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4月, 2014の投稿を表示しています

新型シビックtypeR 「考え方を変える必要がある!・・・ユーザーが」

  ホンダが何やら自信満々に開発を宣言している「NSX」じゃなくて・・・「シビックtypeR」。メルセデスに例えると、ブランドの「象徴」SLSの後継車として開発されている「メルセデスAMG・GT」と同じポジションが「NSX」だとしたら、一般人に手が届くレベルに設定されている「A45AMG」と同等に位置するのが、この「シビックtypeR」になります。まあそういう視点でこのクルマを見るならばかなり納得がいく部分も多いのではないでしょうか。   今回のtypeRは、なんとターボが付きます!このインパクトがどうも強すぎるようで、従来のtypeRファン、いわゆる「原理主義者」を中心に激しい逆風を受ける羽目になっていいるようです。ホンダの主張をどれほどの人は真摯に受け止めているのか分りませんが、もはや自動車雑誌の誌面からも「嘲笑」が聞こえてきそうな論調で報道がされている気が・・・。確かにアウディTT-RSとメルセデスA45AMGが「2Lターボ」というフィールドで激しく「出力合戦」を繰り広げていて、さらに「2Lターボ&FF」というジャンルでもルノー・メガーヌRSとフォード・フォーカスSTが「FF最速」の座をかけて争っている中に、ホンダがノコノコと「2Lターボ」に参入してきたと見られても仕方がないですが・・・。   そして従来のtypeRユーザーからしてみたら「Vテックは究極の高回転エンジン」であり「ターボ化」とはエンジンの特性において全くベクトルが違う!という本質的な意見も当然あります。それでもホンダは「Vテック」という名称を使い続けるわけですから、これはもはや自ら批判を煽っていると言ってもいいかもしれません。もちろん「可変バルブタイミング」機構を使っていれば「VTEC」ですし、三菱やスバルのようにターボとの組み合わせで使われることもあるわけで、名称自体は何の問題もないのでしょうけど、ホンダはここまでNAにこだわってブランディングしてきたわけですから、いまさら方針展開されてもファンは当然に戸惑いますし、今までの「Vテック」は何だったのか?となりますよね。   さて冷静にホンダが技術系雑誌に提供している、「ターボエンジン」展開に付随する技術的な説明をじっくり読んでみると、前提として「HVおよびディーゼルが経済的に普及しない地域」(所得が低い地域?)をターゲットと...

メルセデスGLA 「今の日本市場でこれを売るのは至難」

  いつの間にやら街中はマツダCX5がやたらと目に付くようになりました。2年連続でSUV売上ナンバー1ですから多いのは当たり前なんですが、CX5発売前にはマツダのSUVなどほとんど見かけることは無かったことを考えると、これまでの実績など無関係にウケれば何でも売れてしまう時代みたいです。ブランドによって車格やボディタイプが暗黙のうちに決められた時代は終わり、いまではどこのメーカーがどのジャンルでクルマを作っても受け入れられるのかもしれません。   メルセデスが新たに発売する小型SUVのGLAも、従来のメルセデスのイメージとは大きく異なるモデルになっていて、その売れ行きは一体どうなるのでしょうか? GLAの元となったAクラスは賛否両論が渦巻く中で、若い世代へのアピールが足りないと言われていたブランドのバランスを取り戻すカンフル剤になったと言えるほど、欧州と日本では発売直後の好感触があったようです。しかしこのAクラスはなかなか曲者で、試乗車に使われた初期モデルと同じ2013年の後期モデルではアナウンス無しで仕様が変更され、高級車調に見せる演出の幾つかが削られています(例えば後席の乗り込み口に設置されていたアルミ製ステッププレートが無くなっている)。   Aクラスがすぐに売れた要因は、BMWやアウディがすでにCセグHBを発売していることで、メルセデスもそれに追従することがユーザーには特に違和感は無く受け入れられたのだと思われます。しかし本来はメルセデスを追いかけてプレミアムブランドへと舵を切ったはずのBMWやアウディを、逆にメルセデスが追いかける立場になったわけです。直後にCLAクラスも発売し、単なる追従ではなくメルセデスの独自路線だというイメージも発信することで、メルセデスが万策尽きてライバルをパクったという批判は逃れているようですが・・・。   CLAクラスはもはやメルセデスの「アイデンティティ」の一部となりつつある4ドアクーペ。CLSを発売して10年が経過しブームが一段落し、その優雅さからメルセデスの古典的スタイルの仲間入りを果たしたタイミングを待ってのCLAのリリースはとても巧妙です。BMWやアウディにはないタイプなので「メルセデスを買う!」と強く意識させることができるところがこのクルマの強みです。メルセデスへの憧れが強い人ほど、このCLAへ気持ちが傾く...

