BMW・M2クーペ 「ケイマンGT4を蹴散らす戦闘力?」
モンスターCセグ(A45AMG、RS3)とピュアスポーツ(ケイマンGT4、エキシージS)の間にはどれくらいの差が存在するのか? そんな中二病な発想で楽しんでいるクルマ馬鹿です。とってもとっても楽しいです。勢い余って買っちゃいそう!・・・ってことはないですけど。純正スポーツカー設計の「911ターボ」と改造乗用車設計の「GT-R」の対決でメーカー同士が予想外に白熱して盛り上がったのはだいぶ昔のことのように感じます。この時にポルシェも日産も相当にムキになって開発競争を繰り広げたからこそ、そのブランド力は今も世界中の熱狂的なクルマ好きの金持ちにまで届いています。
けどこの対決でポルシェも日産もだいぶヘトヘトになったようで、どちらももう開発競争なんて辞めたいようです。その後もルノーとホンダの「FF最速対決」なんかも盛り上がりました・・・そして無事市販化!どちらも話題性十分!でめでたしめでたしでした。たしかに開発共存は大変な負担でしょうけども、こういった対決を避けるブランドにはち注目も集まらないし「未来は無い!!!」と思います(アクアだってフィットと競争してます!)。マツダもスポーツメーカーとして有名ブランドと肩を並べるつもりなら、とりあえずホンダもスバルも日産もまとめてぶっ飛ばして「日本車最強」を名乗るくらいのウルトラマシンを作ったらいいのでは?
それにしてもドイツ人のクルマ商売はとってもズル賢いです。なにもディーゼルエンジンでしくじった某メーカーのことを言っているわけではないです。「911ターボ」vs「GT-R」みたいな究極の競争は割が合わないので、ライバル同士が口裏を合わせて、適当なスペックのクルマ同士を競わせて、注目を集めるみたいなことをやっています(裏では某サプライヤーが暗躍?)。・・・そして冒頭にあるような、無邪気な日本の中二病オッサンを巻き込んでいくような、「開発プロレス」が堂々とプロモーションされています。どちらの陣営も日本価格はだいたい600~800万円くらいの価格帯で、各メーカーが「スポーツカー要素満載」のオシャレでクールなスペックしかも扱いやすいサイズで、まだまだ中流が多い日本の金持ってる世代を狙っています。
そんな裏事情は十分にわかっていても、スバルやホンダのスポーツモデルを上回るスペックですから十分に「特別」なクルマですし、インテリアもエクステリアもさすがの出来映えで、とにかく「説得力」があります。さらにとても扱いやすいサイズなので日本のドライブコースをどこでも好きなだけ堪能できますし、サーキットにだって余裕で参戦できます。この問答無用の使い道の広さを考えると「安い」気も・・・!しかも都内のコインパーキングだって余裕で停められます。一方で2000万円くらいするE63AMGやアルピナB6なんかを頑張って所有したとしても、実際に走れる場面は限られてきますし、基本的にはVIPカーの「上位互換車」くらいの用途しかありません。これらは走りを楽しむというよりは、いい格好したい人のクルマなのかな・・・。
メルセデスが大幅にデザイン変更した現行のAクラスを発売した時に、真っ先に日本に持ってきたのが「A45AMG」でした。当時は700万円でAMGが買える!というのが呼び水になったようですが、これ休日の都内(環7あたり)を走っていると、かなりよく見かけるんですよ。けっこうブレーキの性能もいいので安心なようで、ちょっとスペースが出来ると自慢の加速を炸裂させています。これがAMG最速のE63だと、ヘビー級ですから同じようなヤンチャな運転はまずできません(やる人はいるけど)。E63だとせいぜい深夜の第三京浜やR246でノロい国産車(シ◯ビア、ア◯テッツァなど)をブチ抜いて楽しむくらいですかね。今はすっかり「A45AMG」のような軽さ(1500kg)とハイスペック(360ps)を備えたランエボのようなドイツ車が幅を利かせる御時世みたいです。
A45AMG、RS3、TT-RS(現行は未発表)といった改造乗用車派はいずれもFFベースのAWD車です。一方でピュアスポーツ組のケイマンGT4やエキシージSは後輪駆動(RWD)です。面白いことに両者は出没するコースや時間帯が見事に異なります。天気の良い休日の昼間に長野や群馬の自然豊かなワインディングコースで見かけるのは、ケイマンやエキシージSが圧倒的に多いです。一方で改造乗用車派は、もっとアーバンな地域に出没します。自動車専用道路が多くなってきた都心部に直結する主要国道であるとか、環7、環8、湾岸線や第三京浜が多いです。
