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フォード・マスタング 「伝統か?実用か?それとも・・・」

  国産車シェアが世界でも異例の9割を誇る日本市場・・・だから「もっと輸入車が売れなければおかしい!」みたいなことを言ってくる自動車評論家がたまにおられます。大手マスコミが発信するネットメディアの記事でも、「ガラパゴス」とかこれに近いようなことが盛んに書かれてますけども、じゃあアメリカでは国内販売の30~50%が輸入車なのか?というとそんなことはありません。日本メーカーの直近のアメリカでの販売で月間10万台以上を販売しているのはトヨタ、ホンダ、日産の3グループですが、現地生産の比率はトヨタ75%、日産80%、ホンダ99.99%です。米国ビッグ3の台数を合わせると・・・アメリカにおけるアメリカ生産車の割合はやはり9割程度になります。   もちろんアメリカはNAFTAを早くから結んでいて、カナダやメキシコとの経済の連携を強めているわけですから、まだTPPが成立しない「ボッチ」の日本とは状況が違って生産拠点がNAFTA全域に広がっていますから、NAFTA内となると日本を上回る割合になるかもしれません。同じようにEU域内を一つの経済圏と考えると、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアといった主要市場におけるEU生産車の販売の割合も9割を越えます。要するに「日本だけが9割」という主張は残念ながら根本的に間違っているのです。あくまで国内メーカーが占める割合が9割です。つまりバブル期以降で日本に生産拠点を構えたり委託したりする海外メーカーが「ほとんど」無かったよ!という話です(割と最近までシトロエンのSUVが三菱のOEMで倉敷で作っていた!なんて例もありますが・・・)。   で?何でマスタングなの? って話なんですが、遥か昔にフォードはマツダにマスタングを作らせようと意図したことがありました。結局はフォード内部の反対があったようで、完成していたマスタング候補車は「プローブ」という名でアメリカでも日本でもフォードブランドで販売されました。このクルマは実際はミシガン州で製造されたようですが、もしこの時に「マスタングの設計をマツダに任せる!」という決断が下っていたなら、その後のマスタングの開発拠点は広島に移っていたかもしれません。・・・そんな「たら、れば」な話をしていても仕方ないですけども、もし海外メーカーが今後わざわざ生産拠点を日本に設けるとするならば、マスタングのような趣味性...

三菱アウトランダー 「収まるクルマとして定着するか?」

  三菱・アウトランダーPHEVは、最近次々と日本上陸を果たしている欧州車のPHV化の機先を制した形でイギリスなどでは、プラグイン車のベストセラーになっているようです。ヨーロッパで売れた(絶賛された!)日本車というだけで、だいぶ「カッコ良く」見えてしまう度に、悲しい輸入車コンプレックスを自覚しますね。欧州では他にもジュークとエクストレイルの2台の日産車がよく売れていて、三菱&マツダが誇った「欧州販売神話」はだいぶ薄まったものになっているようですが、かの地ではトヨタ/レクサスが苦戦中、ホンダが大幅減に追い込まれていて、日産、マツダ、三菱の「走り」と「デザイン」を兼ね備えた「本格派」?と呼べるクルマが、まだまだ売れるのが欧州市場みたいです(日本に入ってくる安い欧州車はちっとも本格派じゃないですけど・・・)。   「収まるクルマ」ってのは、ラゲッジが豊富という意味ではなく、乗っていて風格が感じられて落ち着いた雰囲気が出せる「車格」のクルマという意味です。単にデカければいい!というわけではないですけども、一般にデカいクルマの方が自然とそれ相応に「収まる」のは確かです。「グランドチェロキー」「ティアナ」「アルファード」などなど・・・価格は高級車としては比較的手頃なのですが、とりあえずしっかりと「収まって」います。しかしヘビー級のサイズと重量のボデーでは、パワートレーンがショボいと、動かなくなってしまって、ハリボテ感が出ちゃうとダメですね・・・。   性能と環境のバランスが良くより使い勝手がいいサイズで、しっかりと「収まる」クルマを作れるか? これが今の日本と欧州を制するクルマ作りの最大のポイントになっています。しかしこれは、どんなブランドにとっても至難の技であることは同じで、結局のところ他を圧倒するほどの情熱が注ぎ込まれ、その良さが自然とユーザーに伝わり、さらに新たな流行(ブーム)を牽引するくらいの話題性が要求されます・・・なんだか書いててこっちが恥ずかしくなる形容がずらずらと並んでしまいました。ただこの三菱アウトランダーもまたこの「表現」に相応しいポジションへと登り詰めつつある「選ばれたクルマ」だと思うのです。今回のマイナーチェンジでは、内装に関してかなり思い切って改めたとのことですが、これはおそらくトヨタ・ハリアーを研究してのことでしょうか・・・三菱もこの...

フォード・フォーカス 「躾けのいいクルマとは?」

  298万円に設定された「メルセデスA180」と「BMW118i」という2つのモデルが、名門ブランドのすそ野を広げるために日本に投入されてからしばらく経ちます。やはりどちらもオプションを最小限にしか付けない「プレーン仕様」での注文がかなり多いようで、やっぱり日本人はブランド好きなんですね。 さてBMWがこのクラスの常識を破るかのように、新たに直3ターボを搭載してきたので、今後は何だか怪しげな輸入車Cセグが増加するのでは?と危惧していますが、どうやらこの「118i」は予想外の評価を獲得しているようです。・・・某有名評論家の連載では、まさかの「全BMWの存在をあざ笑うかのような傑作」と評されてました。それにしても3気筒ゆえのバイアスってのがあるのかな?   昨今のCセグはボデーの大型化、あるいはワゴンボデーの導入などで「ツアラー化」が急速に進んでいて、ひと昔前の手軽な「スモールカー」のイメージから、よりコンフォートで長距離にも耐えられる「ミドルサイズカー」へと立ち位置が変わりつつあるようです。ホイールベースが2700mmに達したCセグは、もはや1クラス上のC/Dセグと呼んで区別すべきではないかという気がします。いずれも2700mmとなったメルセデスAクラス、マツダアクセラ、日産シルフィの3台は、他のモデルよりもいくぶん居住性がいいです。ホイールベースの拡大によって、クルマの安定感や静音性にも一定の効果が期待できます。ちなみにゴルフ/アウディA3やジュリエッタなどは2635mmとなっています。   ゴルフ、メガーヌ、プジョー308などワゴンボデーも定番グレードになっている欧州Cセグは、ハッチバックが2620~2650mmくらいで、ワゴンが2700mmといったところでシャシーをつくり分けて用途に合わせて適性化しています。逆転の発想で、ワゴンサイズのゆとりのあるシャシーに、デザイン重視のハッチバックボデーを被せたのがAクラスとアクセラで、高級なセダンボデーを取り付けたのがシルフィとCLAです。マツダとメルセデスの近年の成功のポイントはコレではないか?と思います。そしてちょっと異色なのがスバルで、ハッチバックのインプレッサとセダンのG4は2645mmを使い、ワゴンボデーとなったレヴォーグとセダンのWRX S4は2650mmとなっていて、作り分けているのにほとんど変化な...