新型スカイラインクーペ 「"エッセンス"の市販化はあるのか?」

  日本でも発売する2ドアクーペモデルとして独自の存在感を発揮する「スカイラインクーペ」。特に先代のCV35から日本車離れしたラグジュアリーな雰囲気を持つようになり、結構このクルマに吸い寄せられて「クルマっていいな!」って思う若者がかなり多いようです。「クルマ離れ」の時代に「現実的」に若者を憧れさせることができるクオリティカー。これはある意味でプリウス並みに社会貢献度が高いクルマだなと思うのです。   かくいう私もその一人で、数年前のある日、突如思い立って購入を前提にCV36の中古車をリストアップ。現在では130万円くらいからあるようですが、当時は最安値でも200万円以上なので慎重にリストアップを進めて、それなりに目星がついたところでとても賢い彼女に打ち明けると、まさかの大反対。「ギラギラし過ぎていてイヤかも」と言われてしまい泣く泣く断念しました。まあ彼女がいなければクルマなんて要らない生活なので、反対を押し切ってまで買う理由なんてありませんでした。意外とあっさり「じゃあ次」と別のクルマを買いにいきましたが・・・。   やはり何より唸らされるのが「やる気」満々のデザインですね。同クラスの「3シリーズクーペ」や「Cクラスクーペ」と比べればその差は歴然ですし、後から出て来た「アウディA5」はなかなかの出来(スカクーよりいい?)ですが、価格がかなり高いです。スカクーはどれも3.7LのNAでエンジンに関しては1グレード制なのに対し、A5にはハイスペックモデルのS5 / RS5が追加されなんだか買いにくくなりました。RS5なんてそれこそ1000万円を軽く越えてしまいます。人によって意見は違うかもしれませんが、こういう売り方をされる中でベースモデルのA5を買うのはちょっと悔しい気がします。   というわけでスカクーはドイツ車のライバルよりもユーザーに「優しい」と思います。日産というメーカーは高級車(クオリティカー)に乗る人に恥をかかせない!という素晴らしいコンセプトを持ったメーカーなんですよね。スカイラインやフーガのセダンならば経済性を考えると2.5Lエンジンでもいい。だけれどもFR車なんだからちゃんと6気筒エンジン載せときますよ!っていう辺りもとても気にいっていたのですが・・・。   そして何よりスカクーの価値はというと、最近になってアテンザがディーゼルに6M...

ジャガーXE 「BMWの"本丸"へ突入!」

  まだまだ発売は1年ほど先になりそうですが、ジャガーがブランド生き残りを掛けて精力的な開発を続ける1台が、新型Dセグセダンの「ジャガーXE」。去年スポーツカーの「Fタイプ」を発売して話題を振りまいたのですが、割安とはいえ1000万円という価格!そして扱いにくいサイズが日本ではイマイチ。しかし国内外のメディアによると「よい具合のオープンスポーツ」とかなり好意的に受け取られているようです。幾つかの雑誌では「Fタイプ vs Z4」といった構図が使われていましたが、これはどうやらジャガー側が仕掛けた「メディア戦略」の匂いがしますね・・・。   ジャガーとしては東アジアで絶大のブランド力を誇るBMWを上手く利用して、ブランディングを進めたい様子。とりあえず誰が乗り比べても「Z4」に負けない「Fタイプ」でジャガー>BMWという印象を植え付けようとしています。福野礼一郎氏を始め幾多のライターが実際に「Fタイプの完勝!」という判断(そもそもZ4の専門家筋の評価は最低だが・・・)を下しています。BMWと真っ向から闘うならば「5シリ vs XF」というEセグ対決に持ち込むべきなのに、コチラの比較は取り上げられたのを見た事がないです。とりあえずメディアを使って弱そうな「Z4」を血祭りに挙げたジャガーといったところでしょうか・・・。   次なる狙いは、これまた評判が良くないけどBMWの屋台骨になっている「3シリーズ」。あまりにもぼんやりと作ってしまったために、レクサスISや新型スカイラインにもあっさり先を越され、クラスの先端からはちょっと落ちるイメージすら付いてしまっています。ジャガーにとっても与し易い印象がある様子で、早くもメディアはジャガーXEは「3シリーズがターゲット!」と盛んに報じています。   ジャガーのDセグセダンと言えば、完全にジャガーの「黒歴史」と言えるXタイプというクルマがありました。ジャガーなのにFFのフォードのプラットフォームが用いられ、日本でも400万円という格安価格で販売されました。しかし200万円の初代マツダアテンザと同じプラットフォームでしかもアテンザよりも低スペックなサスペンションを使い、無理やりにV6エンジンを押し込むというパッケージは、想像どおりの凡庸さでクルマ好きから集中砲火を受けました。   過去の反省を踏まえてかどうかわかりません...