アウディA5 「フォーシルバーリングス復活の予感!?」

クルマであれこれ考えたくない人向け!?

  「クルマなんてなんでもいい」・・・って言うのは簡単ですけども、現実に当てはめると色々と障害があります。「なんでその服を買ったの!?」って言われたら、もう着なきゃいいだけの話ですけども、「なんでそのクルマに乗ってるの!?」って言われたらキツイなー。

  失礼を承知で書きますけど、軽自動車やBセグコンパクトカーなら「高速道路で危ないじゃん!!近所を走るための老人のクルマかよ!!」ってなりますし、ビルトインガレージもないのに高級車や高級スポーツカーを選ぶのもなんか違う気がする。家族がたくさんいるなら3列シートなんでしょうけどもね・・・。あとはSUVくらいですけども、これはなんだか周りに流されているようで、一番「なんでそのクルマ?」の一言が強烈に刺さりそう。C-HRとか・・・。

  『プリウス』と発売されたばかりの2代目『リーフ』。合理性の名の下に、両雄が理想を追求した2台なんでしょうけども、なんだか巨大資本の戦略にそのまま乗っかってしまっている感が・・・。新型リーフみたいに「欧州のプレミアムセグメントと同等の静粛性!!」とか追求されちゃうと、いよいよ他のブランドを選ぶ理由がなかなか見つからなくなってくるのかも。

  トヨタや日産の『本気』に対して、全く負けていない上に「独自の世界観」で中型車を作っているブランドってどれだけあるんだろう!?・・・頭に浮かぶのはドイツの4つと日本の3つ。ジャガーとかアルファロメオはまだまだ供給体制に問題がある!? トヨタ&日産以外で実質的に選べる7つのドイツ・日本のブランドの中で、最も堅実に煮詰められたクルマが・・・このアウディA5なんじゃないですか!?



やっぱり(中国で強い)アウディは凄い!!

  民進党の美人な幹事長と不倫できてしまうくらい凄い!!(年下弁護士の愛車がA4アバントでした) この一件とは全く関係ないですけども、2000年頃にアウディの先進イメージに引き寄せられて以降、次第に距離を置いていたアウディへの気持ちが、ごくごく最近になって戻ってきたかも。日本での販売はかなり下り坂になっているようですが、やはり中国市場で驚異的な躍進を果たしVWグループの利益を一手に稼ぐ出すようになったアウディですから、地力が違う!!という気がするんです。

  日本ではメルセデス、レクサス、BMWの後塵を拝していますが、中国では圧勝!!「そんなクルマいらねー」って人もいるかもしれないですが、もはや中国市場で評価されているブランドが世界の自動車産業を牽引している!!ってのはクルマ好きにとっては否定できない事実。アウディ以外にも、ヒュンダイ、シトロエン、マツダなどの躍進が目立ちます(マツダは日本で売れなくても前年実績を上回っています!!)。

  残念ながら日本に正規導入されていないのでその実力は未知数ですが、北米ではビッグサルーン市場で確実に台頭しているヒュンダイ(ジェネシスブランドでアウディを猛追)。そして中国資本を導入して一気にモデルを入れ替えてきたシトロエンは、日本でもスマッシュヒットを飛ばすクルマが増えてきました(7月は前年比200%を記録)。マツダも右肩上がりの中国市場を背景に、技術的アドバンテージを増やすことに躍起です。

  ランボルギーニやマクラーレンも中国市場からの熱視線を受けやすい「ニュル」でのパフォーマンスにこだわっているようです。VWやホンダ、それからアメリカの新興スーパーカーブランドまで、とにかく中国及び世界の富裕層・中産階級の目に留まる売り方を目指して、単なるディーラー網でのアプローチではなくて、「タイムアタック」によるマーケティングがこれからもっと本格化してきそうな予感です。

いいクルマは中国から生まれる!?

  日本市場の比じゃないくらいたくさんのモデルが販売されている中国市場です。中国人のクルマ好きは果たして現行市販モデルを全て認識できているのだろうか?ってくらいです。中国市場ではBMW5シリーズなどの人気モデルは先代モデルがノックダウンで併売されています。しかも直3/直4/直6/V8/V12ターボだけでなく、どこから出てきたのかわかりませんがV6ターボ搭載モデルってのもあります(BMWの正規ライセンスを持つブリリアンスが製造しています)。

  マツダ6(アテンザ)のライバルは、長安汽車がノックダウン生産する初代、二代目のマツダ6です。さらに第一汽車のラグジュアリーブランドである「紅旗」からもマツダ6ベースのラグジュアリーセダンが・・・。なかなかカオスな状況です。プジョー406/407を名乗るクルマもありますし、シトロエンの『DS』ブランドもさらにたくさんのクルマが用意されています。よく探せば初代〜6代目までのゴルフが全て売ってるかも。E90はありそうですし、E46、E36もあるんじゃないか?

  日本やドイツがこの20年余りの間に生み出してきた名車がことごとくライセンス保存されている中国市場。ポルシェのそっくりモデルがあったぐらいで騒ぐなんて!!トヨタは『プリウス』を、日産は『リーフ』を、いよいよ中国での現地生産で大量投入する予定だそうですが、中国ナンバー1ブランドのVWと、それを支えるアウディにとっては、1000万台生産を競う直接のライバルの襲来に備えて万全の体制で待ち構えているはず。逆に新型アウディA5にFFモデル追加で実質的に500万円くらいまで値下げして、プリウスのシェアを奪う姿勢すら見せています。

  もう日本市場の不景気になれきった庶民感覚では、ちょっと判断しかねる状況ですが、グローバルでの中型量販車のトップシェア対決が、アウディA5と新型リーフの登場で開始されました!!果たして完全アウェーの日本市場で、アウディ最強の美形モデルの販売はどう推移するか楽しみです。


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