるべき技術なんですけども、ルノーに先を越されました。日本メーカーに先んじて合理的な機構を使ってくる「攻め」の姿勢で、日本市場に風穴をあけるか!?

  334万円のハッチバックGTは、ゴルフGTIに関心があるユーザーを横取りするでしょうし、プリウスの上級モデル(Aプレミアム)を考えているユーザーにも、内装の充実度で訴求できそうです。そして354万円のワゴンGTは、レヴォーグ1.6STI(356万円)を意識しているようです。レヴォーグはAWDですけども、2.0のスポーツAWDとは違い、1.6はオンデマンドなので、これはほぼFF状態で走っているモデルです。ボルボV40(FF)とのダッシュ対決で完敗するなど、AWDとは名ばかりの存在。このレヴォーグが売れている日本市場なら付け入る隙があるんじゃないでしょうかー・・・そんなに甘くはないとは思いますけど。


最新投稿まとめブログ



2017年9月24日日曜日

マツダCX8「期待の3列も強敵が多い!?」



マツダの新しい戦い

 いよいよマツダから話題の6/7人乗りプレミアムSUV「CX8」が登場しました。マツダにとっては久々の3列シート車の登場で、ここ数年の間にマツダに興味を持ってくれたユーザーとはやや違った客層にマツダ・クオリティは通用するか!?

  2012年のデザインコンセプト転換から、従来の輸入車ユーザーから熱視線を受けるようになったみたいですが、果たして今度は輸入車ユーザーとは違って「本物の良さがわかっている」トヨタユーザーの注目を集めることができるでしょうか!? 輸入ブランドから乗り換えが多く出たから、トヨタからはもっとごっそりと客がゲットできる!!とマツダが軽く考えていたらおそらくビアンテの二の舞におわるだろうな・・・と思っていましたが、なんかやたらと気合が入ってますね。

  ビアンテの時は、トーションビームのエスティマに対して、マルチリンク装備を謳っていましたけど、ディーラーの人もその説明は全くユーザーには通じず、結局は値引き勝負してた・・・と当時の「自虐」を語ってました。上級のサスを贅沢に使っているのに「なんでエスティマよりも安くなるんだ!?」って話なわけです。

  それから10年が経過し、時代もすっかり変わりました。TNGA車を次々と生み出しているトヨタのモリゾー社長は「トヨタの開発車には、トーションビームは使わない!!」という方針を打ち出したとか。TNGAでトヨタがマツダが信念で使ってきたマルチリンクに匹敵するダブルウィッシュボーンを使い、マツダの設計を踏襲した!?わけではなく、従来の欧州向けトヨタ車に使っていたDWBがTNGAに採用されたようです。

『マツダ方式』が市場を覆っているが・・・


  トヨタがゴルフに対抗するために欧州カローラの初代モデル(カローラランクス)に採用したDWBは、当時欧州で人気だったシビックのアイディアをパクったらしい。世界のCセグでも早い時期から高性能車向け装備だった4輪独立懸架を世界へと拡大しのが、ホンダ、マツダ、スバルなどバブル期の日本で二流だったメーカーで、2003年の5代目VWゴルフもその流れに対抗できずに、日本式Cセグの設計をパクリます。

  マツダが信じた方法がトヨタでもVWでも使われるようになった!!アルファードもハリアーもカムリも、マツダのファミリア/アクセラ基準のサス設計になった・・・わけですが、マツダはその先行者利益を十分に生かすことができるのか!?現行のGJアテンザの時も、ニューモデルマガジンX(西川淳さんなど)にこれ見よがしにサスやダンパーの出来栄えをイジられてなー。まるでマツダ開発陣を挑発するかのように。


カーメディアは「エアサスないの!?」って騒ぐはず

  なんで3列シートでSUVなのに「足回り」の話ばかりなのかっていうと、おそらくベストカーもニューモデルマガジンXもここを突いてくるでしょうから。「なんでマツダはCX8にエアサスを組まなかったのか!?」ってのが素人目にも気になる点です・・・。高級SUVといったら「エアサス」。セダンよりもゆったりとストロークが取れるので、エアサス&可変サスを組み込むことで、クルマの可能性が大きく向上する!!これがSUVの「たった一つ」の正当性を主張できる根拠です。

  SUVというスタイルを選んだ!!しかも本格クロカンのようにラダーフレームを組まずに、オンロード専用ともいえる「モノコック」設計。見た目はクロカン、走行性能は普通乗用車と同じ。しかも重心が高いですから、限界性能は低いし、空気抵抗係数(cd値)も高い。当然に車体重量も大きくエコでもなんでもない。キャビンスペースを評価するならミニバンの方がよっぽど・・・。

  そんな懐疑的な論調が多い中で唯一「SUVにはラグジュアリーな素養がある!!」と信じたランドローバーだけが正確に未来を予知していた!?BMW、メルセデス、ポルシェ(アウディ)が動く!!「エアサスこそがSUVのモダンライフを切り開く」それは決して911やGT-Rのような普遍的なロマンではないかもしれないけども、欧州が!!しかも英国が!!トヨタやホンダよりも合理的に未来のクルマを創造した瞬間だった!!そして、ドイツメーカーみたいに他国の文化をガツガツとパクるのだけがクルマ作りではないって思うよ。


諌山さんの言葉は重かった!!

発表会の時の諌山さん(チーフデザイナー)の目は完全にイっていた!!このCX8はマツダのステージを確実に一歩引き上げる!!マツダは決して悪あがきはしていない!!世界のどこよりも豊かに生活してきた日本だから、自信を持って提供できるラグジュアリーな空間だ!!とでも言いたそうな流暢すぎる主張に痺れました・・・。Lパケに装備されるという「リアルウッド」のインパネ。英国や北欧の伝統的な素材ですが、日本も世界に誇る『木材文化』を持ってます。

英国の名門ウイスキーブランド・シーバスリーガルも、日本に原生するミズナラを使ったビンテージのブレンディッドを作ってます。エアサスはパクらなかったけど、リアルウッドは採用しました!!エアサス装備のかっこいいSUVが欲しければ、ランドローバーのレンジローバー・ヴェラールでも買えばいい!!イギリスのジャガー&ランドローバーと日本のマツダ。今では世界の二大デザインブランドと言っていいくらいに輝いています!!

  おそらくマツダが狙った高級SUVイメージそのままのCX8「AWD・Lパケ」は419万円だそうです。自称・雪道1000kmのK沢さんが「世界一の安定走行!!」と太鼓判を押したCX5由来のAWD技術と、リアルウッドに新しい意匠を施したドアトリムや、パナメーラを思い起こすような2列目のコンソールなどなど、これまでの『Lパケ』をさらに突き抜けたラグジュアリーな質感を追求した『Lパケ』で400万円そこそこならとても納得できるんじゃないでしょうか。

チーフデザイナーの諌山さんは自信満々に「マツダとは」「SUVとは」「クルマとは」そしてデザインコンセプトの「エターナル・エッジ」についても、非常に洗練された言葉で説明していました。「お前ら単調な日常に飽き飽きしてないか!?平日は会社と家との往復、たまの休日にディズニーリゾート、東南アジア旅行、国内の温泉。週末に好きなワインディングロード。・・・悪くはないけどさ、それでも何か足りない気がする人に届けたいCX8!!」なるほど・・・長い人生と時間に絶えずエッジを効かせるデザインを追求したそうですよ!!


 


最新投稿まとめブログ






2017年9月15日金曜日

スズキ・スイフトスポーツ 「欧州ワイド版ベース&トルコンATもあり!!」


  
  スイフト・スポーツを指して「スペシャルティカー」と称するのは多少語弊があるかもしれないですけど、『スペシャル』という言葉には、どのブランドにとっても「クルマ好き」を徹底ターゲットにしたモデルを指す熱さがある。自動車技術が日進月歩だった60〜90年代ならば堂々たる『スペシャルティカー』市場が存在したけども(売れないモデルもたくさんあった)、最近ではこのジャンルに参入してくるモデルは激減(絶滅!?)しています。

  スペシャルティカー市場において、商品性を高めることは、そのまま「新たに何を付加したか!?」というストレートな回答になります。とってもわかりやすい市場だからこそ、多くのユーザーを惹きつける!!この市場が活発だったなんていい時代だなー。「このブランドはこれだけの付加価値を持ってます!!」という技術水準を見せつける・・・『スイスポ』はそういう意味では、かつての『ホンダS600』『スバル1000』に触発されて『toyota2000GT』『コスモスポーツ』『いすゞ117クーペ』などが作られた60年代の空気を持ったクルマだと思います。

  本体価格が200万円以下だからといって侮る人も中にはいるでしょう。今となっては「価格」が最も分かりやすい基準なのかもしれません。しかし1200万円もする某輸入メーカーのスポーツモデルは、北米では550万円くらいで買えたりします。まあ価格ってそんなもんですよ。特に右ハンドルの日本価格なんてのは、価格をわざと高く設定し誤認させる!!なんて手法が取られています。マスタングの並行輸入で右ハンと左ハンでは全然価格が違うじゃん!!

  スイスポに関しては価格ではなくて、スズキが開発に費やした想いを、どれだけ推し量れるかが大事だと思います。最もスイスポに限った話ではないですけども。その想いを具体化するならば、スイスポにどのような独自技術が使われ、他のモデルとどのように差別化が計られていて、世界の複数の市場でどのように評価されているか!?これを総合的に判断する必要がありますが、余計なことを言うと、日本のカーメディアはしばしば情報を捻じ曲げるんですよ!!これが健全なクルマ文化の成長を阻害しているのでは!?

  「Bセグ」という決められた枠組みの中で、日本でもドイツでもイギリスでもライバルと比べて全く引けを取らないクルマであり続けることが、スズキが「スイフト=スポーツ」を作り続ける意味だと思います。ドイツ人に「スイスポはポロGTIを超えている!!」とまで言わせることができるブランドはスズキの他にどこがあるのか!?かつては日産、スバル、三菱、マツダ、ホンダが評価されてましたけど、スバル以外の4ブランドは主力の「スペシャル」なモデルが生産中止になったり、スーパースポーツ化してしまったり・・・。

  ドイツ人が200万円足らずの非ドイツ車を見て、悲壮感すら漂う想いに苛まれることが、スイフトスポーツ以外であり得るのか!? フィエスタ見ても、MINIを見てもなんとも思わないドイツ人が完全に撃ち抜かれたのが先代のスイフトスポーツでした。ドイツの雑誌でも軒並みランキングで上位に!!例えば「ハンドリングが楽しいライトウエイト」とか。非ドイツ車で登場するのはマツダロードスター、トヨタ86、スイスポ。5ドアの市販車ベースで登場する意義は大きいですよね!!

  「スイスポ」「WRX」「タイプR」が日本三大スペシャルティカーと言っていいかも。今年はこのうちの2台がFMCで、WRXは再び限定モデルのS208も発売。メモリアル・イヤーです。価格帯も200万円、350万円、450万円と適度のばらけていて、それぞれに目指している「世界観」も別!? 中には3台とも持ってます!!っていうJPスポーツ大好きな人もいるんじゃないでしょうか。近所の足はスイスポ。雨や雪の日はWRX。長距離ドライブはタイプR。そんな使い分けを楽しむ「MTライフ」を目指すのも良さそうです。

  実際に自宅、仕事場、隠れ家(別荘)を行き来するならランボルギーニよりもJPスポーツが都合が良さそう。駐車場を選ばないし、多少込み入った道でも入っていけるし。華麗に不倫とかしたい人は輸入車に乗ればいいさ。別に輸入車を選ぶ人が女性の価値観にすり寄っている!!なんて言ってないですよ。ただし型落ちのドイツサルーンじゃ・・・。

  FFベース車を生産するスズキ、ホンダ、スバルが謳歌する市場を狙っているのが、NISMOで特にノートNISMO・SとマーチNISMO・Sは、1.6L自然吸気にMTを組み合わせたスイスポキラーです。NISMOは格安のオプションでシートまで本格派なので、スイスポよりも魅力的に映るかも。そんなNISMO勢を意識したのかどうかわかりませんが、新型スイスポでは、欧州ボデーを使いつつも車重を1000kg未満に抑え込んだようです。NISMOだとノートもマーチも1100~1200kgくらいを目安に仕上げられているので、ライバルとの差別化の切り札は「軽量化」にあるようです。早く乗りたいなー。


最新投稿まとめブログ

  

2017年9月8日金曜日

アウディA5 「フォーシルバーリングス復活の予感!?」

クルマであれこれ考えたくない人向け!?

  「クルマなんてなんでもいい」・・・って言うのは簡単ですけども、現実に当てはめると色々と障害があります。「なんでその服を買ったの!?」って言われたら、もう着なきゃいいだけの話ですけども、「なんでそのクルマに乗ってるの!?」って言われたらキツイなー。

  失礼を承知で書きますけど、軽自動車やBセグコンパクトカーなら「高速道路で危ないじゃん!!近所を走るための老人のクルマかよ!!」ってなりますし、ビルトインガレージもないのに高級車や高級スポーツカーを選ぶのもなんか違う気がする。家族がたくさんいるなら3列シートなんでしょうけどもね・・・。あとはSUVくらいですけども、これはなんだか周りに流されているようで、一番「なんでそのクルマ?」の一言が強烈に刺さりそう。C-HRとか・・・。

  『プリウス』と発売されたばかりの2代目『リーフ』。合理性の名の下に、両雄が理想を追求した2台なんでしょうけども、なんだか巨大資本の戦略にそのまま乗っかってしまっている感が・・・。新型リーフみたいに「欧州のプレミアムセグメントと同等の静粛性!!」とか追求されちゃうと、いよいよ他のブランドを選ぶ理由がなかなか見つからなくなってくるのかも。

  トヨタや日産の『本気』に対して、全く負けていない上に「独自の世界観」で中型車を作っているブランドってどれだけあるんだろう!?・・・頭に浮かぶのはドイツの4つと日本の3つ。ジャガーとかアルファロメオはまだまだ供給体制に問題がある!? トヨタ&日産以外で実質的に選べる7つのドイツ・日本のブランドの中で、最も堅実に煮詰められたクルマが・・・このアウディA5なんじゃないですか!?



やっぱり(中国で強い)アウディは凄い!!

  民進党の美人な幹事長と不倫できてしまうくらい凄い!!(年下弁護士の愛車がA4アバントでした) この一件とは全く関係ないですけども、2000年頃にアウディの先進イメージに引き寄せられて以降、次第に距離を置いていたアウディへの気持ちが、ごくごく最近になって戻ってきたかも。日本での販売はかなり下り坂になっているようですが、やはり中国市場で驚異的な躍進を果たしVWグループの利益を一手に稼ぐ出すようになったアウディですから、地力が違う!!という気がするんです。

  日本ではメルセデス、レクサス、BMWの後塵を拝していますが、中国では圧勝!!「そんなクルマいらねー」って人もいるかもしれないですが、もはや中国市場で評価されているブランドが世界の自動車産業を牽引している!!ってのはクルマ好きにとっては否定できない事実。アウディ以外にも、ヒュンダイ、シトロエン、マツダなどの躍進が目立ちます(マツダは日本で売れなくても前年実績を上回っています!!)。

  残念ながら日本に正規導入されていないのでその実力は未知数ですが、北米ではビッグサルーン市場で確実に台頭しているヒュンダイ(ジェネシスブランドでアウディを猛追)。そして中国資本を導入して一気にモデルを入れ替えてきたシトロエンは、日本でもスマッシュヒットを飛ばすクルマが増えてきました(7月は前年比200%を記録)。マツダも右肩上がりの中国市場を背景に、技術的アドバンテージを増やすことに躍起です。

  ランボルギーニやマクラーレンも中国市場からの熱視線を受けやすい「ニュル」でのパフォーマンスにこだわっているようです。VWやホンダ、それからアメリカの新興スーパーカーブランドまで、とにかく中国及び世界の富裕層・中産階級の目に留まる売り方を目指して、単なるディーラー網でのアプローチではなくて、「タイムアタック」によるマーケティングがこれからもっと本格化してきそうな予感です。

いいクルマは中国から生まれる!?

  日本市場の比じゃないくらいたくさんのモデルが販売されている中国市場です。中国人のクルマ好きは果たして現行市販モデルを全て認識できているのだろうか?ってくらいです。中国市場ではBMW5シリーズなどの人気モデルは先代モデルがノックダウンで併売されています。しかも直3/直4/直6/V8/V12ターボだけでなく、どこから出てきたのかわかりませんがV6ターボ搭載モデルってのもあります(BMWの正規ライセンスを持つブリリアンスが製造しています)。

  マツダ6(アテンザ)のライバルは、長安汽車がノックダウン生産する初代、二代目のマツダ6です。さらに第一汽車のラグジュアリーブランドである「紅旗」からもマツダ6ベースのラグジュアリーセダンが・・・。なかなかカオスな状況です。プジョー406/407を名乗るクルマもありますし、シトロエンの『DS』ブランドもさらにたくさんのクルマが用意されています。よく探せば初代〜6代目までのゴルフが全て売ってるかも。E90はありそうですし、E46、E36もあるんじゃないか?

