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5月, 2016の投稿を表示しています

スカイラインクーペ(インフィニティQ60)  「全ては想像力から・・・」

  スカイラインの原型である「プリンス・スカイラインデラックス」は1957年に発売されていて、ボデータイプは4枚ドアのセダン。旧立川飛行機系のプリンスと旧中島飛行機系の富士精密工業が1954年に合併して「富士精密工業」と名乗っていた時代の話です。日産との合併は1966年なので、「スカイライン」の名を轟かせた東京オリンピックの年のポルシェ904GTSと互角の戦いを見せた日本グランプリがあったときもまだ社名は「プリンス自動車工業」でした(1961年〜)。   その後の4代目「ケンメリ」の時に作られたGT-R(1973年)で2ドア化され、5代目スカイライン(1977年〜)からは2ドアが通常グレードにも置かれるようになりました。これが「スカクー」の始まりといえるかもしれません。半世紀以上の変遷を滞ることなく経たことで「スカイライン」という車名には幾多のイメージが付加されていますが、「セダンにしては武骨」「クーペにしては淡白」・・・スカイラインのイディアはセダンなのか?クーペなのか?考え始めると夜も眠れなくなります。   もちろん私が勝手に結論したところでどーなる話でもないんですけども、ブログでアホみたいにクルマを語るならば、それくらいの見識は持っておいた方がいいかな〜くらいのしょうもない動機もありますが、実際にスカイラインのオーナーになるなら「セダン」と「クーペ」どっちを買うべきか?それはなぜか?・・・日産っていろいろ「重みがある」ブランドです。他にも「フーガはプリンス・グロリアなのか?日産・セドリックなのか?」などなど。   そんなところに出てきたのがインフィニティQ60の新型です。・・・いまさら旧プリンスか?旧日産か?なんてのはどうでもいいことですけど、日産が体現する「GTカーの系譜」の中でいったいこのクルマはどの位置を占めることになるのでしょうか? 国内専売モデルとして2002年に終焉した34系スカイラインに代わり35系スカイラインがグローバル車となり、初代から北米で売れたフェアレディZがZ33になってFMプラットフォームでスカイラインと共通化されて以来の14年落ちのシャシーを使って登場します。   日本中心の視点で見ていると、「旧プリンスのスカイラインが世界で戦う戦闘力を得た!!!」みたいな話になってしまいますが、日産がプレミアムブランド部門で勝負す...

アウディA4AVANT「黙って乗ってれば様になるよ!」

  2014年4月に発売されて以降、スバル・レヴォーグが好調なセールスを背景にとても強気です。スバルは欧州メーカーのように「年次改良」が基本ですが、2度目となる今年(2016年)のMCは大規模なグレード追加が、特にターボと組み合わせたHVが導入されるのでは?という憶測がありましたが、どうやら現状のガソリンターボのみの設定でこのまま突き進むようです。「BMW3erツーリング」はHV未導入、「メルセデスCクラスSW350e」も782万円ですから、とりあえず「レヴォーグの敵ではない!!!」模様です。   当初国内だけで販売するとして2013東京MSでファンを熱狂させつつ、そこから欧州でも売ってくれ!と熱いオファーがキタ!!!とかいう見事な「ストーリー性」を展開するなど、レヴォーグの販売戦略は「IT時代の売り方」を完全に心得た巧みなものでした。欧州導入も強気そのもので、ドイツでもすでにラインナップ済みなのですが、欧州で主流のMTの設定はなし!!!ミッションは日本仕様と同じあの「CVT」のみだというから驚きです。「日本車に乗りたいならコレに乗れ!」といわんばかりの展開!!!さらに裏でCVTサプライヤーのジャトコが絡んでそうな「きな臭さ」が・・・。   「レヴォーグ!!!カモン!!!」ってくらいに、そ欧州のワゴンってそんなに役車不足のダメダメでしたっけ!?ワゴンの本場ですし、日本未導入のブランドもありますし、世界の自動車図鑑などを見ると「多車済々」な印象はありますけどね・・・。最新版で見てみると、案外にコレ!といったモデルが見当たらないですね、2007年のリーマンショック以降はもはや「CDセグワゴン」というのは、各ブランドにとってそれほど「マスト」なラインナップじゃなくなってきているようです(もちろんセダンの方が不要論ありますけど)。   今なおフォード・モンデオ、プジョー508、シトロエンC5、ルノー・タリスマン、オペル・インシグニア、VWパサートなど販売されてますが・・・どれもセダンと共通設計なので中国市場にベッタリなサイズにまで膨れ上がっていますから、日本におけるアコード、ティアナ、カムリと同じような惨状になってます。もっとも3er、Cクラスなどのプレミアムワゴンの販売は堅調なようで、これまた日本と同じで大衆ブランドの方が状況はキツいですね・・・これらの状況を...