BMW・M2クーペ 「ケイマンGT4を蹴散らす戦闘力?」

  モンスターCセグ(A45AMG、RS3)とピュアスポーツ(ケイマンGT4、エキシージS)の間にはどれくらいの差が存在するのか? そんな中二病な発想で楽しんでいるクルマ馬鹿です。とってもとっても楽しいです。勢い余って買っちゃいそう!・・・ってことはないですけど。純正スポーツカー設計の「911ターボ」と改造乗用車設計の「GT-R」の対決でメーカー同士が予想外に白熱して盛り上がったのはだいぶ昔のことのように感じます。この時にポルシェも日産も相当にムキになって開発競争を繰り広げたからこそ、そのブランド力は今も世界中の熱狂的なクルマ好きの金持ちにまで届いています。   けどこの対決でポルシェも日産もだいぶヘトヘトになったようで、どちらももう開発競争なんて辞めたいようです。その後もルノーとホンダの「FF最速対決」なんかも盛り上がりました・・・そして無事市販化!どちらも話題性十分!でめでたしめでたしでした。たしかに開発共存は大変な負担でしょうけども、こういった対決を避けるブランドにはち注目も集まらないし「未来は無い!!!」と思います(アクアだってフィットと競争してます!)。マツダもスポーツメーカーとして有名ブランドと肩を並べるつもりなら、とりあえずホンダもスバルも日産もまとめてぶっ飛ばして「日本車最強」を名乗るくらいのウルトラマシンを作ったらいいのでは?   それにしてもドイツ人のクルマ商売はとってもズル賢いです。なにもディーゼルエンジンでしくじった某メーカーのことを言っているわけではないです。「911ターボ」vs「GT-R」みたいな究極の競争は割が合わないので、ライバル同士が口裏を合わせて、適当なスペックのクルマ同士を競わせて、注目を集めるみたいなことをやっています(裏では某サプライヤーが暗躍?)。・・・そして冒頭にあるような、無邪気な日本の中二病オッサンを巻き込んでいくような、「開発プロレス」が堂々とプロモーションされています。どちらの陣営も日本価格はだいたい600~800万円くらいの価格帯で、各メーカーが「スポーツカー要素満載」のオシャレでクールなスペックしかも扱いやすいサイズで、まだまだ中流が多い日本の金持ってる世代を狙っています。   そんな裏事情は十分にわかっていても、スバルやホンダのスポーツモデルを上回るスペックですから十分に「特別」なクルマですし、...

トヨタ・クラウンアスリート 「ここから何か始まるのか?それとも終焉の時か?」

  自動車評論家の福野礼一郎さんの書籍はいつ読んでも面白いです(賞味期限無し)。だいたい発売直後に購入してざっと読むのですが、その段階では読み手(私)にはまだ発表されて間もない新型車へのイメージなんて全くできてないですから、ニュアンスがわからない表現もあれこれ出てきます。そのままほっぽらかした本を1〜2年寝かしてから読むと、出てくるクルマに試乗したり見かけたりするようになってイメージが固まってきているので、改めて福野さんの文章が楽しめたりします。   2年ほど前に出版された「福野礼一郎・クルマ論評2014」という傑作がありまして、これをほぼ1年ぶりくらいに開いて見ると・・・改めてこの評論家の素晴らしい視点がいくつも発見されて、初めて読んだときよりもむしろ興奮できます。特に「トヨタクラウン」と「クライスラー300」を比べる一節が良かった!!!2年前はなんとも思わなかったのに、今読んでみると妙にリアリティがあります! もちろん2年前の本ですから、クラウンはフルモデルチェンジ直後で、クライスラー300は先代バージョンということになります。   福野さんのクセ?あるいは意図的なのかもしれないですが、高級輸入車で幅広く使われるようになったZF社製の8速AT(通称8HP)のミッションをそこいら中の連載で「神!」「神!」「神!」と表現しています。・・・ということは8HPを装備しているクライスラー300が優位か?というと、そうでもなくクラウンアスリートの3.5Lモデルに採用されているアイシンAWの8速ATの方が、滑らかでショックも少ない!とはっきり断言しています。エ?エ?エ?「神」ってどういう事?・・・と読者を煙に巻いてくれます。なんとも便利な表現ですね。福野ワールドの「神」ということならオールOK?   BMWとレクサス(FRガソリンモデル)のどちらにも乗ったことがある人ならわかると思いますが、「ZF」も「アイシンAW」も結局のところどっちもどっちな印象でしかないですし、あのミッションが付いているからそのクルマが素晴らしい!という結論にはならないです。しかし2000年頃のBMWやトヨタの中古車に付いてまわったミッションの段付き感を考えれば、それから開放されて、福野さんが「神」といいたくなるほどの「高ぶり」もなんとなくわかります。この段付き感さえ消えてくれればこのクルマ...

ロータス・エヴォーラ400 「GT3時代の到来?」

『GT3規格』・・・市販車を認定するFIA規格の中で現在最も高性能なクルマのためのカテゴリー。約40車種がホモロゲーションを取得していて、日本車は日産GT-RとレクサスRC-Fのみ。フェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンなどの有名ブランドを代表するモデルがずらりと名を連ねていて、その多くは都心の真ん中でゴージャスに乗るクルマ。   「軽自動車やコンパクトカーに乗るくらいならクルマなんて要らない!」・・・公共交通とネットカフェに恵まれた都会に住む人々の偽らざるホンネです。右を向いても左を向いても街中はドイツ車だらけという状況で、型落ちの国産のちっこいクルマを笑顔で乗りこなすには、よっぽどのクルマに関する教養が必要になってきます(まあ実際は軽自動車でもどうってことないですが)。また東京や横浜の中心街に繰り出して行くと、今度はドイツ車ならばなんでもいい!というワケにはいかないですね・・・。80万円でゲットした型落ちの3シリーズなんて軽自動車よりも低い、最下層のステータスですから(だから80万円!価格は嘘を付かない!)。とりあえず都市部の近隣住民を装うならば、多少無理してでもメルセデスのEクラスくらいがもっともお手頃(中古価格や新車値引きで)なようです。   いっそのことスポーツカーにしてみたらどうでしょうか? とりあえずマツダ・ロードスターもトヨタ・セリカも50万円程度で豊富に選べますが・・・。けれどもやっぱり「価格は嘘をつかない!」わけで、都会の住人が乗るには何かと不便?不器用?なクルマです。50万円のセルシオも50万円のマークⅡも・・・150万円のマークXも150万円の先代スカイラインも道具としては非常にいいですから、気取らずに乗る分にはいいのかもしれないです。・・・ったく東京って面倒くさいですね。でもそこが東京のいいところなのかもしれないです。なんといっても「日本の顔」です。特に大使館が立ち並ぶ港区の界隈を走るプライベートカーは、イタリア車とイギリス車そしてレクサス車ばかりであってほしい気もします。   もし人生で幸運にもちょっとした小金持ちになることができて、晴れて港区民にでもなったならば、その時は一体クルマは何を選べばいいのでしょうか? 世間が言う「高級車」の概念が通用しない街(現実の港区・中央区はBMWの安いヤツがけっこう多いけど)に住む事に...