  日本やドイツがこの20年余りの間に生み出してきた名車がことごとくライセンス保存されている中国市場。ポルシェのそっくりモデルがあったぐらいで騒ぐなんて!!トヨタは『プリウス』を、日産は『リーフ』を、いよいよ中国での現地生産で大量投入する予定だそうですが、中国ナンバー1ブランドのVWと、それを支えるアウディにとっては、1000万台生産を競う直接のライバルの襲来に備えて万全の体制で待ち構えているはず。逆に新型アウディA5にFFモデル追加で実質的に500万円くらいまで値下げして、プリウスのシェアを奪う姿勢すら見せています。

  もう日本市場の不景気になれきった庶民感覚では、ちょっと判断しかねる状況ですが、グローバルでの中型量販車のトップシェア対決が、アウディA5と新型リーフの登場で開始されました!!果たして完全アウェーの日本市場で、アウディ最強の美形モデルの販売はどう推移するか楽しみです。


最新投稿まとめブログ
 

2017年9月3日日曜日

スズキSX4Sクロス 「日本メーカーのAWD&ターボの価値」



  目下のところ欧州全域で大ブレーク中のスズキです。とうとう最新の月間販売台数では、伝統的に欧州に強いあのマツダを追い越すまでに成長しました!!ちなみに日本メーカーの欧州シェアは1位トヨタ&レクサス 2位日産 3位スズキ 4位マツダ 5位ホンダ 6位三菱・・・アメリカバカ売れのスバルはあまり台数が出ていません(現地生産拠点なし)。

  ガチガチの自動車関税が日本EUのEPA合意で緩和される見通しですが、欧州に生産拠点を持つトヨタ、日産、スズキ、ホンダに対して、全量をアジア/メキシコの拠点から輸出するマツダにはちょっと苦しい展開のようです。

  欧州市場でシェアが伸びている日本メーカーってのは大抵は原動力になっているヒットモデルが存在します。中国やアメリカとは違って、日本車を買うような西寄りの成熟気味の欧州のように、完全に飽和気味の市場に亀裂を入れるだけの革新的なモデルを作るメーカーだけが、国策に保護されるドイツ系、フランス系、イタリア系のグループの間に割って入ることができるようです。

  トヨタの原動力は「4代目プリウス」で、いよいよタクシーとしての圧倒的な燃費性能と静粛性・走行性能の向上を欧州各国が認めた格好になっています。日産はジュークとキャッシュカイ(エクストレイル)の2つのSUVが欧州の各カーメディアで「最高のSUV」との評価を受けています。欧州にSUVブームを作ったのは日産。エクストレイルは日本でもそこそこ売れていますけど、欧州ではSUVの『金字塔』みたいな扱いになっています。VWにゴルフがあるなら、日産にはエクストレイルがある!!と言っていいくらいの存在なんですけども、日本のカーメディアは日産には冷たいですねー。

  大躍進中(前年比15%増)のスズキを牽引するのが、この「SX4・Sクロス」です。一見どこのメーカーでも作っていそうな手頃なサイズのSUVにしか見えないのですけども、中身がすごいです。スズキの「良さ」がこれでもか!!というくらいに詰まった傑作です。こんなクルマを持って来られたら欧州の全てのメーカーはもうお手上げ・・・。

  何が凄いのか!? もともと出せば売れる状況ではある『小型SUV』のパッケージに、雪国日本で長年クルマを作り続けてきたスズキ渾身の『AWD技術』が注ぎ込まれています。もうすでにこの時点で欧州メーカーからしてみたら『反則』くらいの脅威です。なにせ日本製AWDの人気は凄まじいものがあり、スイスでは1.6L&AWDのインプレッサが同クラスのBMWやメルセデスよりも数段高価な500万円で飛ぶように売れています。そのスバルの水平対抗AWDにも全く負けていないスズキの横置きAWD。

  余談ですが、たまにスバルの熱狂的なマニアがスバル車のAWD性能のすごさを示した海外動画などを根拠に語ったりしていますが、AWD技術に関しては欧州ブランドが相手だったら余裕で勝つのは日本メーカーとして当たり前だと思うんですけどねー。メルセデスやBMWより優れている!!からとアホみたいに喜んでますけど、・・・まあスバル好きの視野の狭さはちょっとヤバいですからねー。

↓クルマを知らないスバリストの投稿動画!!これは恥ずかしい!!スバルのAWDにも種類があるけどわかってるのか!?(そもそも相手には日産、マツダ、スズキを出せ!!)

  ちなみにスズキには「縦置きフルタイムAWD」、「縦置き直結AWD」、「横置きオンデマンドAWD」の3種類が用意されています。スバルも4種類が実用化されていますが、これだけ複数のシステムを用意するメーカーはおそらく、欧州ではアウディとポルシェくらいしかないです。メルセデス、BMW、VW(ゴルフRのみ)、ボルボ、フォードは外注された「汎用システム」で済ましているくらいです。

  AWDシステム以外に特筆すべきは、スズキの小型エンジン製造技術と、小型車用横置きミッションの完成度の高さでしょうか。1,2〜1.6Lクラスのエンジンを作らせればおそらく世界最強!!マツダも日産もホンダも全く寄せ付けないくらいに気の利いたユニットを作ります。新型スイフトがHV化して、せっかくのスズキの自然吸気エンジンの良さが失われる!?・・・とちょっと暗い気持ちになるくらい。それくらいに「ぜひ残して欲しいエンジン」ってヤツです。小型車用のマラネロ(ちなみにミッション開発で手を組んでいるエンジニアリングメーカーはフェラーリ御用達)。

  このクルマのユニットもターボ化されます。一抹の懸念もあるのですが、軽自動車用ユニットで長年IHIと二人三脚でターボユニットを作ってきた実績もありますし、今ではそのエンジンがイギリスのレーシング専門ブランドのケータハムに供給されるほど。ちなみに英国に今も残るレーシングブランドの多くは、マツダ、日産、スズキが設計したユニットを搭載しています。中にはトヨタ製ユニットを使うロータスという変わり種もありますが。

   このクルマは、デザインが少々物議を醸しているみたいですが、そこにしか喰いつけない「クルマを知らない人々」は放っておくしかないですねー(自動車評論家のS水草とか・・・)。ハンガリーにあるマジャールスズキ製造のこの『SX4-Sクロス」ですが、確かにB◯Wっぽいフェイスリフトとして話題になっています。AWDが安く買える日本だと「便乗商法」とか言われちゃうかもしれないですが、ドイツでは23300ユーロ〜というBセグメントとしては高めの価格設定でも上で述べた通りに大人気となっています。ちなみにBMW1erが24500ユーロ〜、VWゴルフは17850ユーロ〜、VWポロは12900ユーロ〜ですから、ドイツではAWDというだけで価格設定が全く別というくらいに高価です。BMWの価格表見てもXドライブは異様に高い。

  このSX4Sクロスがどうやら似ていると話題の某ドイツブランドのモデルと、駆動方式の違いこそあれども、ドイツではほぼ同等の価格で販売しているなど、スズキの日本におけるイメージとはだいぶ違っています。ドイツでは高級ブランドとまでは行かないものの、VWやシュコダよりも上級の扱いになっていて、先代のスイフト=スポーツなどは、屈指のスポーツフィールを持つモデルとして、カーメディアは高く評価していました。簡単に言ってしまうとスズキとVWの立場は日本とドイツではまるで逆です。

  「スズキの良さが語れないヤツはクルマ好きとして失格」・・・まあだいたいスズキなんて興味ねー!!とか言っている輸入車好きってのは、VWやBMWの良さすら何もわかってなかったりするんですよね。スズキは何らかの形でクルマ好きなら一度は経験して置くべきメーカーだと思いますね。SX4Sクロス以外にもスイフトスポーツ、ジムニー、アルトワークス、エスクードなど、世界的な実力を持ったクルマが実は一番多いブランドですから。


最新投稿まとめブログ

↓スズキはカルバン・クラインと相性いいかも。オシャレで実用的なブランド。

  
  

2017年8月18日金曜日

アルファロメオ・ジュリア 『いよいよ日本発売・446万円〜』

  もう1年以上も前からアナウンスがされていたので、まだ発売されてなかったのかー!!・・・なんて呑気な人はいないですよね。他のクルマに脇目も振らずに、一心に待ち望んでいた!!アルファロメオが本当の意味で復活する!!ミ○とかジュ○エッタとか誤魔化しの奥様向けアルファはもううんざりだー!!・・・と156に乗り続けていた人もいるはず。

  残念ながらアルファロメオも本国イタリアではディーゼル疑獄事件に連座していて、なんとディーゼルモデルの日本導入は見送られたようです!!どーやら色々とアウトらしい!!まあでもVWと違って、そもそも存在自体がセーフかアウトか不明なアルファロメオですから、そんなことがあってもなんらファンの気持ちが離れることはないはず。とにかくお行儀の良さだけを誇る日本ブランドに辟易しているクルマ好きが吸い寄せられるブランドです。裏を返せばマツダや日産に少々がっかりしている人々が・・・。

  日本価格もノーマル446万円、スーパー543万円、ヴェローチェ597万円と決まったようです。さあア○ンザとかシ○ックとかカ○リとか凡庸なセダンを買うのはバカバカしいなーと思っているならアルファロメオ・ディーラーへ行ってみたらどーでしょうか。510psの馬鹿エンスーモデルに仕上がっているという『クワドリフォリオ』に注目が集まりますけども、2Lガソリンターボのモデルにもなかなか『らしさ』があって楽しめるクルマになってると思いますよ!!ちなみにスペックはノーマルとスーパーが200ps(FRのみ)で、ヴェローチェが280ps(AWDのみ)。

  某海外メディアの報道によると、乾燥重量は1300kg~1400kg台とのことで、このサイズのFRセダンとしてはかなりの軽量設計ですから、ちょっと大きい『シルビア』と『ランエボ』みたい車が同時に出てきた!!と言っていいかも。そしてクワドリフォリオは『GR-R』。しかも載ってるFCAの2Lターボは、日本でのエボ復活を期待する輩が望む『4B11』と基本設計が同じエンジンで、いわゆる三菱・ヒュンダイ・クライスラーの『GEMA』(4B11)をさらに改良してスクエアからショートストローク化した『タイガーシャーク』と呼ばれるユニットです。

  特にオプションがたくさん付いてそこそこの価格に設定された『ファーストエディション』といった販売ではなく、最初からカタログモデルでの販売になるようです。ちなみにクワドリフォリオの納車は、よほど大きなディーラーでないと見込みでは入っていないようで、ほぼ受注生産になるようです。てっきりメルセデスAMGの『45シリーズ』のような物量作戦を仕掛けてくるのか!?と思ってたのですが、丹念に1台1台を塗装からオーダーメイドで入れていくとのことです。まだまだあらゆる面でメルセデスとは大違いなアルファロメオですねー。

  価格に関しては一時は300万円台を検討する!!みたいな報道もあったので期待したのですが、やはり450万円を下回る妥当な価格設定になりました。ジュリエッタとの価格差を考えればこれがギリギリの設定ではあります。・・・が冷静に考えるとこのクルマ結構すごい!! 本国生産で(現状では)フラッグシップで、三菱ライセンスの直噴ターボが搭載され、しかもショートストローク!!、さらに多段式トルコンAT(ZF-8HP)が装備され、90年代アルファの象徴であるフロント-ダブルウィッシュボーンが復活、そしてサイズもジャガーXEに近似するサイズ。後席のレイアウトもそこまで窮屈ではなさそう。なかなか無敵な設計なんです!!

  ・・・等々のことを考えると、ジャガーXE・pure(489万円)を50万円近く下回ったのは好感が持てます(しかもジュリアはフラッグシップだ!!)。もちろん取得コストを考えるとBMW320iの方が安く抑えられるかもしれませんが、3erはストラットですし、ターボエンジンのピークも低く、なんら外部的な要因がなければ下取りもだいぶ安くなりそうです。もちろんMT車希望というなら話は別ですが・・・ちなみにジュリアはクワドリフォリオとヴェローチェのみ左ハンドルのMTがあるようです(日本にも導入)。右ハンドル車は全てATのみになるとか。

  ちなみに『アルファ版のエボ』となるヴェローチェのMTは、ランエボにDCTを供給したことでも知られる独ゲトラク製が使われます。ちなみに510psのクワドリフォリオのMTは、ゲトラグの限界を超えた!?ようでZF製(アストンマーティン・ヴェンテージのMTと同じ)のようです。主な外観上の違いはマフラ2本出し&19インチ専用ホイールです。なんと言ってもアルファロメオ初のAWDですが・・・お察しの通りマセラティのギブリ、クワトロポルテに設定されているシステムの『お下がり』です。しかしギブリS・Q4は1164万円、クワトロポルテS・Q4は1509万円の『ガチ』高級車ですから、それと同じシステムが597万円は相当なお買い得感がありますねー。買うとしたらヴェローチェか!?

  マセラティ&アルファロメオの『Q4』システムですが、基本的にはFRベースのオンデマンドAWDですが、F:R=0:100が最大で60:40まで動くタイプのようです。その意図は定かではないですが、BMW縦置きの『Xドライブ』やメルセデス縦置きの『4マティック』が0:100から50:50までの可変領域しかないのを踏まえ、それをエンジニアリング的に超越した存在にしよう!!という意地があったのかな?とにかくドイツブランドへの対抗心が強いようですね。

  そもそも『ヴェローチェ』の試乗車が入るのか? AWDはとにかく試乗しないことには何も始まらないですから・・・。レヴォーグ2.0TとWRX・S4に搭載されたFR的な走りをするスバルの新企画のAWDシステムは、街中を流すだけではなかなか伝わらないので、サービスマンがわざわざ交通量の少ないルートへ案内してくれて、とにかく踏んでみてー!!とか言ってましたねー。確かにブレない!!けどちょっとヌルいと感じる人もいるかも(あくまでスバルの話です)。

  走りにこだわるブランドらしく、捨てグレード一切なし!!ディーゼルが導入できないことで、一層ラインナップが引き締まった感があります。『シルビア』『ランエボ』『GT-R』・・・日本のクルマ好きが鼻血出しそうなエッセンスが詰まったモデルだと思います。これは売れるといいですねー。日本車大好きな私ですが、シビック買うくらいなら断然こっちかも!!って気がします。GHアテンザやV36スカイラインから乗り換えるモデルが見当たらないエンスー派にとっても『スーパー』や『ヴェローチェ』でも十分に魅力的ですよー!!



最新投稿まとめブログ


  

  

2017年8月13日日曜日

ジャガー・Eペース 「なんかスゲーのがでてきたぞ!!」

 

  世界で最初にクルマを空に飛ばしそうなブランド・・・ジャガー。新興国マネーと世界中のサプライヤーが『クルマ愛』を掲げて協力した結果、世界の主要市場ではジャガーのなかなかキャラが濃いマシンがそこそこ手頃な価格で買えるようになってきました。『BMWを安く互換する』という戦略を超えて、上級モデル(FタイプSVR)では『元気のないポルシェに蹴りを喰らわす!!』くらいの意気込みすら感じられます。

  突然のアナウンスで日本でも販売が開始された万能中型SUV『Eペース』ですが、これがかなりスポーティなユニットが載っていてなんと450万円!!。ちょっと昔にマツダシャシーを使った『Xタイプ』(400万円 )というセダンがそこそこ売れましたけど、それすら上回る勢いのコスパを発揮してます。FFとなってさらに実用的になって日本市場のBMWを牽引することが期待されるX1と比べても相当にお買い得です。(エクステリアはX1の方が凛々しい気がしますが)

  昨日の夕刻に近所で見ましたー!!まだ配車されていないのかもしれないけど、あれは紛れもなくジャガーのフロントマスクでした!!マカンでもアウディQ3でもQ5でもなくマツダCX5でもなかった!!(薄暗いとちょっと見分けがつきづらいくらいにコイツら似てる) まだ実際にじっくり見たこともないのだけども、車幅が1980mmという「ムチムチ」であろうボデー・・・確かに肉感的なフォルムだった!! 全長は4300mmほどで、4人フル乗車用というよりは、前席だけを使うクーペ的な感覚のSUVです。日本では規格外の、ど迫力の車幅ですから、それでも4500mm級のCX5やエクストレイルと並んでも相当立派に見えるはず。もうこれだけでただものじゃない。

  搭載されているエンジンはいずれもディーゼル(180ps)とガソリンターボ(250ps、300ps)という直4ターボながらもなかなかハイスペックなものが用意されていますが、車重も1800kg超でなかなかのヘビー級です。同じグループのランドローバーとジャガーが押し進めるのが、『レイヤー的』なグレード展開です。ランドローバーからはレンジローバー・ヴェラールが発売になり、ジャガーからはEペースがほぼ同時のリリースになりましたが、簡単に言ってしまうと、ジャガーの『Fペース』(J&L・iQプラットフォーム)をランドローバーに移管したのがヴェラールで、レンジローバー・イヴォーグ/ディスコスポーツのシャシー(J&L・D8プラットフォーム)をジャガーに移管したのが、このEペースです。

  ジャガーはフォードから貰ったXJ/XF用のサルーン用プラットフォームと、Fタイプに新たに採用したスポーツカー用の2種類の専用設計シャシーを持ち、ランドローバーも伝統のラダーフレームシャシーと、ポルシェカイエンに対抗するために作られたレンジローバー・スポーツに使うモノコックのシャシーの2種類を持ち、その下に共通のシャシーを2つ抱えています。XEから導入されたFRシャシーと、レンジローバー・イヴォーグから使われるFFベースのAWDシャシーです。

  BMWブランド全体で4種類のシャシーしかないのに、その半分以下の販売台数しか持たないジャガー&ランドローバーが6つもシャシーを持っているのか!!なんだこの効率の悪そうな・・・と思うんですが、ボトムグレードを担当するFFシャシーが、あのマツダがスカイアクティブ以前に使っていた設計、つまり2000年代に欧州でマツダの名前を広めつつ、VWゴルフの最大の対立候補にまで成長したフォード・フォーカスの設計を使っています。BMWのボトムはご存知のMINIシャシーですから、X1よりもEペースの方が格が上か!?

  イヴォーグ譲り、マツダ&フォードで大成功を収めてきたシャシーなので、新型モデルでもなんじゃこりゃ!?ってこともないでしょうし、MINIシャシーのX1よりも断然に懐の深い乗り味が出せるはず。X1は450万円の価値はない!!とか輸入車好きのカーメディアからも厳しい評価を受けてましたが、確かにBMWらしいフラットな乗り味が犠牲になってるとはっきり感じます。(トラクションにも問題あり!?)

  ややボッタくり価格のX1はともかく、ややお買い得なレクサスNXや、さらにトヨタ・ハリアーに新しく設定されたターボの上級モデルも軽く喰ってしまう感じが・・・。7月に発表済みなのにまだ動画も上がってないし、カーメディアにも出てこない・・・8月6日発売のティーポにも、8月10日発売のベストカーにも出てこないなんてちょっと異常事態じゃないですか!?これはEペースのあまりのコスパに某メーカーが(もしかしらた複数のメーカーが)圧力をかけているのではないか・・・。ジャガー頑張れ!!(ディーゼルは大丈夫か!?)


