2017年6月28日水曜日

VW新型ポロGTI 2Lターボ200psで来年日本へ!?

  もしかしたらVWが日本から撤退するのでは!?なんて結構マジで思ってましたー。最近MCが行われたゴルフも中国、東南アジア、インド限定で流通している1.2Lターボ(EA211)のままで日本向けモデルを生産し続けるようですが、このエンジンでは日本の2017年排ガス規制のNOx量をクリアすることができないですし、おそらく日本向け専用に排ガス浄化機能を追加することもないだろうと思います。このままだとゴルフ8へ進化する時(FMCの時)には、アジア向け1.2Lターボのままでは日本に入ってこれなくなる見込みです。

  あと5年くらいは現行のゴルフ(7代目)、ポロのノックダウン生産車を日本向けに回してFMCを回避するつもりか?と思ってましたが、どうやら報道によるといよいよドイツ本国と同じ1.0Lターボ、1.5Lターボが来年の新型ポロから採用されるようです。そして新型ポロが復活を期すVWらしい進化を遂げているようです。欧州市場の最大のライバルになったルノー・ルーテシアは一足早く3ナンバーサイズになってフランスやイギリスで大人気ですが、これに対抗すべくポロもホイールベースを10cm伸ばして、全幅も5ナンバー枠を突き破るみたいです。シャシーにはMQBが採用されるようなので、もうこうなってくると、もうゴルフはいらなくなるんじゃないですか!?ゴルフには『ヴァリアント』という、より実用性を高めたモデルもありますし、『オールトラック』とかいう変わり種もあるわけですが・・・。

  PSAのBセグ(プジョー208など)は『EMP2』を使わせてもらえないようですし、マツダのデミオも『スカイアクティブシャシー』とは切り離されていますが、新型ポロは堂々のMQB。これはいかにも日本のカーメディアが大げさに騒がれそうな予感がします。とにかく褒めやすい!! 価格も199万円で据え置きで同クラスの日本車と価格差があまりないならば、これは一気に納得して買う人がもっと増えそうです。

  とにかく相変わらずに1.2Lターボを積んでいるゴルフを日本のカーメディアがゴリ押ししているのは気味が悪いです。ガソリンエンジンの中で最悪の排ガスの汚さを誇るクルマなのにー、日本メーカーはこのクルマをお手本にしろ!!っておかしくないか!?それでもスバルは愚直にエンジン以外はお手本にしてましたが(笑)。ゴルフもエンジン以外はそれほど大きな瑕疵はなさそうですけど、決して運転が楽しいクルマではないですし、大事に乗りたい!!と思わせる輸入車らしい重厚感もなくなりました。

  ただしゴルフGTIの2Lターボの排ガスは無罪みたいなので、GTIに関しては好きです。400万円を超える乗り出しなので、ちょっと気軽に『アシ』にするのは気が引けますけど、もう100万円くらい安ければ文句なしかも。そんなゴルフGTIにちょっぴり魅了されていた人にとっては、さらに期待できる展開が用意されていて、新型ポロGTIのユニットが200ps前後の2Lターボになるんだとか。これは想像するだけでワクワクします。マツダのデミオに2.5L自然吸気のスカイアクティブGを積むみたいな、独特の立ち位置の『楽しいアシ』が、もしかしたら250万円くらいで手にはいるかも!?

  ロックオンしているターゲットはおそらく『MINIクーパーS・5ドア』の374万円でしょうか。MINI5ドアは全長4000mm&ホイールベース2565mmですから、新型ポロの方が少し余裕があるサイズです。エンジンはBMW製2Lターボ横置きの192ps。クーパーSは少々アクロバティックな要素を売りにするハッチバックで、フル加速すればノーマルのタイヤではホイールスピンが避けられず、暴れるフロントタイヤの躍動からは、アバルトみたいな興奮が立ち上がってきます。スマートに加速させるにはある程度の経験が要るクルマだと思います。ちょっと元気に走らせると、タックインも結構派手に出るのでとにかく運転がスリリングです(というより怖い)。ゴルフGTIの安定志向も『実用スポーティ』といういい線を突いていますけども、このMINIクーパーSの『ホットハッチジャンキー』な中毒性(危険性)は、欧州ホットハッチの2大スタイルになってます。MINIクーパーSは日本でももっと流通しても良さそうですけど、やはりゴルフGTIと同等の価格がネックになっているようです。

