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ダイハツ・コペン 「ホンダS660なんて全く眼中にない!?」

  かつてはいろいろなメーカーから「軽オープン」が発売されていたようですが、現在では全メーカーから揃ってラインナップ落ちしていて、新車で買いたくても買えない状態が続いていましたがいよいよ先陣を切ってダイハツから「コペン」が発売されました。注目の新デザインは、昨年の東京MSで公開されたプロトモデルよりも、全体的に仰々しくて手数をかけているのがわかる印象のものになりました。特にヘッドライトやフォグランプ、グリルなどのフロントデザインの各部が複雑に絡み合っていて、ダイハツの「妥協はなし!」という決意が伝わってきます。東京MSではパネル取り替えパフォーマンスがとても盛況だったのですが、肝心のデザインがややパンチ不足かなという印象があったので、これはこれで良い方向なのではないかと思います。

  最初から「少量生産です!」と言い切ってしまっているダイハツの意図はちょっとよくわかりませんが、「たくさん出回らないので安心して買ってください!」といったところでしょうか。本体価格180万円はあくまで「オープンモデル」というのが前提であり、「オープンにこだわらない」ならば車格を考えるとなかなかシビアな価格設定なので必ずしも安いとは言い切れないです。そもそもルーフをほとんど開けないけどコペンを買うという人は、クルマの選択において重大な瑕疵(勘違い)があるのかもしれませんが、実際に街でみかけるコペンのルーフが開いているケースってとても少ないです。もしダイハツに死角があるとすれば価格設定でしょうか?

  軽自動車規格は全幅×全長が「1480×3400mm」に制限されていて、ほとんどの軽自動車が規格目一杯に設計されています。一方で普通車はというとグローバル化の流れから、どんどん巨大化していて、初代コペンが発売された2002年には、5ナンバーだった9代目ファミリア(全幅1695mm)が、今では3代目アクセラとなって、全幅1800mmまで拡大しています。確かに軽自動車の比率は目に見えて上がってきましたが、コペンのようなスペシャルティカーはワイド&ローのトレンドへと突き進んでいます。そんなクルマに軽規格で対抗するためのデザイン上の工夫も見られます。「下膨れ」になっているグリルはデザインの視点を低いところへと誘導し、不思議とトレッド幅が広そうに見えます。

  また両サイドに縦に長い車幅灯を採用したことで、新型キャデラックCTSなども同様の効果を狙ったデザインなのかもしれませんが、中央よりも両サイドを強調したデザインを構築していて、「ワイド&ロー」の視覚効果を生んでいます。ただしフェイスのデザインでワイドを強調してしまったのがやや仇となってしまっていて、サイドシルエットを見るとやはり違和感のある短いホイールベースのインパクトで、急に「やっぱりKカーなんだな・・・」という現実に連れ戻されちゃうかもしれません。この辺はクルマのキャラクターとして前向きに考えるべきでしょうけど。

  新型コペンの一番のこだわりはやはり「グレード設定」で、「ローブ」という通常グレードが発売され、秋頃に「Xモデル」というDIY派が注目する外板を交換できる「着せ替えモデル」が追加されます。外板が簡単に交換できるということは、5年10年と経ってくたびれてきた塗装を、新車同様のピカピカのものに出来るということですから、クルマをキレイに保つことが好きな人にとってはこの上ない長所だと思います。これまで1回目か2回目の車検で乗り換えるという人が多く、クルマ選びでも常に「リセール」が前提だったりした日本のクルマを巡る商習慣を大きく変えるきっかけになるクルマかもしれません(より一層クルマが売れなくなるかもしれませんが)。

  さらに来年には、「ローブ」にボディデザインの違うタイプが追加されるという発表も行われました。今回発売される「ローブ」や秋に出る「Xモデル」のフロントマスクは主張が強いデザインで、これは案外と女性にウケるのではないか?という気もするのですが、来年発売されるモデルは、先代のヒットにもつながったヘッドライトが丸目の「穏やか」なデザインになるようです。さらにダイハツが「上手い!」のが、3モデルの発売をずらすことで、一過性の人気に終わらせないというだけでなく、今回発売された「ローブ」は来年発売される丸目のモデルへと外板を貼り替えることができる!ということです。つまり「Xモデル」だけでなく「ローブ」のお客も外板が痛んできたら、交換するだけで簡単に「新車同様」の見た目になりますし、しかもヘッドライトの形状から全く違う「別のデザイン」へ変えることで、「新型に乗り換える」気分が味わえるわけです。