最新投稿まとめブログ


  

2017年7月30日日曜日

ホンダ・シビック 「価格装備発表・・・間違いなく絶妙!!」

  いよいよシビックの日本価格が発表になりました。おおよそ予想通りでシビックセダンは1グレードのみの265万円です。ちょっと高級に乗りたい人にはレザー&パワーシート(運・助)と17インチホイールの『セットオプション』で25万円。エクステリアその他のオプションを無視すれば、とりあえず乗り出し300万円くらいには収めています。

  300万円といえばメルセデス、BMW、アウディ、ボルボといった日本で根強い人気を誇るプレミアムブランドがCセグのベースグレードを並べている『カルテル』な価格帯となっていて、そのグループにかなり興味がありそうなマツダ・アクセラは、最上級の2.2Lディーゼル・Lパケ(レザー)というスペシャルパッケージをその価格帯にぶつけています。インプレッサG4も最上級の『AWDの2.0i-Sアイサイト』にレザーオプションを組み込めばそれくらいの価格になります。

  日本車のCセグなら250万円以下に収めろ(ゴルフだって249万円)!!ちょっと高いんじゃねーの!?という意見もあるでしょうが、誤解を恐れずに言い切ってしまうと、シビックセダンは最初から300~350万円を狙った企画みたいです。250万円以下で欲しいユーザーを切り捨てる!!という潔さ。欧州で売っている1.0Lターボを持ち込めばさらなる廉価モデルも可能なんですけども、日本では一定のステータスを保つ戦略のようです。そんなことしても売れなかったら終わりじゃん・・・いやいやこれが中々戦略的です。

  例えば『アクセラXD・Lパケ』の40kgmトルクの加速や経済性は確かに魅力的ではありますけども、このクルマの最大の弱点は、上級モデルのアテンザと同じ方向性で作られていること。マツダにとっては300万円以上出せるユーザーには当然にアテンザを買って欲しいですから、このアクセラに少々ケチ臭いことを仕掛けてきます。アクセラのLパケはもちろ標準装備のレザーシートですが、パワーシートは運転席のみで助手席は手動!!これに対してアテンザは運・助ともにパワーシートです。あれ?これダメじゃね?デート車が欲しい人はアテンザを買ってください!!という魂胆が見え見え・・・。

  それに対してシビックは上級のアコードとはしっかり方向性を変えていてユーザー層があまり被らないようになっています。なぜシビックにHVがないのか!?の理由もなんとなく察しがつきます。キャラクターをしっかり変えているから、シビックのレザーオプションには堂々とアコードと同じ助手席パワーシートが装備できる。これ今頃マツダはちょっと青くなってるはず。デート車が欲しい人はアクセラではなくアテンザ、いやシビックをお買い求めください・・・ということになってしまっています。




  シビックの最大の特色は何でしょうか!?動画にはtypeRの試乗動画が多いですねー。いくつか見てみると、サーキットで必死になって走っているジャーナリストの喘ぎ声がキモい・・・。320psのFFモデルの全開走行。それだけでもうレビューする余裕もなくなって、もはや何言ってるかわからない動画も多いです。450万円のtypeRはともかく、シビック=スポーツカーの『偏見』を持ちすぎると、このクルマの良さは見えづらくなっちゃうんじゃないでしょうか。

  そのせいかベースモデルのセダン&ハッチバックに関してもなんかコメントの歯切れが悪い気がします。この人達は『プロ』なのにこの車に何を期待して乗ってんだろ!? とりあえず一通り見ましたけど、ホンダが真面目に作った北米ナンバー1のCセグ車である根拠が伝わってくるものが1つもなかったなー。K口Mなぶ氏などは得意の動画レビューでシビックには『欲しいと思う特別なものは何もない』=『つまらない』とまで評しています。なんだかスーパーカーにでも乗ってきたようなレビューだなー。シビックはあくまでアメリカ人が生活のクルマとして買ってるモデルだけど・・・。

  今時のホンダやスバル、いわゆるアメリカで人気を博しているブランドは、結構ケチをつけられやすい傾向にあります。K口さんの批判をする前に、自分自信もWRX・S4に乗って『つまらないなー』と書いた記憶があります。曲がらねーし、安っぽいし、オートクルーズコントロールなんかにしたら余計つまんねーし・・・ってクルマでした。速いだけ!!いやいやCVTだと特別な制御をしないとフル加速しないというややこしいスバル車。300psもなんだかトヨタの3.5L自然吸気のセダンの少々パンチ不足な加速みたいだった・・・。

  もう一つ余計なことを言うと、スポーツ性や刺激が欲しかったらマツダかポルシェ。ダイレクト感(アナログ感)が欲しかったらVWかBMW。ホンダやスバルのステアリングはなんだか『過保護』な制御があって、ちょっと『思い通り』とは言い難いところがしばしば出てくるんです。あまりクイックな入力は自動でキャンセルする仕組みが入ってる!?もしくはタイヤグリップの不足かもしれないですけど、スピードが上がると、ステアリングと路面がちょっと遠くなる感覚が・・・意図的かもしれないけどあります。

  スバルやホンダがユーザに支持される理由は『安全性』。インプレッサもシビックもこれに関しては確実に保証してくれます(くれているはずです)。このポイントを正当に評価できない人(K口さんのような)には、シビックは非常に高い買い物になるでしょう。・・・しかし最も気の利いた『リーズナブル』なデートカー/エスコートカーを仕立てるならシビックがいいんじゃないですか!?そういうクルマが欲しい人が買うべき!!


最新投稿まとめブログ
↓シビックtypeR 226万円
  

2017年7月17日月曜日

レクサスLS 「もはやセルシオではない・・・」(関係者&購入者は読まないで!!)

 

  5200mmですかー!!とにかくサイズで主張するどっかの国のトレンドにすっかり取り込まれていますが、これはもう仕方ないことかもしれません。プレゼンを行った二人のオッサンはレクサスカンパニーの役員でしょうけど、サラリーマンな雰囲気丸出しです。そしてこのクルマも失礼ですが、サラリーマンが作った『想像の範囲を超えない』凡作じゃないのー・・・なんて気がします。

  『全く新しい』『何にも似ていない』を強調されていましたが、トップダウンのミッションを優秀なサラリーマンが着々と事務的にスケジュールを守って作りましたってことなんでしょうね。もしかしたら私の感覚がおかしいのかもしれませんが、全然欲しいと思わない・・・。これが高級車を半世紀以上作ってきた日本最強メーカーの実力はこんなものなのか!?

  なんかすげー間が悪いんですよね。つい先日に某ドイツメーカーの高級セダンが出たばかりなんですけども、これが『ええー!!』ってくらいに素晴らしいデザインなんですわ。これなら売れるだろうなーと思っていたら、日本での受注が予想をはるかに上回る絶好調なんだって!!このドイツセダンの先代モデルはちょっと冴えなかったですけども、そこからまるで別のクルマ!!っていうくらいの進化を遂げています。



  レクサスの担当者は『パナメーラとは別路線です』とサラリーマンぽく言うでしょうけども、ほぼ同じ価格帯の4ドアのラグジュリーセダンという狭い市場の中で、参戦するモデルも限られているはずなのに、その数少ないライバルにあっさりヤラれてしまってないですか!?トヨタはもっと高度なマーケティングを弄して、狡猾なクルマづくりをしてくるイメージがあったのですが、どーも新型LSはラウンチから躓いてるような気がする!?あの自信がなさそうなドギマギした発表会のプレゼンからも、レクサスの幹部も新型LSがややボヤけていて厳しい立ち位置なのが直感的にわかっているんだろうな・・・。

  

  この2代目セルシオからはたった2世代しか違わないのですが、極めて日本テイストが豊かな格調高いラグジュアリーサルーンが、なんだがスーパーカーを意識したような穴だらけのバンパーを構えるデザインになりました。トヨタの開発者はベントレーなどの高級車なんかよりも、BMWのM専用エアロの方に興味があるのかな!?まるでカーボン成形したような張り出しです。アルミで作っているのに、カーボン素材のように見せかけるデザインは・・・合成皮革のカバンや靴で出歩くみたいなものじゃねーの!?自動車ライターが『いい意味』でバカみたいに多用する『アルカンターラ』も東レが手掛けるイタリアブランドの『合成皮革』ですけどね。

  『高級車』作りなんて素材レベルで暴けば、粗鋼と樹脂の塊みたいなもの。ちょっと前にS下という全く面白くもないのにコネで仕事をたくさんもらう若手ライターが、『メルセデスAクラスの内装は偽物だ!!』とか鬼の首を取ったようなこと言ってましたけど、SクラスやLSだって偽物だらけなんだがなー。

  こんなことを書いていると『庶民が買えないクルマを批判するなんてカッコ悪いぞー」とかいじられたりするものですが、それでもいいから言わせろ!!初代セルシオは日本の自動車産業が世界に放った『芸術』だったんだー!!日本メーカーが手掛けるにはあまりにも不似合いな高級車だったけど、日本的な美を意識したトータルコーディネートは、四半世紀以上がたっても街中で輝いているぞ!!(下劣な改造車は別だが・・・) レガシィツーリングワゴン、スカイラインGT-R、ユーノスロードスターが揃う『花の1989年組』の大将格であり、日本車の魂だったのにー!!初代セルシオがなかったら、その後のフーガもアリストもなかったし・・・。日本のセダンがアメリカ市場を席巻することもなかったんじゃないの!?

  あの格調高いセルシオ&LSが、なんだか中国の高速道路をオラオラで走ってそうなBMWi8!?みたいな品格のカケラもない『成金クルマ』に成り下がってるじゃん。ちょっと失礼ですが、電車で見かけるバブル崩れのクソださい格好してるオッサンが好みそうなゲテモノ感を凝縮したようにしか見えない!!そういうのが好きな世代が作っているんだからしょうがない。初代セルシオとは全く違う世代が作ってんだからさ。どういう意図があるのかわからないけど馬力頼みのV6ターボってさ・・・もう『レクサス第1章』は完全に終わりだな。これからは中国系ブランドとして新たなビジネスを頑張ってくださいませ・・・日本の景色には不要じゃないですか!?。まあ実際に乗れば最高の静粛性に満足できるんでしょうけどね。


最新投稿まとめブログ

  

2017年7月12日水曜日

トヨタ・カムリHV 「セダン復権に異議あり!!」

  「セダンを復活させる」とトヨタが何やら息巻いています。それじゃあこのクルマが売れなかったらセダンは『完全終了』になるのかな!? ちょっと辛辣かもしれないですが、年配のセダンが好きなユーザーに共感してもらおう!!という、これまで通りの「口だけ」で終わりモード!?具体的には何かを仕掛けた痕が見られないのですが・・・。ちょっとアクの強いエクステリアはともかく、カラー7色の設定がどうも渋すぎる気が。若者目線で小綺麗に選ぶなら「ホワイト」「シルバー」の2通り。あとはもうシルバー向けだな・・・。

  まあカローラ店とトヨペット店の併売になって競争が激化するから値引きも頑張ってくれるんじゃないですかね!? 販売目標も2400台/月とかなり強気なので、それなりに勝算があるのだとは思うのですけども、果たしてこのクルマがスバル・レヴォーグ並みの大成功を収めることができるのか!?

  まだ試乗はできないのですけども、トヨタが掲げる「数字」の根拠はどこにあるんだろう!?そもそも一定数の乗り換え需要以外に、他からユーザーを引っ張ってくる要素があるのだろうか!? SUVがブラックホールのようにユーザーを吸い込んでいる中で、やがてその流行もパンクするだろうという目論見なんですかね。クルマ雑誌もしばしば「セダンの復権!!」とか偉そうに題して特集を組んでいますけども、書いている輩の興味はすでにスーパースポーツとかに偏っているせいか、気の利いた応援メッセージがなかなか出てこないです。セダンの良さを伝えられるライターがいないんじゃない!?読んでいてとにかく「セダン愛」を感じないのですよ。

  去年から今年にかけて、メルセデスEクラスとBMW5シリーズというセダンの二大スターが相次いでFMCしました。どちらも率直に『美しくなった』と感じますし、先代に比べればパワートレーンの選択肢も格段に増えました。あとはアメリカ並みに4万5000ドルくらいのリアルな価格で販売してくれれば・・・と思った人は、あと2年くらい待てば買えるチャンスもあるでしょう。実際にアテンザの最上級モデルやスカイラインに400万円以上使うくらいなら、2年待ったらいいと思います。

  Eクラスは足回りなどを大きくバージョンアップさせ、5シリーズはそれほど高価ではない価格帯でPHVを導入してきました。販売台数が右肩さがりだったメルセデス&BMWのEセグを立て直すのに十分な『配慮』をしています!!これだけやったならば堂々と『セダン復権』を宣言してもいいんじゃないか!?とは思うのですが、両陣営共に日本市場の購買力を完全に見くびっているようで、どちらもなんとも控えめな対応です。さびしーな。

  それに引き換え、新型カムリとはなんなのか!?TNGAを導入した!!はわかるんですが、このシャシーの性能を示すクルマは、現段階ではプリウスとC-HRだけなので、先代プリウスよりは良くなった!!SUVとしては立派なシャシー!!という一定の評価にはもちろん同意しますけども、D/Eセグクラスの『セダン』でその性能を存分に活躍できるのでしょうか!?案外に自信があって、この辺が2400台の根拠だったりするのかも。

  TNGAと同じような規格だと思われる「MQB」を使ったVWパサートは一定の成果は出したと思います。ただしこのクルマがセダンとして「有力な選択肢」にはなれなかったです。価格の割にレクサスや日産のセダンに勝てる要素は非常に乏しいかったです。Rラインの2Lターボモデルが500万円はちょっと高いですが、サイズとスペックに関してはこのグレードならば異論はないところですが・・・。

  個人的にセダンは大好きなんです。なんで好きか!?まずは年老いた母親や家族が喜んでくれるから!!「親孝行したい人」が選ぶべきクルマがセダンだと思います。それでいて冠婚葬祭&仕事、旅行など、どこに乗って行っても「品格」が保てる(使える!!)。他のジャンルのクルマよりも「衝突安全性に優れる」ので、どこを走っていても安全。ちょっと過激な言い分ですけども、セダンに乗る奴だけは、『他のジャンルのクルマを選ぶ奴の愚かさを嗤う』ことができる。軽自動車、コンパクトカー、プチバン、SUV、ミニバンで高速道路を走るのは、本当は相当に危険なんですけど!!メーカーに配慮するあまりカーメディアでもそういった情報を意図的に発信するのは御法度になっています。

  ユーザーとメーカーの情報の非対称性を改善するならば、「燃費」と並んで「クルマの適性」についてもしっかりとした情報が与えられていいと思います。例えば2Lに満たないエンジンで高速道路を走ってはダメ!!とか。そういう不都合な情報が出せない現状が続けば、「絶対正義のクルマが売れない市場」にもなるって!!生産している全モデルが高速道路に適しているメーカーなんて現状ではスバルだけです。そんなスバルも販売店ではダイハツOEMのモデルも売っているので、「このクルマで高速道路は無理ですよ!!」とは書かない。高速バスのフロントウインドーに突っ込んだデミオのように、軽く吹っ飛ぶクルマはまずいって思うんですけど・・・。

  まるでユーザーの「嗜好の変化」がセダン不調の唯一無二の原因であるかのように、無責任に「セダンの復権」を主張するトヨタの姿勢にいささか疑問を感じます。そもそもトヨタが儲け重視で、ユーザーに対してクルマの選択の基準を曖昧にしてきたことで、ユーザーはセダンを買うことの意義を見失ったんじゃないの!? 本当に良心があるならば、「高速道路走行への適性」などの際どい情報をはっきりと示してもいいんじゃないの!?でもそんなことしたらすぐにレンタカー業界からそっぽ向かれるでしょうけどね。

  『新型カムリHV330万円〜。トヨタのラインナップの中で最もリーズナブルな価格で、高速道路を思う存分に安全に走れるクルマです!!』・・・もしトヨタが本気でセダンの復権を唱える!!あの宣言に嘘は無い!!というならば、これくらいのことを思い切って切り出してもいいんじゃ無いの!?ただしトヨタ1社でやるなら『自爆行為』かもしれないですが・・・。

↓BMWがPHVを次々ラインナップする中で「カムリHV」のままで出てきて「セダンの復権」ってなんか違くないですか!?




最新投稿まとめブログ
↓アンリミティッド(読み放題)にも対応してます!!ぜひ読んでください!!

2017年7月3日月曜日

シボレー・カマロ 『今最も売れて欲しい輸入車』

  硬派なにーちゃんがコロがす粋ったプライベート3BOXカーといえば!? やっぱり32~34のスカイラインでしょうか。当時は他にもディアマンテやセイバーなど、不思議な魅力を持つ3BOX車がありましたが、この3世代のスカイラインが持つ独特の雰囲気は、セルシオ、セドリックなどのVIP系セダンとも明確に違っていて、それこそ『一匹狼』という言葉がよく似合うクルマでした。

  今のスカイラインがダメ!!ということは決してないです。誰が見ても、35~37のスカイラインはそつなく『高級車』に仕上がっています。適度にエロいし。マツダやスバルが一生懸命に『高級車になりたいな!!』と願ってクルマを仕立てているのに、お世辞にも高級車と呼べなかった32~34のスカイラインが、35になった途端にすぐにプレミアムサルーンの仲間入りです(北米でバカ売れ)。オールドファンから批判殺到の『ふんわり』したエクステリアが、『余裕のある人々のクルマ』としての優雅さを生み出してます。これはこれですごい。

  北米がメイン市場になったスカイライン(インフィニティQ50)ですが、その北米市場には何やら32~34スカイラインの雰囲気を見事に再現しているクルマがあります。しかも日本発売が間近とのこと。価格は400万円台になるようですが、これだけ全身からスポーティさを発散し、2L直4ターボで280psとかつてのスカイラインGT-Rを彷彿させるスペック。もちろんAWDではなくFRですし、車重もR32の1480kgから比べれば、200kgほどヘビーではありますが、これは入門編のベースモデルです。

 

  これこれ!!今の時代にこの手のアグレッシブな風貌の3BOX車を日常で操れるイケメンはどれだけいるのか!? 『好きなクルマはBMW!!』とか言っちゃうバブル世代の亡霊が取り付いた害虫さんにはまず無理じゃないですか? 余談ですが『BMWのどこが好きなの?』『えーとね・・・名前がかっこいい』(小学生かよ・・・)。 同じ400万円台の『318iMスポ』とこの『カマロ』を比べてみると、日本の3BOX車市場が今まさに変わろうとしているのがわかるかも。生産地は318iは南アフリカ、カマロは米国ミネソタです。基本スペックはカマロが圧勝・・・というか世代が違う!?

  BMWといったらZF8ATですけども、カマロはGMとフォードが提携して設立した縦置きミッションを手掛ける専用サプライヤーから供給されています。いわばトヨタ、日産、メルセデスと同じ『系列』生産。これは高級車やFR車を手掛けるメーカーが本気をだすならば当たり前のこと。ヒュンダイやキアも、縦置きミッションは自前(ヒュンダイパワーテック)で作っています。トヨタも日産もメルセデスも始動時に踏んでも動かない!!なんてことはまず置きないですが、ZF製を使うメーカーだとしばしば起こるんですよ。こんなクソを日本で売るなよ!!って思いますわ。(BMWはもうすぐエンジンの時代は終わると思ってるからミッションに投資しないのかな!?だからエンジンもやる気ないのか!?)

  BMW3シリーズに代わって、カマロに立ちはだかろうとしているのが、アルファロメオ・ジュリア。こちらはフィアット・クライスラーグループの経常利益を押し上げるべく、すでに北米に上陸しています。アルファロメオは数年前に北米から一度完全撤退をしているのですが、すでに『アルファロメオ・USA』がジュリア(セダン)、ステルヴィオ(SUV)、4C(スポーツカー)の強烈な3モデルで復活しています。ブランドの全モデルの0-60mphタイムが5秒台かそれ以内という『完全バカ』モードが炸裂しています!!ジュリエッタとかミトといったブランドの『黒歴史』は封印されています。

  フォード・マスタングと、シボレー・カマロの快進撃の前にフィアット=クライスラーの名門ブランド・ダッジがやや苦戦気味で、その劣勢を押し返すためか、やたらスポーティ路線が追求されています。このジュリアが日本での年内の発売が予告されています。スペックも北米ベースモデルの2L直4ターボガソリンと欧州ベースモデルの2.2L直4ディーゼルターボ、そして510psを出す2.9LのV6ツインターボの3グレードになるのだとか。

  32~34スカイラインの精悍なスタイルを継承しているカマロと、35~37スカイラインのような『余裕』を示す緩いデザインのジュリア。果たして日本で火がつくのはどっちか!? 北米での派手な展開もあって、ジュリアの注目度は日本でもかなり高いようですが、やはりここはカマロに期待したい!!完全に淀んでいる日本のスポーティ3BOX市場に新しい風を呼び込んで欲しい!!中村史郎氏の後を受けて日産の新しいチーフデザイナーになったアルフォンソ=アルベイザ氏が『35〜37のスカイラインはデザインとクルマが適合していなかった!!原点に帰るべきだ!!』と言い出すくらいに売れて欲しい!!そしてやる気もへったくれもないBMWのゴミ見たいな3BOX車を日本から追放してくれねーかな。

  

最新投稿まとめブログ

  

  

2017年6月28日水曜日

VW新型ポロGTI 2Lターボ200psで来年日本へ!?