  この中毒性を、VWが新型ポロGTIで『手軽な価格』で『再現』してしまうならば・・・とはいっても現行のポロGTIが328万円ですから、MINIクーパーSを日本から抹殺するくらいのインパクトは難しいかも。それとも270万円!!とかいう勝負価格が出るのか!? そういえば5ドアMINIのクーパーSにはMT設定がないなー。MTかDCTでスポーティ乗りたい人はポロGTIに、トルコンATで上質に乗りたい人はクーパーSと上手く分けられているんですけども、どうもこの2モデルは使われているミッションとクルマのキャラクターが逆転していてねじれた関係になっているんじゃないのー!? ポロGTIにトルコンATこそが理想のGTハッチバックだな・・・。

  新たにポロが使うMQBシャシーの優位性はやはり車体剛性・・・とは言っても低重心モデルではないですから、トヨタ86のようなゴリゴリした味がするのではなく、ちょっと難しいですけど2000年頃のFFの日本車をレンタカーなどで乗った人が感じたであろうハンドリング『緩さ』からくる不安定なフィールが見事に払拭されているという意味での『剛性感』です。ちょっとオーバースピードでコーナーに突っ込むと、2000年頃のFFの日本車はシャシー&サス剛性がタイヤグリップに負けて、モーメントがあらぬ方向にかかる変形が起きて、歪んだ結果として起こる『グニャ』っとした挙動を伴う不気味なハンドリングに陥りますが、MQBのオーバースピードだとシャシーが変形する前にタイヤの横グリップが抜けて弱アンダー気味にこそなるものの、総合的なフィールはある程度の限界まではサクッと曲がっていきます(そこから先はちょっと怖い目にあうけど)。

  結局は限界領域での挙動はMINIクーパーSと同じ結末なんですけども、MINIほどカットインはしないですし、やはり脱出速度におけるトラクションには差が出ると思います。両車の差としては『ベタ踏み』した時に、いかにうまく前に進むかどうか!?もちろんこれは後輪のしつけによるところが大きいです。ドイツ市場で人気のあるメーカー(VW、マツダなど)は、直進安定性に関してはクラスの頂点を占めるのが「約束事」になっているのでしょう。ポロとデミオはその点では同じ方向を向いていて、その対極にクレイジーハンドリングなMINIがあります。MINIは誰でも試せばわかると思いますが『ちょっと怖いかも・・・』と感じさせるところに、ブランドの個性や意地を感じます。

  今回デミオよりも一足先にポロが3ナンバーになりますが、デミオとMINIが分布する相関図のどの辺に着地するのか!?どこまでもGTハッチバックなのか!?それともカフェレーサーな英国流になるのか!?イギリスメディアからも相変わらず人気ですし、GDPの規模とBセグのニーズを考えると、中国、米国、日本よりもBセグハッチバックが売れるのは英国だったりします。ポロに関しては英国市場の影響をゴルフ以上に受けるでしょう。さて一体どんなポロになるのか?トヨタも来年にはヴィッツターボGRMN(1.8Lスーパーチャージャー220ps?)を世界同時発売するようなので、これが折り込み済みだとするならば、価格についても深謀遠慮がなされるのでは!?と密かに期待しています。




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2017年6月18日日曜日

メルセデスEクラスクーペ 「まさかのベスト・バイ!?」

  みんながみんな『ファミリーカーいいね!!』と言ってたらクルマ文化はどーなってしまうのか!? 4人家族でMINIコンバーティブル乗ったらいいじゃん。え?2ドアだと流石に面倒臭いって!?「とーちゃんは貧乏だからドアが2つで、屋根が布のクルマしか買えないんだ〜」などと惚けてさ・・・。『(黄色ナンバーを指差しながら)ドアが4つで頑丈な屋根がついてるクルマを買えるように勉強頑張れよー」とかあっけらかんに言えれば、とってもいい子が育つんじゃないですか!?これこそ本当のファミリーカーだ!!チャイルドロックも不要!!

