2013年5月31日金曜日

プジョー208GTi 「プジョーにオリジナリティはないのか?」

  日本でもっともお手軽に購入できる輸入車の1台である、プジョー208(199万円〜)にまさに輸入車らしくて日本車には少ないパッケージといえる「ホットハッチ」を、突如として日本で発売しました。プジョーはここ数年「日本向け」といえるスポーティモデルの「RC-Z」の日本での量販に努めてきましたが、日本経済の難局にぶつかるなど販売に行き詰まって思うように販売台数を伸ばすことができませんでした。さらに昨年はトヨタ86のヒットもあり、欧州の「スポーティカー」は軒並み販売の低下が目立つ結果になりました。

  北米に進出していないPSAグループ(プジョー・シトロエン)にとっては、日本は中国と並んで重要な海外市場で、PSAとしても日本をターゲットにしたデザイン意図している節もあります。そんななかRCZの失敗は小型スポーツカーの「先進国」の日本に投入するにはまだまだ作り込みが甘かったことが原因だったようです。それでもプジョーは重要な日本でスポーツモデルの販売を継続しなければいけないということで、RCZよりもより日本の市場環境を研究した上でさらに「ベターな」クルマとしてこの「208GTi」の投入に踏み切ったようです。

  それにしてもRCZはデビュー当時からそのコンセプト自体に「既視感」があった(アウディTT?)ほどでしたが、今度の208GTiもやはりルノー「トゥインゴ・ルノースポール」をどうしても連想してしまう。ただ今回はプジョーはこのクルマをスポーツモデルの新しい基幹車種として考えているようで、RCZのエンジンをそのまま208の小さいボディに押し込み、車重も当然ながら150kgも軽くなり、当然ながら加速性能もRCZを軽く上回り、価格も100万円以上安くなって、とにかくお買い得になっています(車幅も100mm狭くなりワインディングも山岳路もOK)。これは大ヒット間違いなしという気もしますが、それでも需要がどれほどあるのかは未知数で売れるかどうかも不透明です・・・。

  元々がヴィッツのようなクルマなので、足回りの限界も低く、プジョーの開発陣もその部分に重点的にベース車に改良を加えたようで、FFの200psに耐えられるだけのクルマにはなっているようだ(開発車自ら「滑りにくいクルマにした」と言っています)。それでもFFの200psなら当然にタイヤの減りも早いだろうし、車高に対しての絶対的なトレッド幅の狭さを考えると、だいぶ固めた足回りだとしても、ヨー運動耐性は不十分な部分もあるかもしれません。これはトゥインゴやミニに関しても同じ事が言えます・・・。またプジョーとしては208GTiを安易にそこに仲間入りするのではなく、「プジョーの個性」(どんなものかはいまいち解りませんが・・・)の見えるクルマに仕上げないとRCZの二の舞に終わってしまうかもしれません。

  プジョーが日本市場に持ち込んだ金字塔といえば「クーペ407」です。しかし欧州低迷によるPSAの経営危機を迎えてまもなく、このシリーズの販売を終了してしまいました。現在ではクーペ407は廃止され後継モデルが用意されない残念な状態になっています。407で見せたような絶妙なスタイリングこそが、「プジョーの味」なのかなという気がします(クーペ407の後継モデルを作って、6気筒エンジンを積んで勝負してほしいと思いますね・・・)。


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