  もしかしたらVWが日本から撤退するのでは!?なんて結構マジで思ってましたー。最近MCが行われたゴルフも中国、東南アジア、インド限定で流通している1.2Lターボ(EA211)のままで日本向けモデルを生産し続けるようですが、このエンジンでは日本の2017年排ガス規制のNOx量をクリアすることができないですし、おそらく日本向け専用に排ガス浄化機能を追加することもないだろうと思います。このままだとゴルフ8へ進化する時(FMCの時)には、アジア向け1.2Lターボのままでは日本に入ってこれなくなる見込みです。

  あと5年くらいは現行のゴルフ(7代目)、ポロのノックダウン生産車を日本向けに回してFMCを回避するつもりか?と思ってましたが、どうやら報道によるといよいよドイツ本国と同じ1.0Lターボ、1.5Lターボが来年の新型ポロから採用されるようです。そして新型ポロが復活を期すVWらしい進化を遂げているようです。欧州市場の最大のライバルになったルノー・ルーテシアは一足早く3ナンバーサイズになってフランスやイギリスで大人気ですが、これに対抗すべくポロもホイールベースを10cm伸ばして、全幅も5ナンバー枠を突き破るみたいです。シャシーにはMQBが採用されるようなので、もうこうなってくると、もうゴルフはいらなくなるんじゃないですか!?ゴルフには『ヴァリアント』という、より実用性を高めたモデルもありますし、『オールトラック』とかいう変わり種もあるわけですが・・・。

  PSAのBセグ(プジョー208など)は『EMP2』を使わせてもらえないようですし、マツダのデミオも『スカイアクティブシャシー』とは切り離されていますが、新型ポロは堂々のMQB。これはいかにも日本のカーメディアが大げさに騒がれそうな予感がします。とにかく褒めやすい!! 価格も199万円で据え置きで同クラスの日本車と価格差があまりないならば、これは一気に納得して買う人がもっと増えそうです。

  とにかく相変わらずに1.2Lターボを積んでいるゴルフを日本のカーメディアがゴリ押ししているのは気味が悪いです。ガソリンエンジンの中で最悪の排ガスの汚さを誇るクルマなのにー、日本メーカーはこのクルマをお手本にしろ!!っておかしくないか!?それでもスバルは愚直にエンジン以外はお手本にしてましたが(笑)。ゴルフもエンジン以外はそれほど大きな瑕疵はなさそうですけど、決して運転が楽しいクルマではないですし、大事に乗りたい!!と思わせる輸入車らしい重厚感もなくなりました。

  ただしゴルフGTIの2Lターボの排ガスは無罪みたいなので、GTIに関しては好きです。400万円を超える乗り出しなので、ちょっと気軽に『アシ』にするのは気が引けますけど、もう100万円くらい安ければ文句なしかも。そんなゴルフGTIにちょっぴり魅了されていた人にとっては、さらに期待できる展開が用意されていて、新型ポロGTIのユニットが200ps前後の2Lターボになるんだとか。これは想像するだけでワクワクします。マツダのデミオに2.5L自然吸気のスカイアクティブGを積むみたいな、独特の立ち位置の『楽しいアシ』が、もしかしたら250万円くらいで手にはいるかも!?

  ロックオンしているターゲットはおそらく『MINIクーパーS・5ドア』の374万円でしょうか。MINI5ドアは全長4000mm&ホイールベース2565mmですから、新型ポロの方が少し余裕があるサイズです。エンジンはBMW製2Lターボ横置きの192ps。クーパーSは少々アクロバティックな要素を売りにするハッチバックで、フル加速すればノーマルのタイヤではホイールスピンが避けられず、暴れるフロントタイヤの躍動からは、アバルトみたいな興奮が立ち上がってきます。スマートに加速させるにはある程度の経験が要るクルマだと思います。ちょっと元気に走らせると、タックインも結構派手に出るのでとにかく運転がスリリングです(というより怖い)。ゴルフGTIの安定志向も『実用スポーティ』といういい線を突いていますけども、このMINIクーパーSの『ホットハッチジャンキー』な中毒性(危険性)は、欧州ホットハッチの2大スタイルになってます。MINIクーパーSは日本でももっと流通しても良さそうですけど、やはりゴルフGTIと同等の価格がネックになっているようです。

  この中毒性を、VWが新型ポロGTIで『手軽な価格』で『再現』してしまうならば・・・とはいっても現行のポロGTIが328万円ですから、MINIクーパーSを日本から抹殺するくらいのインパクトは難しいかも。それとも270万円!!とかいう勝負価格が出るのか!? そういえば5ドアMINIのクーパーSにはMT設定がないなー。MTかDCTでスポーティ乗りたい人はポロGTIに、トルコンATで上質に乗りたい人はクーパーSと上手く分けられているんですけども、どうもこの2モデルは使われているミッションとクルマのキャラクターが逆転していてねじれた関係になっているんじゃないのー!? ポロGTIにトルコンATこそが理想のGTハッチバックだな・・・。

  新たにポロが使うMQBシャシーの優位性はやはり車体剛性・・・とは言っても低重心モデルではないですから、トヨタ86のようなゴリゴリした味がするのではなく、ちょっと難しいですけど2000年頃のFFの日本車をレンタカーなどで乗った人が感じたであろうハンドリング『緩さ』からくる不安定なフィールが見事に払拭されているという意味での『剛性感』です。ちょっとオーバースピードでコーナーに突っ込むと、2000年頃のFFの日本車はシャシー&サス剛性がタイヤグリップに負けて、モーメントがあらぬ方向にかかる変形が起きて、歪んだ結果として起こる『グニャ』っとした挙動を伴う不気味なハンドリングに陥りますが、MQBのオーバースピードだとシャシーが変形する前にタイヤの横グリップが抜けて弱アンダー気味にこそなるものの、総合的なフィールはある程度の限界まではサクッと曲がっていきます(そこから先はちょっと怖い目にあうけど)。

  結局は限界領域での挙動はMINIクーパーSと同じ結末なんですけども、MINIほどカットインはしないですし、やはり脱出速度におけるトラクションには差が出ると思います。両車の差としては『ベタ踏み』した時に、いかにうまく前に進むかどうか!?もちろんこれは後輪のしつけによるところが大きいです。ドイツ市場で人気のあるメーカー(VW、マツダなど)は、直進安定性に関してはクラスの頂点を占めるのが「約束事」になっているのでしょう。ポロとデミオはその点では同じ方向を向いていて、その対極にクレイジーハンドリングなMINIがあります。MINIは誰でも試せばわかると思いますが『ちょっと怖いかも・・・』と感じさせるところに、ブランドの個性や意地を感じます。

  今回デミオよりも一足先にポロが3ナンバーになりますが、デミオとMINIが分布する相関図のどの辺に着地するのか!?どこまでもGTハッチバックなのか!?それともカフェレーサーな英国流になるのか!?イギリスメディアからも相変わらず人気ですし、GDPの規模とBセグのニーズを考えると、中国、米国、日本よりもBセグハッチバックが売れるのは英国だったりします。ポロに関しては英国市場の影響をゴルフ以上に受けるでしょう。さて一体どんなポロになるのか?トヨタも来年にはヴィッツターボGRMN(1.8Lスーパーチャージャー220ps?)を世界同時発売するようなので、これが折り込み済みだとするならば、価格についても深謀遠慮がなされるのでは!?と密かに期待しています。




最新投稿まとめブログ

2017年6月18日日曜日

メルセデスEクラスクーペ 「まさかのベスト・バイ!?」

  みんながみんな『ファミリーカーいいね!!』と言ってたらクルマ文化はどーなってしまうのか!? 4人家族でMINIコンバーティブル乗ったらいいじゃん。え?2ドアだと流石に面倒臭いって!?「とーちゃんは貧乏だからドアが2つで、屋根が布のクルマしか買えないんだ〜」などと惚けてさ・・・。『(黄色ナンバーを指差しながら)ドアが4つで頑丈な屋根がついてるクルマを買えるように勉強頑張れよー」とかあっけらかんに言えれば、とってもいい子が育つんじゃないですか!?これこそ本当のファミリーカーだ!!チャイルドロックも不要!!

  これを新型メルセデスEクラスクーペのカブリオレでやる。・・・子どもが大きくなってこのカラクリの全てに気がつけば、「うちのパパは最高にクールだな・・・」ってもう一生のカリスマになれるんじゃないの!? ですが現実のお父さんはさー、これとは全く逆で、自分の子供に必死で愛車を『自慢』しちゃうような、ちっこいちっこい人が多いのかなー。『ウチのクルマは〇〇なんだぞー』とか言っちゃうガキは、なんか人生の序盤の序盤で底が見えてしまった残念な感じがする。免許取った時点から欲しいクルマは『輸入車』でもいいですけども、これでは『本質』を見抜く力が育たないなーと思うんです。

  メルセデスってちょっと嘘くさいので、これに乗ってるお父さんに『本質』ってのはちょっとそぐわないかも。けど新型は違うんです!!(詳しくは書かないけど)先代のEクーペは『詐欺』みたいなものだった・・・。そもそも『本質』って何だよ!?右も左も偽物ばかりじゃねーか!!『本質』を安易に定義するなら『多面的な見方に耐えられる性能』くらいなものでしょうか。少なくとも北米、中国、欧州、日本で絶賛されているようなクルマには、それなりの『本質』が備わっていると言っていい。だとすると・・・「プリウスやゴルフ」ではなく「86やロードスター」ってことになるのかな。



  山本七平&小室直樹両氏による共著『日本教の社会学』によると、日本人はどこまでも『本質』を語るのが下手だと書かれています。あくまでも『本質を生み出す』のが下手ではなくて、『本質を語る』ことができない!!という話です。ちょっと安易かもしれないですが、例えば86やロードスターのような『本質』の備わったクルマは作れるけども、そういうクルマこそが『核心』的で素晴らしい!!という意見をなかなか認めたがらないってことみたいです。本ではこれを『実体語』と『空体語』の並立と言って、日本人はわざと本質からずれた考え方を生み出して、実体をは距離を置いた発言(空体)を行う傾向が強いとしています。

  逆に日本で販売しているメーカーの中では、最も『本質』とは程遠いところにいる、つまり過大評価されているメルセデス、BMW、VWなどを、イギリスやアメリカのカーメディアがことごとくけなしていたとしても、日本ではそれとは全く対照的に徹底的に評価する!!みたいなものでしょうか。それは決して日本のカーメディアに良し悪しを判断する能力がないというわけではなくて、おそらく正しく判断はできています。トヨタがいいクルマを作っているのは百も承知なんですけども、それがアウトプットの段階で『空体語』に入れ替わってしまった結果、『トヨタ=ドライブフィールが悪いの代名詞』になってします。これはライターの資質ではなくて『日本教』のせいだというわけです。

  詳しくは読んでいただくとわかりますが、日本人が世界から尊敬される要素は、世界から見れば理解不能な『日本教』によるところが大きい。例えば太平洋戦争後に日本に逃れて来たビルマ親日政権のバーモーは新潟県の民間人によって匿われたらしいですけども、いよいよGHQの目から匿いきれないとなった時に、その日本人はバーモーに対して『もう匿いきれないから一緒に死のう!!』と提案したらしい。これがバーモーにとっては全く理解不能だった・・・。これが『日本教』なんだってさー。

  確かに日本の歴史物語の中には、この手の話が溢れていますから、我々日本人にとっては『感動的な話』として純粋に受け止めることができます。そしてそんな魂を引き継いでいると思われるのが、国沢光宏さんや小沢コージさんなどの『侍ライター』。VWが不祥事を起こして、世界中のメディアで袋叩きにされていても、『(以前にゴルフ7を最高のクルマと書いたので)私はVWを見捨てません!!』として毅然と擁護を貫いていらしゃいました。この2人とはライターとしての質が全く違うけども福野礼一郎さんもVWに対しては常に好意的な姿勢を崩さないで義理を通していらっしゃるようです。これぞ『日本教』。

  最初っからドイツ車の『本質』に懐疑的だった日本人にとっては、まあ予想通りのことが起きたなーって何の感情も湧かないですけど、VWを庇い続ける日本のライターに関しては少々呆れつつも、それとは別に『男気』を感じたりもするわけです。そんな『男気』溢れる福野さんが10年以上前の著書でその『不誠実さ』『本質の欠如』を執拗に訴えたメルセデスですが、柄にもなく『本質?』なクルマを発売しました。もちろんEクラスクーペです。

  最も廉価なグレードだと700万円ですから、レクサスLCのほぼ半額です。マツダ・アテンザセダンと同じくらいの大きさのクーペが欲しいなー、つまりスカイラインクーペとか4シリーズとかちょっと小さくて微妙だなーと思っていた人にとっては、『お?』と思わず前のめりになってしまう貴重なモデルですね。レクサスLSでもちょっと小さいんだよなー。

  86やロードスターがスポーツ走行を楽しむという意味で「本質」を突いたように、このEクラスクーペは「上質なプライベートカーを追求する!!」という意味で、従来のモデルよりも相当に『考えて』作られています。ポイントは3つで、
①ケイマンを買うくらいの価格から楽しめる。
②内外装でメルセデスが追求するラグジュアリーなグランドツーリングカーを表現。
③大きすぎず、小さすぎない絶妙なサイズ。

  とにかく最近のメルセデスで感心させられるのが、ユーザーの心を撃ち抜く力。技術だけなら日産や三菱の方がいいクルマを作るんだろうけども、不思議とメルセデスに納得させられるんです。めちゃくちゃすごい技術なんてないですけども、とりあえず搭載できるものを増やしてできるだけいいものを作ろうとする『姿勢』。あとは技術がない分だけアイディアで勝負してますよね。必死で考えて、多分こういう車を待っているだろうな・・・というところにドンピシャで、しかも割と現実的な価格で投下してくる。『AMG・GT』なんて価格表見てみてください!!「え!?こんなに安いの!?」ってなるんじゃないですか!?先代の『詐欺』なEクーペは716万円〜でした。新型は『本質』が伴って698万円〜。セダンと比べても価格差はわずか25万円ほど。これはなかなか意欲的だなー。


最新投稿まとめブログ
日本教の社会学





  
  

  

  

2017年6月13日火曜日

レンジローバー・ヴェラール 「フルサイズSUVで700万円!!』

  『気分良く乗れて、基本性能が充実しているSUVならばなんでもいいよ!!』・・・リゾホ、タワマン、カフェ、パブ、ラウンジなどに居場所を求める『オシャレ』現代人にとって、意外にもそれほど関心がないことが、自動車(腕時計、ウェア)の『ブランド』だったりするようです。誰かと同じじゃやだ!!という理由で有名ブランドを避ける。こだわりなんてないからさ。自動車ブランドなんてアパレルみたいに勃興をくりかえす時代がくる!?そして『テスラ』『ジェネシス』『チェリー(chery)』『バイク(BAIC)』『ブリリアンス』『コンクエスト』『ダーツ(DARTZ)』などの新興ブランドが青山や六本木を埋め尽くす日は、もしかしたらオリンピックの前なのかも!?

  ディーラーの対応が気に入らなければ、すぐにクルマを売って別のブランドに乗り換える。そういう『ユーザー本位の時代』への移行はすでにトヨタによって予期されていたようで、2005年から日本でレクサスのディーラーが提供するサービスの『異質さ』にはそれなりに意味があったのだと思います。慌ててディーラー改革に着手しているのが、マツダ、ホンダ、日産などなど。しかしラグジュアリーSUVの時代が到来して、もうブランドへの忠誠心で客をコントロールする時代は終わったかなー。とにかくライバルに負けない『決定的』な出来のクルマを作ることが肝心!?

  レクサスが現行の『RX』の完成度は高く、これで一気に支配的なポジションを取るか!?と思われましたが、横からボルボ『XC90』が現れて、なんだか急にRXがショボく見え始める・・・いやいや実車は大きくて迫力あります。ちょっと残念なのは『NX』かな!? 軽自動車では『トールワゴン』が大人気で、ホンダのN-BOXがいよいよFMC直前にも関わらず、トップセールスになってます。主要市場で全面的に人気のSUVとは『普通車版のトールワゴン』みたいなものです。これは『キャビン革命』というべき大きな変化ですね。だってムーブやワゴンRも軽のイメージを払拭するくらいに『感動的』な広さでしたけど、もっと『広い』なんてさ。そしてSUVは3列の5ナンバー幅で狭苦しいミニバンから乗り換えれば、エコノミーとビジネスの違い!!12時間も乗れば(航空運賃で)20万円くらいの差が・・・。

  家族で海外旅行!!もちろん往復ビジネスのプランを選びます!!という人々には、SUVかアルファードこそがファミリーカーの理想形。シートももちろんですが、インテリアのデザインも『モード』にアップデートしてある新型が大人気です。そこに気を使ったマツダはCX5で成功し、対応がやや不十分だったホンダはオデッセイが不調でした。三菱も慌ててMCでアウトランダーの内装を全面的に張り替えました。日産エクストレイルも内装を豪華にしたモデルが公開され、市販化まで間も無くだとか。トヨタのマーケティングはさすがでハリアーで最先端を行っています(2Lターボ追加!!)。

  輸入ブランドもこの動きにかなり『シンクロ』していて、プジョー3008は非常にオシャレになって登場してきました。価格とデザイン力で日本メーカーのSUVに相当な脅威を与えそうです。ちょっと前まで『マカン』や『イヴォーグ』を転がすのがオシャレなメンズ雑誌のスタンダードだったのですが、続々と新しいモデルが登場していて、この2台も随分存在感が薄くなりましたね。

  イヴォーグを作るランドローバーは、新たなラグジュアリー展開として『レンジローバー・ヴェラール』を投入すると発表しています。これまでのランドローバーとは内装のコンセプトが明らかに違っていて、完全にトレンドを読んでます。同じグループのジャガーは外面ばかりで、内装がやや殺風景だという厳しい意見が多かったりしますが、それを真摯に受け止めて作ってますねー。この流れはジャガーにも波及するでしょうか!?ジャガーといえばサーキットモデルから生まれた高級サルーン『XJ』という伝統がありますが、現行XJに乗った時のガッカリ感はトラウマレベルでしたよ・・・。




さてこのヴェラールですが、発売は今年の東京MS以降になるそうですが、先行予約のための日本価格が699万円〜と発表されています。V6のHV&AWDの『レクサスRX』が628万円ですから、かなりの本気度が伺えます。ポルシェに並並ならぬライバル意識を持つランドローバーですから、マカン(685万円〜)を参考にしたようです。4700mmクラスのマカンと、5000mm近いヴェラールですから、そろそろマカンに飽きてきた『オシャレ』現代人に、乗り換えを促す狙いもあるのかな『マ◯ン乗り換えキャンペーン!!』とか調子に乗って始まるかも。ジャガー・ランドローバーは『マイナス金利ローン』とかいう茶番を仕掛けるほどヤンチャですから(個人向け融資でマイナスなんてなるわけないだろーが!!)。

本当はもっと安くしたかったけども、イヴォーグの完全受注生産ではないモデルが608万円〜なので、ヒエラルキーを考えるとこれ以上のロープライスは無理だったようですね(値引きを頑張ってくれる!?)。同じグループ内でジャガー・Fペース(639万円)、レンジローバー・スポーツ(860万円〜)、ディスカバリー(779万円〜)、ディスカバリースポーツ(599万円〜)など豊富に揃えていて、日本市場では文句なしのナンバー1のSUVメーカーグループですが、果たしてその魅力は日本市場のユーザーまで届くのでしょうか?