  これを新型メルセデスEクラスクーペのカブリオレでやる。・・・子どもが大きくなってこのカラクリの全てに気がつけば、「うちのパパは最高にクールだな・・・」ってもう一生のカリスマになれるんじゃないの!? ですが現実のお父さんはさー、これとは全く逆で、自分の子供に必死で愛車を『自慢』しちゃうような、ちっこいちっこい人が多いのかなー。『ウチのクルマは〇〇なんだぞー』とか言っちゃうガキは、なんか人生の序盤の序盤で底が見えてしまった残念な感じがする。免許取った時点から欲しいクルマは『輸入車』でもいいですけども、これでは『本質』を見抜く力が育たないなーと思うんです。

  メルセデスってちょっと嘘くさいので、これに乗ってるお父さんに『本質』ってのはちょっとそぐわないかも。けど新型は違うんです!!(詳しくは書かないけど)先代のEクーペは『詐欺』みたいなものだった・・・。そもそも『本質』って何だよ!?右も左も偽物ばかりじゃねーか!!『本質』を安易に定義するなら『多面的な見方に耐えられる性能』くらいなものでしょうか。少なくとも北米、中国、欧州、日本で絶賛されているようなクルマには、それなりの『本質』が備わっていると言っていい。だとすると・・・「プリウスやゴルフ」ではなく「86やロードスター」ってことになるのかな。



  山本七平&小室直樹両氏による共著『日本教の社会学』によると、日本人はどこまでも『本質』を語るのが下手だと書かれています。あくまでも『本質を生み出す』のが下手ではなくて、『本質を語る』ことができない!!という話です。ちょっと安易かもしれないですが、例えば86やロードスターのような『本質』の備わったクルマは作れるけども、そういうクルマこそが『核心』的で素晴らしい!!という意見をなかなか認めたがらないってことみたいです。本ではこれを『実体語』と『空体語』の並立と言って、日本人はわざと本質からずれた考え方を生み出して、実体をは距離を置いた発言(空体)を行う傾向が強いとしています。

  逆に日本で販売しているメーカーの中では、最も『本質』とは程遠いところにいる、つまり過大評価されているメルセデス、BMW、VWなどを、イギリスやアメリカのカーメディアがことごとくけなしていたとしても、日本ではそれとは全く対照的に徹底的に評価する!!みたいなものでしょうか。それは決して日本のカーメディアに良し悪しを判断する能力がないというわけではなくて、おそらく正しく判断はできています。トヨタがいいクルマを作っているのは百も承知なんですけども、それがアウトプットの段階で『空体語』に入れ替わってしまった結果、『トヨタ=ドライブフィールが悪いの代名詞』になってします。これはライターの資質ではなくて『日本教』のせいだというわけです。

  詳しくは読んでいただくとわかりますが、日本人が世界から尊敬される要素は、世界から見れば理解不能な『日本教』によるところが大きい。例えば太平洋戦争後に日本に逃れて来たビルマ親日政権のバーモーは新潟県の民間人によって匿われたらしいですけども、いよいよGHQの目から匿いきれないとなった時に、その日本人はバーモーに対して『もう匿いきれないから一緒に死のう!!』と提案したらしい。これがバーモーにとっては全く理解不能だった・・・。これが『日本教』なんだってさー。

  確かに日本の歴史物語の中には、この手の話が溢れていますから、我々日本人にとっては『感動的な話』として純粋に受け止めることができます。そしてそんな魂を引き継いでいると思われるのが、国沢光宏さんや小沢コージさんなどの『侍ライター』。VWが不祥事を起こして、世界中のメディアで袋叩きにされていても、『(以前にゴルフ7を最高のクルマと書いたので)私はVWを見捨てません!!』として毅然と擁護を貫いていらしゃいました。この2人とはライターとしての質が全く違うけども福野礼一郎さんもVWに対しては常に好意的な姿勢を崩さないで義理を通していらっしゃるようです。これぞ『日本教』。