イヴォーグ・コンバーチブル 「新しい波が発生する予感!!!」

  今日のSUVの隆盛を築いた一台として知られるレンジローバー・イヴォーグ。2012年の発売と同時に大ヒットしましたが、400万円台からランドローバーが手に入るというお得感と、SUVのイメージを根底から覆すような気鋭の若手デザイナー(この成功でロバート=メルビルはマクラーレンのチーフデザイナーになる!)を登用したデザインは、今から考えてもコレは売れて当然ですね。発売から早くも3年が過ぎ、あまりの売れ行きの良さゆえか、やや強気な戦略を採り出したランドローバー・ジャパンは、度々グレード変更を行って価格を400万円台から600万円台まで引き上げてきました。   しかし600万円台となるとライバル関係も一気に強力になります。その価格帯の新型SUVとしてポルシェからマカンのベースモデルが投入されて以来、あまりイヴォーグの話を聞かなくなったような気も・・・もはや旬は過ぎた?。いやいや!やはり縦置きエンジンのFRシャシーを使うマカンの魅力の前では商品力で苦しい!という厳しい意見もあるようですが、それでもこのイヴォーグはまだまだその魅力が色褪せてはいないです。ランドローバーの今後を背負っていくニュー・スターですし、まだ発売して3年ですが、知名度は高く、すでにイヴォーグは独自のブランド価値を築いています(ファンは多いですよ!)。   改めて言うことでもないですが、ポルシェ、レクサス、ジープ、ランドローバーの4ブランドは、SUVへの取り組みが非常にマジメです。素人目で恐縮ですが、1つ1つのクルマに独特の魅力を持たせようという意識の高さが光ります。敬意を持って「プレミアムSUVのスーパー4」と呼ばせて頂きたいと思います。メルセデス、アウディ、BMW、ボルボといった日本市場にすっかり根付いている輸入ブランドのSUVが特に駄目ってことはないですけども、これらのブランドではわざわざSUVを選ぶ理由がないな〜・・と感じてしまします。SUVをナメているってことはないでしょうけど、ちょっとやる気が感じられないところが目に付きます・・・。見方を変えれば「日本風味」なんでしょうけど。   私は東京都の西部に住んでいまして、家の前の通りを見ていてもメルセデス、アウディ、BMW、ボルボ、マツダ、スバル、ホンダといったメーカーのクルマの持っている雰囲気ってなんだか似たり寄ったりなんですよね。非常に...

プジョー508GT 「セダン・スタイルの最先端」

  プジョー、シトロエン、DSの3ブランド構成になったPSAグループは、いよいよ日本市場での攻勢をかけるべく「新たなラインナップ」を投入する準備ができたようです。僭越ながらPSAの各ブランドが近年の日本市場で輝けなかった理由を分析すると、まず選べるエンジンの種類が少ない点でしょうか。ある程度大きなサイズの「プジョー508」や「DS5」、「シトロエンC5」といったモデルでも一律に同スペックの1.6Lターボしか選べず、このエンジンでは乗り出しで400万円もするクルマとしてはハッキリ言って不満でした。   それぞれのブランドで現在の日本市場のフラッグシップとなるモデルが、レヴォーグのベースグレードに使われるような1.6Lターボでいいのか? ・・・とはいっても今さらV6NAの重苦しいエンジンをこのFF車3台のフロントに載せておくのも不粋ではありますけども。Cクラスだって1.6Lターボでは?・・・確かにそうです!だからいまいち人気になりませんでした。エンジン以外は素晴らしい!PSAの3台はそれぞれにフラッグシップに相応しい優美なデザインですし、足回りに関しては三車三様で、ドイツ車や日本車と同等のマルチリンクで安定志向の「プジョー508」と、それにさらにハイドロサスを組み込んで高級車の乗り味を作る「シトロエンC5」。さらに足回りよりも居住性を優先する「DS5」は、トヨタのアルファードに近い発想です(アルファードは現行ではサスを変えてきましたけど)。   エンジン以外は「やる気まんまん」・・・これがなんとも惜しいですね。この1.6LターボもBMWと共同で開発された素性の良いものですが、フラッグシップ車に載るにはちょっとな〜・・・と買う側が二の足を踏んでしまうような露骨なダウンサイジングです。例えばBMW5シリーズが直4ターボ(523i)になってお買い得ですけど買いますか?っていう話です。やっぱりこの手のクルマ(高級感)を所有するならば・・・ハッキリ言うのはちょっと恥ずかしいですけど「格」が大事だと思います。    欧州ではボデーサイズに比べて破格に小排気量(ターボ)のエンジンも多いようですけど、日本ではやはりそこまで合理的に考えられない・・・いや!クルマにロマンを求め続けるのが日本のクルマ好きなんです! 1.6Lターボで統一された(1.2LのNA/ターボもある...

スバルSTI・S207 「世界最高のカリスマ・スポーツカーが降臨!」

  数年前から情報が小出しにリークされ、いよいよ発売!ということで話題沸騰のホンダ・シビックtypeRですが、予想通り日本導入分は台数限定となり、希望者が多い場合は抽選になることが発表されました。どうせ発売と同時に定価の2割増しぐらいの未使用車が中古車検索サイトに並ぶんじゃないの?いやいや今回は5割増しくらいになるかも・・・「ダフ屋」行為対策はメーカー側は考えている?といってもホンダもどうすればいいのやら・・・。   2000年代に入り限定スポーツカーのリセールは日本メーカーでもビックリするくらいに高くなっています。やや投機的ともとれる値動きで最終型ランエボXや最終のNCロードスター、RX-8などが定価以上の価格の新古車として売られています。この「スポーツカー投資」の契機となったのが、日産スカイラインGT-R(R34)と、ホンダNSX-R(最終型)の2台の伝説的スーパーマシンで、この2台の低走行&高年式(といっても軽く10年落ちですけど)は新車価格をはるかに上回るプレミアム価格になっています。   特にスカGとNSXの2台は世界でも注目されたスーパースポーツだったということもありますが、もっと身近な価格で買える限定モデルスポーツカーとして人気なのがスバル系列のチューナー・STIから発売されるコンプリートモデルです。多くはインプレッサ(WRX)をベースにしたモデルですが、中には「S402」というレガシィB4をベースにしたものも過去にはありました。この「S402」もまたかなりレアなモデルとして知られ現在は入手困難なクルマとなっているようです。そんなに人気になっているならメーカーが追加生産すればいいと思うのですが、それじゃ意味がないってのがじれったいところで、増産したら単純に市場価値が下がるだけです。追加生産を絶対にしないからこそ価値が生まれます。年間に7000台程度しか作らないフェラーリが、収益アップを狙っての増産計画を発表しましたが、ファンからは市場価値の低下を危惧する声も上がったとか。   希少であるゆえに価格が高騰している中古車なんて、最初から無かったものとして、よっぽどのマニア以外は絶対に手を出すべきではないです。しかし逆に新車で入手できるならば将来的に価格が高騰することが予想されるので、クルマ購入のタイミングさえ合えば積極的に検討したいとこ...