↓ジャガーランドローバーと提携する中国メーカー『Chery』の新型SUV。日本でも十分に通用しそうですけども・・・
   


最新投稿まとめブログ
↓絶版モデル・フリーランダー197万円

2017年6月9日金曜日

三菱エクリプス・クロス 『ゼロファイターが全てを撃墜する』

  多くのメーカーにとって『ドル箱』になっている小型SUV市場。北米ではFMCを長らくしていないのにもかかわらず、ホンダCR-VやトヨタRAV4の販売台数が意味不明に伸び続けています。2016年のデータによると、マツダ、スバル、BMW、アウディ、インフィニティも営業利益のほぼ全てをSUVによって稼いでいる状態で、もしこのブームが無かった!!あるいはブームに乗り遅れていたりしたら、これらのブランドは揃って『廃業』していたかもしれないです。まさに『高度SUV販売成長期』の真っ只中なんですけども、そんな幸せな状況にいよいよ怖い『狼』が乗り込んできます。

  三菱エクリプス・クロスの公表されているスペックを見ると、まるで日産のGT-Rみたいなストイックさで、隙のない高性能クルーザーとなっていて、それは『既存モデル』の存在意義を徹底的に破壊(『殺戮』)するために設計された?と思われる野心と『テロリズム』に溢れたSUVです。三菱内部ではコードネームで『77式』とか呼ばれているのでしょうか?
 

  ややコンパクトなサイズ(4200~4600mm程度)のSUVは、米中欧日で同時大ヒットを遂げていますが、販売されているモデルを見ると、基本はFFでエクステリアだけが他の機能に先行して進化したモデルが多いですね。比較的に新しいSUVではほとんどのモデルがAWDはオプション扱い。中には用意すらされていない車種もあります。

  全グレードAWDというポリシー(どれだけ意味があるの!?)を守っている小型SUVは、スバル(フォレスター、XV)、ランドローバー(イヴォーグ、ディスコスポーツ)、ポルシェ(マカン)、BMW(X3)くらいです。しかもスバル以外はAWDがめちゃくちゃ高い!!そのシステムだけを外部に発注したりするので、どこのサプライヤーに法外な使用料を払っているのかよくわからないですけど、驚異的な価格になりますね。700万円くらい。

  世界ナンバー1のAWDメーカーといえばもちろん三菱ですけども、アウトランダーやRVRの廉価グレードはFFで済ましています。三菱のSUV買うのにわざわざFFを選ぶって一体何者!?って感じがしますが、SUVユーザーが求めるものが『走破性』ではなくなって久しいですからねー。今ではSUVと『走破性』が全くリンクしないタイプのユーザーも結構いるんじゃないですか。『所有したい』と思えるクルマのイメージがたまたまSUVだった・・・そんな時代です。

  そういったクルマに関心がほとんどないユーザーばかりが集まってくると、なんだかクルマの重みってのが薄れてしまいます。アウトランダーもランエボ以外で唯一AYCが装備されているモデルですから、買うなら絶対にAWDになるはずなんですけども、三菱のマーケティングはFFのニーズが十分にあると判断しているわけです。FFを売っていることで、失うイメージも結構大きいのではないか?アウトランダーに限らず、エクストレイルやCX5にも同じことが言えます。本格志向のユーザーからは敬遠され、日本のカーメディアからは『大衆モデル』と同じ扱いを受けます。

  VWティグアンやプジョー3008はFFしか設定がない!!など、完全に技術後進メーカー的な設計のふざけたファッションSUVなのですが、これが『輸入車』というだけで、かなりチヤホヤされます(確かにデザインが良くなったよ)。そして今ではアウトランダー、CX5、エクストレイルの扱いはこれよりも『下』にされているようなニュアンスを感じます。しかしこの日本車SUV3台は単純にメカのレベルで比べたならばイヴォーグ、マカン、X3といった700万円級のSUVをも圧倒する実力があるのにさ・・・。三菱、マツダ、日産といえばブランディングが下手くそな3メーカーですね。


  

  オランダ三菱によるプロモーション動画ですけども、なんか売り方に『ブレ』があるような気が・・・。欧州でこのクルマを売る意義を三菱はしっかり見据えているはずですが、アピールのポイントがVWやプジョーにも装備されてそうな外部サプライヤー製品の紹介に終始してしまってます。これが自動車販売の現実なのかもしれませんけどね・・・。AWD車がとても希少で、VWゴルフの倍くらいの価格に設定されているAWDのインプレッサが、スイスなど地域によってはバカ売れするそうです。ゴルフでAWDといったら『ゴルフR』だけですから、それを考えるとインプレッサが400万円(35,000ユーロ)しても問題ないのかも。

  とにかくAWDの高性能車なら欧州外のクルマにも高い金額を払ってくれるし、ドイツメーカーもフランスメーカーもあまりAWDが得意ではない様子(アウディもクワトロへのこだわりが薄い気が・・・)。AWDで勝負していないトヨタやホンダは欧州からやや逃げ腰なのに対して、スバル、日産は日本未発売のMTモデルを欧州市場のためにせっせと作っています。そして三菱にとってもこれはチャンス。さらにマツダもAWDによって新たなニーズを切り開こうとしています。日本メーカーにとってはプチ・バブルです。そもそも主な自動車生産国の中で、日本よりも雪がたくさん降るところなんて無いですから、日本メーカーにアドバンテージがあって当然ですけどね・・・。


最新投稿まとめブログ
三菱自動車―航空技術者たちが基礎を築いたメーカー

2017年6月5日月曜日

シトロエンC3 『日本向けフル装備で堂々の登場』

  間もなく日本での販売価格も発表されるであろう三代目シトロエンC3ですが、ブランドのボトムクラスなのにこの神々しいまでの雰囲気は何だろう!! 日本仕様車がすでにシトロエンディーラーではお披露目されていて、2017年イチオシの注目車ということですでに詳細なスペックを解説が色々なサイト・動画で行われています。先代モデルのベースグレードは199万円でしたけども、これとほぼ同じ水準ならば・・・絶対に『買い』だと思いますし、これは予想外の大ヒットもありうるのではないでしょうか!?(計画台数決まっているから、手に入らない幻の車になる!?) いよいよお袋にもオススメできる『フランス車』がやってきました!?(ちょっと派手だけど)。とにかく母親や妹が車買うときに迷っていたらシトロエンに連れて行きますよ!!とにかく日本のユーザーのことをよく考えた素晴らしい仕様になっています!!



  エンジンはどうやら1グレードのようで、プジョー308に使われているPSAのスタンダードとなった『1.2L直3ターボ』のBセグ仕様の110ps版です。車重1340kgになる308SWも23.5kg・mの最大トルクで動かしますが、Bセグには十分すぎる20.9kg・m。しかもプジョー208の1140kgよりも200kg近い軽量化が計られているようで、同クラスの小賢しい『スイフトターボRS』や『デミオ15TB』相手でも同等以上の加速性能を誇るはずです。ミッションも208と同じで『アイシンAW6AT』。Bセグにロックアップ式のトルコンATは贅沢だろ!!というのは完全に過去の話で、ディーゼルターボのデミオXD、ガソリンターボのスイフトTなどじわじわと小型車でもトルコンATが広がっています。

  最先端の小型車の中には、メーカーの経営上の都合(コスト!?)で、『?』なミッションを搭載するモデルが紛れています。代表的なのが、ミラーサイクルのガソリン自然吸気なのにCVTを使わない『デミオ』だったり、ガソリンターボなのにわざわざCVTを使う『C-HR』だったり(評論家はここを解説するべきでは!?)。さてさてこの2台(C-HR、デミオ)を『妥協』と受け取るか、『変化球』と受け取るかは、それは好みの問題ですけども、とりあえずは『理想形』ではないのかも。VWやルノーは相変わらずのDCTなんですけども、DCTは高級品だと本気で思っている『信者』がいる限りは続くのかなー。

  とにかくアイシンAWの採用を始めたボルボ、MINI、BMW(FF車)、PSAですが、『日本で頑張るぞ!!』・・・というわけでもないみたいです。実際のところは中国と北米の2大市場で勝負するならトルコンATを使うしかない!!みたいな風潮になっちゃってますからねー。VWやルノーも中国ではアイシンAW使ってるし・・・。VWもルノーも『右ハンドルにはATなし』の方針みたいです。世界的にも『右ハンドル差別』はどんどん広がっているようで、イタリアメーカーなんか日本無視!!な姿勢が鮮明に。スポーツメーカーのアルファロメオは右のMTを作る気は無いらしい・・・。フレンチ・スポーツブランドとして長い伝統を誇るプジョーも、ハイスペックなトップエンドとなる『308GTi』は左MTのみ。・・・いいさ日本には英国車のMINIがあるから(人気!!絶好調ですね!!)。

  母親のクルマだとすれば『アイシンAW』で大歓迎!!・・・あとは『Bセグ王国・日本』の代表的なモデルに対してどれだけの魅力を放つのかがポイントです。日本の4大Bセグといえば『アクア』『ノートe-POWER』『デミオXD』『スイフトHV』・・・アクアと同じ方向性の『フィットHV』も健在ですが、この4台はBセグなのにフルHV、フルM、ディーゼル、マイルドHV・・・ときめ細かい棲み分けができてます。しかも1台200万円以上(スイフトHV以外)もする!!アメリカだったらDセグサルーン買えますけど。『運転が苦手だからBセグがいいけど、安っぽいクルマは嫌!!』といういかにもバブル育ちなユーザー層が育んだ『価格』&『設計』なのでは!?一説によると一番安い(170万円)のスイフトHVが単純に燃費もトップになるのでは!?と言われています。だって圧倒的に軽いし。けど『安いから』売れない!!まじか・・・。

  バッテリーとモーターを余計に搭載しているはずなのに、スイフトHVは940kg。軽のハイトワゴンと同じなんて、これはさすがに軽すぎるだろ!!なんですけども、最近の欧州車もまた非常に軽いんですよ。新型C3の欧州仕様は1010kg、C4カクタス1070kg、アルピーヌA110が1103kg、トゥインゴ960kg、アウディA1は1120kg、オペル・カール939kg、VWup!900kg、セアト・イビザ1091kgなどなど。スイフトも欧州向けのクルマですからこの流れに他の日本勢より早く乗っただけ!! そのど真ん中にいるシトロエンC3ですけどガラパゴスな発展を遂げている日本の『クレイジー』Bセグ勢を相手に燃費勝負したら結構いい勝負をするんじゃ無いでしょうか? ちなみに某雑誌の圏央道一周対決では、ガソリンと軽油の価格差を含んだ総合燃費対決で、プジョー308ブルーHDiがプリウスを打ち破るという快挙を成し遂げてました!!

  さらに母親にオススメしたいポイントとしては、内装のデザインの良さ!!個性も際立ってますし、部分的ですが高級に見える素材を目立つところに使っていて、日本のバブル年代のユーザーの嗜好も十分に研究しているみたいです。そして純正ナビは日本語対応になりました!!あとはDSCのオン・オフなどの煩わしい機能もなし!!これを切り替える画面が英語というモデルは今でも多いですし、また変に日本語になっていてもカッコ悪かったり・・・デカデカと『解除する』『解除しない』とか書いてあるとなんかダサい。そんな機能はいらねー。そしてもちろん日本じゃ当たり前の『前方監視カメラ』が付いていて60km/hまで歩行者を検知して自動ブレーキは立派です。・・・あれあれホンダの新型シビックは自動ブレーキは何km/hまで作動だっけ!?まさかフランス車の半分ってことは無いよね〜!?

  そして何よりこのクルマの売りはエクステリアデザイン。シトロエンが自信を持って打ちだした独特の世界感。欲を言えばC4カクタスの方が『孤高』のメルヘンな雰囲気を醸していて『デザインに金払いたい』気分にはさせてくれましたけども、新型C3もやはり素晴らしいです。シトロエンの最大市場は中国になっていて、最新のシトロエンデザインは、フランスの感性らしく『オリエントな表情』を写し取ったものになってます。具体的にいうと、アメリカの漫画に出てくる中国人(アジア人)の目の細い顔です。これを差別的に受け取る人もいるかもしれないですが、レクサスやアキュラがアメリカ的な『顔』を模索するのと同じじゃないですか?ブランドには悪意は無いと思います。

  ちょっとケチがつくとしたら、新型C3の日本導入が遅れた結果、似たようなデザインのクルマが先にデビューしてしまったことです。どちらも『ライオンキング』みたいな感じでなんか似てる。そうですトヨタC-HRです。トヨタはエクステリアデザインへのこだわりを盛んにアピールしてますが、フロントのデザインは、ヴェゼルとシトロエンC3から、リアのデザインはシビックハッチバックとジュークからアイディアを集めてきた感じです。ターボにCVT組み合わせるなど、既成ユニットを使って即席感があるC-HRですが、結構慌ただしく作ったんじゃないの!?


最新投稿まとめブログ
  

2017年5月29日月曜日

BMW320dグランツーリズモ 『日本市場への切り札がついにスタンバイ!!』

  BMWのディーゼルにはちょっとトラウマがありまして・・・。2012年にマツダとシンクロして『320d』を発売したBMWは、当時は未曾有の円高で苦しんで瀕死の状態だったマツダが、その後順調にディーゼルで日本市場を切り開く上で、『最高のアシスト』を決めてくれたと思います。ドイツでは日産、三菱と並んで『スポーツブランド』としてリスペクトされているマツダの危機を救おう!!これはもう『義挙』としか考えられないです。『広島を助けよう!!』だと意味がちょっとややこしくなりますが、ドイツの国民性は『困っているところを助ける』のが好きそうですしー。

  マツダのディーゼル(SH-VPTS / SH-VPTR)搭載車が、すぐに市民権を得たのは初代CX5の『企画』の良さもあったですけども、あの!!あの!!BMWのディーゼル(N47)よりも圧倒的に静かでよく回る!!という事実が『マツダがやりやがった!!』と震災で打ちひしがれる日本に明るいニュースをもたらしました(やっぱりドイツは優しい!?)。数字にすると微々たる差にしか感じないですけども、マツダ(4500rpm)が、BMW(4400rpm)もメルセデス(4300rpm)も完全に喰ってるぞ!?

  この3メーカーの10年前のディーゼルはいずれも3500rpmがピークでしたが、その後にガソリン並みの好フィールを目指しての『日独対決』が繰り広げられました。リーマンショックのダメージのせいか、マツダ以外の日本勢は欧州市場を軽視?して参戦せず・・・製造こそ続けるものの、日産や三菱は商用車向けでフィールは不要!?。ホンダやスバルは欧州向け乗用車にユーロ6に対応したディーゼルを使っていますが、4000rpm以下にとどまっていて日本で勝ち目なしとの判断!?なのか導入に至っていません。コモンレールのサプライヤーの二大勢力であるボッシュとデンソーがやたらとボッタくっているので、日本勢は『牽制』の意味で傍観しているという説も・・・。

  フォード陣営から離れ単独となったマツダが、ドイツのプレミアムカーを100万台も売ってしまう2つのビッグネームを相手に『勝利した!!』。マツダ開発者の両肩には、企業城下町の広島と防府、さらに自動車用鋼材を作る呉、福山。樹脂素材を作る周南、岩国のコンビナートの雇用と地方経済の運命がかかっていた!!そしてマツダが21世紀に存続するにふさわしい企業だと示した!!・・・ちょっと美談過ぎる気もしますが、自動車メーカーのカタルシス!!いいじゃないですか。そして忘れてはいけないのは、素晴らしいヒール役になったBMW(とメルセデス)!!マツダの4500rpmに対して、4400rpmですよ!!この絶妙な『手加減!?』は(本当だったら)感動的です。

  あれから早くも5年。今年になってBMW、マツダ共に新たな動きが出てきています。2015年頃からN47からB47へと置き換わったBMWですが、いよいよマツダ的な静音設計を施してきました。『BMWは(マツダを助けるために)意図的うるさいエンジンを作って痛んだなー』 2012年当時はアイドリングストップからエンジンがかかる時の音が、まさに『カルチャーショック』でしたね。BMWの遠大な『義挙』など全く想像もしていなかったので、ブログで思わず書いてしまいましたよ!!『日本を走るレベルにない・・・』と・・・はい、反省してます。投稿は消さないですけど。

  マツダも今年になって新しい中長期的ビジョンを公開していて、これはすごいことになるのでは?という次世代ユニットが『マイルドHV&ロータリー』。トルクを太くしてロータリーの弱点を補うという発想は、2012年のRX8販売終了のタイミングで完成していても良さそうですが・・・。マイルドハイブリッドの先達であるホンダ・インサイトは1997年に発売されているので、その時点から開発していてばおそらく間に合ったはず。しかし当時は完全にフォード傘下で、フォード、ボルボ、マーキュリーで使う中型モデルのシャシーやエンジンを作らされていました。

  マツダの生産規模だと、2019年から全ての車種にこのユニットが搭載されて、『ロータリー&モーターのマツダ』へと素早い変わり身を見せて再び『オリジナリティ』を取り戻しそうな感じです。マツダの復活を見届けて、BMWもメルセデスもいよいよフルラインナップで、アップデートされたディーゼルを投入して『総合ディーゼル・ブランド』になるのか!?やっぱりドイツメーカーにとってディーゼルは特別なものです。ルドルフ=ディーゼルはドイツ人ですしねー。『マツダのディーゼルが世界一!!』と5年ほど華を持たせてもらいましたが、もうそろそろ『ディーゼルはドイツ!!』に戻る頃かな!?