独りで改造乗用車(A45AMG)とピュアスポーツ(ケイマンS)を2台持ちして、買い物や都心の散策にはA45AMGを、休日のドライブにはケイマンSを使い分けるといった律儀な人がもしいるとしたら、最高にオシャレだと思います。「A45」に乗る時は気軽に街中に出て行けて、かつデパートのブランド売り場にも出入りできるような服装をしていて、「ケイマンS」に乗る時は、ちょっと過激でそのまま電車に乗るのが躊躇われるほどの個性的なドライビングファッションに身を固めていてほしいです(つなぎ、アーミー、乗馬スタイル?)。
新車で買ったら2台で1600万円! 中古で上手くやりくりすれば800万円くらいで済むでしょうが、やはり輸入車のハイスペックモデルは相当な維持費を覚悟しなければなりませんから、年収2000万円以上はないとツライですね。そこで「A45AMG」のユーティリティと「ケイマンS/GT4」の官能をどっちも備えた気の利いたクルマをどこか作ってくれませんか?というわけです。そんな声が日本からはるばる届いたのか、あのBMWがいよいよ「AMG」も「ポルシェ」も「アウディ」まとめて相手にしちゃいます!といった主旨の「M2クーペ」がいよいよ本国で発売されたようです。・・・BMさん!これを日本で売らない手はないですよ!
案外に後ろの席も人が乗れてしまう!という評判の2シリーズクーペがベースですから、ユーティリティもまずまずで、トランクあるから買い物も余裕! そして0-100km/hのタイムもケイマンGT4の4,4秒を上回る4.3秒のFR最速レベルだそうで・・・(M4は4.1秒)。とりあえずスペックでも官能性でも特別にチューンされた直6ターボ(370ps)ならばこのクラスでは無敵ですね。もちろんケイマンGT4のようにMTモデルもあります! そして2ペダルはパフォーマンス重視の7DCTなので、一般庶民が乗る南アフリカ製ベンベの「しょんべん8AT」なんて使ってないです。ちなみにエクステリアも一目でわかる特製フロントバンパーで十分に差別化されています。
いや〜久々にBMWが「貴族趣味」なクルマを出してきてくれました。M5/M6なんてもはや「ビジネス・スポーツカー」ですから、怪しげな格好して乗れるクルマじゃないです。とりあえず乗る時はいつも上等なジャケット(10万くらい)を着て運転するしかないです。なんか堅苦しいくて幻滅してしまいます・・・。あくまで私の感覚に過ぎないのかもしれないですが、一般庶民がなかなかできない格好して遊び回ることこそが「貴族趣味」だと思うんですよね。上等なジャケットなんて誰でもボーナス叩けば買えますし、誰でもそこそこに似合って使い回せるので逆にコスパが良かったりしますが、そんなのは一般庶民の安易な趣味に過ぎないです。使い回しの上等なジャケットって「センスが無いヤツ」のトレードマークじゃないですか?(もちろんそれを着なきゃいけない時もあるわけですが・・・)
BMW・M2はこのブランドのラインナップには珍しく、「他人と違う服装」を目指す趣味の人を広く受け入れてくれる懐の深さを感じます。上下ジャージ、レーシングスーツ、全身タイツ、パジャマ、着ぐるみ・・・なんでも挑んでみろ!って言ってくれているようです。ケイマン、ザ・ビートル、フィアット500、ミニ・・・の列に並ぶBMW車。なんかとってもいい感じです!!! 直6ターボが載ってるからリアルBMWだ!と粋がるわけじゃないですけど、もちろん大きなポイントです。趣味ってあくまで等身大でやるものですよね。日本の若者が必死で働いて頑張れば、800万円くらいのクルマを手に入れてもいいじゃないですか!業界人か裏社会の人しか買わないような2000万円もするBMWがベントレーと張り合っているのがいかに不健全だったと・・・ブランド自身が気がついてくれればいいですね。
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けどこの対決でポルシェも日産もだいぶヘトヘトになったようで、どちらももう開発競争なんて辞めたいようです。その後もルノーとホンダの「FF最速対決」なんかも盛り上がりました・・・そして無事市販化!どちらも話題性十分!でめでたしめでたしでした。たしかに開発共存は大変な負担でしょうけども、こういった対決を避けるブランドにはち注目も集まらないし「未来は無い!!!」と思います(アクアだってフィットと競争してます!)。マツダもスポーツメーカーとして有名ブランドと肩を並べるつもりなら、とりあえずホンダもスバルも日産もまとめてぶっ飛ばして「日本車最強」を名乗るくらいのウルトラマシンを作ったらいいのでは?
