2017年4月6日木曜日

アウディRS3セダン 「2000万円超級に挑む800万円セダン」

  フェラーリのV8ミッドシップスポーツモデルが、488GTBからいよいよターボになったー!! スーパーカービジネスの再燃か? 「ケーニッグセグ」というスウェーデンのスーパーカー・ブランドは、禁断の「ハイブリッド・ドーピング」に手を染めた市販車を日本でも発売。イタリア勢やブガティ、マクラーレンも追従するのかな? とにかくアメリカ発の「電車ブランド」の異様なまでのスピード攻勢は凄まじく4ドアセダンの0-100タイムが2.4秒台に突入だとかで、スーパーカー・ブランドとしての体裁を整えるには背に腹は変えられないみたいです。

  ターボエンジンによる市販車0-100km/hタイム最速競争はGT-Rが登場した2007年頃から激化して、日産の挑発に過激に反応したポルシェが「911ターボ」でGT-Rとほぼ同じ2.7秒という驚異的なタイムに収束します。それまで三菱が意気揚々と開発を続けていたランサーエヴォリューションは最終形でおよそ4.4秒まで上がりましたが、AWD最速の看板はもはや取り戻すことは困難なようで、開発意欲を完全に失ったからかあっけない終焉を迎えました。エボの背中を追ってきたものの取り残された格好の「スバルWRX」は、まだまだ先代のEJエンジンを使って惰性で作られてますが、こちらもいつ店じまいが起こっても不思議じゃないです・・・。

  4ドア車の最速モデルは?というと、日本メーカー車ではレクサスGS-Fがおよそ4.3秒が最速だそうです。HV最速を謳って登場した4ドアのスカイラインHV(5.0秒)を、トヨタが意地で引きずり下ろしました(アリストターボの伝統!!)。いずれにせよスカイラインもGS-FもFR車としては非常に立派なタイムだと思います。FRの雄・BMWに全然負けてない!! ただし4ドア車も「AWD」になるとさらなる猛者が現れます。ポルシェが公表しているパナメーラ・ターボSが3.9秒。同じVWグループのアウディRS7も3.9秒。これに対して新型となるAMGの「E63・S4マチック」は3.7秒を実現するらしいです。

  一時は日産がスカイラインにVR38DETT(GT-R用ユニット)を搭載して、パナメーラターボSを引きずり倒す計画があったようですが、コンセプトカーは出たもののいつの間にか開発が凍結され、今度は日産と盟友関係にある「メルセデス」が代わりに挑むようです。相変わらずポルシェと日産にはきな臭い感じが漂っていていいですね!! スカイラインだとパナメーラに比べて車格が下ですから「互角の勝負」にはならないですけど、「E63・S4」なら価格も含めてほぼ「ガチンコ」です(ポルシェに言い訳させない!!)。幻となった「スカイライン・オールージュ」の出番は、ポルシェのDセグセダン「パジュン」が登場してからになりそう!?

  そんな中でアウディから、横置き直列5気筒ターボ&MQBプラットフォーム使用という「珍車」で販売されていた「RS3スポーツバック」と「TT-RS」のシリーズに新たに4ドアセダンの「RS3セダン」がラインナップされることになりました。しかも間髪おかずに速攻で日本でも発売です(受注開始)!! 公表されている加速タイムは4.1秒。このタイムは少なくともFRベースのAWDを使う「BMWアルピナ6アルラッド」を上回っています。

  一見有利そうに見える小型ボデーですから、4ドア最速も不可能じゃない気もしますが、同じVWグループとはいえ価格も構造も全く違う水準の「パナメーラ・ターボS」や「アウディRS7」は、エンジンからして600ps級のモンスターです。フルサイズのボデーにこだわるのは、おそらく目指す市場がマッスルカーの伝統を持つ北米や、世界のスーパーカーが集う中東&中国しか見てないからでしょうか・・・。

  これだけの巨体4ドア(5ドア)を、超絶加速で走らせるわけですから、当然にハイパワーを路面に伝えるべく、考えられる最高の足回りが用意されていて、オールディメンジョンに対応するベストな「5リンクサス」が前後に配置されてますし、真っ直ぐ進む際にもあらゆるレベルのコーナーをパスする際にも必要になってくる高度運動支援システムの「リア・スポーツ・ディファレンシャル」がもちろん搭載されています(ポルシェのスポーツーカーを開発してきた成果ですね)。これと同等の機能を3モーターでさらに高精度・高レスポンスで制御しているのが、ホンダのNSX(3秒)とレジェンドHVですけども、RS7もパナメーラTSも非HV車としては最良の策が施されていると言っていいかも。

  NSXに比肩するハイテク満載のとんでもない「クオリティ」の4ドアを相手に、ゴルフRと共通の流用品であろうEDS(電子制御デフ)と、2.5L直5ターボの400psのパワーだけで挑む「RS3セダン」は780万円です。日本の「クルマ好きな輩さん」はこういうクルマを欲していたんじゃないですか? 2007年のデビュー当時に777万円の圧倒的なコスパに歓喜した当時のGT-Rと同じ価格で同じ加速性能は実現してますよ!!ゴルフR(4.6秒)やWRXあるいはA45AMG、M2よりも頭一つ抜け出した速さですよ!!往年のインテRと同じストラットの足回りでこれだけの加速性能を誇る!!素晴らしいじゃないですか!!

  ちなみに同時発売で同じく400psまで上がった「TT-RS」は3.9秒で、「RS」シリーズでも最速レベルに達しています。もしかしたらミッドシップやFRベースなAWD車よりも、横置きFFベースのAWD車の方が速いんじゃないの? FF横置きの5気筒は、アウディの他にもホンダやボルボが開発をしていましたが、実績のあるメーカーが着手するだけあって大化けする設計なのかも!?スポーツ色が圧倒的に強いV10の片割れユニットですからね・・・。

  残念ながら直5を続けているのはアウディだけです。ホンダのtypeRやボルボ・ポールスターもFF横置き最速を目指して5気筒の復活なんてどうでしょうか? 上位モデルを脅かすような「コスパ」のいいハイパフォーマンスモデルを作って欲しいです。ホンダはMRになるという新型のS2000にもそのまま横置きで使えて良さそうですし・・・S2500でいいかも。

  あとは・・・密かに2.5L直4ターボを実用化していて、投入のタイミングを伺っているマツダ(MSアクセラはまだですか!?)。さらにアウディが新たに400psエンジンを開発した!!との情報を得て、新型のVR30DETT(V6の3Lターボ)に急遽ツインターボ400ps仕様を用意したという日産(もう35Zを作るしかないでしょ)。各メーカーが一斉に「400ps、4秒&4ドア」を用意したところで「共倒れ」のリスクも大きいですから、個性を発揮して貰えばいいとは思いますけども、・・・とりあえず先陣を切ったアウディさんは天晴れ!!だと思いますね(先陣というよりCLA45AMGとM2に喧嘩を売った!?)。



0 件のコメント:

コメントを投稿