新型レクサスISはトヨタ「確変」デザインか

  新型ISのデザインに衝撃を受け、この2ヶ月の間いろいろと妄想しているうちに「これ買うしかないな・・・」という気持ちになってきました。レクサスなんて日本展開を始めた2005年当初から「トヨタの値上げ」でしかないと思ってましたし、ISはアルテッツアの改良版なのだからせいぜい300万円程度のはずが500万円もするという事実が理解できなかったです。レクサスの不振が報道されても、特にトヨタ嫌いなわけでもない自分がまったくほしいと思わないのだから、当然のことだと思いましたね・・・。

  よくレクサスは価格が高過ぎるから売れないと言われているが、それはちょっと違うのではないでしょうか。500万円のクルマだって本当に魅力があればみんな買うと思います(日本人は結構お金持ちです)。なんで買わないかというとはっきり言って「得しないから」じゃないかという気がします。レクサスのクルマに本当に魅力があれば、3年で下取りが半額以下になることなんてないはずなんです。初代のGSなんか悲惨なもので、新車で700万円したクルマが5年落ちの中古車で200万円で買えてしまう。この中古車は見栄を張りたい人にはオススメだ。見栄を張ることは決して悪いことではない、むしろ懸命なすばらしい努力だし、それによって得られるものも少なくないはず、今の時代は相手にいかに信用を与えることができるかがとても大切だから。彼女のためにいいクルマを選ぶというのも恥ずかしいことではないと思います。

  いままでどうも投資対象にはならなかったレクサスのクルマに、とうとう買ってもいいと思えるクルマが出て来てしまいました。「ほしいな」というクルマはいまでもあったけど、「CTが300万ならば・・・」と価格ばかりがかなり上回ってしまっていた(CTは乗り出し400万〜)。しかしこの新型ISが500万円というなら、ぜひほしいと思います。300万円以下で買えるマークXとほぼ同じ性能のクルマだとしても、マークXにG'sかモデリスタのフルエアロを装備(+80~120万円)したものよりも、さらにカッコいいと思えるからむしろ安いくらいです。350万円のゴルフGTIとほぼ同性能のアウディTTを500万円で買う感覚に似ているかもしれません。アウディTTもデザインに強烈に納得できる不思議な魅力に溢れたクルマです。

  アウディTTは「最高の彼女が出来た時に」一瞬、頭の中を過るスペシャリティカーです。新車で約500万円します。ただ彼女とのデートには最適ですが、実家の両親を乗せることはできない(リアシートが狭い)のが悩みどころです。でもこれからは同じ500万円で新型レクサスISを買えばいいと思います。初代ISはTTと比べると普通のクルマに見えてしまって「スペシャリティ」感に乏しいですが、新型なら十分にTTと張り合えるだけの「個性」がある。NAエンジンだから静かだし、両親を後ろに乗せるにも十分な広さになっています(先代より後席がさらに広くなっている)。問題は「マツダのアテンザなら300万円で買える」ということでしょうか・・・。でもこのISにはアテンザでは到達できない素晴らしい世界観が乗っかっているように自分には思えて仕方ないのです。

↓デート演出の写真がふんだんに使われていて、クルマの良さをよく引き出していると思います。「新型レクサスISのすべて」も夜景の写真をたくさん使ってきれいに作ってほしいな。




  

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