2016年6月6日月曜日

ルノー・トゥインゴはまもなく日本上陸

  フランスの「半官半民」メーカーとして知られるルノー。もちろん日産の親会社としてもよく知られています。日本では「日産の寄生虫」とか、クルマを良く知らない連中からは悪口を言われてますが、メガーヌエステートGTやカングーなど「良質」な実用車には日本にもファンが多いです。欧州でもいろいろと日産と権利上の問題を起こしているようで、最近でも新たにルノーと日産の間で「取り決め」があったとか言われています。ルノーの経営上の介入があまりにも多過ぎることによるものだそうですが、日産にとってもこの10年で最もブレイクした市場は紛れも無く仏・英の両市場なので、ルノーの威光というのも大きいと思います。

  欧州でハッチバックを売ろうと思った日産に対してルノーが「邪魔すんな!」と反発&妨害したことがありました。そこで日産は潔くハッチバックを諦めてコンパクトSUVにシフトして、「ジューク」を発売したところ、これがフランスで見事に大ヒット!!!「人間万事・塞翁が馬」です。ルノーもすかさず同じプラットフォームで「キャプチャー」を作ってます(日産も先日の取り決めのあと欧州でパルサーの復活を宣言!)。欧州におけるコンパクトSUVブームは、フランス勢(ルノー・PSA)がVWグループ(VW、シュコダ、セアト)のシェアを取り返す起爆材になりました。2013年頃といえば、日本ではゴルフ7で連日VWの好調が伝えられてましたけど、フランスやロシアといった市場ではVWは昨年比80%という歴史的惨敗だったです。クロスポロには残念ながらまともなAWDが付かない・・・。

  日産が三菱を傘下に収めたことから、ルノー日産グループはいよいよVWもトヨタも追い抜かしての「世界ナンバー1」が視野に入っているみたいですね。トヨタもまだまだスバルを抱え込めばもう150万台は上乗せできるでしょうし、提携拡大中のBMW、マツダを含めた広域連合を一気に傘下に収めれば、一気に1500万台規模に到達するでしょうけど。スズキを飲み込むことに失敗したVWは、今後の成長力にはやや疑問です。それに対して1000万台突破が既に見込めるルノー日産には、さらに提携中のダイムラー(メルセデス)との合体という裏技もありそうです。

  日産とメルセデスの提携によりインフィニティ車はこれから順次ダイムラーの設計になっていくようです。そしてルノーとスマート(ダイムラー)の共同開発によって誕生したのが、ルノー・トゥインゴ/スマートフォーツーです。スマートは先代までは三菱との提携で設計されていましたが、メルセデスと三菱が犬猿の仲になり、新たにルノーをパートナーとして開発されました。ルノー・日産グループを仲介して再び「呉越同舟」となったメルセデスと三菱の間には何らかの提携はあるのでしょうか? そういえば昔は「デボネアAMG」とかあったな・・・。メルセデスが力を入れるSUVのプアーなAWDの代わりに三菱AWDを充当するなど、シナジー効果はいろいろとありそうですけどね・・・。話題作りならば、「ランエボAMG」VS「WRX・アルピナ」という出来ゲーム的な企画をカルロス=ゴーン氏とモリゾー氏がトップダウンで指示してくれれば盛り上がるんじゃないでしょうか?(GT-Rvsスープラも結構ですが)

  これからの時代は「コラボ」です!!!コラボしてファンを出し合って、しかもリスクは半分で、そして何よりも「お!?良さそう!」とクルマ好きの関心を呼び込めるような目新しい設計をガンガン盛り込むことが大事です。三菱がランエボ作り続けても、STIがWRXに魂を入れ続けても、やはりジリ貧です・・・。ビルシュタインだのブレンボだのサプライヤーとのコラボは作る側には都合がいいかもしれないですけど、街角チューナーから仕事を奪い、草の根レベルのクルマ文化を破壊しているとの批判もありますし、ライトユーザーを取り込もうとする浅はかさが滲みでてますよ!!!

  危機感持っているメーカーはもうとっくに「コラボ」やってます。トンガったクルマを作るときの経営リスクは限りなく高くなりますし、あのポルシェだってVWの支援なくては存続が難しいと言われています(利益率ナンバー1ですけど)。具体的な例としては、「トヨタ86/スバルBRZ」「マツダロードスター/フィアット124スパイダー」そして「スマート/ルノー・トゥインゴ」でしょうか。比較的に誰にでも手が届く範囲で「個性的」な設計のクルマを作るなら、もうこの方法しかないのかもしれません。ユーザーにカスタマイズの楽しみを残しつつ個性的な設計のクルマを売る!!!そしてペイさせる!!!とっても優れた手法だと思います。どうしても単独で作るとなると「ホンダNSX」や「フォードGT」など富裕層向けのクルマになってしまうみたいです。

  もっともっといろいろな「コラボ」があれば、クルマの可能性が広がっていくと思うので、このルノー・トゥインゴにはぜひぜひ日本でも結果を残して頂きたいものです!!!確かにライバルとなる日本車コンパクトはいろいろな意味で手強いですけども、それゆえにRRという変わった設計で乗り込んでくることで、ユーザーの目先を大きく変えることもできるでしょう。先行するスマートが209万円〜なので、ルノートゥインゴはおそらく180万円くらいに収まるのではないかと思いますが・・・。福野礼一郎氏の連載「比較三原則」ではスマートがVWup!を圧倒してましたね。ただし福野氏云く、スマートもup!もそれぞれ素晴らしく「現代小型車の両雄」だとも。

  そんな定評のあるスマートの設計に、ヴァン・デン・アッカー氏監修のコンテンポラリーなポップアート的デザインをまとうトゥインゴですから・・・ひょっとしたら、パッソもフィットもイグニスもデミオもみんなまとめて捲るくらいに人気に火が付く可能性もあります!!!少なくとも国産車と十分に競争できるクルマにはなると思います。唯一の不安材料はルノーのディーラー網が・・・もう日産ディーラーで売ってしまえ!!!

ルノー・トゥインゴの動画(NISMOみたいなカラーリングも登場!)

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