日産・スカイライン(インフィニティQ50) 「英メディアの酷評も妥当」(閲覧注意!)
次期購入候補のクルマが見られるとあって、東京MSまで行ってきました。日産ブースはオープンスペースにフロア3層構造になっていて、明らかに最上階の熱気が凄いのがすぐにわかります。おそらく新型スカイラインがそこで見られるのだろうと、ややドン引き気味の連れの手を引いて、クルマに群がるカメラ小僧とスマホなオッサンを掻き分けて進むとそこには2014のGT-Rが・・・。「乗りたい方は後ろに並んで!」という声を係員が親切にかけてくれましたが、今日のところはGT-Rには用がないしと思いつつ愛想笑い・・・。
隣りのもっと人が群がって全く見えそうにないのが、スカイラインか?と思い、再びオッサンを掻き分けて行こうと思いきや、皆様スマホを必死で持ち上げて上から撮っているので、目の前のスマホ画面にターゲットのクルマがクッキリ映っています。そのおかげで輪の中のクルマがGT-Rニスモだと分かりさっさと退散しカオスなフロアを降りることにしました。すぐ下のフロアには新型ティアナが・・・こちらは待ち時間なしで誰でも乗れる状況ですが、恐るべきほどに誰も興味なし!となりのエクストレイルも新型ですが、こちらも取り巻きは少なくまったく人気なし!日産やっちまったな・・・。
スカイラインはどこなんだ?と注意深く見回すと、地上フロアのスズキのブースのすぐ隣りにスカイブルー・メタリックのクルマが見えました。今度こそ正真正銘のスカイラインなのですが、拍子抜けするくらい人込みも少なく、ベストポジションでじっくり見ることができました・・・。フロントデザインは近所の日産ディーラーで見ているフーガにやはり似ています。現行フーガの最大にカッコいいポイントがフロントデザインなのでこの点は良いと思います。さらにフーガの欠点である高いルーフが、はっきりと下げられていて全体のスタイルがスマートです。
ただそこから先が難点だらけに感じました。この手のクルマのデザインの難しいところなのかもしれませんが、ライバル車とくらべて明らかに側面窓が大き過ぎます。車体剛性がクラスNo.1のクルマとは思えないような緊張感のない側面デザインになっています。このデカ窓コンセプトに決定した段階でこのクルマの運命は決まってしまったかもしれません。先代よりも車体全体をワイドに広くという方針は3シリーズやレクサスISと同じで、室内の居住性を優先したものになっていますが、日産はどうやらそこから先も真面目に突っ走ってしまったようです。
デカい窓が一概に悪いわけでなく、日産の考え通り後席の居住性を考えたら景色が良く見えるほうがいいです。ただ現実の問題として同様に窓がデカいF30を側面や側面後方から見ると全くオーラが感じられないのと同じ症状に陥ってしまっています。BMWの場合は3シリーズよりも4シリーズや6シリーズを小窓にしてスタイルを際立たせる、ブランド内ヒエラルキー戦略なので、F30がかっこ悪いなんていうのは「野暮」なのですが、スカイラインの場合はまったく立ち位置が違うクルマなのですから、このデザインの選択ミスは悔やんでも悔やみきれません(それでも売れるかもしれませんが・・・ないな)。
同サイズのクルマとしてはメルセデスCLAやマツダアテンザなどのプレミアム新興勢力が相次いで「小窓」で登場して、デザイン面での評判は非常に高いなかで、この新型スカイラインは「中身」が素晴らしいだけにとても惜しい気がします。今年始めの段階でイギリスメディアの容赦ない酷評に対し、日産のデザイン担当者(たしか名前が出ていた)が失敗を認めた上で「クーペで取り返す」という類いのコメントを残したを報じられていましたが、実車を見て英国メディアの主張は正しいと強く感じました。結論としては「クーペ待ち」かなという印象です。
日本の某雑誌には新型スカイラインはインフィニティマークを付けていよいよBMW3やメルセデスCのライバルになると書かれていますが、クルマのメカニズムを考えると3やCと同じクラスというには大きな違和感があります。もはや車重もエンジンパワーも全く別の方向を向いていて、サスやハンドリングメカニズムの先進性で日産フラッグシップと欧州車が同次元なんてあり得ませんし、ホンダ・レジェンドに先駆けてAWDハイブリッドも用意してきました。AWDの弱点(パワー・燃費・ハンドリング)を全てカバーしたなかなか"ミラクル"なクルマになっています。同じ450万円のクルマかもしれませんが、どこをどう比べると、3やCと同じということになるのでしょうか?デザインの悪い点で!というブラックジョークか?