  最初っからドイツ車の『本質』に懐疑的だった日本人にとっては、まあ予想通りのことが起きたなーって何の感情も湧かないですけど、VWを庇い続ける日本のライターに関しては少々呆れつつも、それとは別に『男気』を感じたりもするわけです。そんな『男気』溢れる福野さんが10年以上前の著書でその『不誠実さ』『本質の欠如』を執拗に訴えたメルセデスですが、柄にもなく『本質?』なクルマを発売しました。もちろんEクラスクーペです。

  最も廉価なグレードだと700万円ですから、レクサスLCのほぼ半額です。マツダ・アテンザセダンと同じくらいの大きさのクーペが欲しいなー、つまりスカイラインクーペとか4シリーズとかちょっと小さくて微妙だなーと思っていた人にとっては、『お?』と思わず前のめりになってしまう貴重なモデルですね。レクサスLSでもちょっと小さいんだよなー。

  86やロードスターがスポーツ走行を楽しむという意味で「本質」を突いたように、このEクラスクーペは「上質なプライベートカーを追求する!!」という意味で、従来のモデルよりも相当に『考えて』作られています。ポイントは3つで、
①ケイマンを買うくらいの価格から楽しめる。
②内外装でメルセデスが追求するラグジュアリーなグランドツーリングカーを表現。
③大きすぎず、小さすぎない絶妙なサイズ。

  とにかく最近のメルセデスで感心させられるのが、ユーザーの心を撃ち抜く力。技術だけなら日産や三菱の方がいいクルマを作るんだろうけども、不思議とメルセデスに納得させられるんです。めちゃくちゃすごい技術なんてないですけども、とりあえず搭載できるものを増やしてできるだけいいものを作ろうとする『姿勢』。あとは技術がない分だけアイディアで勝負してますよね。必死で考えて、多分こういう車を待っているだろうな・・・というところにドンピシャで、しかも割と現実的な価格で投下してくる。『AMG・GT』なんて価格表見てみてください!!「え!?こんなに安いの!?」ってなるんじゃないですか!?先代の『詐欺』なEクーペは716万円〜でした。新型は『本質』が伴って698万円〜。セダンと比べても価格差はわずか25万円ほど。これはなかなか意欲的だなー。


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2017年6月13日火曜日

レンジローバー・ヴェラール 「フルサイズSUVで700万円!!』

  『気分良く乗れて、基本性能が充実しているSUVならばなんでもいいよ!!』・・・リゾホ、タワマン、カフェ、パブ、ラウンジなどに居場所を求める『オシャレ』現代人にとって、意外にもそれほど関心がないことが、自動車(腕時計、ウェア)の『ブランド』だったりするようです。誰かと同じじゃやだ!!という理由で有名ブランドを避ける。こだわりなんてないからさ。自動車ブランドなんてアパレルみたいに勃興をくりかえす時代がくる!?そして『テスラ』『ジェネシス』『チェリー(chery)』『バイク(BAIC)』『ブリリアンス』『コンクエスト』『ダーツ(DARTZ)』などの新興ブランドが青山や六本木を埋め尽くす日は、もしかしたらオリンピックの前なのかも!?

  ディーラーの対応が気に入らなければ、すぐにクルマを売って別のブランドに乗り換える。そういう『ユーザー本位の時代』への移行はすでにトヨタによって予期されていたようで、2005年から日本でレクサスのディーラーが提供するサービスの『異質さ』にはそれなりに意味があったのだと思います。慌ててディーラー改革に着手しているのが、マツダ、ホンダ、日産などなど。しかしラグジュアリーSUVの時代が到来して、もうブランドへの忠誠心で客をコントロールする時代は終わったかなー。とにかくライバルに負けない『決定的』な出来のクルマを作ることが肝心!?