ジャガー・Fペース 「プレミアムブランドをSUVで比べる時代!?」

  いくらクルマ好きや自動車ライターが「ぎゃー」とか「あ〜」とか叫んだところで、自動車と人生を豊かに楽しむ人々の耳に入ることもなく、いよいよ2016年から「SUVの時代」が始まってしまいました・・・。300万円以上の価格帯で最も売れているボデータイプは完全にSUV一色になってしまってますね。どのブランドもまずは「どんなエレガントなSUVを作っているかい?」と中流なユーザーに値踏みされてしまう時代です。   トヨタのある程度の車格のクルマ(上級モデル)で、まず思いつくのは、もはやクラウンでもアルファードでもなく「ハリアー」じゃないですか? 日産も上級モデルで月に4桁の販売を維持するのは「エクストレイル」だけです。ホンダは他とはちょっと変わっていて・・・上級車の中心は「オデッセイ」。そしてマツダでは「アテンザ」の3倍くらいの割合で「CX5」が売れてます。三菱では完全に「アウトランダー」一色ですかね。   メーカー側もユーザーの関心がSUVへと切り替わっていることに完全に気がついているので、上級のSUVモデルには魅力的な内装を備えたり、フェイスリフトをこまめに行ったりといった動きが目立ちます。アウトランダーは内外装をMCで完全にリセットしましたし、エクストレイルはグレード追加や豪華な内装の限定モデルが次々と出てます。CX5は来年2月に早くもFMCがあると噂されています。もしかしてあの「CX4」と置き換えるのかも!!!全長は5より4の方が長くて立派な車格を誇ります。「ヴェゼル」よりも「ハリアー」に近くなるイメージです。   なんでこんなに上級SUVばかりが人気なのか? 「セダンの親子」「ワゴンの親子」「ミニバンの親子」「ハッチバックの親子」「小型SUVの親子」「中型SUVの親子」「大型SUVの親子」・・・一体どれが一番幸せそうに見えるか?っていう認識がだいぶ一般的化してきたのだと思います。要は「自分と家族がどう見られるか?」を気にする人々が、不動産ディベロッパーにデザイナーズマンションやタワマンを買わされて、ツアー会社が海外のクルーズツアーやJR九州の豪華列車ツアーに勧誘されるみたいなもんですね。いよいよ自動車会社も「金鉱脈」を見つけてしまったわけです。   結局のところ上級SUVの最大のセールスポイントって、どれだけ家族を幸せに見せることができるか?・・・...

