シトロエンDS7 (2018 / 9月 日本導入) マルチ&225psプリンスのフル武装
欧州デザインはやっぱりスゴかった。
SUVはまずオシャレでなければダメなのか!?・・・もうSUVならぬVUV(ヴィジュアル・ユーティリティ・ビークル)とかいう新ジャンルを作ってもいいかも(デフ・ロックって何?ってレベルなんだから)。その中でもBMW・X2がどうやら熱いらしい。私程度(素人レベル)の感性を持ったプロライター連中が口を揃えてこれは売れるんじゃないか!?って書いてるだけですけどね。BMWの新型車のエクステリアを見てこれほどテンションがアガるのはいつ以来のことか(i8以来かな・・・)。
BMWとDS
そんな意欲作のX2に対して、日本発売で鉢合わせになりそうなタイミングではありますけども、一足先に限定モデルの日本導入が発表されたのがシトロエンDS7クロスバックです。先行限定モデルは589万円ですが、9月以降に導入される予定の標準モデルは、BMW・X2(6月頃発売)の価格を見極めた上で決定されるようで、500万円を下回る価格に収まりそうなので、価格でもX2とガチンコになりそうです。
【BMW X2最新情報】日本発売は2018年初夏に決定!価格とスペックは? | MOBY [モビー] https://t.co/Pvn53jRlph— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月12日
ボルボを弾き飛ばす!?
さらにボルボからもほぼ同じタイミングでXC40が出てきましたが、なかなかハイレベルな三つ巴の対決の行方は、価格次第でしょうけども、とにかく400万円を下回らないと、日本ではまともに売れそうに無い。しかしC-HRに300万円払う人がウジャウジャいるわけだから、400万円台なら売り方次第では成立するのかも。売れる売れないは別にして、C-HRやCX5といった「モード」デザインで世界の最先端だとか吹かしていたトヨタとマツダの肝いりデザインが、欧州メーカーに完敗しているっていう事実・・・。
ボルボXC40──北欧デザインのお洒落コンパクトSUV | editeur エディトゥールediteur エディトゥール https://t.co/nC99RPmuW3— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月12日
BMWもすごいが、DSもかなりの力作
X2、DS7クロスバックのどちらも4.5m級のスタイリッシュなSUVですけど、BMWとシトロエンDSが真剣勝負するなら、これまではブランド力のBMWと、前衛的なデザインのDSという構図でした。しかし今回はBMWによってシトロエンの得意技を封じられた格好に。しかしシトロエンDSの反撃もなかなか凄いです。フラッグシップを務めるDS7クロスバックは、これならば500万円払う人もかなりいるのでは無いか!?というくらいにしっかりと作り込まれたインテリアの「世界観」がとても素晴らしいです。
日本車では無い何かが示す心地よさDS 7クロスバック――パリ発の「走る宝石」デビュー | editeur エディトゥールediteur エディトゥール https://t.co/JG6t2e6eBJ— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月10日
シトロエンDS5もそうでしたが、「スペースシップ」をイメージした内装はとても革新的で、既存のプレミアムブランドに対して『DS』の武器を示したものになってましたが、いよいよそのフラッグシップのイメージを引き継ぐべく投入されたDS7クロスバックの内装は、形容するのが難しいですけども、気品と個性が芸術的なレベルで融合したオートクチュールに限りなく近いラグジュアリーといったところでしょうか(は?)。これならばX2にも一矢報いることも可能。いやいや、わかっている人だけが密かに楽しむ秘密のSUVってのがあってもいいかも。
500万円でもOKじゃないか!?
欧州のフラッグシップらしいアナログ時計が付いてくるダッシュボードは、トヨタやホンダの量販型SUVと比べても材質に大きな差があるようには思えないのだけども、造形が「フランス車」であることを主張してくる。日本車やドイツ車のコスト感覚だとまず省かれてしまうアナログ時計のような装備を当たり前のように入れて「手数」を商品力として新しいフランスのプレミアムを創造しようとしている。そしてシートのデザインも秀逸。
マルチリンク装備にエンジン性能アップ
デザインに走ったBMWに対して、DS7クロスバックはドイツ車、日本車に負けない足回り&エンジンを用意して対抗してきました。PSAが使うLMP2プラットフォームを使うモデルは全てリアサスにトーションビームが仕込まれていましたが、このクルマはマルチリンクを使ってきました。DS5からの大きな変更点です。さらにガソリンターボに使われる1.6Lターボのプリンスエンジンが、なんと225ps/5500rpmまでスープアップされていて、ホンダもびっくりの高効率ガソリンターボが使われています。5000rpmがピークになっているBMWのB48ユニットよりも踏んで楽しいはず。
PSAグループの新世代戦略に期待
PSAも頑張ってますね。このマルチリンクサスを使って、プジョー508やシトロエンC5の後継モデルも準備されているんでしょうね。225psのユニットならば往年のプジョー406のようなスポーツセダンも近々復活しそうです。走りを忘れた!!は語弊があるかもしれませんが、いまいちパッとしないBMWを目覚めさせるのは、案外PSAなのかもしれません。
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