トヨタ・新型カローラ・ハッチバック 『20年の集大成を見せてくれ!!』


カローラは誤解されている!?

  世界の頂点に立つトヨタ自動車。その中でも長い歴史を持つ「カローラ」という名称。日本市場のユーザーにはちょっと掴みにくいモデルですけども、ロサンゼルスで発表された新型カローラハッチバックは、今からほんの20年ほど前に次々と生まれたトヨタの新世代商品群の代表格であった「欧州カローラ」(日本名カローラランクス、ネッツアレックス)に端を発するシリーズです。ちなみに初代は18年前に免許を取って最初に乗ったクルマなので思い入れが相当にあります(その辺を割り引いて読んでください)。


万能ではないけど、ヘタレでもない

  初代から日本仕様のFFはリアサスがトーションビームだったので、平日朝の中央道を山梨方面に流れに沿って走るだけでも相当に怖かった思い出があります。追い越し車線に出るのもコツを掴むまではちょっと勇気が必要でした。当時は警察が裏金を作りまくっていたので、今ほど『罰金回収車』は稼働しておらず、クソ速い280psクラスのセダン、ワゴンが横を猛スピードですり抜けていた時代。190psのヤマハ製ユニットは素晴らしかったけど、2速で踏むといきなり直ドリに突入しそうな気配がプンプンしていて、免許取立てにはちょっと手に負えないモンスターでした。スペックは今度発売されるGRMNヴィッツと同等くらいで、車重は1100kgくらいだから怖くて当たり前ですが・・・。


ヘタレはNISSAN

  トヨタの新世代商品群は、21世紀のゼロクラウン、マークXより一足先に登場した世代で、中型車が多く、代表的なモデルは、カローラランクス(アレックス)、アルテッツァ、アベンシスそしてプリウス。その後ミニバンブームがやってきますが、この3車は生き残ったのに対して、セフィーロ(和田智)、プリメーラ(水野和敏)といった日産屈指の名車が敗れ去る結果に・・・。デザインは良かったけどエンジンで負けた!?


トヨタの中長期戦略は世界一だ

  トヨタも国内市場を寡占するために新世代商品群を用意したわけではなく、冷戦終結からの1993年のEU結成で本格的に活性化する欧州市場を狙った戦略車であることを当時は強調していました。欧州車を研究した跡が随所に見られるアルテッツァ、欧州カローラ、アベンシスはドイツなどでよく売れましたが、当時はプリウスに対する評価はさっぱりだったようです。今ではイタリアのタクシーといえばプリウスというほどポピュラーになってますけども。


トレンドのど真ん中に

  現行のオーリス(欧州カローラ)はあんまりカッコよくなかった(個人的な感想ですが)。シビックと並んでユーティリティを重視するのでデザインが難しいのだろう。マツダ・アクセラはユーティリティを多少犠牲にしてもデザインに走った結果、一部のカーメディアに「安物のくせに気取ってんじゃねー」と叩かれていたが、あのロングノーズ長の下にはスカイアクティブの肝になる4-2-1排気が収まっているという合理的な理由もあるのに、福野さんも西川さんも叩いていたな。同時期に出てきたAクラスにはその手の批判はなかったが・・・。


トヨタvs日産の・・・

  メガーヌがAクラス、アクセラ路線のロングノーズになって登場しましたが、トレードマークのアグレッシブなヘッドライトデザインが、新型カローラでも採用されているようです。パクリかもしれないですが、トヨタとしてはターゲットはゴルフではなくメガーヌだ!!とライバルを指名する意図もあったんじゃないかと思います。80年代、90年代はトヨタと日産が似たようなデザインのライバル車をお互いに開発して、他のメーカーを寄せ付けない人気を得ましたが、また再びトヨタvs日産の「マッチアップ戦略」が始まりそうな予感が・・・。


カローラとメガーヌの時代が来る!?

  日産の代理を務めるルノー・メガーヌは輸入車ですから、日本市場においてマクロで(新型カローラハッチバックを上回ることはないでしょうけど、ミクロの観点では、価格、性能、デザインなどの比較で引きつけるユーザーは出てくるのでは!? ミクロな現象が広まって突如としてマクロで観測されることも珍しくなくなった『ツイッター時代』。Cセグへの攻勢を強めるドイツのプレミアムブランド(真面目に良い車作れよ!!)も、アメリカや日本ではさっぱり売れなくなってきている。どっかのカーメディアがBMWが売れなくて新古車がたくさんある!!とネットで報じれば、そのコメント欄には5年前では考えられない光景が・・・みんな内心では思ってたんだね、BMWに定価通りの価値がないってことを。

ブレイドマスターは復活するのか!?

  カーメディアが歴史から抹殺しつつあるトヨタ車といえば、『トヨタ・ブレイド』。20年前に登場した初代カローラランクスの名称は1世代のみで終わり、次の世代ではオーリスとブレイドの2車種に分裂して存在。1.5L/1.8Lがオーリス、2.4L/3.5Lがブレイドに分けられました。ミニバン全盛の時代の上、トヨタにはアルテッツァ、セリカ、MR-Sなどスポーティな選択肢も多く、あまりメジャーな存在になれなかったけども、ゴルフR32を意識して、トヨタが本気でホットハッチを作った事実はもっと賞賛されるべきだと思うけど、カーメディアが描く『トヨタ像』とはイメージが乖離するせいかタブーにされている。

トヨタの新しい歴史を担う一台になりそうだ

  コアなカーエンスーに支持されてこそいるものの、名車ブレイドの無念さを、新型カローラハッチバックが少しは晴らしてくれるのではないか!?エスティマやアルファードで使われる横置き3.5Lエンジンは最大トルクの関係でトルコンATと組み合わされるが、車体剛性、足回りの質的向上など20年の進化をまざまざと見せつける1台になることを期待してます。

↓トヨタ版Vテックと言われる8000rpmレッドのカローラランクスZエアロ

ブログコメントで「ポロGTIに対抗できる日本車があるなら教えて!?」と言ってきたオッサンにコルトラリーアートと共に教えてやった。コメ欄で文句垂れてくる最近のオッサンは、かなりの確率でクルマのこと知らなねーんだよな・・・。一発レスですごすごと消えていく。

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