2017年12月24日日曜日

日産リーフ(2017/10月フルモデルチェンジ) EVのエグい本質。

EVの営業妨害

10年近く前にフランス人が経営していた日産が、日本メーカーの先陣を切って量販型の普通車EVリーフを発売した!!『フランス』と『EV』というだけで、かなり辛辣なブラックジョークのネタになる。初代リーフのデザインもなんだか古き良きフランス車。当時の社長が故郷に錦を飾りたかった!?いやいや彼は移民。

EVはガソリン車と比べてどれだけCO2を削減できるのか!?現状の日本の発電の割合で算出すると、10%『も』あるらしい。まさか50~100%の削減だと考えていた幼稚園児レベルの理解の人にとっては『少ない!!』って声もあるのかも。まさか・・・そんなに削減できてしまったら、地球上の二酸化炭素濃度は下がり始めて、植物の生育が悪くなる。いやパリ協定が結ばれてから、もう実際に生育は悪くなりつつある!!野菜が高騰しているのはそのせいですよ!!(嘘です)

日本でEVの普及が遅れている理由は主に3つ。①初代リーフのデザインがスベったこと。②歴代プリウスがカッコよすぎて、走りも完璧だったこと。③充電を忘れると会社に行けないこと。・・・他にも④電力会社の利権拡大に抵抗がある。 ⑤電気料金のプランが怪し過ぎる。 ⑥東京電力が嫌い。 などなど・・・東電&日産の2大イメージが悪すぎる企業のコラボ利権に対する不満がずらずらと続き、30番目の理由である「航続距離が短すぎる。」という技術的な不満に至るまで素人でもわかるくらいに課題が山積みでした。(個人的見解です)

アメリカでもイギリスでもEVは売れているのになんで日本ではダメなのか!?とりあえず関東に本社がある企業が先陣切ってはダメ!!特に首都圏にのさばっている大企業は何をやってもダメなんですよ。もしスズキと中部電力(水力発電が多い)がEVの旗振り役だったら・・・。ドライブコースの終着点にありがちな『発電ダム』に充電スポットを用意したり。結局はEVを効率的に普及させる条件は「水力」。市場としてはノルウェー、カナダ、ブラジルが有望!?






『水力じゃない』フランス(ルノー)と東電は筋違い!?

火力発電主体のまま当面は続くことは不回避。これからトランプ&プーチンによってガスの押し売りは続くでしょうし。言われるがままに来年度の防衛予算を積み増しした安倍内閣。完全に棚上げされた(報道されなくなった)米軍基地問題。今の情勢を考えるとトランプ氏が主張する日本の負担引き上げに異論は無さそう。もう北とトランプ政権はグルなんじゃないか!?と疑うレベルかも。・・・よって日本はアメリカのガスで発電するのが規定路線。これは大統領が誰であろうとアメリカの国益なのは明らか。

それでも全てのクルマが排出するCO2が10%減れば大きいのだけど、広島の某中堅メーカーは、10%以上削減できるエンジンを作ってしまったらしい。日本政府が本腰を入れて、全国に散らばる揚水やメガソーラーの近くで給電できる仕組みを作らない限りはエンジン開発はやめないらしい。あ!?気がついている人も多いかもしれないですが・・・実はHVが最強。FCVは水素生成の効率化が進まない限りはEVと同等らしい。

なんで欧米や中国のメーカーは本気でHVを作らないのか!?それは日本メーカーがDCTをなかなか作らないのと事情が同じらしい。つまりDCTの特許をボルグワーナー、ゲトラグ、ZF、シェフラーが押さえているから。同じようにHVの技術はトヨタとホンダが・・・。プリウスはもう20周年なので初期のものはだいぶフリーになったので、メルセデスやBMWも導入しているようだが、いかんせんトヨタ車に10年は遅れた設計じゃ勝負にならない・・・。





もうEVなんてどーでもいいって思ってきた!?

賢い人はもう気がついているかもしれないけど、EV技術ってのは結局は・・・金持ちのためのクルマを作るには向いているけど、大衆向けのクルマには不都合が多すぎる。1000万円の価格で電池容量が余裕たっぷりのテスラは、悔しいけど世界でもっとも豊かな『カリフォルニア国』だけで勝負できる特殊商圏のブランドだと思う。テスラはアメ車ではなくカリ車というべき。V8ターボで600psとか出すM5やパナメーラターボも、ドイツ車ではなくカリ車だ・・・。

「相対的貧困」とやらが増えている日本では、EVなんかよりも20psくらいで最高速度80km/hくらいの性能のクルマを売った方がよっぽど環境に良いと思う。新幹線降りたら12時間2500円で使える20psレンタカーがあればいい。ほとんどのクルマに自動ブレーキが装備されて赤信号に突っ込むとブレーキがかかるようになれば、それほど衝突安全性にこだわる必要もなくなるはず。EVに乗るのはカリフォルニアに近い水準の都市部だけでいいのでは!?東京、福岡、名古屋くらいか・・・。




