北米・欧州問わずに売れまくっているフォードが誇るクオリティカーの「フォーカス」がいよいよ日本で発売される。北米・欧州の両市場だけに限定すると、ベストセラーカーはVWゴルフでもトヨタカローラでもなく、基本性能がこの2台よりも上回るこのフォーカスとホンダシビックが上回っている(日本ではまったく逆だが・・・)。いよいよ日本にも小手先の宣伝には左右されない、人気と実力の伴った本物のグローバル車がやってくる(実力だけのインプ・アクセラ・・・)。
まず2LのNAの1グレード設定というのが潔いです。インプもアクセラも2Lだけにして「走りのクルマ」を追求すればいいと思うのだが、どうしてもコンパクトカー志向に迎合してしまうようだ。この2Lで170馬力出すエンジンはなんだかんだいっても中型車にとって最も理想的なエンジンであると思う。ハイブリッドやダウンサイジングターボの登場でいろいろ目先を変えられているが、実燃費や加速のスムーズさ、耐久性を考えれば2LのNAが総合的に満足できるスペックといえる。
ホンダとフォードは中型車を基幹に置いているが、この両社が2Lエンジンの相対的な優位性を北米・欧州市場で証明しつつある。日本にダウンサイジングターボをを持ち込んだ欧州メーカーのVWやフィアットは北米・欧州市場ではなくむしろ新興国(インド・中国)での戦略を進めていて、1Lや1.2Lエンジンに経営資源を集中できたほうが、合理的という判断から、欧州と日本でダウンサイジングターボを展開し、BMWや日産などに広がっている。
先日のイギリスのカーメディアには、欧州でダウンサイジングターボへの不満が高まっていることが特集されていたが、新興国市場に軸足を移しつつあるメーカーのクルマ作りは先進国の市場では曲がり角を迎えている。主な論拠は「燃費がよくない・耐久性が低い」といったものだ。日本メーカーはスポーツモデル以外へのターボの導入には慎重な姿勢を崩していないが、一部に同調の動きが出ている。海外メーカーに「日本は新興国といっしょ」というレッテルを貼られるかどうかが、このフォードフォーカスのようなクルマの売れ行きにかかっている。
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