日産のエンジニアがメルセデス製2Lターボの搭載に大反対したと言われていますが、それは至極当然でもっともだと思います。まあ売れ行きが伸び悩めば2015モデル辺りから2Lターボも発売しそうですが・・・。そんなこだわりも何もないようなエンジンはプリメーラでも復活させて、メルセデスブランドから発売してミーハーな日本の輸入車好きにでも売っておけばいいと思いますね。
隣りのもっと人が群がって全く見えそうにないのが、スカイラインか?と思い、再びオッサンを掻き分けて行こうと思いきや、皆様スマホを必死で持ち上げて上から撮っているので、目の前のスマホ画面にターゲットのクルマがクッキリ映っています。そのおかげで輪の中のクルマがGT-Rニスモだと分かりさっさと退散しカオスなフロアを降りることにしました。すぐ下のフロアには新型ティアナが・・・こちらは待ち時間なしで誰でも乗れる状況ですが、恐るべきほどに誰も興味なし!となりのエクストレイルも新型ですが、こちらも取り巻きは少なくまったく人気なし!日産やっちまったな・・・。
スカイラインはどこなんだ?と注意深く見回すと、地上フロアのスズキのブースのすぐ隣りにスカイブルー・メタリックのクルマが見えました。今度こそ正真正銘のスカイラインなのですが、拍子抜けするくらい人込みも少なく、ベストポジションでじっくり見ることができました・・・。フロントデザインは近所の日産ディーラーで見ているフーガにやはり似ています。現行フーガの最大にカッコいいポイントがフロントデザインなのでこの点は良いと思います。さらにフーガの欠点である高いルーフが、はっきりと下げられていて全体のスタイルがスマートです。
ただそこから先が難点だらけに感じました。この手のクルマのデザインの難しいところなのかもしれませんが、ライバル車とくらべて明らかに側面窓が大き過ぎます。車体剛性がクラスNo.1のクルマとは思えないような緊張感のない側面デザインになっています。このデカ窓コンセプトに決定した段階でこのクルマの運命は決まってしまったかもしれません。先代よりも車体全体をワイドに広くという方針は3シリーズやレクサスISと同じで、室内の居住性を優先したものになっていますが、日産はどうやらそこから先も真面目に突っ走ってしまったようです。
デカい窓が一概に悪いわけでなく、日産の考え通り後席の居住性を考えたら景色が良く見えるほうがいいです。ただ現実の問題として同様に窓がデカいF30を側面や側面後方から見ると全くオーラが感じられないのと同じ症状に陥ってしまっています。BMWの場合は3シリーズよりも4シリーズや6シリーズを小窓にしてスタイルを際立たせる、ブランド内ヒエラルキー戦略なので、F30がかっこ悪いなんていうのは「野暮」なのですが、スカイラインの場合はまったく立ち位置が違うクルマなのですから、このデザインの選択ミスは悔やんでも悔やみきれません(それでも売れるかもしれませんが・・・ないな)。
同サイズのクルマとしてはメルセデスCLAやマツダアテンザなどのプレミアム新興勢力が相次いで「小窓」で登場して、デザイン面での評判は非常に高いなかで、この新型スカイラインは「中身」が素晴らしいだけにとても惜しい気がします。今年始めの段階でイギリスメディアの容赦ない酷評に対し、日産のデザイン担当者(たしか名前が出ていた)が失敗を認めた上で「クーペで取り返す」という類いのコメントを残したを報じられていましたが、実車を見て英国メディアの主張は正しいと強く感じました。結論としては「クーペ待ち」かなという印象です。
日本の某雑誌には新型スカイラインはインフィニティマークを付けていよいよBMW3やメルセデスCのライバルになると書かれていますが、クルマのメカニズムを考えると3やCと同じクラスというには大きな違和感があります。もはや車重もエンジンパワーも全く別の方向を向いていて、サスやハンドリングメカニズムの先進性で日産フラッグシップと欧州車が同次元なんてあり得ませんし、ホンダ・レジェンドに先駆けてAWDハイブリッドも用意してきました。AWDの弱点(パワー・燃費・ハンドリング)を全てカバーしたなかなか"ミラクル"なクルマになっています。同じ450万円のクルマかもしれませんが、どこをどう比べると、3やCと同じということになるのでしょうか?デザインの悪い点で!というブラックジョークか?
日産のエンジニアがメルセデス製2Lターボの搭載に大反対したと言われていますが、それは至極当然でもっともだと思います。まあ売れ行きが伸び悩めば2015モデル辺りから2Lターボも発売しそうですが・・・。そんなこだわりも何もないようなエンジンはプリメーラでも復活させて、メルセデスブランドから発売してミーハーな日本の輸入車好きにでも売っておけばいいと思いますね。
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