  レクサスが現行の『RX』の完成度は高く、これで一気に支配的なポジションを取るか!?と思われましたが、横からボルボ『XC90』が現れて、なんだか急にRXがショボく見え始める・・・いやいや実車は大きくて迫力あります。ちょっと残念なのは『NX』かな!? 軽自動車では『トールワゴン』が大人気で、ホンダのN-BOXがいよいよFMC直前にも関わらず、トップセールスになってます。主要市場で全面的に人気のSUVとは『普通車版のトールワゴン』みたいなものです。これは『キャビン革命』というべき大きな変化ですね。だってムーブやワゴンRも軽のイメージを払拭するくらいに『感動的』な広さでしたけど、もっと『広い』なんてさ。そしてSUVは3列の5ナンバー幅で狭苦しいミニバンから乗り換えれば、エコノミーとビジネスの違い!!12時間も乗れば(航空運賃で)20万円くらいの差が・・・。

  家族で海外旅行!!もちろん往復ビジネスのプランを選びます!!という人々には、SUVかアルファードこそがファミリーカーの理想形。シートももちろんですが、インテリアのデザインも『モード』にアップデートしてある新型が大人気です。そこに気を使ったマツダはCX5で成功し、対応がやや不十分だったホンダはオデッセイが不調でした。三菱も慌ててMCでアウトランダーの内装を全面的に張り替えました。日産エクストレイルも内装を豪華にしたモデルが公開され、市販化まで間も無くだとか。トヨタのマーケティングはさすがでハリアーで最先端を行っています(2Lターボ追加!!)。

  輸入ブランドもこの動きにかなり『シンクロ』していて、プジョー3008は非常にオシャレになって登場してきました。価格とデザイン力で日本メーカーのSUVに相当な脅威を与えそうです。ちょっと前まで『マカン』や『イヴォーグ』を転がすのがオシャレなメンズ雑誌のスタンダードだったのですが、続々と新しいモデルが登場していて、この2台も随分存在感が薄くなりましたね。

  イヴォーグを作るランドローバーは、新たなラグジュアリー展開として『レンジローバー・ヴェラール』を投入すると発表しています。これまでのランドローバーとは内装のコンセプトが明らかに違っていて、完全にトレンドを読んでます。同じグループのジャガーは外面ばかりで、内装がやや殺風景だという厳しい意見が多かったりしますが、それを真摯に受け止めて作ってますねー。この流れはジャガーにも波及するでしょうか!?ジャガーといえばサーキットモデルから生まれた高級サルーン『XJ』という伝統がありますが、現行XJに乗った時のガッカリ感はトラウマレベルでしたよ・・・。




さてこのヴェラールですが、発売は今年の東京MS以降になるそうですが、先行予約のための日本価格が699万円〜と発表されています。V6のHV&AWDの『レクサスRX』が628万円ですから、かなりの本気度が伺えます。ポルシェに並並ならぬライバル意識を持つランドローバーですから、マカン(685万円〜)を参考にしたようです。4700mmクラスのマカンと、5000mm近いヴェラールですから、そろそろマカンに飽きてきた『オシャレ』現代人に、乗り換えを促す狙いもあるのかな『マ◯ン乗り換えキャンペーン!!』とか調子に乗って始まるかも。ジャガー・ランドローバーは『マイナス金利ローン』とかいう茶番を仕掛けるほどヤンチャですから(個人向け融資でマイナスなんてなるわけないだろーが!!)。

本当はもっと安くしたかったけども、イヴォーグの完全受注生産ではないモデルが608万円〜なので、ヒエラルキーを考えるとこれ以上のロープライスは無理だったようですね(値引きを頑張ってくれる!?)。同じグループ内でジャガー・Fペース(639万円)、レンジローバー・スポーツ(860万円〜)、ディスカバリー(779万円〜)、ディスカバリースポーツ(599万円〜)など豊富に揃えていて、日本市場では文句なしのナンバー1のSUVメーカーグループですが、果たしてその魅力は日本市場のユーザーまで届くのでしょうか?



↓ジャガーランドローバーと提携する中国メーカー『Chery』の新型SUV。日本でも十分に通用しそうですけども・・・
   


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↓絶版モデル・フリーランダー197万円

2017年6月9日金曜日

三菱エクリプス・クロス 『ゼロファイターが全てを撃墜する』

  多くのメーカーにとって『ドル箱』になっている小型SUV市場。北米ではFMCを長らくしていないのにもかかわらず、ホンダCR-VやトヨタRAV4の販売台数が意味不明に伸び続けています。2016年のデータによると、マツダ、スバル、BMW、アウディ、インフィニティも営業利益のほぼ全てをSUVによって稼いでいる状態で、もしこのブームが無かった!!あるいはブームに乗り遅れていたりしたら、これらのブランドは揃って『廃業』していたかもしれないです。まさに『高度SUV販売成長期』の真っ只中なんですけども、そんな幸せな状況にいよいよ怖い『狼』が乗り込んできます。

