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5月, 2014の投稿を表示しています

日産スカイライン 「2L直4ターボ発売・・・」

  「本当に発売するとは・・・」なんて今さら驚いているわけではないですけど、やはり日本メーカーのプライドとして、このクラスのクルマにターボを付けるのはやめてほしかった・・・。日本には欧州ブランドの階級主義なんていらないですし、「上」と「下」で全く意味合いが違うエンジンを使い分けてユーザーを「差別」するなんていう文化を日本メーカーが率先して持ち込むことに違和感を感じます。まあ日産だけが悪いのではなく、スバルのレヴォーグも基本的には同じ考え方みたいですが・・・。   BMWもメルセデスもジャガーもベースグレードでは直4ターボが定番になっています。日本価格だとこれでも平気で400万円を超えてくるのですが、ハッキリ言ってそれほどの価値は絶対に無いと思います。どうしてもBMWやメルセデスに乗りたいという人には満足かもしれませんが、車重1600kgを超えるボディというだけでも、これらのクルマには直4エンジンで走らせるだけの能力が決定的に欠如しています。さらにパワーシート、電動ステアリング、電制ダンパー、後席用の快適装備などに多くの電気を使いますから、エンジンが小型になればなるほど設計上に無理が生じてきます。   新型スカイラインは世界初の技術を含め、さまざまな電制デバイスを積み込み大排気量エンジンを想定して設計がされました。しかし急遽、廉価版の2Lターボを積み込むことになり、深刻な電気不足に陥ることからステア・バイ・ワイアなどの新機能はかなりの割合でキャンセルされています。スカイラインHVの一つの売りであったクルマオタクが悶絶する「96通り」の運転モードなどもおそらく何事も無かったかのように消え去っているはずです。   ただしステア・バイ・ワイアのフィーリングにしても、運転モードの多さにしても、専門家筋からもそれなりに異論が上がっていて、さらに一般ユーザーからしてみたら「かなりどうでもいい」という意見も多そうなので、廉価ターボ版を販売する意義というのは小さくなさそうです。また日産にしても、日本市場限定でしかもフーガ以外の他車では使わなくなりつつある「2.5LのV6」エンジンを置き換えたいという意図もあるでしょう。レクサスISやクラウン、マークXとまだまだ台数が稼げるトヨタの「2.5LのV6」と比べると生産効率で大きく劣ります。つまり同じようなクルマを作っていても、常...

スバル・レヴォーグ 「ワゴンユーザーを悩ます"裸の王様"が登場」

  スバルというブランドへ注がれる一般ユーザーの視線は、しばしば「盲目的」だなと感じることがあります。誤解を恐れずに言うならば、「AWDの肯定」というアウディやランボルギーニと同じ立ち位置から全てが始まっている!というアブノーマルな前提を認識せずに、他のブランドとは違うという「優越」意識を持つ「スバリスト」の思想は極めて危険です。ちょっと違うかもしれませんが、ロータスユーザーが2シーターで無いことを理由にBMWを批判するようなものかもしれません。   別にそんなことは大きなおせっかいで、今さら言わなくてもいいことなのですが、この「レヴォーグ」という新型車の存在価値をあれこれ考えると、やはり「AWDの肯定」というスバルのイデオロギーの前に、モータージャーナリズム全体がフリーズしていて、どうもシーン全体が「虚構」に塗固められていると感じてしまいます。レヴォーグは実は「裸の王様」ではないのか?という気がしてなりません。   とりあえず一人くらい正面切って批判する人がいてもいい気がします。なぜ「古臭くてダサい」といったアテンザやレクサスISでさえもぶつけられた厳しい一言が全くと言っていいほどに無いのか? そもそも全ての評論家はスバルに対しては一切の批判能力が麻痺します。スバルを表立って批判するのは、場合によってはプロライターという商売が出来なくなるほどのダメージを受けます。   あのウルトラ辛口な沢村慎太朗氏でさえも、「真のスポーツカーはロードスターと911だけ!」というめちゃくちゃカッコいい評論の中で、「ランエボとインプは別だけど・・・」とお茶を濁したほどです。国沢光宏氏はレクサスISを「発売前から既に古臭い」と酷評していましたが、レヴォーグのデザインはどのように評するのだろうか?   スバルが拘る「AWD」の長所としては「直進安定性」と「加速性能」の2つがあるわけですが、直進安定性についてはトラクションコントロールの進化により、駆動方式によって大きな差がつくわけではなく、車格によってどれだけのデバイスを使っているかによる比重が大きくなっています。FRでもFFでも一定の車格を持っているクルマならば、AWDにこだわる必要はないです。AWDの最近のトレンドは、メルセデスの「4MATIC」採用車種を見るとよくわかりますが、明らかに「加速性能」向上に重点を置いてい...

キャデラックCTS 「日本を諦めた?強気な価格設定・・・」

  「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」をアウディA3が受賞しました。またしてもこの賞がVWグループの手に渡り、なんだかシラケてしまいましたね。今年で10周年になりますが、その内の6回をVWグループが受賞。しかも最近6年で5回目ですから完全に一人勝ち状態。これだけ独占するわけですから、他のメーカーを大きく凌ぐ成長を見せていると思いきや、トヨタやGMと肩を並べる販売台数のほとんどが新興国でのノックダウン生産で、まだまだ旧式のジェッタなんかを作って中国や東南アジアで売りさばいています。なんじゃそりゃ?   しかもこれだけ受賞を重ねていながらも、世界最大の市場であるアメリカでは売上減に歯止めがかかりません。それもそのはず、VW自慢の受賞車であるポロ・up!はアメリカでは販売されておらず(誰も買わないから)、アウディA3もセダンのみの販売です。ゴルフは不人気すぎてコンセプトはブレまくりで、販売の主体はSUVとパサート/ジェッタです。そんな「正義」の国・アメリカを代表する"ラグジュアリーカー・ブランド"であるキャデラックがいよいよ本腰を入れて欧州や日本で活発に展開されるようです。これには思わず、頭空っぽのドイツ車信者達を片っ端から退治してほしい!なんてささやかな期待をしてしまします   キャデラックの旗艦モデルCTSがいよいよFMCを迎え、絶妙なボディサイズやエクステリアの進化がかなり意欲的な様子が伺えます。基本的にアメリカメーカーを蔑視する姿勢を、21世紀になっても貫き通している日本の愚鈍なカーメディアのフィルターを通してしまうと、このクルマの正確な立ち位置が全く伝わらないですね。どのライターの記事も大同小異に「ドイツ車にかなり近づいていてなかなか良い」みたいなことが書いてあります。   なんで個性を競うライター稼業で、バカみたいに同じようなことを書いているのだろうか? 他のクルマだったらもっとそれぞれに個人の引き出しがあって、それを発揮できているのになんで「キャデラックCTS」の前では思考が停止してしまうのか不思議です。そもそも公然の事実としてキャデラックのATSと新型CTSはドイツのオペルが主体になって開発をしています。つまり「ドイツ車に近い」ではなくてドイツ車なのです。   もちろん記事を書いているライターはそんなことは百も承知です...