ポルシェ・MISSION E 「ポルシェのスタイリングに感動するなんて・・・」

    「ポルシェ・ミッションE」・・・    あんまりデカい声で言うと袋叩きにされそうですが、このクルマのデザインは日本車?みたいでなんか和みます。ひと昔前の東京MSに出てくる日本メーカーのコンセプトカーってこんなデザインの多かったような・・・。まあマツダも昔はポルシェをパクって大批判されていたこともありましたけど(RX7FC3S)、あれから30年経って逆にポルシェが昔の日本車デザインをパクる関係になるとは思いませんでした。RX8で採用されたスポーツモデルの観音開きドア(ロールスとは区別)に、フォロワーが現れることを願ってましたが、市販車では今の所は全くと言っていいほど普及していません!というか絶滅?と思ってましたが、ここに来てポルシェが採用するとは・・・。    まだまだコンセプトカーの段階とはいえ、こうしてポルシェに採用されてみると、この手のクルマを使うところのイメージがあれこれと結構浮かびます。このタイプならばフロントドアの長さもかなり抑えられるので、日本では使いにくいとされる2ドアクーペの左ハンドルでも、なんとかなりそうな気がします。左ハンドルしか用意しないシボレー・カマロみたいなクルマだと、道路脇に寄せて降りようとしてもドアが開けられないです。私ごとで恐縮ですが、いつも一方通行路の途中にあるクリーニング屋さんを使っているので、その際はちょっと路駐させてもらっているのですが、左ハンドル車にするならば、一通で右に寄せて停める!という裏技もあるのかな?それはそれで・・・なんかカッコいいかも。   ちょっと余計なことかもしれないですが、観音開きの4枚ドアということは、3人以上で乗らないと基本的に後ろのドアを開ける必要がないです。観音開きドアでは前後のドアが同時に開いた状態そのものが壮観なのですから、普段は1人か2人しか乗らない独身ドライバーにとっては、その素晴らしいシルエットを楽しめるシーンは少ないのかもしれません。ちなみに前だけ開けたときは、ドア自体がヘンにコンパクトな感じですので、なんか貧乏くさい感じも。例えばレクサスISやBMW3シリーズに乗った時に一番ガッカリするのがドアの開け閉めの時ですが、この2台のように開閉時に「色気」が全くないパカパカタイプ(軽い!)のドアみたいに見えてしまいます。これはちょっと問題ですね...

トヨタS-FR 「ヨタハチを知らずに僕らは生まれた」

 なんで黄色なのだろう・・・ スポーツカーだから それとも小さいから あるいはその両方だから?    そういう事を考えはじめちゃうと、なかなか冷静にクルマの価値が掴めなくなりがちです。某雑誌では市販化を諦めたと報じられていながらも、東京MSに出品されている「トヨタS-FR」に対して「あまり好意的になれないな・・・そんなバカな?トヨタは頑張ってのに」なんてヘンな葛藤に悩まされていませんか? でも思い返せば86のコンセプトが登場したときも同じような想いだったですけども、ご存知のように86は今や日本のクルマ文化の「現行車種代表」という重要な地位を占める存在になりました!   ちょっと皮肉ですが、86って休日の峠に行ってもあまり見かけないです。もちろん全くいないということは無いですが、トヨタがさかんにプロモーションしているような使い方は実際にはあまりされていないような気がします。しかしそれに変わって路地裏の生活道路では早朝・日中・深夜問わずにしばしば見かけます。仕事帰りに駅からとぼとぼと歩いていると、雑然とした通りに不思議なほどマッチしています。これほどに駅前が似合うスポーツカーもないような・・・。スープラでもロードスターでも多少は違和感ありますし、NSXとかGT-Rとか停まってたら「なんだ?なんだ?」ってなりますけど、86は普段着のクルマとしての要素があります。   別にスポーツカーとしてのオーラが無い!と馬鹿にするつもりはこれっぽっちもありません。夜道を流れてくる自動車の中でもやはりスポーツカーらしくルーフラインが非常に美しいですし、前後にアウディやらBMWやらが走っていることも多いですが、86が完全にスタイリングで勝っているのがよくわかります。「徘徊用」とか書いちゃうと誤解されるかもしれないですが、平日の深夜23時〜26時くらいの寝静まった道路をあても無く走るのがちょっとした日課(週に1~2回ですけど)になっていまして、同じような趣味の人を東京西部の五日市街道・所沢街道などでちらほら見かけますが、最近になって86が増えたような・・・。   片側2車線の新青梅街道や甲州街道だと、しばしば輩なクルマが競りかけてきて、それはそれで楽しいのですが、だいたいは翌日の朝からの大事な仕事のプレッシャーに押しつぶされそうで落ち着かない夜は、アルコールを飲むわけにもいか...

レクサスRX 「キング・オブ・ファミリーカーの誕生!」

  誰も言わない本音・・・SUVなんて邪道!ただのファミリーカー!    SUVとは本来はトラックのシャシーに乗用車のボデーを載せたクルマです。過積載も上等!というくらいにトラックのシャシーは非常に頑丈に作られていて(ラダーフレーム)、そのシャシーでついでに乗用車も作ってしまおう!としたのが始まりだったとか・・・。黎明期はジープ(ウィルス)とランドローバーが、トラックさながらの強固なラダーフレーム構造を使って、軍用・行政用・民生用の車両として販売してきました。道路網が今よりもずっと貧弱な時代においては、治安出動用車両には悪路に耐えられる設計のクルマが必須でした。今でもアフリカの多くの国ではランドクルーザーやハイラックスといったトヨタ車が大活躍しています。   時代は流れ・・・、道路もまともに整備されていない地域の為のSUVだったはずが、不思議なことにいまではインフラがバッチリ整っている日本を始めとした先進国で、高級車ブランドから次々とSUVが発売されるようになりました。自動車雑誌を隅々読んでみても、「なんでSUVが高級車になるのか?」の合理的な説明など誰もしてくれません!(見あたりません!)。自動車評論家の誰一人としてSUVが高級車として受け入れられている背景がわかっていないようです。ランドローバーは貴族の乗り物だった!という説明をたまに見かけますが、あの沢村さんがイギリスまで出掛けていってイギリス人に聞いてまわったところランドローバーの出自は民生トラックに過ぎないことが判明したそうです!「貴族文化」はでっち上げだと仰ってます!(ランドローバーは優雅でいいですよね!否定するつもりはないです!)   最近のSUVはそのほとんどが、同じブランド内の小型車をベースにしています。ホンダだと、フィットからヴェゼルが作られていますが、ボディを高い位置にすることで、重心が上がってしまいその分だけ旋回能力と制動力は下がりますし、空気抵抗(CD値)も高くなってしまうので加速性能も燃費性能も悪化します。クルマの基本性能にとって良い影響などほとんど無いのに、それでもヴェゼルは売れ続けています。ヴェゼルの方がフィットよりも「高級に見える」・・・おそらくこの理由だけで売れているようです。   ならばクルマの基本性能など考えずに、できる限り高級に見えるようにつくって、内装も豪華...

