ジャガーEペース (2018 / 2月新規モデル) 「マツダB系はまだ滅びず」
ジャガー 新型コンパクト・パフォーマンスSUV「E-PACE」を発表 | 情報が知識にかわる自動車サイト - Auto Prove #BabyJaguar https://t.co/BWvvrBOdVO— Jaguar Japan (@JaguarJPN) 2018年2月25日
もうSUVブームは去った!?
日本でもよく売れるようになったC/Dセグメント級SUVにジャガーが乗り込んできました。250〜350万円のせめぎ合いとしているハリアー、エクストレイル、XV、CX5、アウトランダーの勢いに怯んだ輸入車勢が350万円以下の値付けを余儀なくされていて、X1やGLAといったプレミアムブランド車もプライドをかなぐり捨てて350万円程度の未使用車を送り込んでいます。そんな中で注目されたジャガーEペースのベース価格は450万円。同設計のディスカバリースポーツが440万円、レンジローバー・イヴォーグが500万円なので妥当です。
マツダBプラットフォーム
使われているプラットフォームはかつて日本で一世風靡したファミリアでおなじみの「マツダB系」の末裔。80年代90年代を通じて日本でカルト的人気を誇っただけでなく、欧州では同設計を使ったフォード車が、4世代目のVWゴルフを完膚なきまでに叩き潰すという快挙を達成。その後円高に苦しんだマツダがコストの見直しを軸とした経営再建に取り組んだ結果、欧州を制覇した『B系』及び『G系』のプラットフォームの開発は放棄され、この2つの中間に位置する『スカイ系』をアクセラ(40万台)、CX5(40万台)、アテンザ(10万台)の3車種で共用して100万台規模のファミリーを形成しています。
実力は高いはず・・・
マツダが放棄した『B系』は、その後も復活を目指すVOLVOの販売を支えたV40で人気を博し、業界にただならぬ衝撃を与えて、北米/欧州/中国に幅広くまたがる「SUVの大ブーム」のきっかけとなった、レンジローバー・イヴォーグにも使われます。『G系』はフュージョン/モンデオとして北米では、日本勢が独占していたミドルセダン市場に割り込む活躍を見せました。2014年頃には北米トップ10ランキングにも堂々入り、アコード、カムリと肩を並べていましたが、やはりこのプラットフォームはコストがかかりすぎるようですね。フォードの収益性には疑問が持たれ、後続のヒットモデルもなく株価は低迷しています。
進化は続けるべきだ!!
欧州の業界にとっては、80年代から世界をリードしたホンダ、マツダ、三菱のFFプラットフォームを受け継いだモデルは、ちょっと乱暴な表現ですが『反則級に出来がよい』ので、それ以外のブランドは軒並み大苦戦を強いられています(オペル、フィアット、PSAなど)。バブル期のクレイジーな投資の産物である日本の自動車技術に勝てるはずないだろ。結果としてVW&アウディは、フォード(マツダ)の技術者を引き抜いて設計をパクリましたし、メルセデスのFFはM&Aで手に入れた三菱のものであり、BMWも同じくMINIを介してホンダの技術を手に入れました。そしてボルボ、ランドローバーはマツダ。
新旧MAZDAはどっちが優秀なのか!?
FF化されてやや不評が伝えられるBMW・X1、そしてメルセデスGLAなど、日本で販売が好調なブランドには欠かせないジャンルとなりつつあるFFのC/DセグSUVは、長年の日本メーカーの研鑽による耐久性、パッケージングの良さに加えて、80~90年代に好評だった日本車の発展/完成形としてユーザーには不満が少なく魅力が大きいモデルが多いと思います。果たして「スカイ系」のマツダは、「B系」のルーツを持つXC40(新シャシー導入)、イヴォーグ、ディスコスポーツ、Eペースに対して優位性を持っているのか!?
マツダの利益構造が・・・
日本メーカーの決算報告を見ると、増収の要因のほとんどが「為替差益」と「コスト削減」です。直近の2月のマツダ決算を見ても、その2つの要因が100%を『超える』貢献をしています。つまりマツダの「生産/販売」計画に設定された損益分岐を下回るくらい販売は不調だったけど、その『損』を取り返してさらに過去最高に並ぶくらいの利益を「為替差益」と「コスト削減」で生み出していると自己分析しているわけです。
日本市場にピッタリの真意は
それに対して、販売レンジが明確に高いジャガー・ランドローバーのマツダ『B系』車は、同グループの利益のほとんどを稼ぎ出しています(CX5もマツダのほとんどの利益を稼いでいるけど)。『スカイ系』と違って300psのユニットにも対応している『B系』(MSアクセラ、フォーカスST/RSなどもある)。運動神経の良さはジャガーが先行して出したスタンド映像でも証明済み。やっぱりバブル期の日本車の設計ってすげーんだなー。
New Jaguar E-PACE | GUINNESS WORLD RECORDS™ Barrel Roll https://t.co/VJydeR2y2W @YouTubeさんから— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月25日
ジャガー E-PACE 発表…ハンソン社長「日本市場にピッタリ」 https://t.co/mvBMAHgdhB— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年2月25日
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欧州で当時のゴルフ4をダイナミクス性能で凌いでいたのは初代フォーカスですね。
返信削除ただ、このモデルはマツダBプラットフォームを使用していません。(欧州フォード単独開発の新規プラットフォームとリアマルチリンクサスを採用)
欧州とは共通性のなかった、北米向けのエスコートにはマツダBプラットフォームを使用していたと思いますが・・・。
フォードグループで、最初の4輪独立懸架はどこでしたっけ?
削除なんでそんなにホンダとマツダを否定すんの!?オッサン?
いすゞのFFジェミニ(初代)も面白かったかもしれませんね。
返信削除いずれにせよ、バブル期のマツダやホンダは否定していませんよ。
欧州フォードは、BF(C120)→C170→BK(C1)と推移していてMAZDAと無関係なわけがない。今の欧州メーカーのFFモデルの源流は全てバブル期の日本メーカーにあるという事実は、なぜかオッサンばっかりのカーメディアでは承認されていません。もーわけがわかんないです。それを否定されているようなので「オッサン?」と言わせてもらいました。悪しからず。
削除なんでも起源主張するどこぞの人たちみたいですね。顔真っ赤返信するところも…
削除反論ないなら黙ってろ。突き詰めるために議論する場所がクルマブログじゃねーの!?ガキの捨て台詞はいらねーって。
削除欧州フォード CE14→C170→BK(C1)では?
返信削除欧州フォードのCE14と北米フォードのBG(C120)は同時期のプラットフォーム。
欧州エスコート(CE14)の後継が初代フォーカス(C170)。
北米エスコート(日本フォード レーザー=マツダ ファミリア)はBG(C120)を使用。
欧州発の初代フォーカスが数年遅れで北米でも発売されていたのはご存じかと。
北米目線でいえば、BG(C120)→C170→BK(C1)なのだろうが・・・。
1回目の返信で気づいてくれー。
削除4輪独立懸架はバブル日本の産物。
欧州Cセグが採用したのは21世紀になってから。
1998年になんでマツダから発売されなかったか?調べればバ◯でもわかるだろ。
悪いけど知能レベルに合ったサイトに移動してくれないですか・・・!?
欧州フォードの素晴らしさを語りたいなら自分でサイト作ってやってみればいい。
人のサイトに来てゴネるなんて大人のやることではない。