それにしてもドイツ人のクルマ商売はとってもズル賢いです。なにもディーゼルエンジンでしくじった某メーカーのことを言っているわけではないです。「911ターボ」vs「GT-R」みたいな究極の競争は割が合わないので、ライバル同士が口裏を合わせて、適当なスペックのクルマ同士を競わせて、注目を集めるみたいなことをやっています(裏では某サプライヤーが暗躍?)。・・・そして冒頭にあるような、無邪気な日本の中二病オッサンを巻き込んでいくような、「開発プロレス」が堂々とプロモーションされています。どちらの陣営も日本価格はだいたい600~800万円くらいの価格帯で、各メーカーが「スポーツカー要素満載」のオシャレでクールなスペックしかも扱いやすいサイズで、まだまだ中流が多い日本の金持ってる世代を狙っています。
そんな裏事情は十分にわかっていても、スバルやホンダのスポーツモデルを上回るスペックですから十分に「特別」なクルマですし、インテリアもエクステリアもさすがの出来映えで、とにかく「説得力」があります。さらにとても扱いやすいサイズなので日本のドライブコースをどこでも好きなだけ堪能できますし、サーキットにだって余裕で参戦できます。この問答無用の使い道の広さを考えると「安い」気も・・・!しかも都内のコインパーキングだって余裕で停められます。一方で2000万円くらいするE63AMGやアルピナB6なんかを頑張って所有したとしても、実際に走れる場面は限られてきますし、基本的にはVIPカーの「上位互換車」くらいの用途しかありません。これらは走りを楽しむというよりは、いい格好したい人のクルマなのかな・・・。
メルセデスが大幅にデザイン変更した現行のAクラスを発売した時に、真っ先に日本に持ってきたのが「A45AMG」でした。当時は700万円でAMGが買える!というのが呼び水になったようですが、これ休日の都内(環7あたり)を走っていると、かなりよく見かけるんですよ。けっこうブレーキの性能もいいので安心なようで、ちょっとスペースが出来ると自慢の加速を炸裂させています。これがAMG最速のE63だと、ヘビー級ですから同じようなヤンチャな運転はまずできません(やる人はいるけど)。E63だとせいぜい深夜の第三京浜やR246でノロい国産車(シ◯ビア、ア◯テッツァなど)をブチ抜いて楽しむくらいですかね。今はすっかり「A45AMG」のような軽さ(1500kg)とハイスペック(360ps)を備えたランエボのようなドイツ車が幅を利かせる御時世みたいです。
A45AMG、RS3、TT-RS(現行は未発表)といった改造乗用車派はいずれもFFベースのAWD車です。一方でピュアスポーツ組のケイマンGT4やエキシージSは後輪駆動(RWD)です。面白いことに両者は出没するコースや時間帯が見事に異なります。天気の良い休日の昼間に長野や群馬の自然豊かなワインディングコースで見かけるのは、ケイマンやエキシージSが圧倒的に多いです。一方で改造乗用車派は、もっとアーバンな地域に出没します。自動車専用道路が多くなってきた都心部に直結する主要国道であるとか、環7、環8、湾岸線や第三京浜が多いです。
独りで改造乗用車(A45AMG)とピュアスポーツ(ケイマンS)を2台持ちして、買い物や都心の散策にはA45AMGを、休日のドライブにはケイマンSを使い分けるといった律儀な人がもしいるとしたら、最高にオシャレだと思います。「A45」に乗る時は気軽に街中に出て行けて、かつデパートのブランド売り場にも出入りできるような服装をしていて、「ケイマンS」に乗る時は、ちょっと過激でそのまま電車に乗るのが躊躇われるほどの個性的なドライビングファッションに身を固めていてほしいです(つなぎ、アーミー、乗馬スタイル?)。