BMW118i 「このクルマをどうする?BMWの分岐点?」

  BMWのフラッグシップモデル「7シリーズ」が新たにフルモデルチェンジしました。何が変わったの?というツッコミはさておき、もはやこのクルマは映画のヒーローが乗り回すようなワイルドな7シリーズからは遠く離れてしまった感があります。かつての7シリーズのようなBMWを象徴するドライバーズカーの地位は、今では「i8」が担っているようです(映画で使うならこのクルマだろうな・・・)。街中で見ていても週末に颯爽と走らせる非日常なラグジュアリーの「プライベートGTカー」として、「ベントレー・コンチネンタルGT」や「マセラティ・グランツーリズモ」のような使い方ができるBMWのモデルは「i8」か「6シリーズ」でしょうか・・・(6シリーズはメタボだ)。   しかし街中でi8や6シリーズを見かけても何だかアツくなるものがない・・・そもそもBMWにこの種のクルマは望んでいない!!!という想いが沸々と渦巻いてないですか? 2000万円をクルマに使うことができるなら他のブランドから選びますから!というと失礼かもしれないですが、BMWには全ての自動車メーカーの範として、操安性などの技術の高さが光る身近なブランドであってほしいです。「身近」というのは、同クラスの日本車(レクサス以外)+100万円程度の価格に抑えてあるくらいでしょうか。その水準に収まった価格で登場した3シリーズのディーゼルは人気になりましたが、今回は1シリーズからもなかなか期待できそうなグレードが登場してきたようです。   1シリーズ、3シリーズ、5シリーズ、7シリーズと大まかに分けて4種類に分けられているBMWのラインナップですが、日本での使い道で「長距離用」と「短距離用」に大別すると、困ったことにそれぞれにすんなりとハマるクルマがあまり見当たらないです。まず長距離用に関しては直4のディーゼルユニットが用意されているわけですが、これを5シリーズに使うにはやや非力で振動面でも物足りないですし、3シリーズに使うとしたら今度はエンジンではなくボディサイズ(4635mm)がツアラーとして物足りません。5ナンバーサイズの全長(4.7m以下)だと、居住性という点でどうも長距離用としての適性は低いです。3シリーズをベースにホイールベースを伸ばした「GT」というグレードがあって、このモデルだけが現行のBMWでは長距離車として適格だと思われ...

MAZDA RX-VISION 「スーパーカールックです!」

  「最近のマツダはがんばっているよね」なんて・・・クソみたいなコメントを聞くと「バカかコイツは?」って思ってしまいます(マツダなんて知らねーよ!)。なんでかというと、70年代も80年代も90年代も2000年代もマツダはずっと頑張ってたと思うからです・・・。マツダの新しいスポーツカーのコンセプトが発表されました!想像していたものよりもずっと骨太でイカツイですね。このモデルによってマツダの「現在」の理想がどこ(どのブランド)を向いているかを、多くのマツダを誤解していた人々にもハッキリ示せたのではないでしょうか?   日本メーカーの中で、ブランドコンセプトを固めていく戦略を露骨に採用しているのがレクサスとマツダです。レクサスは非常に解り易くて、トヨタブランドでは捕まえられない富裕層を取り込む狙いがあります。マツダは・・・というと、アウディやBMWに対抗するプレミアム路線を模索している!などとしばしば書かれていますが、実際はアウディやBMWを模倣したような気配はあまり見られません。多くのメディアが「越」はBMW風に「CX4」という名称になるだろう!なんて言ってますけど、あのクルマのスタイリングを見た時に、明らかにX4などのBMWのSUV(お世辞にもカッコ良くない!)を軽蔑するかのような「マツダの意地」を感じたのは私だけではないハズです。   マツダは確かに2000年代初頭の危急存亡の時代に、1度だけBMW車を手本にクルマを作ったことがありました。しかしそれはマツダがBMWに憧れたからではなく、その当時にBMW車がマツダの最も重要なカテゴリーで最高の評価を受けていたからに過ぎません。現在マツダの会長職にある金井誠太氏が主査を務めて、本気でE46BMW3シリーズを倒しにいった結果、そのクルマが見事世界で132の賞を受賞する大ヒット車になりました。その先もその後もBMWがマツダ車のターゲットになったことはない!と思います。   何が言いたいか!というと、カーメディアやネットの掲示板に書かれているように、マツダがドイツプレミアムブランドに盲目的に憧れていて、しばしば「調子に乗っている!」と断罪されるのは、曲解でありマツダの本質とは違うんじゃないか?ということです。マツダが歴代に作ってきたクルマを見る限りだと、一度たりともブランド単位でターゲット(憧れ)を作ったことはな...

アウディTT 「オッサンのオモチャが正常進化?」

  また特定車種のオーナーを馬鹿にする気か?・・・はい。さすがに今回ばっかりは良さがどうもよく分らないです! ドライバーシートからしか見えない趣向のナビに関しては結構いいかも!とは思いますけど、クルマ自体は全然ダメですね・・・。厳密に言うとクルマがダメというわけではなくて、DCTしか用意されない日本仕様だけがダメですね。運転が下手くそだけどお金は持ってますっていうオッサンがいかにも喜んで買ってそうです。MT車が正規輸入されればだいぶ印象も変わるでしょうけど。   アウディTTは日本車でいうところのセリカです。最終型セリカは2006年くらいに製造中止になりました。そのうちにレクサスに移植されるのか?と思いきや、さすがにカローラベースのクーペをレクサスブランドからは出しませんでした。この辺は現在のトヨタの社長の好み(ドリフト大好き!)にもよるのかもしれません。トヨタ&レクサスの2ドアはすべてドリ車!という哲学にこだわるなら「チェイサー」みたいな「輩なクルマ」を復活させてくれてもよさそうですが・・・。   今回はアウディTTを通して「オッサンのオモチャ」について考えたいと思います。厳密に言うとオッサンが趣味的に愛用する「耐久消費財」全般です。パソコンやスマホのようにヒエラルキーがほとんど存在しないものもありますが、オッサンの耐久消費財といえば「クルマ」「時計」「スーツ」「眼鏡」「カバン」「靴」「ベルト」などなど・・・。とにかくまずはブランドありきな商品です。興味がない人から見れば、単なる見栄」でしかなく、物欲の亡者がバブルの価値観を引きずっている・・・だけにしか見えません。   もしトヨタがセリカを復活させたとしたら、価格はせいぜい86を下回る程度の270万円くらいになりそうです。これをレクサスブランドで出したとしても、レクサスRCよりは明らかに下の扱いなので400万円くらいになると思います。基本設計はカローラもしくはオーリスをベースにしているクルマにしては割高ですが、オーリスの特別仕様車である「シャア専用オーリス」も300万円越えで大人気だったので、売り方次第でどうにでもなるとは思います。そう考えると、カローラのグローバルでのライバル車になるゴルフをベースにした「アウディTT」の540万円〜という価格は、いろいろ考慮するとある程度は妥当なラインなんで...

