2013年4月6日土曜日

ボルボS60T6AWD R-デザイン・ポールスターはR34GT-Rの復活か?

  MBやBMWのスポーツタイプセダンが相変わらずV8エンジンを載せて新型モデルで登場して、0-100km/hで4秒を切るタイムに突入させたりしている。その一方でベース車は徹底的にコスト削減をして直4ターボの「カスカス」スペックで、車重を考えたら1.8Lのカローラより遅いのではと思えるクルマに落ちぶれている。これも販売戦略なのだろうが、「二極化」が酷すぎる・・・。ベース車だって「プレミアムブランド」のクルマとして、十分にもったいぶって売っているくせに。本物のMBやBMWに乗りたいヤツは1000万円払えということか・・・。

  そんな極悪非道なドイツメーカーに対して、スカンジナビアンブランドの「ボルボ」はかなり良心的だ(と思う)。主力セダンのS60の6気筒搭載モデル「T6」をベースにスポーツチューンモデル「ポールスター」を展開している。トップエンドでなんとたったの620万円で、ストレート6ターボ搭載のベースモデルで504万円しかしない。この価格設定は偶然か意図的かどうかわからないが、同じストレート6ターボ&4WDのかつての名車、R34スカイラインGT-Rとほぼ同じだ。ボルボとR34を比べると車重も車高もサスも大きく違うし、駆動方式も根本的には別モノなのはもちろん承知しているが、クルマの存在意義としては、今の日本市場の中ではR34GT-Rのポジションを継承できるクルマじゃないかという気がする。

  「セダンでスポーツ走行が楽しめる」というコンセプトのクルマは今やMBやBMWに限らず、レクサスIS-FやアウディRS4やS4など1000万円くらいするのが当たり前になってきている。これらのプレミアムブランドでは、かつてのR34の価格(600万円)では、「カローラより遅い」ベースグレードしか買えない。このボルボS60ポールスター(620万円)はそういう意味でもっともっと評価されてもいいクルマなんじゃないかと思う。

  この前の日経新聞に20年前の売れ筋のクルマ(カローラ・クラウン・マークⅡ)と現在(アクア・プリウス・N-box)を比較する記事があった。これだけ見ると、最近では「価格が安くて低燃費のクルマが流行」の印象だが、自動車メーカーに「尻尾をフリフリしている」日経新聞なのでしっかり肝心な情報が抜いてあった。1992年のベストセラー「カローラ(102万円)・クラウン(261万円)・マークⅡ(181万円)」に対して2012年は「アクア(169万円)・プリウス(217万円)・N-box(126万円)」と書かれていたらだいぶ印象が違うのではないか・・・。

  クルマが売れなくなった理由は消費者がお金を掛けなくなったわけではなくて、単純にクルマが高くなり過ぎたのが理由ではないか? そしてクルマ全体の価格をつり上げてているのが、1000万円クラスのプレミアムブランドのクルマ達だ。それらと比べれば、クラウンやスカイラインの「400万円」は安くすら感じる。ただそんな「クレイジー」な状態ではクルマはどんどん売れなくなるだろう。スバルのインプレッサ(184万円)やマツダのアテンザ(250万円)が好調なのは、その点を真摯に受け止めて良いクルマを適正価格で売ろうという姿勢が評価されたからではないか?

  ボルボS60T6のベースは3Lのストレート6ターボで504万円だ。輸入車ということを考えれば、かつてのトヨタの大ヒット車「アリストターボ」と同じくらいのお買い得感がある。車体剛性に定評があるボルボなら300馬力超でブン回しても、耐久性は高そうなので安心だ。車重もアリストターボとほぼ一緒で加速に関しては4WDなので上回るだろう。ハンドリングに関しても旧フォードグループ(マツダなど)なので、FF車最高水準の技術は持っているはずだ。一度ぜひ試してみたいクルマだと思う。


↓昔の「安全設計」のボルボから、「価格破壊」のボルボに生まれ変わっているのかな。今後の新モデルに期待したいですね。







  

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