  当初「着せ替え」と聞いて、スマホじゃないんだぞ!と反発を感じた自動車ファンもいたでしょうが、いまさらですが「これはスゴいことだ!」と声を大にして、いろいろな人に勧めてあげたいクルマじゃないかと思います。アルファロメオ4C(そしてこのコペン)のように全身をCFRPで固めたスポーツカーは、今後はもっともっと増えていくと思いますが、このコペンもその恩恵もあってか電動ハードトップを備えていながら、総重量はホンダのN-ONEとほとんど変わらない850kgに収まっています。スポーツカーで見ればスズキのエンジンを積んだケータハム160は車重500kgで、日本の軽自動車の「自主規制」を無視して80psまでエンジンパワーを上げていまので、スポーティという意味では特に「ストイックさ」は発揮されていないのですけど、このケータハム160と並んで「軽自動車」の枠組みをどんどんと変えて行きそうな可能性を、この「コペン」には感じます。ダイハツは素晴らしいです!

  

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コメント

  1. のっちさん、こんにちは!

    コペンに対するデザインの慧眼、的を射ていると思います。
    まあCTSと同様の効果といわれると、う、となりますが(笑)

    コペンのデザインは「意図」はわかるが「意味」がわからない、もしくは
    無い、といった印象を受けます。
    軽自動車規格の中でのデザインですから、種種の制約があるのはわかりますが
    まあ一言で言えば盛り込みすぎかなと。

    特に気に入らないのがリアの涙目で、あれ多分ダミーで(確認取ってません)光らないと
    思うんですが、機能を備えないデザインに碌なモンはないってのの代表じゃないかと。
    SC430のリアライトもデザイン優先で上部がただのギミックになっていましたが、
    その部分と真正のライト部との比率が冗長で、ガッカリしたものです。

    コペンのあの垂れた部分、あそこ指で隠すと結構秀逸なデザインなんですけどね。
    リアが一気に引き締まりますし、静的で硬質なよさがあります。
    ダックテイルもコペンのキャラに合っていてカワイイですし。
    デッキ部分を逆にスラントさせても面白かったかもしれませんね。
    (金はかかりそうですが)

    フロントの縦長の車幅灯もライトとの関連性において(CTSのように)ワイド感を
    強調できますがコペンはサイドに回りこむように幅が太くなっていっており、
    フロントマスクを大きく見せる効果はあっても、逆に塊感を強調しているため
    メイクで言えば骨格を強調しているだけになっています。
    (もちろんメイクで言えば顔を大きく見せるので普通に考えれば失敗です。)

    サイドのラインもいい加減古臭いです。
    角度つけすぎてリア周りで破綻してますしね。
    でかいケツを強調してどないすんねん、と。
    軽量スポーツじゃないのか?スペックだけじゃなくデザインでも語れ!
    全体的に余白が全然無いんです。見てて息苦しい。

    初代のデザインを越えられないという点ではTTと似てますかね。
    多分初代より先にデザインが劣化すると思いますよ、コペン。
    だから様々な「てこ入れ」でも考えてんのかな、なんて穿った見方をしてしまいます。

    デザインは本当に蓼食う虫も、とは言え、ちょっとアレはな・・・と感じます。
    もうちょっとやりようがなかったのかな、と。
    中身の進化には目を見張るものがあるんですけどね!

    近所にMTの初代が72万で放置されてるんですけど、
    あのデザインを正常進化させられなかったのかなと通るたびに思ってます。

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    返信
    1. yatsumeさんこんにちは
      コメントありがとうございます。

      yatsumeさんに「的を得ている」と言われると
      テンションあがりますね!
      確かに初代と違って「ハッ」とするようなデザインではないんですけど、
      それでも何度か見ていると好きになれそうな、
      GT-R的なフロントマスクですね。
      さすがにリアはGT-Rに遠く及ばないですけど、
      それでも頑張ってる感は滲み出ていて、
      アテンザやISのような汎用感丸出しの
      「がっかり系」よりはマシかなと思います。
      リアライトはさすがにSCの時代とは違って
      LEDの登場で省エネ低コストになりましたから、
      縦にしっかりと光るみたいですよ。
      確かに指で隠すといいですね!

      yatsumeさん的にはTTは初代!なんですか?
      これは2代目の方が「鉄板」だとずっと思ってたんですが・・・。
      今回もとても為になるデザインのツボを教えて頂いてありがとうございます!