クライスラー300 「SRTがやっぱりお買い得?」

  全長5m超のフルサイズセダンで、出力も500psに迫るモンスター級! メルセデスだとAMGのE63、BMWだとM5でしょうか、この両ブランドだとどちらも2000万円近い価格になるであろう超絶スペックのクルマがなんと日本メーカーもビックリ!の750万円で発売されました! しかもドイツ車のようにターボラグがハッキリと分かってしまう自棄糞ツインターボ仕様ではなく、6.4Lで余裕たっぷりのV8自然吸気から沸き出す476psですから、ドイツ車には失礼ですが安っぽくない!非常に高級車らしいありがたみに溢れたモンスターパワーです。   フィアット・クライスラーグループは小型車への強みから新興国戦略を打ち出していましたが、VWやヒュンダイ/キアに競り負けてからは再び、アメリカや日本を狙い撃ちにするような成熟市場向けのモデルが増えてきました。ブランドがバラバラなのでイマイチ掴みづらいですが、「ジープ・チェロキー」「ジープ・コンパス」「ジープ・レネゲード」「フィアット500X」といったSUVを効果的に日本に持ち込みつつ、他方で「マセラティ・ギブリ」といった高級車もアベノミクスに乗ってよく売れました。また「アルファロメオ4C」という個性的なライトウエイトスポーツを、お家芸としている日本メーカーのお膝元に叩き付け、さらにまもなくマツダに作らせた「フィアット版ロードスター」も登場します。   もちろん傘下にはフェラーリもありますので「488GTB」もグループの新型車になります。さらにセレブの趣味車として「アバルト695ビポスト」なるモデルも持ち込まれました。フィアット500ベースの特別仕様車が850万円って!・・・まあ上から下まで様々に魅力的なクルマを揃えているグループなのは間違いないです。個人的な趣味では「カリフォルニアT」「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」といったクルマには憧れますし、SUV買うなら「チェロキー・トレイルホーク」かな、ほかにも年内に登場予定の「アルファロメオ・ジュリア」にも惹かれます。さらには200万円台の低価格車も魅力的で「500C」と「パンダ4×4」もなんだか楽しそうです。「ミト」や「ジュリエッタ」にMTが復活するのを期待したいですし、並行輸入の新車のMTジュリエッタは結構タマ数があるみたいです。だけど専ら探しているのはアルファブレラのMTモデルです...

ルノー・メガーヌ・ゼン 「価格高騰の日本市場に商機あり!!!」

  ルノーは日本の自動車産業の宝だった日産をまんまと抱え込んだフランスの半官半民メーカーです。そんなわけだから、ある程度は日本の自動車供給についても責任を持ってもらいたいものですね・・・なんて場末の酒場で交わされる自動車好きの談笑は、フランス本国まで届いているのでしょうか。日本における日産のラインナップは見るからに貧弱で、日産系列のショールームはどこか枯れ果てそうな雰囲気すら感じます。ネッツもマツダも連日の盛況、スバルもホンダカーズも新型モデルがずらりと並び、納車待ちの新車が次々と降ろされてきます。しかし近所の日産には・・・店舗正面の一番良いところに売れ残った?ノートNISMOがずっと置かれています。今日見たら決算で25万円引!と新しい表示が・・・。   500万円以上する高級セダン(スカイライン、フーガ、シーマ)は価格がネックになってそれほど売れないかもしれないですが、その下の価格帯を受け持つティアナとシルフィがそれ以上に不人気みたいですね・・・。北米で話題になっている、かなりカッコいいFFのセダンは日本でも十分に人気出そうなデザインですけど、北米生産車は日本に持ってこないというルールのようです。   日産の市販車は福岡(苅田)・横浜(追浜)・栃木の国内3拠点で車種ごとに分けていて、中型・大型のモデルに関してはFFは福岡(中国向け)、FRは栃木(北米向け)に集約されています。中国向けのFF車と北米向けのFR車(北米向けFFは現地生産)とハッキリ色分けされてしまっては、今さらに新型スポーツカーなんて一体どこで作るの?ってことになります。未だに根強いシルビア復活待望論ですが、生産ラインの確保という非常に大きな難問に阻まれているのがわかります。現状ではライン設備の全面更新でもなければ軽量スポーツを作る設備は無いでしょうし、どれだけ販売が伸びるか未知数のスポーツカーの為にライン改造の投資はできないといったところのようです。   今や年間800万台を売り上げていて、トヨタ・VW・GMの3強に迫る勢いのルノー日産ですが、グローバルでの販売チャンネル展開は至って地味です。それでも成長を続けているからいいのでは?という意見もあるでしょうけど、グローバルなプレミアムブランドへ成長させよう!という気概がイマイチ感じられないインフィニティ・ブランドは、メルセデスの「裏ブラン...

VWパサート「イメージ通りの国民車セダンと言われれば・・・」

  ちょっと前の話になりますが、VWジャパンの庄司社長が辞めたことがカーメディア中心にニュースになっていました。この人はまず髪型が個性的なのが印象的でした。ほかのインポーターの社長と比べても若々しくておそらく優秀な人だったんだろうとは思いますが、やたらとテレビにも出てきて、自身のキャラを被せているつもりなのか?「VW=デキる人のクルマ」的なアピール戦略には、少々引っ掛かるものがありました・・・。でもこういう人はプライベートではカイエン乗ってたりするものです。ポルシェのインポーターの代表だったらもっとしっくりきていたかもしれません。   とにかく外見からもしゃべり方からも「エリート臭」がプンプンするわけです。ただそれに反比例して「クルマ好き」のオーラってのは相対的に薄いです(実際はどうだか知りませんが)。トヨタの社長さんみたいな素朴な人が真顔で「86いいでしょ!」と言うからこそ説得力が生まれて売れるのだと思うんですよね。VWの日本での伸び悩みは逃れられないもので、メルセデスの低価格戦略の前になす術なく、誰がやっても同じ結果だったでしょうし、もしかしたら庄司さんは本国に向かって「ディーゼルを早くしてください!もしできないならば辞めます!」くらいのことを吐き捨てたのかもしれませんが・・・。   さてゴルフと並ぶVWの看板モデル「パサート」がFMCを迎えました。マツダで言えばアテンザ、スバルで言えばレガシィにあたる一般ブランドのフラッグシップのFMCですから、本来なら放っておいてもディーラーに人がどっと押し寄せる騒ぎになると思うのですが・・・残念ながらパサートはそこまで日本市場に根付いておらず、クルマに興味が無い人にとってはほぼ知らないであろう車名です。余談ですが先代のパサートの日本用CMを、そのままパクったかのように某国内大手メーカーがマー◯XというクルマのCM作ってました。あの当時はパサートのダウンサイジング戦略が世界最先端だとカーメディアは口を揃えてましたから、ト◯タもかなり意識はしていたようです。   VWというと2年前のゴルフのFMCの時には、日本のカーメディアを完全にジャックして、ほぼ意のままにライターに記事を書かせてました。無個性で判別がつかないくらいのライターばかりが動員されて、「世界のベンチマーク」というVWから指示されたであろう?キーワードを...

