2013年3月8日金曜日

BMW4シリーズ 「新型クーペは日本市場を開くか?」

  北米でインフィニティGクーペ(VC36スカイラインクーペ)に完敗したBMW3シリーズクーペは、屈辱的なことに後発のヒュンダイ・ジェネシスクーペからも「(ライバルとして)眼中にない」とばかりに「ガン無視」された・・・。プレミアムブランドとして危機に瀕しているBMWは3シリーズクーペの改革に着手して、セダンとは違う質感を追求した新型クーペとしてBMW4シリーズを今年にも発売するようだ。実際のところはスカクーではなく、BMW1シリーズクーペにシェアを喰われたというのが正確なところでしょうか。同じ直6エンジンを積むならば、より軽量でスポーツカーとしての性能が上回る1シリーズから見劣りしてしまうのも仕方ないところです(専門家も軒並み1シリーズの方が優れていると評価している)。

  そこで3シリーズクーペに1シリーズクーペにはない「ラグジュアリー」な要素を追加してモデルの魅力を上げるというのは、とても自然な流れだと思います。値上げを危惧する声もありますが、質感を上げて高級感を出すわけですから当然のことで、それによってスカクーとの戦いに不利になることはないと思います(現行3クーペはスカクーより安いですが負けている) 。北米ではBMWのクーペは1シリーズ(3万ドル〜)・3シリーズ(4万ドル〜)・6シリーズ(7万5千ドル〜)で設定されているので、6シリーズにより近づけた中間グレードで5万ドル程度になるのでしょうか(メルセデスEクーペが約5万ドル)。

  ライバルのメルセデスCクーペ・アウディA5・アウディTTがいずれも約4万ドル〜の設定になっているので、BMW1がだいぶお買い得に見えてしまうことも3クーペ不調の原因なのかなという気もします。さらに来年の上旬にはいよいよレクサスISクーペが登場します。予想ではよりLF-LCに近い「スーパーカールック」なスペシャルクーペで価格も4万ドル前半くらいではないでしょうか?レクサスISクーペはスカクーのような3.5Lの大排気量エンジン(北米では標準サイズだが)が搭載できるので、2Lターボ中心のBMWより最初から有利だったりします。スカクーの3.7Lで4万ドルはかなり破格のコストパフォーマンスなのですが、レクサスISクーペは3.5Lで5万ドル辺りでしょうか。ここでBMW4シリーズとガチンコになりそうですが、エンジンに高級感があるレクサス有利だと思います(BMW4は2Lターボ)。

  まだ導入は未定ですが、さらに高性能なホンダのレジェンドクーペ(ハイブリッド4WDの予定)が5万ドル台で登場し、低価格な2万5千ドル前後にはヒュンダイのジェネシスクーペ(2Lターボ-三菱GDIエンジン)に加えてマツダのアテンザクーペ(ディーゼルターボ?)も登場するので、BMW4にとっての販売ゾーンがどこにあるのか?(どのライバルを倒すのか?)がまだまだ見えてこないですね。日本に持ってくればBMWのブランド力でどうにでもなりそうな気がしますが・・・。


↓BMWの醍醐味はM3よりも最強のアルピナB3が出て来ちゃうところなのかもしれません。ベースグレードの価格で「あーだこーだ」語るブランドではないですね・・・。

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