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  2. のっちさん、こんばんは!

    いや、TTは初代が、というよりインパクトがありすぎて
    私が勝手にそう思い込んでるフシも無きにしも非ずで(笑)

    「機能を備えないデザインに碌なモンはない」なんてのたまっておきながら
    初代TTはデザイナーの我侭でリアスポつけなかったもんだから
    高速域でリフトして横転、なんて初代Aクラスみたいな愚を犯してますがね・・・。
    それを差し引いても初代TTは私的ランキングベスト10には入りますよ。

    初代TTのデザインは「球と円(半円)の反復」がデザインモチーフとはよく言われますが、
    デザイナーのフリーマン・トーマスが意図したのはそれだけではないと思います。
    それだけだとただのニュービートルになってしまいますので(同じデザイナーです。)
    もう1つデザインの機軸を与えています。
    それが当時(今でもですが)デザインの主流だった「動的」で「躍動感」のある、
    止まっていても動き出しそうだ、なんて褒め言葉のように使われているアイコンを
    完全に排した極めて「静的」なデザインだということです。
    もっと具体的に言えば、ウェッジシェイプを完全に排し、
    オールドスクールともいえる旧ビートルや2CVにみられるラウンドテールを
    採用したりしました。
    インテリアもエクステリアからの延長でいやらしいくらいの反復がありますね。


    これにより見る者に古くて新しい、いうなれば「このデザインは何だ?」という
    命題を問いかけてくるような、既視感があるのに新しい、
    球形円形(球形円形は存在が動的です)なのに静的、
    これだけ複雑な仕掛けが施されているのに面構成は極めてシンプル、という
    二律背反したものを完全にアウフヘーベンした完成形として現れてくるんです(多分 笑)
    こう言うと陳腐ですがレトロフューチャーとも言えます。

    ここまで言えばお分かりだと思いますが、
    2代目は完全に「動的」であり、現代の「クルマ」として普通にカッコいいものになりました。
    当時のデザインの中で「最新」を目指し、かつ初代と違う言語にしなければFMCする意味が
    ありませんでしたから。
    でも私のような頭でっかちからすると「隙が無い」デザインに見えますし、
    2代目のデザインの成り立ちが、その拠り所が初代との決別である点からして
    超えられる道理がないんです(多分 笑)

    初代TTの劣化コピーがZ33ですが、あれがデザイン的に見るべきところが少ないのは
    初代TTのエッセンスだけをパクり、そこに現代的な言語を持ち込んだところによります。
    ボディの長さもフロントガラスの立ち上がりもルーフ下端の余計なライン、と
    言い出せばキリが無いんですが、パクるならもっと上手にして欲しいな、と。
    パクった上に余計なことしてるんですよね。
    いや、好きなんですよ!?好きなんだけど、と。

    まあ勝手な雑感なんで話半分に聞いて頂ければ幸甚です。

    返信削除
    返信
    1. yatsumeさんこんにちは
      コメントありがとうございます。

      TTの解説とても興味深くて、言葉が難しかったですけども、
      私なりで恐縮ですが、とてもよく理解できたと思います。
      あくまでTTを所有するなら2代目かな?とは思いますが、
      自分の博物館的スペースに飾って置きたいのは初代!
      という気持ちはよくわかります。

      千葉匠さんのカーデザインのコラムが全自動車雑誌の中で一番面白くて、
      欠かさず読んでますが、ystsumeさんの方が断然に説得力ありますよ!
      視点もとても豊かですし。

      フェアレディZの中で最高のデザインと思われるZ33をバッサリには
      ビックリしましたが・・・。
      良い線いってるクルマのデザインの惜しさ!ってのは一度気がつくと
      なかなか頭から離れてくれないですよね。
      アテンザ、ISもそうですが、ジャガーFタイプクーペやアルファ4Cも、
      もっとリアデザインで唸らせてほしいです(物足りないです)。
      リアだけならティアナがなかなかだったりするのですが。

      これからもブログで勇気を振り絞ってデザイン論やりたいと思うので、
      目に余る突っ込みどころを感じましたら、
      容赦なくブッタ切って頂けると幸いです。

      削除

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