日産エクストレイルHV 「NISSAN得意の"理詰め"でGO!」

  「SUVなんてチャラい若者が憧れるクルマだよ・・・」と、私を含めた多くのクルマ好きはこの手のクルマをちょっと下に思ってましたよ! しかしここ数年の日本メーカー各社のSUV市場における白熱具合がなかなか尋常じゃないです。まあそうですよね・・・セダンやクーペをマジメに作るなんてやってられっか!って話ですよね。クルマ雑誌に煽動されて、クソみたいなメルセデスやBMWが素晴らしいと思っているクズなんてほっとけばいいです。何でも「日本車より輸入車が上!」という価値観を植え付けられている人々なんてマトモに相手にしてられないです。ゴルフとか3シリーズのライバル車にたくさん開発費かけたところで、そういうイカれた目線で蔑まれるのがオチですから・・・。   それよりも「ハリアーは最高です!」と言って貯金をはたいてでも買ってくれる、素朴で純情な若者達を相手にしていたほうが、作る側としても間違いなくテンションが上がりますよ。それに引き換え都市部で燻っている人々の価値観がいかに淀んでいるか・・・。日テレのアナウンサーがスポンサーからベントレー貰ったとか、芸人の武井壮がポルシェ買ったとかの報道があって、テレビの文化人がちょっと神経質に反応してたりするのを見かけます。「テレビの文化人=都市部のクズの代表」ですから、そこにやたらと共感しているようなセレブ気取った視聴者にクルマを語らせたら、もう40歳なのにメルヘン全開・・・あまりの空虚さにコメントもできませんし、ひたすらに笑いを堪えるのが大変です。   まあ何も言わずに偽善者モードで聞いていたりするのですが、そのアナウンサーと出身大学が同じだからという意味不明な理由で張り合おうとするわけです(貰ったベントレーって、カーシェアのガヤルドみたいでメチャクチャかっこ悪いと思うのですけど)。そもそもベントレー買う前に立派なガレージ付きの豪邸と、やはりガレージのある別荘と、勤務先にもセキュリティーの万全な駐車スペースを確保する必要ありますよね。とりあえず2000万円あるから買えるって話では決してないと思うのですけどね。   本人はまるでクルマの事情通みたいに話しますけど、普段からクルマ使って生活していないことがすぐに見抜けてしまいます。「レクサスLSとかで十分に幸せだと思うけど」なんて善意のアドバイスをすると、どこで刷り込まれたのか知らないです...

BMW1シリーズ vs シトロエンDS4 「価格改定でガチンコ」

  国産・輸入問わずですが、Cセグ車がどうやらあまり売れていないみたいです。いまどきCセグハッチバックをファミリーカーにするなんて変わった趣味の人々(センス無い)は、さすがにほぼ絶滅したようです。近所で最近のCセグ車を見る限りではユーザーの7割が老夫婦、2割が奥様専用車・・・車種は①ゴルフ②インプ③1シリーズの順番で多いように感じます、その次にAクラス、アクセラといったところが人気のようです。その中で30~50歳代の男性(現役世代)に限定すると圧倒的に1シリーズが選ばれているように感じます。このクルマはどうやら、なんとなくライバル車に比べて男性的なイメージを醸すようで、ブランドの最廉価車ながらも、予想外にBMWらしさを発信しているように思います。   Cセグ内で圧倒的な男性人気を誇る1シリーズですが、やはりというかそういう男性的なワイルドさに憧れて、大型バイクを転がしてそうなアクティブな女性にも好まれているようです。有名な高級住宅地で1シリーズ乗っている人はほぼこのような印象の女性ですね。かなり勝手な想像ですが、「1シリーズ=大型バイク」みたいな受け取られ方で、ファッションアイテムとして独自の地位を確立しているようです。確かに1シリーズはむやみに高級感を出そうとしていない風情はとても好印象で、となりに5シリーズが来る事に怯える心配さえ無ければ、なかなか有能なクルマと言えそうです。   ゴルフ、A3、Aクラス、308、ジュリエッタ、インプレッサ、アクセラといったいかにも老人とオバさんしか買わない(であろう)Cセグは、とりあえず現役世代の男性は完全無視しておいた方が良さそうです。これ以外のCセグ車で1シリーズのような独特の地位を築いている、もしくはそういった素養を持ち合わせているマイナー車はないか?と探してみると、1シリーズに対峙できる唯一のモデルと思われるのが、「シトロエンDS4」ではないかという気がします。こちらは洒脱なカジュアルウェアに身を包んだオフモードのオッサンが、スネを露出したオシャレでラフな格好で運転してそうなクルマです。   イタリアやフランスのライフスタイルをそのまま体現したようなクルマということで、イタフラ車には根強い人気があるようです。PSA、フィアット、ルノーの3大グループが復調気味で、再び日本での活躍を期待したいところですが、現行モ...

VWゴルフR420 「これはカーメディアにウケが良さそうだ」

  毎月のようにクルマ雑誌に躍る「◯◯◯おまえもか!」という文字に少々ウンザリです。最近の例でいうと「ジャガーおまえもか!」「マセラティおまえもか!」「ベントレーおまえもか!」「ランボルギーニおまえもか!」そして「アルファロメオおまえもか!」・・・。これらの各ブランドは近々プレミアムSUVを導入するそうですが、「おまえもか!」ってことは不満タラタラなんですね・・・絶対にSUVが嫌いとは書けないでしょうけど、気持ちがこもってます(笑)。そんなクルマ雑誌のライター達も「BMW X5」や「ポルシェカイエン」のレビューとなると、歯の浮きそうなおべんちゃらを散々に使っていて・・・。   これもカーメディアに生きるものの宿命とはいえ、本心とは全く違うことを延々と書かなくてはならないのはツライと思いますね。SUVが好きではない(というか嫌いな)のに、新型車はどこもかしこもSUVばかり・・・。しかもメーカーの鼻息は異様に荒く、下手なことが書けないですし、全くアガらないテンションを押し隠して書かなければ次の仕事はない。出版不況が吹き荒むなかでイヤイヤな苦行が、これからも続くのかと思うともう気分はヘロヘロじゃないかと思います。できることならユーザーの好みが突如劇的に変わってSUVブームが一気に下火になってくれないかな? そしてそんな風潮を作ってくれるスゴいクルマが出てこないかな〜・・・なんて待望する雰囲気をクルマ雑誌のあちこちから感じますね・・・。   そんな憂鬱な毎日を過ごしているであろうカーライターの気分が、少しは晴れそうなモデルが、意外や意外のVWから登場したようで、秋にも日本に導入されることが決まっているそうです。VWと言えば堅実な作りの「ゴルフ」と、レトロな復刻モデルになる「ザビートル」など、日本のユーザーの心を掴むクルマをラインナップしているなかなか素晴らしいブランドです。しかし正直に言いますと私はVWがあまり好きではないです。このブランドが日本でも高い支持を集める理由は、他でもないトヨタやホンダに迫るレベルで相応に合理的なクルマの設計をしているからだと思うからです。「トヨタ=ホンダ=VW」という意味でVWは称賛に値しますが、私はトヨタやホンダを買わないのと同じ理由でVWにも距離を感じています。   私たちは日本車に囲まれて生活していてそれが当たり前になっていて...