  ということで、ドイツ車を買うならディーゼル!!(単純だなー) 新型5シリーズの売れ筋も『523d』に収束するでしょうし、Eクラスも『E220d』が一番手を出しやすい価格に置かれてますし、『C220d』よりも断然に静粛性が高まっていて、Cクラスに乗ると『やっぱりディーゼルはマツダだなー』と思うのですが、Eクラスを試すと『メルセデスはマツダを超えた!?』とすら感じます。現行アテンザもそうですけども、ディーゼルを載せるとなると、アイドリングや動き出しの振動だったり音が気になるのは当たり前で、エンジンそのものの改良だけでなく、ホイールベースの延長である程度は対処しているですね。車格が大きくなればなるほど、ディーゼルのトルク先行の特性が生きるし、NVHへの対応もしやすくなるところにマツダ、BMW、メルセデスは活路を求めた!?もしそうならば、ディーゼルにするならデカいボデーにしておけ!!です。

  4600mm台の3シリーズ(セダン/ワゴン)や、4700mm台前半のCクラスでは、4865mmに達したアテンザを超えるのはなかなか難しい!!それだったら、4800mm台の3シリーズを作ってしまえばいいじゃん!!というかもう『グランツーリズモ(GT)』があるよ!!本国ドイツでは3シリーズGTにもディーゼル設定がありますが、なぜか日本には導入されてきませんでした。日本でならば十分にファミリーカーとして使えるゆったりサイズ。F30系の各モデルでは420iグランクーペが一番のお気に入りなんですが、走りはいいけどヘッドクリアランスが非常に厳しくて、シートを上下させようと思わないです(リアシートの足元は不思議とスペースがあるんですよね)。

  同じF30系でもGTは、なんか広々しています。低床化でスペースを作るホンダに負けないくらいにリアシートの着座位置も低いので、頭上スペースは広々していて、これならサンルーフでもつけておきたいかも(4erのサンルーフはナンセンス!?)。3シリーズのクロスオーバーとか思われてますけども、スペースにこだわっていないSUVよりもよっぽど広々してます(ハリアー、NX、CX5など)。このGTのボデーに進化したBMWディーゼル、型式はB47ですが、すでにインジェクターなどの基幹部品が変更されていて、噴射圧が25%向上していたり、トリプルターボ仕様が完成していたりなど、実際にマツダがコスト面でやりきれない領域に手をつけています。

  まだ発表されたばかりでディーラーからのDMにも掲載されていませんし、試乗車もまだ入っていないので、何も断定的なことは言えませんが、320iGT(レザー・Mスポ)で550万円くらいの見積もりだったので、同じか10~20万円アップくらいで収まるならば、『523d』をレザー・Mスポで700万円前後(楽観的見通し)を払う必要がない人も結構いるんじゃないかと思いますね。もう5シリーズは高いからアルピナで買った方がいいかも。『シビック』『ジュリア』という二隻の黒船がやってくる直前にBMWが放った対抗モデル・・・ファミリーはもちろん、結婚する気がある男も一度試してみる価値はありそうです。


  

『BMWのディーゼルは猛プッシュも虚しく『妥当に』終了・・・』

最新投稿まとめブログ


2017年5月23日火曜日

マクラーレン720S 「このクルマがきっと20年後を定義する!!」

  今から100年以上前に、メルセデス、アルファロメオ、プジョー、マセラティ、フェラーリといった自動車キャリアが、レーシング活動をベースにしたブランディングによって成功し、今日のように世界的に知られる存在になりました。100年以上前に生まれた伝統のブランドもいいですけども、志さえあれば、ほんの20年そこそこの歴史しか刻んでいなくてレクサスよりも後に生まれたとしても、すばらしいブランドが出てきてもいいですよねー。280年の歴史を誇るスイスの時計ブランド・ブランパンもあれば、まだできて37年のウブロや、25年のフランクミュラー、17年のリシャール・ミルといった高級時計のブランドもあります。

  自動車におけるウブロ、リシャールミル的な存在なのが、マクラーレンですね。インスタグラム時代には「ブランドの伝統」なんてどーでもいい!!思いっきり画面からあふれんばかりのオーラを出せる「ブツ」こそが高級品なんだ!! わずか10~20年そこいらでこれだけ有名になるわけですから、世界中のお金持ちを顧客にできるだけの「哲学」があるんでしょうね。ワンパターンなマーケティング活動だけで通用する世界でも無いと思うんですけどねー。



  3000万円超のスーパースポーツですけど、お股に手を入れてシートを前後させるんですね。軽自動車と同じようなレバーがついているのかな。テレスコピックも安っぽく動きます。ハンドリングもなんだか軽そう。インテリアっていろいろ他のラグジュアリースポーツと被りやすいものですけども、なかなか「個性的」でこれならば一発でマクラーレンってわかりますね。『走りたいユーザー』にとってドライビングに打ち込めそうな非常にバランスの良い調度品インパネです。シンプルですけども、単純過ぎてすぐに飽きてしまうでも無い3000万円オーバーと言われても納得できますね。

  他のブランドが高級車なら当たり前と考える要素をざっくりとカットしていて、これはラグジュアリークーペの類いでは無いですね。日産GT-Rのようなチャラついた価値観はマクラーレンには一切ありません!!GT-Rは日本のVカーファンが好きそうな雰囲気を残しつつ(日本的要素!?)、要はマークⅡ、チェイサー、クレスタ、ヴェロッサ、スカイライン、ローレル、セドリック、グロリアといったスポーツ系セダンの全ての『骨』を律儀に拾ってきたような内装です。タッチパネルのナビ画面が世界の主流なのに、タクシー無線機を積んでいても似合いそうな無骨な内装。これをチャラついたと表現するのは適当では無いかもしれないですが、『日本の高級車=機能がたくさんついている』。ナビシートからも目につくところにブースターのインジケーターとかさ・・・。

  マクラーレンのストイックさに比べれば、GT-Rなんてデートカーじゃん。というか予想外にマクラーレンはデート要素を排除している。そのこだわり=哲学が3000万円として認知され、GT-Rは1000万円そこそこのクルマという評価なんですね。この基準でいくと、速くもないし、チャラついただけのメルセデスやBMWの上位カテゴリーのクルマなんて1000万円の価値も・・・無い無い。Lセグサルーンとしてアルファード的な快適さを売りにするSクラスや7シリーズの新車なら1000万円くらいの価値はあるのかもしれませんが、これも中古車市場にかかれば300万円ですからねー。


  西川淳さんもマクラーレンの別のモデルのレビューで書いてましたが、ランボルギーニがSUVづくりを始める『ブレブレ』時代に、徹底してロードカー『だけ』で勝負しているこのブランドの覚悟は清々しいです。金持ち向けのクルマなんて興味ねーし!!と目を背けたくもなりますけども、こういうメーカーの作るクルマを直視できないままに、日産、ホンダ、マツダ、スバル、BMW、プジョー、アルファロメオのどこを評価すればいいのか!?って話です。

  1970年代にスターダムに駆け上がったフェラーリやポルシェ。それをバブルの日本メーカーが1980年代からこぞって追いかけました。バブルの狂騒による黒歴史と断じる人もいるかもしれないですが、あの時に世界を追いかけたからこそ、今の日本メーカーの繁栄があったと思うんですよ。日本メーカーが、単純でコストがかからなくて、故障しなくて燃費の良いクルマばかりを作っていたら、今頃は中国やインド製のクルマが日本にあふれていたはず。世界のレーシングカーのモジュラーエンジンにマツダの4気筒や日産の6気筒をベースとしたユニットが使われて、あらゆるレベルで高品質な日本のサプライヤーがアルミホイールもトルクコンバーターもLSDもスーパーチャージャーも・・・世界に供給しています。

  1990年代にフェラーリやポルシェを完全に飲み込んで行き場を失った日本の自動車産業が、「これはなかなかすごいんじゃ無いの?」と注目したくなるクルマづくりをやっている唯一のメーカーがマクラーレンなんじゃ!? カーメディアには連日のようにVWがすごい!!メルセデスがすごい!!BMWがすごい!!けどPSAは!?微妙、FSAも微妙。ジャガー=ランドローバーも微妙。・・・といった感じで『ドイツカー学会』の権力が強すぎるのかな。けど5年以上前からVWもメルセデスもBMWも『微妙』でしたよ。輸入車は日本メーカーのお手本!?本気で言ってるのか!?(それ日本メーカーが作ったシャシーとエンジンの車だし)

  それが『走り』という意味で唯一当てはまる可能性があるのが、このマクラーレンじゃないの? ホンダはすでにNSXで対抗しているけど、日産もGT-RをHVにして「ロードカーの極地を再定義」するんだってさ。マツダもEVスポーツ。スバルはFA20DETTを500psにする!? BMWは600ps超えのM5。アルファロメオはもっと過激な上級スポーツが出るのかな? プジョーは・・・。2030年くらいまでにはマクラーレンはこれら『ロードカー7ブランド』によって飲み込まれるんじゃないかな?と予想します。マクラーレンを直視して、ロードカーの理想を人々が語るならば、この720Sに匹敵するような『究極のロードカー』が中古で300万円で買える時代は割と近いんじゃないでしょうか!?(はぁ?なに言ってんの!!と思わないで想像してみてくださいよ!!)

最新投稿まとめブログ
↓840万円でマセラティのスポーツカーに乗れるよ!!

  

  

2017年5月18日木曜日

スバルXV 「『攻め』の姿勢に変化なし!!」

  「クオーツ・パール・ブルー」と「サンシャイン・オレンジ」・・・綺麗な色ですね。それに引き換えデザインに力を入れていると言われるマツダやスズキは、購入シュミレーターの初期に出てくる「ボデーカラー選択」のところで、ドンピシャのカラーが無くてちょっとテンションが下がることが多いですね。(私基準で恐縮ですが)カラー選択のところでアガるような仕組みにしないと、なかなか衝動買いは引き起こせないんじゃないかと・・・。

  これまでのスバルといえばカラーバリエーションが乏しいイメージでしたが、最近は何かとカラフルになってますね。軽自動車を作らなくなって、中型車オンリーの体制で5年ほど経過したせいでしょうか。ダイハツのOEM車があるとはいえ、1台くらいは小型車感覚で選べるクルマがあってもいいですよね。2012年の86/BRZの発売は、軽自動車廃止によって生まれた余剰ラインを有効活用する戦略だったようですが、このFRスポーツカーの生産が始まった頃から、スバルの北米需要が2桁の伸びを示し始め、あのVWを北米市場で追い越して、圧倒的なシェアを誇るビッグ7に続く、中堅ブランドの中ではトップの8位が定位置になりました。スバルにとっては群馬のラインを86に、インディアナのラインをカムリのOEMに割いているのが惜しいくらいの伸びで生産が完全に追いつかなくなったようです。

  それでも安定経営のためには、小型車を好むユーザーが重要視するカラー・ヴァリエーションを充実させたモデルや、3列シート車の導入など、ある程度は「総合自動車メーカー」的な視点を取り入れた戦略を立てていますが、その中でインプレッサに続いてフルモデルチェンジした「XV」は・・・もうお判りですよね。このクルマの2代目(先代)がデビューした時は、「え?これがスバル?」というくらいにデザイン面で攻めの姿勢がはっきりと出ていました。なんだあのホイールは!?一度見たら忘れないインパクトに痺れましたが、当時はマツダやメルセデスの新車攻勢の真っ最中で「スバルがオシャレになった!!」という素早い反応は、高齢化が著しいせいかカーメディアからは、そんな声はあまり伝わって来なかったです。

  インプレッサのハッチバックやセダン(G4)と比べると、クロスオーバー化料金として30万円前後は割高になりますし、2Lモデルのみの設定でスタート価格がやや高めだったこともあり、コスパに敏感になった(経済性を重視する)デフレ時代の若者にはあまり支持されるということもなかったのです。そもそも中古車の存在を考えると、同一モデルを安易に値上げすればどんどん中古車が魅力的に見えてきますよ。現行のインプレッサやアクセラの苦戦の原因はこれでしょうね。

  ライバルのマツダ・アクセラも先代から割高になったこともあって、「日本車は高くなったなー」という雰囲気だけが蔓延してその結果『共倒れ』になりました。XVが設定されていたことと、アイサイトをいち早く導入したことで、その分だけアクセラよりもインプレッサの方が売れたようですが・・・。セダンもハッチバックも同一料金で売ることができるならば、いっそのことSUVも同一にしたらいいんじゃないの? そうしたら今度は誰もハッチバックを買わなくなるかもしれないけど、そこからがスバルの腕の見せ所じゃないかと(色々アイディア出せるでしょ)・・・そしたらスバルはやはり予想通り仕掛けてきました!!

  先代モデルからの主な改善点としては、1.6Lモデルを投入してスタート価格を先代よりも安くしたこと、カラーヴァリエーションをさらに充実させたこと、さらにアイサイトを全グレード標準装備にして、ユーザーの足元を見るような価格設定をしていないことが挙げられます。新型プラットフォーム(SGP)が導入されて、これまでのスバル車が持っていた弱点もかなり改善されていることが予想されます。インプレッサではエンジンの振動を抑え込むだけの「マス」や「剛性」がシャシーに不足しているのが顕著で、NVHのレベルが笑っちゃうくらいに低かった。まるでBMWくらいの低次元さでしたけど、スバルの発表によるとVWゴルフの水準まで上げるとのこと。XVのキャラを考えるとこれは良い方向へのシフトだと思います。


  河口さんは乗り心地をブランド最強!!とまでベタ褒めしてますが、レガシィもなかなかのものなので、それを超えているかどうかは不明です。ただし一度くらいは試して見る価値はありそうです。世界で最も勢いがあるスバルのラインナップの中でも、相当に非スバルユーザーをターゲットにした勝負車として開発されているのは、カラーヴァリエーションや新型のグレード&価格設定を見ても明らかですし、MQBでもTNGAでもなく、世界の頂点はSGP(スバルグローバルプラットフォーム)だということを世界に示すのに最も適した一台であるのは明らかです(北米でも中国でも売れてる)。

  先代までは一部の地域の人には必須だという理由でインプレッサのAWDモデルにだけMTが設定されていましたが、なんだかすごいと評判の『Xモード』が付いたから、MT&AWDという雪国向けグレードを作り続ける必要もなくなったのかな? 英国向けにはMT仕様もあるようですが、電制LEDやアイサイトが張り巡らされ、NVHも圧倒的によくなったシャシーをMTでシャクらせて走るのはちょっと残念な気がするので、「MT入れろ!!」とか「ターボ化しろ!!」というのは野暮ですね。いよいよスバルのSUVモデルも積極的に買いのタームに突入か!?


最新投稿まとめブログ
ニューモデル速報 No.551 新型XVのすべて (モーターファン別冊)   

  

  

  


2017年5月12日金曜日

ホンダ・シビックtypeR 「日本のポルシェが凱旋」

  シビックに関する掲示板を覗くと、「やっぱりEG6、EK9の頃だよなー」という書き込みが今でも結構目に付きます。某有名漫画に登場するシビックがこの2台というのもあるんでしょうけど、「Vテックで8000rpmオーバーのエンジン」「4輪ダブルウィッシュボーン」で完全武装した「輩なハッチバック」。ボデーサイズは5ナンバー。デミオやフィットのクラスにこれだけの装備を盛り込もうというホンダの「狂気」がよく現れています。

  一応1972年に初代がデビューとなってますが、最初から4輪独立懸架(4輪ストラット)という意欲的な設計は、軽自動車から飛び出して普通車に撃って出た最初の意欲作ホンダ1300を踏襲しています。プロトタイプという意味で1300をポルシェ356とするならば、その後のシビックシリーズはポルシェ911シリーズといっても何の問題もないと思います。911は常に世界の最先端の性能を追求しましたが、シビックも初代から「CVCC」というホンダの輝かしい伝説を打ち立てたエンジンとともに世界にその名を轟かせました。

  3代目になってリアサスが車軸式になりますが、このモデルが「ワンダーシビック」と呼ばれ、日本COTYを受賞しています。・・・え?CVCCの時は受賞しなかったのか?(まだCOTY始まってねーよ!!)もうこの頃からカーメディアって腐ってたみたいですね。ホンダ1300の登場とともにどこからともなく「ホンダバッシング」が巻き起こります。これに関して宗一郎氏も藤沢氏も自著で「闇の勢力」の存在をほのめかしています。ポルシェもアメリカの上院議員に名指しで批判され倒産寸前にまで追い込まれた過去がありましたっけ。

  シビックがスーパーカーや高級セダンのような4輪ダブルウィッシュボーンで存在したのが、4代目EF、5代目EG、6代目EKの3世代でした。アシもエンジンの回転数もフェラーリとほぼ同じ!!という「当てつけ」のような設計はもう笑うしかないです。4代目EFを発売していた途中の1990年には「フェラーリは博物館行き」というセンセーショナルな『宣戦布告』とともに初代NSXが誕生します。この時に日本メーカーによる280ps自主規制がなかったら、ホンダはV8自然吸気で名実ともにイタリアのスーパーカーを徹底的に粉砕したと思います。結局280psに収まるV6を選択します。

  ホンダとしては、フェラーリを完全に「博物館へ送る」のは二代目NSXの時まで待てばいいと判断したのでしょうが、しかし予定とはうまく行かないもので、新たにVテックのV10を開発してさらなる「本格化」を目指した二代目は、発売前に起こったリーマンショックの波に飲み込まれてあっけなく開発が中止され、NSX専用としてアルミ加工用の発電所まで備えた栃木県の工場は売却されました。国産のV10搭載ミッドシップという夢はレクサスによってその後に実現されましたけども、『V10のVテック』はどうやら「幻」で終わってしまうのかなー。

  その後7代目〜9代目までのシビックは「typeRは別枠で!!」という世代になります。日本でのホンダのテーマは21世紀のシビックの再定義というより、新たなる創造として「インサイト」「フィット」の2モデルを新世紀の象徴とすることにプライオリティを置いていたようです。さらに北米と欧州の現地投下した開発ソースを配分したことで、状況は複雑化していて、6代目(EK)から英国ローバーとの共同開発モデルになったシビックは欧州メインで開発が進みます。ローバーにホンダシャシーが使われているということは・・・今、日本で走っているあのブランドのFF車は「ホンダ風味の駆け抜ける喜び」なんですね。(余計なこと言ってすみません)

  欧州では7代目(EU)は馬鹿ウケで、特にtypeRはリミッターレスで日本に輸入されていて、260km/hオーバーで「公道最速」とか書かれてたなー。イギリスでは販売台数の40%近くがtyoeRだったらしいです。その一方で日本では聞いたこともない「シビックHV」なるモデルがすでに10年以上前からあったみたいです。当時はまだまだ大ヒットした3代目プリウスなど出ておらず、日本市場におけるCセグの需要には否定的と見ていたんですね。当時のホンダの経営陣には失礼ですけど、シビックHVを日本で勝負しなかったのは判断ミスだったと思います(プリウスのその後を見ての結果論に過ぎないですけども)。

  初代インサイトの大失敗を認めたくない!!そしてアキュラ日本導入が既定路線(のちに撤回)・・・という柔軟性の欠如した戦略は、ホンダの中長期目標であった600万台達成を大きく下回る結果になりましたが、その消極的な姿勢のおかげ(資本投下を抑える)で、リーマンショックでも日本メーカーで唯一赤字にならなかったですけどね。ホンダのビジネスって「生もの」ですね。タイミングを逸すると、二度と成立しないのかも。初代シビック以降ポルシェ911のような「高性能路線」のまま突き進んだら・・・それこそ本物の「レジェンド」になったと思うんですけども、シビックにはそういうのはあまり合って無い。「刹那」のうちに頂点に達するVテックのように、急騰するのがホンダ、そしてシビック。いよいよ「カタログモデル」として復活するtypeRが日本の公道をジャックして86を追い詰める可能性も高いと思います。

   プロのライターってつまんないヤツが最近多いですよね。「現在の安全基準に適合させると、もう『狂気』を感じさせるモデルは作れなくなった」しばしば思考停止したオッサンライターが「訳知り顔」で書いてそうな一文です。情熱すらないならカーメディアなんてもうやめてしまえよ!! 「シビック」の日本復帰!!に対して「絶対売れないですよ!!」とテンション下げる奴がいるんですよ!!徹底的に冷めていてホンダを馬鹿にする意図ではないのかもしれませんが、K沢さん!!どーなんですか!! このオッサンには歴代シビックが示してきた、ホンダの情熱とか全く頭をよぎったりしないんでしょうね。こんな輩が威張っている(つまんねーこと言ってる)からクルマの人気がどんどん無くなっているんじゃ!? 

