2013年2月20日水曜日

新型アテンザは結局どうなんだ?

  2代目アテンザの中古車ではなく、新型アテンザを新車で買う理由があるのか?とずっと考えていますが、いまのところ有力な理由が見つかりません。それほどに2代目アテンザは自分の中に深く刺さっていて、新型アテンザが前倒しして投入されるのを聞いた去年の6月に関東マツダに駆け込んで2代目アテンザを買ったくらいだ(未だに人に勧めるなら2代目アテンザだ)。

  しかし世間は2代目アテンザの存在なんてほとんど知らない(であろう)ままに、「新型アテンザはすごい!」と騒いでいるのには、どうしても違和感を感じてしまう。マツダがフラッグシップのアテンザに注ぐ情熱には、他社にはなかなかみられない「クルマ屋の意地」を強く感じる。初代にしろ2代目にしろ売れないはずがないくらいの圧倒的な作り込みがされている。よってこの3代目も当然ながら「買い」の一台だ。3代目にしてやっと「マツダは本物」という評価へ変わってきたのはうれしいことです。

  今回ディーゼルエンジンを搭載して「ひと皮剥けた」と見ることもできる。いままでのアテンザはデザインやサスなどはとても良いものが使われているが、ライバルのDセグセダンと比べるとエンジンがやや非力な印象だった。今回ディーゼルを搭載することで、パワフルかつ低燃費(このクラスでは最高レベルの経済性)なエンジンを売りにするクルマへと生まれ変わった。「3.7Lのスカイラインよりトルクがあって、カムリHVより経済的」ということで大手メーカーを完全に出し抜いたといえる。

  それでもなんで「2代目アテンザより優れていると感じないか?」というと、新型が出てすぐにディーラーに行く機会があり、ディーゼルのアテンザを見せてもらったのだが、やはりというかエンジンがややうるさいのだ。アイドリング状態でトラックほどには「カラカラ」という音はしていないのだが、それでもガソリンと比べれば明らかに音が違う。さらにディーゼルエンジンは重量があり、マツダが世界に誇るハンドリングの良さも薄れてしまう。ディーゼルエンジンは「一長一短」で、静かな車内でクルーズを楽しみたい人にとっては魅力があまりない。

  もし新型を買うならやはり軽量な2Lモデルが自分にとっては一番魅力的に感じる。2代目に搭載されているエンジンとほぼ同じだ。キャパシターやアイドリングストップで1割ほど燃費も良くなっているので進化しているともいえるが、やはりトレードオフになっている所もある。それはフロントサスの変更だ。2代目までのアテンザは4輪ともダブルウィッシュボーン(マルチリンク)を使っていたが、新型の前輪はストラットに変更になっている。BMW3のようなFR車ならともかく、FF車で前輪をストラットに変えてしまうと、コーナーでのハンドリングとトラクション(加重・これがないと加速が鈍る)に大きな差が出る。トラクションが抜けるのを補うために、新型はコーナー侵入時にはわざと大きめにロールさせて、フロントの外輪に加重をかける仕組みをつくってアンダー傾向を消しているようだ。初代・2代目と引き継がれたFF車とは思えないハンドリングの良さは、かなり失われてしまっている。

  マツダには4輪ダブルウィッシュボーンのスポーツセダンをフラッグシップサルーンとして、新型車もしくは4代目アテンザとしてぜひ復活させてほしいと思う。もし出てこないのであれば、クラウンやホンダのアコードへの乗り換えを検討しなければならないな・・・。

  

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