  三菱エクリプス・クロスの公表されているスペックを見ると、まるで日産のGT-Rみたいなストイックさで、隙のない高性能クルーザーとなっていて、それは『既存モデル』の存在意義を徹底的に破壊(『殺戮』)するために設計された?と思われる野心と『テロリズム』に溢れたSUVです。三菱内部ではコードネームで『77式』とか呼ばれているのでしょうか?
 

  ややコンパクトなサイズ(4200~4600mm程度)のSUVは、米中欧日で同時大ヒットを遂げていますが、販売されているモデルを見ると、基本はFFでエクステリアだけが他の機能に先行して進化したモデルが多いですね。比較的に新しいSUVではほとんどのモデルがAWDはオプション扱い。中には用意すらされていない車種もあります。

  全グレードAWDというポリシー(どれだけ意味があるの!?)を守っている小型SUVは、スバル(フォレスター、XV)、ランドローバー(イヴォーグ、ディスコスポーツ)、ポルシェ(マカン)、BMW(X3)くらいです。しかもスバル以外はAWDがめちゃくちゃ高い!!そのシステムだけを外部に発注したりするので、どこのサプライヤーに法外な使用料を払っているのかよくわからないですけど、驚異的な価格になりますね。700万円くらい。

  世界ナンバー1のAWDメーカーといえばもちろん三菱ですけども、アウトランダーやRVRの廉価グレードはFFで済ましています。三菱のSUV買うのにわざわざFFを選ぶって一体何者!?って感じがしますが、SUVユーザーが求めるものが『走破性』ではなくなって久しいですからねー。今ではSUVと『走破性』が全くリンクしないタイプのユーザーも結構いるんじゃないですか。『所有したい』と思えるクルマのイメージがたまたまSUVだった・・・そんな時代です。

  そういったクルマに関心がほとんどないユーザーばかりが集まってくると、なんだかクルマの重みってのが薄れてしまいます。アウトランダーもランエボ以外で唯一AYCが装備されているモデルですから、買うなら絶対にAWDになるはずなんですけども、三菱のマーケティングはFFのニーズが十分にあると判断しているわけです。FFを売っていることで、失うイメージも結構大きいのではないか?アウトランダーに限らず、エクストレイルやCX5にも同じことが言えます。本格志向のユーザーからは敬遠され、日本のカーメディアからは『大衆モデル』と同じ扱いを受けます。

  VWティグアンやプジョー3008はFFしか設定がない!!など、完全に技術後進メーカー的な設計のふざけたファッションSUVなのですが、これが『輸入車』というだけで、かなりチヤホヤされます(確かにデザインが良くなったよ)。そして今ではアウトランダー、CX5、エクストレイルの扱いはこれよりも『下』にされているようなニュアンスを感じます。しかしこの日本車SUV3台は単純にメカのレベルで比べたならばイヴォーグ、マカン、X3といった700万円級のSUVをも圧倒する実力があるのにさ・・・。三菱、マツダ、日産といえばブランディングが下手くそな3メーカーですね。


  

  オランダ三菱によるプロモーション動画ですけども、なんか売り方に『ブレ』があるような気が・・・。欧州でこのクルマを売る意義を三菱はしっかり見据えているはずですが、アピールのポイントがVWやプジョーにも装備されてそうな外部サプライヤー製品の紹介に終始してしまってます。これが自動車販売の現実なのかもしれませんけどね・・・。AWD車がとても希少で、VWゴルフの倍くらいの価格に設定されているAWDのインプレッサが、スイスなど地域によってはバカ売れするそうです。ゴルフでAWDといったら『ゴルフR』だけですから、それを考えるとインプレッサが400万円(35,000ユーロ)しても問題ないのかも。