  ポルシェの研究家で知られる故ポール=フェレール氏は『911』や『ボクスター』に関する内部事情をまとめた本を何冊も出していますが、この元ルマン・チャンピオンのベルギー人が日本車について書いたものが『ホンダ・シビック 英雄の登場』です。1992年の作品なので、まだ5代目EG系が発売されたばかりで、シビックの進化のピークを迎える前なんですけども、4代目EF系から始まる『狂気』の設計が世界的なライターによって『ポルシェに匹敵する存在』と認められた『証左』です。

  10代目シビックは2015年から北米で販売されていますが、欧州シビックのフルモデルチェンジを機に、北米モデルのHVとターボを狭山で生産し、イギリスのtypeRを輸入で供給するようです。北米モデルのリアサスは10代目からアコードと同じマルチリンクになっています(フロントはストラット)。ちなみに7〜9代目の北米モデルは前ストラット/後DWB、欧州モデルは前ストラット/後・車軸式にです(新型tyoeRも同じになるようです)。同じモデル名なのに違う設計・・・これは『新しい』ですね。typeRとスープラが激突!?シルビアも参戦!?2017年の後半はスポーツカーが盛り上がりそうですね。

最新投稿まとめブログ

2017年4月30日日曜日

マツダCX8 「MPVの復活が決定!!」

  「やっぱりマツダは巨艦が似合うブランドだよ。」かれこれ4年以上前になりますが、現行アテンザの実車をマツダのディーラーで間近に見た時にふと思いました。世の中が「大きいクルマはもう不要!!」みたいな空気になっていて、まだ日本に上陸して5、6年しか経ってないのに、V8搭載のレクサスGSや初代フーガ450が100万円代で叩き売りされてましたね・・・。

  ダウンサイジングターボが正義。最先端は1.4Lターボだ!!・・・とカーメディアはそれ一色でしたけども、小排気量ターボがそんなにいいか?もちろん乗りに行きましたよ。は?なにこれ?全然ダメじゃん。エンジン音だけうるさくて全然前に進まないし、40km/h程度で車体はガタガタ。フロントからエンジンに揺すられて、リアゲートもガサガサするから、走ってて「安っぽい乗り味だな」と思いましたよ。こんなクルマなら買う必要ないわ、レンタカーと変わらないし。・・・そんな「失望感」をブログに書いたら、もう袋叩きにされましたよ。→よかったら見てください(ガチギレのコメント集)

  クルマには色々な意見があっていいと思うんですけども、まだ実家に住んでいて若い頃に乗っていたトヨタ製のスモールカー(カローラランクス・Zエアロ)は、良くも悪くも自分なりの「クルマの基準」になりました。「価値あるエンジン」「キャビンの居住性」「高速巡航時の騒音」「リアの限界性能」といった項目で極端なパラメータを持っていたクルマだったので、その後のクルマ選びには非常に参考になりました。一つもムカつくことを言って置くと、ドイツ車の4気筒エンジンは全てこの200万円しないトヨタ車のユニット(2ZZ-GE)に完敗してます。4気筒で高評価なのは「ホンダK20」「アルファロメオ1750TB」「マツダLF-VE」だけですね。

  ただし4気筒でハイチューンのエンジンだと、やはりトルクが不足気味なので、ボデーを大きくできないのが痛いですね。新しい多くの4気筒エンジンはロングストローク化やEGR強化、ミッションとの協調を盛り込んでますし、どうしてもストップ&ゴーが多くなる日本向けはHVがベストチョイスなんですけども、高速道路利用が多い人にはデメリットも多い。実際にティーポが行なった「圏央道一周・経済性対決。(燃費に油種の料金も反映させる)では、「プリウス」を「プジョー308ブルーHDi」が上回るという結果が出ています。イタリア&フランス車メインのティーポというのはややフェアじゃない・・・(ドライバーのさじ加減もあるだろうし)。

  さてグローバルの業績は伸びているものの、果たして中長期的に万全な体制なのか?という点で疑問が残る「迷える子羊」なマツダです。LF-VEを含むMZRエンジンは、英国のスポーツカーメーカーがこぞって使う「世界標準」の名機になりました。ケータハム、ゼノス、ラディカル、ジャガーなどなど。トヨタ(ヤマハ製)の2ZZ-GEも名門ロータスのエンジンを務めてきました。余談ですが酒席などで、日本製エンジンの実力を知らないアホ(年配のおっさん)のクルマうんちくほどウザいものはないですね(忍耐力が鍛えられます!!その分匿名ブログで暴れます)。

  「そっち」のエンジンで「世界標準」をとったマツダですから、直面する新時代のエンジンに求められる課題に戸惑うこともあるでしょう。「将来性がないスポーティなエンジンを作っていた時代の判断ミスだ!!」とか言われてもフォードに命令された通りに、ホンダ、アルファロメオ、ヤマハ、日産などに負けない4気筒を作っただけですから、安易に批判するのはちょっとかわいそうです。

  一般メディアなどでも独自にHVが開発できないマツダのヴィジョンの無さに冷ややかな論調が見られたりしますが、ティーポが示したようにHVが全てではない!!渋滞が嫌いなので休日の昼間には辺境で走るか、クルマに乗らない!!という根っからのドライブ好きにはハイブリッドなんてほとんど魅力ないです。ドライブという「エクスペリエンス」をどれだけ魅力的にできるか!!クルマへの投資価値って突き詰めればそこにある!!単なる「移動手段」ならば中古車でもカーシェアでもレンタカーでもいいわけで・・・。

  例えばスペック表を見て、「最高出力240kw/5500~6500rpm」とか書いてある最近のクルマ・・・。詐欺とは言わないですけど、ユーザーを馬鹿にしてるよなー。弱点をハッキリと自覚していてスペック表でごまかしてます。いいエンジンを作ろうと努力はしない。口先だけでごまかしたブランディング。こんなクソなクルマ商売さっさとやめちまえよ。どこが悪い!!とはあえて書きませんけど・・・日本市場をなめるな!!怒りが収まりません。

  その点マツダ、スバル、ホンダは真面目だなと思います。わざわざユーザーのことを考えて、「P5-VPRS」「EJ20DIT」「L15B」「K20C」などなど少量生産で用意して・・・めんどくせーユーザーをきちんと相手しています。こういうメーカーがやる気になった時に、「豊かなカーライフ」を心から楽しめるクルマが生まれるんじゃないの?

  マツダに新しい動きが出ました!!年内に「日本」で発売する新型モデルは「CX8」で4900mm✖︎1840mmのフラッグシップサイズの3列SUVになるそうです。昨年初頭に販売が終焉したMPVの後継モデルみたいですね。MPVはマツダの役員クラスも愛用してるし、広島県の公用車にもなっている「格式」という意味合いがある車でしたが、やはり後継モデルが必要ってことですね。

  それにしてもマツダの歴代の大型車って全部色気があるよなー。歴代ルーチェ(マツダ版のマジェスタ)、歴代コスモ(マツダ版のソアラ)、センティア、ユーノス800(ミレーニア)もそうだけど、やっぱりMPV(MAZDA8)ですね。特に3代目となるLY系がセクシーです。

  MPVの初代はゴールデンイヤーの前年の1988年に登場。商用車ベースでないミニバンとしては日本初!?翌年にトヨタ・エスティマが登場。この2台は欧州に進出して独自の進化を遂げたので、どこか日本的なミニバンとは距離があるような独特のスタイルをしています。海外市場(主に中国ですね)を重視するあまりMAZDA8はどんどん大きくなりましたが、全長4660mmだった初代が、4860mmになった3代目へと拡大するに従って、非常にまとまりのあるデザインになってますねー。


  トヨタのミニバンはどれも顔は目一杯デコりますけど、側面デザインはやや放棄気味。現行アルファードなどは前面と側面は別々の人がデザインしたんじゃないか?ってくらいに違和感があります。なんだか絶壁感が半端ねー。「格式」あるクルマとハイエースのような「商用車」の中間くらいでユーザーを増やそうという優秀なトヨタらしいマーケティングなんでしょうけど。

  現在320万円〜売られているアルファード/ヴェルファイアは、レクサスを除くファミリーカー市場では最高級と考えられていますが、マツダCX8は「300万円台前半〜」とアナウンスされており、このままいくと、アル/ヴェル、エルグランド(320万円〜)、オデッセイ(280万円〜)、プジョー5008(320万円〜)と肩を並べる高額モデルになるんですねー。デザイン&車格で日本市場の頂点に立つファミリー3列車といえば・・・シトロエン・グランドC4ピカソ(365万円〜)ですが、そこに負けないだけのマツダ・デザインが用意されているのかな?東京モーターショーが一気に楽しみになったかも。

↓マツダMPVをフランスメーカーが進化させた感じかも。



最新投稿まとめブログ
↓5年落ちで150万円のMPV中古車です。

2017年4月27日木曜日

アウディQ2 「299万円の衝撃!!」

  1年以上前から欧州では販売が始まっていたアウディQ2がいよいよ日本でも販売開始になりました。全ブランドが注目する価格は「299万円〜」と限りなく想定通りに着地したのですが・・・「マツダCX3Lパケ・280万円」「トヨタC-HR・G・278万円」「ホンダヴェゼルHV・Z・267万」という現実を考えると、まさかのアウディVS日本の大衆ブランドの間で激しい「ドッグファイト」が予想されます。CX3とC-CRは毎日のように見かけますので、この価格でこのパッケージなら納得するユーザーがかなりいるわけで、そのど真ん中で「アウディの真価」を問う!?そんな注目の戦いかなーと思います。

  日本ではちょっと元気がないアウディ。2000年代前半は凄まじい勢いがありましたが、中国で「反日」を掲げたブランドとして報道された辺りからは、どうもダメですね・・・。メルセデスやBMWは日本でも使いやすいクルマを作ってくるのですが、アウディは、クワトロがスキーのジャンプ台を登ってしまうなど、路面に大きな問題がない日本では少々オーバースペックですし、AWDになると価格が跳ね上がるドイツ車らしい価格設定なのも固定ファンがなかなか集まらない原因ですかね。

  アウディの良いところといえば、デザインや色使いが洗練されているところで、デザイナーズハウスの横に停めておくのには、かなり理想的な選択かも。日本人の感性にとてもよく合っている!!ってそれもそのはずで、アウディのデザインコンセプトを仕上げたのは日本人のデザイナーですから。才能溢れる日本人デザイナーが海外ブランドでのびのびとデザインするととてもいいものができる・・・というよりは「日本人デザイナー✖️輸入ブランド」のコラボには日本でヒットするケースが多いようです。

日本人デザイナーの傑作車です!!




  さてアウディQ2ですが、いよいよ日本に住むハイライフシーカーが、インスタグラム的な日常生活で使うのに「ちょうどいい」モデルが出て来ました。A5〜8の3BOX車もいいですけども、まともに買うと800万円くらいはしますし、車幅は日本のことを全く考えてない1850mm以上のサイズ。まあ確かにかっこいいですけども。これらの3BOX車アウディとはまた違った魅力を持っているのがQ2ですね。一見コンパクトなんですけども、いろいろな面で「余裕」を持たせたコンパクト。これがヴェゼルやCX3がヒットしている理由でもありますけど、やはりアウディとなると「余裕」な感じが際立ちますね。程よい金銭感覚で上質なクルマ選んでます!!ってなスマートな感じが出てる!?

  内装を見ると他のプレミアムブランドや、マツダのLパケに似た雰囲気です。マツダCX3Lパケとの価格差はほとんどないです。CX3はディーゼルエンジンの経済性に強みがありますが、Q2もベース車のVW譲りのモード燃費の高さを誇ります。軽油とハイオクの価格差25円(40Lで1000円)くらいはCX3の方がお得でしょうけども、街中でチョイ乗りするとエンジンに負荷がかかりやすくなり不具合が出やすくなるディーゼルをコンパクトSUVに無理やり搭載してきたマツダもユーザーに対してある程度は後ろめたさもあるでしょう。実家のお袋が使うクルマとして選ぶならQ2かな?って気がします。

 


  「アウディQ2ってクロスポロのアウディ版だろ?」・・・VWクロスポロは単一グレードながらも日本に導入されてますが、VWグループとしては旧式になる1.2L直4TSIエンジンを使っていて、サイズもベース車のポロがわずかに大きくなって(車幅1710mm)5ナンバー枠をはみ出したくらいなのに対して、アウディQ2はドイツのユーロ6に対応した1.0L直3ターボ(当然に日本の2017年規制もクリア)が使われていて、クロスポロと比べて全長が+200mmも拡大されていて、車幅も1795mm。クロスポロの1160kgのような軽快さはないですけども、1Lターボは同じくらいの車重のアクセラの1.5L自然吸気よりもパワフルなので動力性能に不満をもつ必要はなさそうです。Q2はクロスポロのアウディ版というのはちょっと無理がありそうです(別もの!!)。

  旦那がEクラスやギブリに惚れ込んでいる!!というご家庭の奥様がセカンドカーに選ぶクルマなんでしょうけども、とにかくポロな感じが出てるアウディA1とは違って、狭っくるしい印象がないので、若い男性ユーザーや若いファミリー層にも納得できる1台じゃないでしょうか? 300万円前後で「センスがいい」「余裕がある」「質感が高い」というファクターでライバル車を探すとしたら・・・これがありそうでなかなかない。でてきたのが下の2モデルなんですけど、「ちょっとは落ち着け!!」と思わず声をかけたくなるヤンチャな感じがどうもクールじゃない。「インスタグラム的」でもない。(笑)





  ラインナップが日本では揃わなkなった「MINIクロスオーバー」(ガソリン未発売)と、どうもデザインにキレが足りない「500X」(286万円)が相手ならば、誰の目にもアウディQ2の圧勝と言って良さそうです。おそらく静粛性やインテリアの質感を考えるならば、アウディとフィアット&MINIの差はさらに開きます。もちろん日本車の選択肢ならば、新型スバルXV・L(225万円〜)というモデルが発売されたばかりですがあります。マツダ、トヨタ、ホンダがアウディに匹敵する価格で死闘を繰り広げ「レッドオーシャン」になっているところに、世界屈指の乗用車ビルダーであるアウディがハイエナのように参戦してきました。賢いスバルは価格を無理にあげることなく「ブルーオーシャン」へ降り立ったようです。さてさて売れるのはQ2なのかXVなのか、はたまたどちらも大成功か!?



  

  


 

  

  

2017年4月21日金曜日

メルセデスGLCクーペ 「失禁・攻め過ぎ」

  「CX4」というスタイリッシュなSUVをマツダが中国向けに開発して現地生産を始めています。ライン稼働は中国工場のみだそうで、さすがに逆輸入モデルを日本に導入するのは気が引けたのかもしれないですし、2017年の年明け早々には「CX5」のFMCが予定されていたので、その需要を先に喰ってしまうのは得策ではないと考えたのかもしれません。結果的にロードスターRF以外に国内向けの新型モデルが無かった2016年は回復基調だった国内販売が一気に低迷しました。MT設定モデルを制限したり、グレードによって選べるオプションを限定したり、何やら小狡い感じがプンプンするマツダ。売上の低迷はちょっと「策」に溺れているからなのでは?

  それに対して怒涛の新型モデル攻勢が止まらないのがメルセデス。1年中カーメディアのどこかにはメルセデスの新型モデルのレビューを見かけます。2012年に「Aクラス」で話題になり、2013年に「CLA」と「Sクラス」、2014年には「Cクラス」、2015年には「AMG・GT」と次世代SUVとして「GLE」を発表し、2016年には「Eクラス」と「GLC」・・・そして2017年に早くも「GLCクーペ」を投入してきました。怒涛の新車攻勢そして予定通りに「輸入車ナンバー1」へ返り咲きを果たしています。

  マツダとメルセデスのグローバル販売台数はどちらも150万台程度で同じくらいなんですけども、メルセデスが属する総合自動車メーカー・ダイムラーは、VWグループ、トヨタグループについで世界3位の売り上げ高を誇ります。GM(4位)やフォード(5位)、ホンダ(6位)よりも上なんですねー。新型モデルがたくさん出てくるのも納得です。



  伝統の「Sクラス」「Eクラス」「SL」などが、ユニークなデザインで出てきたら、「あれれー」ですけど、新型のシリーズですから・・・多少は見慣れない部分もあっていいですね。これがメルセデスなの?って懐疑的な声が当然にあっていいでしょうし、「これを外しのセカンドカーにしよう!!」と画策する、新しい価値の創造に敏感なセレブの琴線に触れることもあるでしょう。そういう絶妙なところに放り込んでくるバランス感覚はさすがだなー・・・メルセデスはまだまだ伸びる!?

  「かっこいい」とか「かっこ悪い」とか・・・部外者の評価なんてどーでもいいんでしょうね。メルセデスのユーザー(潜在ユーザー)に需要があるモデルかどうかが全て!!ちょっと誤解されるかもしれないですけど、メルセデスの「余裕」です。GLCクーペのベースモデルになっているCクラスが見事に日本市場のDセグセダンでトップを獲得して、月に2000台とか売り上げてます。アテンザ、スカイライン、アコード、レガシィ、ISと傑作モデルが揃う国産Dセグを全て抑え込みさらに強敵のBMW3erにもダブルスコアで圧勝!!

  他のメーカーが「クルマ売れないよー」って必死で1台1台を磨き上げて「勝負車」を作って膨大な宣伝費を投じているのに、メルセデスのラインナップの分厚さだけが際立ってます。マツダやスバルが渾身のセダンとしてそれぞれ「アテンザ」と「レガシィB4」を仕上げているのに、メルセデスは4ドアの3BOX車だけでも「Sクラス」「Eクラス」「CLSクラス」「Cクラス」「CLAクラスと5モデルもあって、それぞれにファンを獲得しています。目先の勝負車しか見えていないマツダ、スバルに対して、セダンに関してやりたいことを全部やりました!!というくらいにモデルを重ねて「余裕」なメルセデス。

  で・・・6台目ですか。そう考えると「変わり種」が出てきてもいいですよね。最初はヘンテコだなーと思っていたGLCクーペがなんだかとても「洗練」のモデルに見えてきたかも。BMWにも似たような「X4」というモデルがあるんですけど、これはセダンには見えないです。BMWって真面目すぎるよなー。セダンはセダン、SUVはSUVで完全に仕切りを設けて「別物」として扱っています。フロントはSUVであることを雄弁に語る高いボンネット。それなのにリアは華奢な3BOXカー調なので、前と後が妙に調和しないなー・・・そんなことが気になっているのは自分だけなのか?

