メルセデスCクラス(W205) 「次はスカイラインと統合らしいが・・・」
「新型スカイライン」もこの「新型Cクラス」も先代と比べてはっきりとキャラが立ってきて、なかなか盛り上がりそうな予感がするのですが、次期モデルではかねてよりの計画通りにやっぱり「兄弟車」になってしまうのでしょうか? なんかその噂が「ガセ」なんじゃないかというくらいのどちらも気合いの入った作り込みに感じますね。Sクラス(W222)で展開された新たな装備のロット数を確保するために、オーディオなどの内装を新型Cクラスに投入するなど、前例がないようなFMCによって新しいCクラスが誕生します。
なんで「S」用の豪華装備を「E」も「CLS」を飛ばして「C」に採用するのか? それは「E」のドイツでの主な用途が「タクシー」なので、下手に装備を付けて納入価格を上げないようにしているからみたいです。警察に220万円程度で納入されるクラウンもそうですが、やはり官庁や法人に大きな需要があるクルマはコストダウンに励まざるを得ない実情があるようです。だったらもう少し一般向けの販売価格を抑えてくれてもいい気がしますが・・・。「クラウン」と「Eクラス」が2大コストダウンセダンと言われる所以です。
今回のCクラスのFMCで意識的に内装や乗り心地、ハンドリングを高い水準に引き上げる改良を盛り込んで来たのは、やはり去年発売したCLAの存在が大きく影響しているようです。現行のCクラスは大バーゲン特価で在庫車を売り払っていますが、さすがにこのまま「キープコンセプト」で次期Cクラスになったところで、全くと言っていいほど売れないでしょう。去年MCがあった直後から大幅値下げを行わざるを得ない悲惨な状況にある「Eクラス」の二の舞ですね。
だからといって、Cクラスに突如としてEクラスを超えるスペックの「フロント・4リンクサス」を採用するのはなかなか大胆な戦略。EクラスのMC直後から、Cクラスの情報が流れ始めていたので、今Eクラスを敢えて買う人はよっぽど魅力的な「値引き」を引き出したのか、メルセデスの情報に疎いかどちらかでしょう。
このサス変更の決断へ至った理由は、ここ最近のCクラスのハンドリングに対する完成度の低さと「迷走」にあるように思います。歴代のCクラスは直進安定性を優先する方針が採られてきたわけですが、Dセグセダンには取り回しの良さゆえの、高次元のハンドリング性能が要求されるようになってきました。Cクラスはこの競争のなかで大きく遅れをとっています。痺れをきらしたメルセデスは現行モデルの途中から「BMW3」以上のハンドリングを目指して一定の評価を得ますが、逆にメルセデスらしい重厚な乗り味の魅力が半減しました。もはやEクラスと同等のサスでは要求される乗り味は得られないと判断して、Sクラスのものを移植したのだと思われます。
おそらく「味付け」としては、従来の直進安定性に大きく回帰した上で、クイックではないけども「雑味」がないリニアなハンドリングを高性能サスを使って目指してくると思われます。メルセデスの幹部もどうやらクイックなハンドリングによる「スポーツイメージ」を新型では頑なに否定しています。もう一つの可能性として、このクルマをベース車とする「AMGモデル」のライバルが突如増加したために、AMGモデルのさらなる戦闘力の向上を目指した変更ともいえます。ストラットサスのM3/M4に対しては優位に、そしてダブルウィッシュボーンのRC-Fに対して互角に渡り合える懐の深い設計というわけです。
ベースグレードのエンジンに関しては従来のEクラスで使われるエンジンをそのまま採用したり、Aクラスでつかれる「poor」なエンジンも新たに盛り込まれるなど、既製品ばかりで目新しさがありません。BMW・アウディに関してもエンジンスペックを下げる傾向がみられ、今後はさらなるダウンサイジングが予想されるので、エンジンには余計なお金をかけずに内装や乗り味で「強烈な個性」を確立するという「コンセプト」が根底に透けて見えるようです。
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なんで「S」用の豪華装備を「E」も「CLS」を飛ばして「C」に採用するのか? それは「E」のドイツでの主な用途が「タクシー」なので、下手に装備を付けて納入価格を上げないようにしているからみたいです。警察に220万円程度で納入されるクラウンもそうですが、やはり官庁や法人に大きな需要があるクルマはコストダウンに励まざるを得ない実情があるようです。だったらもう少し一般向けの販売価格を抑えてくれてもいい気がしますが・・・。「クラウン」と「Eクラス」が2大コストダウンセダンと言われる所以です。
今回のCクラスのFMCで意識的に内装や乗り心地、ハンドリングを高い水準に引き上げる改良を盛り込んで来たのは、やはり去年発売したCLAの存在が大きく影響しているようです。現行のCクラスは大バーゲン特価で在庫車を売り払っていますが、さすがにこのまま「キープコンセプト」で次期Cクラスになったところで、全くと言っていいほど売れないでしょう。去年MCがあった直後から大幅値下げを行わざるを得ない悲惨な状況にある「Eクラス」の二の舞ですね。
だからといって、Cクラスに突如としてEクラスを超えるスペックの「フロント・4リンクサス」を採用するのはなかなか大胆な戦略。EクラスのMC直後から、Cクラスの情報が流れ始めていたので、今Eクラスを敢えて買う人はよっぽど魅力的な「値引き」を引き出したのか、メルセデスの情報に疎いかどちらかでしょう。
このサス変更の決断へ至った理由は、ここ最近のCクラスのハンドリングに対する完成度の低さと「迷走」にあるように思います。歴代のCクラスは直進安定性を優先する方針が採られてきたわけですが、Dセグセダンには取り回しの良さゆえの、高次元のハンドリング性能が要求されるようになってきました。Cクラスはこの競争のなかで大きく遅れをとっています。痺れをきらしたメルセデスは現行モデルの途中から「BMW3」以上のハンドリングを目指して一定の評価を得ますが、逆にメルセデスらしい重厚な乗り味の魅力が半減しました。もはやEクラスと同等のサスでは要求される乗り味は得られないと判断して、Sクラスのものを移植したのだと思われます。
おそらく「味付け」としては、従来の直進安定性に大きく回帰した上で、クイックではないけども「雑味」がないリニアなハンドリングを高性能サスを使って目指してくると思われます。メルセデスの幹部もどうやらクイックなハンドリングによる「スポーツイメージ」を新型では頑なに否定しています。もう一つの可能性として、このクルマをベース車とする「AMGモデル」のライバルが突如増加したために、AMGモデルのさらなる戦闘力の向上を目指した変更ともいえます。ストラットサスのM3/M4に対しては優位に、そしてダブルウィッシュボーンのRC-Fに対して互角に渡り合える懐の深い設計というわけです。
ベースグレードのエンジンに関しては従来のEクラスで使われるエンジンをそのまま採用したり、Aクラスでつかれる「poor」なエンジンも新たに盛り込まれるなど、既製品ばかりで目新しさがありません。BMW・アウディに関してもエンジンスペックを下げる傾向がみられ、今後はさらなるダウンサイジングが予想されるので、エンジンには余計なお金をかけずに内装や乗り味で「強烈な個性」を確立するという「コンセプト」が根底に透けて見えるようです。
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