  とにかくAWDの高性能車なら欧州外のクルマにも高い金額を払ってくれるし、ドイツメーカーもフランスメーカーもあまりAWDが得意ではない様子(アウディもクワトロへのこだわりが薄い気が・・・)。AWDで勝負していないトヨタやホンダは欧州からやや逃げ腰なのに対して、スバル、日産は日本未発売のMTモデルを欧州市場のためにせっせと作っています。そして三菱にとってもこれはチャンス。さらにマツダもAWDによって新たなニーズを切り開こうとしています。日本メーカーにとってはプチ・バブルです。そもそも主な自動車生産国の中で、日本よりも雪がたくさん降るところなんて無いですから、日本メーカーにアドバンテージがあって当然ですけどね・・・。


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三菱自動車―航空技術者たちが基礎を築いたメーカー

2017年6月5日月曜日

シトロエンC3 『日本向けフル装備で堂々の登場』

  間もなく日本での販売価格も発表されるであろう三代目シトロエンC3ですが、ブランドのボトムクラスなのにこの神々しいまでの雰囲気は何だろう!! 日本仕様車がすでにシトロエンディーラーではお披露目されていて、2017年イチオシの注目車ということですでに詳細なスペックを解説が色々なサイト・動画で行われています。先代モデルのベースグレードは199万円でしたけども、これとほぼ同じ水準ならば・・・絶対に『買い』だと思いますし、これは予想外の大ヒットもありうるのではないでしょうか!?(計画台数決まっているから、手に入らない幻の車になる!?) いよいよお袋にもオススメできる『フランス車』がやってきました!?(ちょっと派手だけど)。とにかく母親や妹が車買うときに迷っていたらシトロエンに連れて行きますよ!!とにかく日本のユーザーのことをよく考えた素晴らしい仕様になっています!!



  エンジンはどうやら1グレードのようで、プジョー308に使われているPSAのスタンダードとなった『1.2L直3ターボ』のBセグ仕様の110ps版です。車重1340kgになる308SWも23.5kg・mの最大トルクで動かしますが、Bセグには十分すぎる20.9kg・m。しかもプジョー208の1140kgよりも200kg近い軽量化が計られているようで、同クラスの小賢しい『スイフトターボRS』や『デミオ15TB』相手でも同等以上の加速性能を誇るはずです。ミッションも208と同じで『アイシンAW6AT』。Bセグにロックアップ式のトルコンATは贅沢だろ!!というのは完全に過去の話で、ディーゼルターボのデミオXD、ガソリンターボのスイフトTなどじわじわと小型車でもトルコンATが広がっています。

  最先端の小型車の中には、メーカーの経営上の都合(コスト!?)で、『?』なミッションを搭載するモデルが紛れています。代表的なのが、ミラーサイクルのガソリン自然吸気なのにCVTを使わない『デミオ』だったり、ガソリンターボなのにわざわざCVTを使う『C-HR』だったり(評論家はここを解説するべきでは!?)。さてさてこの2台(C-HR、デミオ)を『妥協』と受け取るか、『変化球』と受け取るかは、それは好みの問題ですけども、とりあえずは『理想形』ではないのかも。VWやルノーは相変わらずのDCTなんですけども、DCTは高級品だと本気で思っている『信者』がいる限りは続くのかなー。

  とにかくアイシンAWの採用を始めたボルボ、MINI、BMW(FF車)、PSAですが、『日本で頑張るぞ!!』・・・というわけでもないみたいです。実際のところは中国と北米の2大市場で勝負するならトルコンATを使うしかない!!みたいな風潮になっちゃってますからねー。VWやルノーも中国ではアイシンAW使ってるし・・・。VWもルノーも『右ハンドルにはATなし』の方針みたいです。世界的にも『右ハンドル差別』はどんどん広がっているようで、イタリアメーカーなんか日本無視!!な姿勢が鮮明に。スポーツメーカーのアルファロメオは右のMTを作る気は無いらしい・・・。フレンチ・スポーツブランドとして長い伝統を誇るプジョーも、ハイスペックなトップエンドとなる『308GTi』は左MTのみ。・・・いいさ日本には英国車のMINIがあるから(人気!!絶好調ですね!!)。