新車で買ったら2台で1600万円! 中古で上手くやりくりすれば800万円くらいで済むでしょうが、やはり輸入車のハイスペックモデルは相当な維持費を覚悟しなければなりませんから、年収2000万円以上はないとツライですね。そこで「A45AMG」のユーティリティと「ケイマンS/GT4」の官能をどっちも備えた気の利いたクルマをどこか作ってくれませんか?というわけです。そんな声が日本からはるばる届いたのか、あのBMWがいよいよ「AMG」も「ポルシェ」も「アウディ」まとめて相手にしちゃいます!といった主旨の「M2クーペ」がいよいよ本国で発売されたようです。・・・BMさん!これを日本で売らない手はないですよ!
案外に後ろの席も人が乗れてしまう!という評判の2シリーズクーペがベースですから、ユーティリティもまずまずで、トランクあるから買い物も余裕! そして0-100km/hのタイムもケイマンGT4の4,4秒を上回る4.3秒のFR最速レベルだそうで・・・(M4は4.1秒)。とりあえずスペックでも官能性でも特別にチューンされた直6ターボ(370ps)ならばこのクラスでは無敵ですね。もちろんケイマンGT4のようにMTモデルもあります! そして2ペダルはパフォーマンス重視の7DCTなので、一般庶民が乗る南アフリカ製ベンベの「しょんべん8AT」なんて使ってないです。ちなみにエクステリアも一目でわかる特製フロントバンパーで十分に差別化されています。
いや〜久々にBMWが「貴族趣味」なクルマを出してきてくれました。M5/M6なんてもはや「ビジネス・スポーツカー」ですから、怪しげな格好して乗れるクルマじゃないです。とりあえず乗る時はいつも上等なジャケット(10万くらい)を着て運転するしかないです。なんか堅苦しいくて幻滅してしまいます・・・。あくまで私の感覚に過ぎないのかもしれないですが、一般庶民がなかなかできない格好して遊び回ることこそが「貴族趣味」だと思うんですよね。上等なジャケットなんて誰でもボーナス叩けば買えますし、誰でもそこそこに似合って使い回せるので逆にコスパが良かったりしますが、そんなのは一般庶民の安易な趣味に過ぎないです。使い回しの上等なジャケットって「センスが無いヤツ」のトレードマークじゃないですか?(もちろんそれを着なきゃいけない時もあるわけですが・・・)
BMW・M2はこのブランドのラインナップには珍しく、「他人と違う服装」を目指す趣味の人を広く受け入れてくれる懐の深さを感じます。上下ジャージ、レーシングスーツ、全身タイツ、パジャマ、着ぐるみ・・・なんでも挑んでみろ!って言ってくれているようです。ケイマン、ザ・ビートル、フィアット500、ミニ・・・の列に並ぶBMW車。なんかとってもいい感じです!!! 直6ターボが載ってるからリアルBMWだ!と粋がるわけじゃないですけど、もちろん大きなポイントです。趣味ってあくまで等身大でやるものですよね。日本の若者が必死で働いて頑張れば、800万円くらいのクルマを手に入れてもいいじゃないですか!業界人か裏社会の人しか買わないような2000万円もするBMWがベントレーと張り合っているのがいかに不健全だったと・・・ブランド自身が気がついてくれればいいですね。
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