ミニ・コンバーチブル 「勢い余って誰か買いそう!!そういうクルマもいいよね・・・」

  最初から本当にしょうもない話ですが、「ミニ」というブランド名はもうちょっとどうにかならないですかね〜・・・。ブランド名なんだかモデル名なんだかもよくわかりません。そもそもモーリスだかローバーだかオースティンだかMGだかの「ミニ」っていうくらいの意味だったと思うのですが(伝統を無視してすみません)、そのまま「商標化」してしまうのはちょっと横暴過ぎじゃないかという気がします(権利関係は詳しくは知りません)。   たとえばどっかのブランドが、コンパクトな新型モデルに「ミニ」と名付けることも実質的に不可能なんですよね・・・たぶん。新型「トヨタ・パッソ」の兄弟車として、ネッツから「ミニ」とかいう名前で発売されたらいよいよガチ訴訟ですよね!?日本では小さいものを「ミニ」っていうんじゃ!!!欧州車だったら「クライン」とか「プティ」とか名乗っておけ!!とりあえず百歩譲って「◯◯◯ミニ」とかいう風にしてくれればいいのに。「BMWミニ」でも「バイエルン・ミニ」でも「ロールス・ミニ」でもいいですけど。   さてこれ以上触れても無意味な話題はこの辺にして本題に入りましょう。「ミニ」といえば最近ではVWなどよりもよっぽどフレキシブルに日本で使いやすそうなラインナップをどんどん拡充しています。・・・それも日本車が絶対的に強いはずの、小型車のフィールドでも決して踏みつぶされることなく勢力を拡大中です。コンパクトカーならばCVTが常識の日本市場ですが、そんな中でマツダ・デミオと並んでアイシンAW・6ATというちょっとリッチで高級感あるミッションを持ち込むあたりが上手い!!!シングルクラッチのままで玉砕したVW・UP!とはやっぱり違いますね・・・。   一番笑えるのが、日本市場で普及(大ブレーク)するのにもっとも大きな障害となっているのが、個性的!?ガキっぽ過ぎる!?デザインですね。ブランド全体に渡って誰がどう見てもヤンチャなスタイルのクルマばっかりですから、いざ乗るぞ!となっても購入するには相当な勇気が必要でしょう。こう言っては失礼ですが、よっぽど自分がどう見られているか?なんか気にしない「自由人(歌舞伎者)」じゃないとまず安易な購入は無理じゃないですかね。   ブランドの誇りであるはずの「デザイン」以外はほぼ完璧!!!よく出来てる!!!エンジンが選べる!!!MTも選べる!!!...

キャデラックCT6 「このクルマには何ががある!?『TPPドリーマー』第一弾」

  クルマにはある程度の「ジャンル」が必要だと思います。例えば同じセダンでも「クラウン・ロイヤル」と「カローラ・アクシオ」ではその設計上の違いから、それぞれに目指すものがそれぞれにあるってことです。車重1800kgあるクラウンと1000kgそこそこのカローラならば、全く別々の顧客ニーズを満たすことができるはずなんですけども、どうやらメーカーの戦略では「同じベクトル」のクルマとして設計されています。「はぁ!?全然ちげーよ!」と憤る人もいるかもしれないですが、クラウンを選ぶ人の頭には「カローラの豪華版」、カローラを選ぶ人の頭には「クラウンの廉価版」という意識はおそらくあるはずで、大きく括ると「互換車種」といっていいくらいです。   クラウンならば「十分に豪華」で、カローラならば「十分に実用に耐える」という点で評価が高く、どちらも根強い人気です。クラウンもカローラも商品力の根底には、トヨタブランドへの信頼こそありますが、「趣味のクルマ」の要素はほぼゼロと言っていいですね。もっとプライベートカーとしてユーザーを増やそうとは、トヨタは考えていないようです。その分レクサスが売れればそれでいいということなんでしょうけども。   かつてはカローラのクーペ版がレビンとかいう名前で売られていました。その頃のカローラシリーズは今よりももっと幅広いユーザーが楽しめるクルマでした。クラウンにもソアラ(クーペ)やクラウンエステート(ワゴン)それからマジェスタがありました。レビンもマジェスタもトヨタが手掛けるにはあまりにも「セオリー」過ぎた部分はありました。欧州のカーライフから生まれたプライベートカー(クーペ)やカンパニーカー(ラグジュアリーセダン)を、トヨタが国内専売モデルで模倣するというのは、その非合理性がちょっと残念な気もします。   マジェスタはまだカタログに残っていますが、クラウン・ロイヤルを引き延ばしたような締まりのないボデーで、なんとも地味なショーファー・ドリブンですね。ハイヤー、あるいは政府の要人警護用の警邏車に使われているようです。故にあまりチャラチャラしたデザインにはできないわけですが、歴代マジェスタの中でも現行モデルは華が無い・・・。トヨタの高級セダンといえば安っぽい木目にベージュの内装、レバーもステアリングも数世代前!? 個人的にはかなりがっかりで、中古車にも...