  母親のクルマだとすれば『アイシンAW』で大歓迎!!・・・あとは『Bセグ王国・日本』の代表的なモデルに対してどれだけの魅力を放つのかがポイントです。日本の4大Bセグといえば『アクア』『ノートe-POWER』『デミオXD』『スイフトHV』・・・アクアと同じ方向性の『フィットHV』も健在ですが、この4台はBセグなのにフルHV、フルM、ディーゼル、マイルドHV・・・ときめ細かい棲み分けができてます。しかも1台200万円以上(スイフトHV以外)もする!!アメリカだったらDセグサルーン買えますけど。『運転が苦手だからBセグがいいけど、安っぽいクルマは嫌!!』といういかにもバブル育ちなユーザー層が育んだ『価格』&『設計』なのでは!?一説によると一番安い(170万円)のスイフトHVが単純に燃費もトップになるのでは!?と言われています。だって圧倒的に軽いし。けど『安いから』売れない!!まじか・・・。

  バッテリーとモーターを余計に搭載しているはずなのに、スイフトHVは940kg。軽のハイトワゴンと同じなんて、これはさすがに軽すぎるだろ!!なんですけども、最近の欧州車もまた非常に軽いんですよ。新型C3の欧州仕様は1010kg、C4カクタス1070kg、アルピーヌA110が1103kg、トゥインゴ960kg、アウディA1は1120kg、オペル・カール939kg、VWup!900kg、セアト・イビザ1091kgなどなど。スイフトも欧州向けのクルマですからこの流れに他の日本勢より早く乗っただけ!! そのど真ん中にいるシトロエンC3ですけどガラパゴスな発展を遂げている日本の『クレイジー』Bセグ勢を相手に燃費勝負したら結構いい勝負をするんじゃ無いでしょうか? ちなみに某雑誌の圏央道一周対決では、ガソリンと軽油の価格差を含んだ総合燃費対決で、プジョー308ブルーHDiがプリウスを打ち破るという快挙を成し遂げてました!!

  さらに母親にオススメしたいポイントとしては、内装のデザインの良さ!!個性も際立ってますし、部分的ですが高級に見える素材を目立つところに使っていて、日本のバブル年代のユーザーの嗜好も十分に研究しているみたいです。そして純正ナビは日本語対応になりました!!あとはDSCのオン・オフなどの煩わしい機能もなし!!これを切り替える画面が英語というモデルは今でも多いですし、また変に日本語になっていてもカッコ悪かったり・・・デカデカと『解除する』『解除しない』とか書いてあるとなんかダサい。そんな機能はいらねー。そしてもちろん日本じゃ当たり前の『前方監視カメラ』が付いていて60km/hまで歩行者を検知して自動ブレーキは立派です。・・・あれあれホンダの新型シビックは自動ブレーキは何km/hまで作動だっけ!?まさかフランス車の半分ってことは無いよね〜!?

  そして何よりこのクルマの売りはエクステリアデザイン。シトロエンが自信を持って打ちだした独特の世界感。欲を言えばC4カクタスの方が『孤高』のメルヘンな雰囲気を醸していて『デザインに金払いたい』気分にはさせてくれましたけども、新型C3もやはり素晴らしいです。シトロエンの最大市場は中国になっていて、最新のシトロエンデザインは、フランスの感性らしく『オリエントな表情』を写し取ったものになってます。具体的にいうと、アメリカの漫画に出てくる中国人(アジア人)の目の細い顔です。これを差別的に受け取る人もいるかもしれないですが、レクサスやアキュラがアメリカ的な『顔』を模索するのと同じじゃないですか?ブランドには悪意は無いと思います。

  ちょっとケチがつくとしたら、新型C3の日本導入が遅れた結果、似たようなデザインのクルマが先にデビューしてしまったことです。どちらも『ライオンキング』みたいな感じでなんか似てる。そうですトヨタC-HRです。トヨタはエクステリアデザインへのこだわりを盛んにアピールしてますが、フロントのデザインは、ヴェゼルとシトロエンC3から、リアのデザインはシビックハッチバックとジュークからアイディアを集めてきた感じです。ターボにCVT組み合わせるなど、既成ユニットを使って即席感があるC-HRですが、結構慌ただしく作ったんじゃないの!?


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