レクサスRC 「ナイスなリアデザインは◎」

  雑誌「Pen」が6/15日号で「スポーツカー&腕時計」の特集を組んでます。やっぱりムダにマニアックでどこか貧乏臭くて、編集部の青息吐息感が伝わってくる専門雑誌と違って、高所得者に狙いを定めた総合誌の完成度は凄まじく高く全くといっていいほど「隙」がないですね。これが「カーグラフィック」の半額で買えてしまうのだから、自動車専門誌はたまったもんじゃないです。   何が違うか?と、言われるとちょっと難しいですけど、決定的な「差」は全ての写真に味わいがあるところですかね。自動車専門誌の写真はなぜかテンションガタ落ちになるケースが多いです、イベントで広場に同じ種類のスポーツカーがズラッと並んでいるショットを見せられても、たくさん居て壮観!ってことなんでしょうけど、全くもってオーナー目線では要らない絵面じゃないですか?   それに対して「Pen」は海外オーナーを精力的に取材していて、その一人一人が老若男女問わずに、いい表情しているナイスな「カー・ピーポー」ばかりです。もちろん彼ら彼女らの愛車もスタイルからカラーリングまでこだわり抜いたセンスの光るものばかりなので、思わずため息が出ますね・・・。オペルGTのようなヒストリカルなクルマもありましたが、マツダロードスター、テスラロードスター、メルセデス300SLなどなど・・・それなりにコンテンポラリーで、いわゆる超絶スーパーカーに分類されるようなクルマばかりです。ロードスターも日本よりアメリカの景色に馴染むことがよくわかりましたよ・・・。   写真を見ただけで全くの恐縮なのですが、やはりクルマは「個性」であり「存在感」が重要なんですね。確かに「走り」も必要でしょうけど、その気になればオーナー自身が手を加えて物理的に高いレベルのクルマに仕上げていくことは可能です。それよりもノーマルの段階で十分にゾクゾクするようなデザイン上の「存在感」が欲しいですね。そしてそんなクルマを手に入れちゃうと、もう手放せなくなってどんどんとコレクションが増えていってしまうかもしれないですが、土地が安い過疎地域にセカンドハウスを建ててでも、そういうクルマ道楽をやり遂げたいですね・・・。現在の所有車「GHアテンザセダン・ホワイト」は、私のコレクション第1号に相応しい「存在感」を放っていまして(オーナーバカです)、2台目は何にしよ〜かな〜!   も...

フォード・マスタング 「スカクーを上回るコスパは大歓迎!」

  言うまでもなく「フォード・マスタング」は、初登場から50周年を数えるアメリカを代表する伝統モデルの「マッスルカー」です。本国では北米ビッグ3を中心に「5L・V8」くらいのやたらとデカいエンジンを搭載した「男らしい」ビッグクーペが人気のようで、いよいよアメリカがナンバー1の産油国になったこともあり、業績が改善している北米メーカーでは大排気量モデルの開発がすすんでいるようです。もちろんこれらマスタング、カマロ、ダッジ・チャレンジャーなどは、日本よりガソリン価格が相当に安いアメリカ限定のクルマに過ぎず、日本ではマニア向けに細々と正規販売が続けられている程度でした。   このブログでは、日本で楽しめるであろうクルマばかりを選んで掲載するというポリシーだったので、これらのクルマはほとんど話題にも挙げませんでした。特大サイズの車体で、しかも5Lの「ガス喰い」をオススメです!と絶賛したところで「誰得?」って感じです。しかしこのマスタングもいよいよ欧州でも発売することになり、詳細を見てみると「日本でも十分に使える」クルマに生まれ変わりました。昨今では日本車もドイツ車もスタイル優先で車幅が1800mmを大きく超えるようになりましたので、マスタングのようなアメリカンサイズもそれほど気にならないです。日本の道路も日々改良が進んでいますし、そもそもアマゾンなどのネット通販を担っている「いすゞエルフ」(幅1920mm)があちこちの細い道路に入っていきますから、最初からサイズはそれほど問題ではなかったかもしれません。   今回のフルモデルチェンジは、マスタングの本質を大きく変えるもの!だとして賛否両論巻き起こっていますが、とりあえず「内外装の高級化」「4気筒エンジン」「右ハンドル」という大きな「3本の柱」によって、とても日本で乗りやすい(所有しやすい)クルマになったと思います。裏を返せば先代マスタングの価格に魅力を感じていた人々が手を出さなかった理由のほとんどがこの3つだったのではないでしょうか? もちろん中には「左ハンドル」に憧れを持つ人もいるでしょうけど、失礼ですがもはやそれは80年代90年代に生きた人々の価値観であって、現代においては「右ハンドルが無い」=たいして魅力がないクルマと同意義になっています。1億円以上する僅少生産のオーダーメイド車でもハンドル位置を選べる時代です。...

BMW1シリーズ・MC 「外見はゴルフ、中身はポルシェ・ケイマン!」

  俗に「羊の皮を被った狼」と形容される高性能車は、日本では今も昔も根強く好まれていると思います。ホンダやマツダなど西日本に本拠があるメーカーはやたらと派手な高性能車を作る傾向にある一方で、東日本のメーカーはスバル・三菱・日産には地味なエクステリアで高性能!というモデルを作ってきました。歴代のエボやインプのように巨大なリアスポイラーが付いていても「羊の皮を被った」になるのかよくわかりませんが、富士重工や三菱のファンは、ある種の哲学を全うしてきたこれらのブランドに深い愛着を持ち続けてきました。見た目はごくごく一般的なスモールカー(Cセグ車)なのだけれども、エンジン出力は300ps以上でその走りはCセグサイズのスポーツカーの頂点を極めるポルシェ・ケイマン/ボクスターをも凌ぐ・・・そんなクルマへの憧れは今もなお続いています。   スバルや三菱は「300psのスモールカー」という設計を成立させるためにAWDが必須という結論ありきで開発を進めてきました。誤解を恐れずに「日本発」と表現してしまいますが、どちらもその人気は国内にとどまらず、WRCでの活躍を背景に自動車先進国が集まる欧州でも高い評価を受けました。そもそもバブル期に作られた日本のスポーツカーは軒並み絶賛され、ホンダNSX、S2000、インテグラtypeR、シビックtypeR、マツダRX-7、トヨタMR-S、日産240SX、スカイラインGT-Rなど全方向的に活躍モデルがありました。その中でも欧州メーカーには技術面でなかなか真似できなものが、エボとインプの「AWD&ターボ」というストリートで圧倒的な戦闘力を発揮するタイプでした。   「インプレッサSTI」と「ランエボ」に対抗できるだけのAWDシステムを使ってスポーティに仕上げた欧州ブランドは2001年の段階ではアウディだけで、それもDセグのA4アバントをベースとした1800mmというワイド仕様で、余裕のあるシャシーを使って6気筒エンジンを使うというものでした。単純にV6ターボで380psというスペックは当時は欧州にも正規輸入が行われていたスカイラインGT-Rに匹敵するかなり強烈な直線番長モデルでした。たしかに見た目はただのワゴンでまさに「羊の皮を被った狼」でしたが、日本での販売価格はおよそ1000万円にもなっていて、これはインプやエボの3倍近い価格ですから、「羊...