 

  「GLCクーペ」は面白いことに「X4」とは逆なんですね。わざと狙ってやっているのかな?フロントがボンネット低めでセダン調で、リアはクロスオーバー調のボリュームのある形状。デザインの発想はスーパースポーツと同じなんですね。初代NSXやGT-Rはリアの厚みで主張しますし、メルセデスAMG・GTというスーパースポーツモデルもリアに丸みを出したボリューム。フラッグシップのSクラスクーペも、先日公開されたEクーペや、すでに発売されているCクーペも同じデザイン手法で作っているからGLC「クーペ」なんですね・・・。モデル名でSUVを「クーペ」と言っているのは今のところメルセデスだけですけど他のブランドにも広がるのでしょうか。



  

2017年4月15日土曜日

マツダCX5「ミドルSUVを定義しろ!!」

  SUVって何ですかね?・・・個々には色々な定義があるとは思いますが、未だによくわからないです。他のジャンルと比べた時にSUVに一定の合理性が認められるとしたら以下のようなものじゃないでしょうか? 「低成長時代の貧弱な道路インフラを乗り越える走破性」「キャビン(=居住性)重視」「ファッション&モード(ハイライフを連想する)」。

  (これに同意があるかどうかは別として)まずはこれをそれぞれに満たしていることを条件に、その上で個性を重ねて成立するのが「スポーツSUV」「ラグジュアリーSUV」「コンパクトSUV」だと思うのです。揚げ足をとっているようで心苦しいですが、「トヨタC-HR」や「スズキハスラー」は前提となる3つの要素が十分に満たせていないのでは?もちろんわざと「省略」することがトヨタやスズキの戦略の「ツボ」ではあるのでしょうが、この曖昧さを、まだユーザーがよくわかっていないうちに宣伝文句に包み混んで売ってしまえ!!と言った短期決戦的な展開がちょっと引っかかるんですよ。果たしてC-HRとハスラーに2代目は存在するのか!?

  法令にさえ準拠していれば問題ない。たとえ「要素が欠落」していようとも、時流に乗ってタイムリーに売りさばく「営業力」こそが自動車産業における「勝者の方程式」。「ヒット車」を出してしまえばそれでOKなのが業界です。「堅苦しいこと言ってんじゃねー」と言われそうですけども、SUVも含めてあらゆる名車とは「クルマ」の設計とは理想の追求の果てにその価値があると思うのです。

  もちろん「コストの壁」はどこかに必ず存在しますが、それでも「守るべきもの」をユーザーに保証してこそ「本物」じゃないですかね。FMCを行なって絶えず進化させていく!!そんな「ポルシェ的」な開発姿勢と、それに費やされた年月こそが、ブランド力ってヤツでしょ。流行りモノのSUVとはいえ、壊滅的に廃れるまではFMCを繰り返すモデルが偉い!!・・・いやいやそういうモデルが複数出てくれば廃れる事はないはず。

  トヨタやホンダをディスっているわけではないですけども、いとも簡単にモデルを廃止してしまう日本メーカーのやり方はもう少しどうにかならないですかね?その部分で最も欧州寄りなマツダは、間髪おかずにCX5をFMCしてきました。あれだけ売れればFMCも当然ではありますが・・・。トヨタは初代と二代目のハリアーに間が空きました。シャシーも改良ではなくカムリベースの初代から、オーリス(北米カローラ)ベースの二代目になり、全く別のクルマと言っていいくらいで、名前だけを受け継いた格好です。

  日産もエクストレイルを3代続けていますが、このFMCではグローバルレベルではいくつかのモデルの統合を含んでいるので、純粋にモデルの「ブランド化」に取り組んでいるようには見えないです。もしポルシェがカイエンとマカンを統合して、新しいカイエンとして中間の価格帯で販売したらズッコこけますよね? 最もSUVの進化にストイックなのはスバルのフォレスターで、すでに4世代目になります。1974年に開始されたジープ・チェロキーは5世代目ですけど、オリジナルのクロスカントリーモデルと現行ではだいぶ意味合いが違っていて別のクルマという意見も。

  SUVをブランドの中核に置いたブランディングを仕掛ける、BMW、スバル、マツダのSUVは最初に挙げた3つの要素を忠実に満たしているように見えます。フォレスターはもっとラグジュアリーになれ!? 系統やルーツにこだわる、あるいは筋を通すという意味ではストイックな姿勢に好感が持てるこの3ブランドですが、やっぱりいつまでもネコ被っているわけじゃないだろうけど・・・(FF化されたX1は悪くないと思います)。SUV専門ブランドのランドローバー、ジープ、三菱も「理想だけではメシは食えない」ですから、最新のラインナップを見ると「なんじゃこれは?」というモデルも少しは含まれています。

  これまでの大ヒット車だった「アクセラ」に変わっていよいよ「最も売れるマツダ車」へとたった1世代で急成長した「CX5」ですが、2月に待望のFMCが行われました。マツダがこのFMCに盛り込んだ「想い」が、市場のトレンドを見事に撃ち抜くならば、SUVもいよいよセダンやスポーツカーのように多くのファンによって良し悪しを語られる存在へとさらに成長するんでしょうけども・・・ちょっと雲行きが怪しいです。

  CX5の今回のフルモデルチェンジにシンクロするように、VWティグアンとプジョー3008も新型が日本に導入されました。キープコンセプトなCX5のFMCに対してライバルの2車のFMCは「中途半端」だった先代からドラスティックな変化を遂げています・・・これは明らかに「何か」を研究してきた!!そういう痕がハッキリと見えます。グローバルでもバカ売れしたCX5ですから相当に研究されてます。初代のようにスマッシュヒットはしにくい状況にあるかも・・・アテンザの時と状況が似ている?

  さらに亜流がどんどん登場していて、ユーザーを惑わします。C-HRのようなまともに走らないスポーツモデルが出てきたり・・・逆に「ジャガーFペース」や「アルファロメオ・ステルヴィオ」のような上級SUVにリッチな顧客を吸い取られるというリスクもあります。「ティグアン」「3008」「X1」はともに同時期に2世代目を迎えたという意味では「同志」みたいなものでしょうけど、これらが「ミドルSUV」の魅力をもっと全開で発信して確固たる市場を確立できるか!?2017~2018年の2年間が勝負になりそうです。こんな危険な状況なのにCX5に全てを賭けているマツダ・・・ちと株価が心配だなー。

最新投稿まとめブログ
MAZDA FANBOOK vol.2 / マツダ ファンブック (ノスタルジックヒーロー別冊)


  

  

  


  

2017年4月6日木曜日

アウディRS3セダン 「2000万円超級に挑む800万円セダン」

  フェラーリのV8ミッドシップスポーツモデルが、488GTBからいよいよターボになったー!! スーパーカービジネスの再燃か? 「ケーニッグセグ」というスウェーデンのスーパーカー・ブランドは、禁断の「ハイブリッド・ドーピング」に手を染めた市販車を日本でも発売。イタリア勢やブガティ、マクラーレンも追従するのかな? とにかくアメリカ発の「電車ブランド」の異様なまでのスピード攻勢は凄まじく4ドアセダンの0-100タイムが2.4秒台に突入だとかで、スーパーカー・ブランドとしての体裁を整えるには背に腹は変えられないみたいです。

  ターボエンジンによる市販車0-100km/hタイム最速競争はGT-Rが登場した2007年頃から激化して、日産の挑発に過激に反応したポルシェが「911ターボ」でGT-Rとほぼ同じ2.7秒という驚異的なタイムに収束します。それまで三菱が意気揚々と開発を続けていたランサーエヴォリューションは最終形でおよそ4.4秒まで上がりましたが、AWD最速の看板はもはや取り戻すことは困難なようで、開発意欲を完全に失ったからかあっけない終焉を迎えました。エボの背中を追ってきたものの取り残された格好の「スバルWRX」は、まだまだ先代のEJエンジンを使って惰性で作られてますが、こちらもいつ店じまいが起こっても不思議じゃないです・・・。

  4ドア車の最速モデルは?というと、日本メーカー車ではレクサスGS-Fがおよそ4.3秒が最速だそうです。HV最速を謳って登場した4ドアのスカイラインHV(5.0秒)を、トヨタが意地で引きずり下ろしました(アリストターボの伝統!!)。いずれにせよスカイラインもGS-FもFR車としては非常に立派なタイムだと思います。FRの雄・BMWに全然負けてない!! ただし4ドア車も「AWD」になるとさらなる猛者が現れます。ポルシェが公表しているパナメーラ・ターボSが3.9秒。同じVWグループのアウディRS7も3.9秒。これに対して新型となるAMGの「E63・S4マチック」は3.7秒を実現するらしいです。

  一時は日産がスカイラインにVR38DETT(GT-R用ユニット)を搭載して、パナメーラターボSを引きずり倒す計画があったようですが、コンセプトカーは出たもののいつの間にか開発が凍結され、今度は日産と盟友関係にある「メルセデス」が代わりに挑むようです。相変わらずポルシェと日産にはきな臭い感じが漂っていていいですね!! スカイラインだとパナメーラに比べて車格が下ですから「互角の勝負」にはならないですけど、「E63・S4」なら価格も含めてほぼ「ガチンコ」です(ポルシェに言い訳させない!!)。幻となった「スカイライン・オールージュ」の出番は、ポルシェのDセグセダン「パジュン」が登場してからになりそう!?

  そんな中でアウディから、横置き直列5気筒ターボ&MQBプラットフォーム使用という「珍車」で販売されていた「RS3スポーツバック」と「TT-RS」のシリーズに新たに4ドアセダンの「RS3セダン」がラインナップされることになりました。しかも間髪おかずに速攻で日本でも発売です(受注開始)!! 公表されている加速タイムは4.1秒。このタイムは少なくともFRベースのAWDを使う「BMWアルピナ6アルラッド」を上回っています。

  一見有利そうに見える小型ボデーですから、4ドア最速も不可能じゃない気もしますが、同じVWグループとはいえ価格も構造も全く違う水準の「パナメーラ・ターボS」や「アウディRS7」は、エンジンからして600ps級のモンスターです。フルサイズのボデーにこだわるのは、おそらく目指す市場がマッスルカーの伝統を持つ北米や、世界のスーパーカーが集う中東&中国しか見てないからでしょうか・・・。

  これだけの巨体4ドア(5ドア)を、超絶加速で走らせるわけですから、当然にハイパワーを路面に伝えるべく、考えられる最高の足回りが用意されていて、オールディメンジョンに対応するベストな「5リンクサス」が前後に配置されてますし、真っ直ぐ進む際にもあらゆるレベルのコーナーをパスする際にも必要になってくる高度運動支援システムの「リア・スポーツ・ディファレンシャル」がもちろん搭載されています(ポルシェのスポーツーカーを開発してきた成果ですね)。これと同等の機能を3モーターでさらに高精度・高レスポンスで制御しているのが、ホンダのNSX(3秒)とレジェンドHVですけども、RS7もパナメーラTSも非HV車としては最良の策が施されていると言っていいかも。

  NSXに比肩するハイテク満載のとんでもない「クオリティ」の4ドアを相手に、ゴルフRと共通の流用品であろうEDS(電子制御デフ)と、2.5L直5ターボの400psのパワーだけで挑む「RS3セダン」は780万円です。日本の「クルマ好きな輩さん」はこういうクルマを欲していたんじゃないですか? 2007年のデビュー当時に777万円の圧倒的なコスパに歓喜した当時のGT-Rと同じ価格で同じ加速性能は実現してますよ!!ゴルフR(4.6秒)やWRXあるいはA45AMG、M2よりも頭一つ抜け出した速さですよ!!往年のインテRと同じストラットの足回りでこれだけの加速性能を誇る!!素晴らしいじゃないですか!!

  ちなみに同時発売で同じく400psまで上がった「TT-RS」は3.9秒で、「RS」シリーズでも最速レベルに達しています。もしかしたらミッドシップやFRベースなAWD車よりも、横置きFFベースのAWD車の方が速いんじゃないの? FF横置きの5気筒は、アウディの他にもホンダやボルボが開発をしていましたが、実績のあるメーカーが着手するだけあって大化けする設計なのかも!?スポーツ色が圧倒的に強いV10の片割れユニットですからね・・・。

  残念ながら直5を続けているのはアウディだけです。ホンダのtypeRやボルボ・ポールスターもFF横置き最速を目指して5気筒の復活なんてどうでしょうか? 上位モデルを脅かすような「コスパ」のいいハイパフォーマンスモデルを作って欲しいです。ホンダはMRになるという新型のS2000にもそのまま横置きで使えて良さそうですし・・・S2500でいいかも。

  あとは・・・密かに2.5L直4ターボを実用化していて、投入のタイミングを伺っているマツダ(MSアクセラはまだですか!?)。さらにアウディが新たに400psエンジンを開発した!!との情報を得て、新型のVR30DETT(V6の3Lターボ)に急遽ツインターボ400ps仕様を用意したという日産(もう35Zを作るしかないでしょ)。各メーカーが一斉に「400ps、4秒&4ドア」を用意したところで「共倒れ」のリスクも大きいですから、個性を発揮して貰えばいいとは思いますけども、・・・とりあえず先陣を切ったアウディさんは天晴れ!!だと思いますね(先陣というよりCLA45AMGとM2に喧嘩を売った!?)。



2017年3月22日水曜日

MINIクロスオーバー 「Dオンリー!?」

  日本のファミリー層にとってMINIというブランドはどのように映るのか? 当然ながら賛否両論あるとは思います。例えばヴィヴィアン・ウエストウッドのフルコーデで街を歩けますか?に近い質問かもしれません。ヴィヴィアンに限って言えば、自らのセンスが日本ではある程度まともで、しょっちゅう他人のファッションの粗を探しているような下衆な感性の「自称良識派」には「ナルシストだ!!」と即座に否定されるでしょう。頭ごなしに否定するのにもかかわらず、MINIやヴィヴィアンが無くなった社会に対しては、退屈や不満を感じる・・・案外そういう身勝手な人々が日本の多数派じゃないかなと思うんです。

  誰かがヴィヴィアンを着なければ世の中は面白くならないし、誰かがMINIに乗らなければ街の景色はつまらない・・・。特徴もない服を着た人々と、ありきたりなクルマばかりが走る日本の景色は、見ていて気分が沈んでいきますし、社会全体が高齢化へと突き進んでいる現実に直面し、街が「老け込む」のをただ目撃することでしょう。比較的に誰でも選ぶことができるオシャレ。しかし「価格」ではなく「奇抜さ」によって希少性を担保するブランドの「仕事」は、ユニクロやトヨタとは全く別の尺度で考えてあげることが大事ではないかと思うんです。

  トヨタが昨年末に発売するやすぐに4万台のオーダーがあったという小型SUVのC-HR。これは!?「伝統のMANETA」では?そういった揶揄は、今回もトヨタの強力なメディア支配によってか?全く聞こえてこないです。競合他社の「あの大ヒットモデル」を相当レベルまでお手本にしているのは誰の目にも明らかだと思うのですが、トヨタが全力を挙げて作った!!圧倒的な動的質感の走りを追求した!!などと「くどい」ほど宣伝した甲斐があったようです。クルマの諸元を見ると、プラットフォーム(TNGA)、パワーユニット、ミッション、サス形式まで、おおよそブランド内の他車と共通で作られたパーツばかりですから、新開発が何もない既存部品を合成した「あり合わせ」の設計です。

  トヨタの説明によると、部品の徹底した共通化は開発コストを抑えるのに貢献していて、その分の予算を走りをよくするところに使った!!とのことです。新型エンジンを使わない代わりに、徹底してドライブフィールに影響する部分にお金を使った!!そう言われると納得しちゃいます。さてC-HRのライバルになるのかわかりませんが、MINIブランドの「クロスオーバー」がFMCで登場しました。MINIは単なる「復刻」趣味のブランドから、プレミアムな小型車の最先端へと立ち位置を大きく変えています。

  BMW傘下であることから、BMWから譲り受けたエンジンと、小型車なのに豪華なトルコンATを使うミッションを配備するなど「飛び道具」主義へ傾倒しています。そしてMINIクロスオーバーの日本向けはなんと「ディーゼルのみ!!」。MINIのベースモデルが属するBセグは、大きめのディーゼルエンジンは向かないとされてきましたが、某日本メーカーが奇をてらって搭載したところ、これがフォード・フィエスタなどにも普及しました。MINIクロスオーバーは全長4315mmでCせぐのゴルフを上回るサイズですので、Cセグなんですが、このクラスは欧州ではディーゼルが主流です。

  ゴルフも欧州ではディーゼルが当たり前なんですけども、日本にはなかなか入ってきませんね〜・・・なんでだろう!? ゴルフの設計をパクったとされるプジョー308はガソリン車と区別がつかない静粛性が評判で、価格もマツダ・アクセラの2.2Lディーゼルよりも安い299万円〜に設定されています。プジョー308ブルーHDIの価格を基準にするならば、MINIクロスオーバーDの386万円は高いのか?安いのか? ディーゼルエンジンの静粛性ならプジョーが有利。リアにマルチリンクを配備していて、足回りではMINIにアドバンテージがあるかも。しかし直進安定性ならばホイールベースが長い「プジョー308ブルーHDI」が良さそう。

  しかし冒頭にも書きましたけど、MINIとはヴィヴィアンですから、価格による他ブランドとの単純比較なんてナンセンスとは言わないまでもあまり意味がないです。400万円支払ってMINIクロスオーバーを手にいれた時に、どのようなライフスタイルが送れるのか!? いかにも大衆的なデザインに身を包んでいるプジョーに対して、洗練されたアイコンとしてキャラが確立されているMINIの方が、表参道や丸の内など出かけるアーバン・コンパクトとしての素養がありそうです。

 


  MINIの価値をわかりやすく説明するのはちょっと難しいですが、個人的に面白いなと感じているのは、クラシカルなデザインと「飛び道具」の両方の魅力を備えている点です。BMW由来のエンジンだけでなく、X1との共通性からMINIとしては異例のAWDグレードまで登場しました。実際にMINIのFFシャシーでは、元気よく回るBMWエンジンのパワーを、十分にFWDでは路面に伝えられない部分も出てきています。クイックなハンドリングに空転も辞さないポップなトラクションこそがMINIの魅力とみる向きもありますが、4ドアを装備してファミリーカー仕様になって、荷物もたくさん積載できるクルマだとするならば、エンジンパワーを余さずに使えるAWDが・・・MINIの伝統を最新モードへと昇華させる!!という意味ではやはりプレミアム&最先端なブランドなんだなーと思います。