2013年2月4日月曜日

スバル・インプレッサHVは完成するの?

  日本でもアメリカでもかなり売れているスバルのインプレッサ・シリーズですが、かなり前からHVが発売予定のアナウンスがされていましたがまだ出ていません。ベストカーにはHVシステム(独自開発)の完成の遅れが原因となっていましたが、スバルが意図的に発売時期を先延ばししているような気がします。目下のところ、日本・アメリカで人気急上昇のインプレッサの販売が頭打ちになるまでは、スバルは様子見をするつもりじゃないかということです。インプレッサの予想外の成長は、このクラスのライバルがいまいち販売が好調ではないことが主な理由だと思っています。

  ライバルの1つマツダ・アクセラは自慢の「スカイアクティブ」エンジンを投入してやや販売の調子がおかしくなりました。最上級グレード2Lのみの投入だったのですが、そもそも燃費を気にするお客さんは2Lではなく1.5Lモデルに興味を持つはずです。逆に2Lモデルを求めるお客はアクセラの「走り」や「ハンドリング」に魅力を感じているので、単純にパワーダウンになる(しかも価格up)「スカイアクティブ」を歓迎したのかというとむしろ逆効果だったのでは?と思います。現在2Lモデルのアクセラとインプレッサの価格差がかなり(約25万円)あるので自然とインプにお客は流れます。

  この教訓をスバルはインプレッサHVに生かすことができるのか最大のポイントだと思います。CセグはBとDの両方のセグメントと比較対象になるので、様々なニーズを持ったお客さんがいて、その中でちょっとしたコンセプトのミスマッチから販売が一気に下火になりかねない危険なグレードだと言えます。実際、スカイアクティブ投入後のアクセラは案外で、マツダにとってはかなりの誤算でした。トヨタも新型オーリスの方向性を十分に打ち出せないまま投入し日本市場では迷走を続けています。

  Cセグこそ「ブランド」商法でそのクルマが持っている世界観にお客をいかに呼び込むかが大事になるのではないでしょうか。そういった販売方法において最も秀でているのはやはりVWのゴルフだと思います。あのシンプル極まりないデザインなのに、「このデザインこそが至高だ」とばかりにファンの人は買っていきます。VWゴルフに興味がない人から見ればまるで「宗教」です。Cセグではないのですが同じくらいの価格帯のミニクーパーも同じように「ブランド」商法に長けていると思います。

  スバルも日本メーカーでは、ホンダと並んで信者が多い「ブランド」と言えます。そのスタンスに反しないような「世界観」を持ったインプレッサHVを作ることができたらさらに大ヒットするでしょう。そのためにはやはりスバルのスポーツ精神を全面に出してシステム馬力で250hpくらいでトヨタ・日産を蹴散らすような鮮烈な「走り」のハイブリッドをしかも「4WD」で実現することが求められると思います。逆にプリウスと同じようなスペックのクルマだったらがっかりですね。おそらく供給先のトヨタより安い価格には設定できない契約になっていると思うのでアクセラのように割高感に苦しみ販売不振になってしまうでしょう(でもプリウスにインプぼボディで+30万くらいならそこそこ売れるかも・・・)。

  インプレッサHVは今のところ5月に予定されていて、ゴルフⅦや新型メルセデスAクラスとガチンコになるので、力負けすることのないように綿密なマーケティングとクルマの仕上げを期待したいと思います。
  

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