日産はユーザーを喜ばせない・・・

グダグダと書いてきたけども、リーフというクルマがイマイチ煮え切らないのは、以上のようなモヤモヤがあるからじゃない!?おそらく作っている日産の開発者も、首をひねりながら設計しているのでは!?「このクルマをどこで売るのか!?」 中国政府は今後EVを推進する方針だそうだが、彼らは中国に「カリフォルニア」が生まれつつあると考えているようだ。中国の大都市はすでに東京以上に「カリフォルニア」に近づいているのは当たり前かも。まさか新疆ウイグル自治区でEVが走るなんて誰も思ってないはず。そこでは20ps級ガソリン車が使われるはず。

先日リーフが欧州の工場でラインオフしたらしい。すでに日産の商用EVはスペインからの逆輸入体制なので、そこで新型リーフの生産が始まったよーってだけの話。テスラには遠く及ばないけども、航続距離400kmを実現した新型リーフは1日1回の充電で日中使い倒せる営業車としての「段階」を達成した。BMW(i3)やVW(e-ゴルフ)と比べても100km程度上回っているらしい。

しかも100万円ほど安い。現状では400kmで400万円(最上級グレード)。「おー日産すごい!!」と思うべきか、いやいや本気出したら500kmで300万円もできるけども、ドイツメーカーをうまく尺度に使ってるだけと思うべきか。絶賛レビューがどうも霞んでしまう新型リーフですけど、『俺はセレブだ!!』って豪語する人にはマストアイテムだと思いますねー。日本車もドイツ車も貧乏くさいから嫌い、やっぱりカリフォルニア車!!って投稿がツイッターやインスタに溢れるようになるかもよ!?

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2017年12月23日土曜日

トヨタ・ハイラックス(2017/9月日本導入)  愚民の妄想!?

クルマ=プリウスで決まりかけてた常識を覆す!?

  日本メーカーが一番たくさん生産しているクルマといえば、様々な地域で生産されるカローラやシビックなんですけども、国内生産が最も多いクルマは? 月度によって変化しますが、年間40万台超を実現しているのはプリウスとランクル。

  日本のヘビー過ぎる交通量にはHVは最強ツールなので、プリウスは単純に日本で売れるから多くて、全盛期のプリウスならば日本市場だけで年間40万台くらい売る勢いでした。渋滞が大っ嫌いで日中にクルマで出かけることなんてほぼ無い人にとっては、HVなんて正直どーでもいい。マツダがアクセラにHVを設定しても全然売れないのは当たり前!?だって走りが好きな奴と渋滞がない田舎モノしか買わないからさ。

  プリウスか?ゴルフか?の議論は完全に不毛でしたね。『走りの愉しさを捨てたHV』と『燃費詐欺のダウンサイジングターボ』どっちもクルマ音痴しか買わねーって。一時期は日本車で一番売れてるのがプリウスで輸入車が一番売れているのがゴルフだった。今更だけども日本人のマジョリティはクルマ音痴!?

かなりゾッコン・モードの人が多いようだ・・・

  プリウスとゴルフの「微々たる」誤差(どっちも儲け重視型だろ)を専門家が熱くなって語っている日本市場に、トヨタがピックアップトラックを持ってきました。いきなりなんなのー!!どういう風の吹きまわし!?・・・ハリアーに乗ってるユーザーから「飽きた!!もっと本格的なヤツが欲しい!!」とかわがままを言われたのか!? 確かにハリアーはアメ車テイスト漂うエクステリアしているけども、純然たる国内専用車ですからね。テイストがコルベットや911に似ているけど国内専売!!なんて珍車はさすがに無かったはず。

  3年も乗っていれば色々気がつくクルマではあると思います。色々と無理してプライシングしているクルマですし、ハリアーって値段の割に普通。エクストレイルかアウトランダーで良くないか!?って。もしくはハリアーの燃費が気に入らないという可能性も。ディーゼルのCX5を無視(マツダは絶対嫌だー!!)して、直4の自然吸気ガソリン車を買ったものの、CVTで引っ張っても10km/Lがやっとくらい。

  トヨタ自慢のハリアー・ハイブリッドはカムリ/クラウン用の上級版ユニット。ぼったくり設定というわけではないけども、AWDのみの設定でハイブリッドユニットとAWDのセットオプションで、基準車よりも約100万円高い。レクサスNXと価格が被ってるし・・・。




カムリよりもハイラックスで目覚める!?

  タイ製造のハイラックスですが、国沢光宏さん、島下泰久さんが「たぶん買う!!」みたいなこと言ってました。クルマ買うときのインスピレーションってこんな感じですよねー。このお二人が該当するわけではないですが、なかなかクルマ購入に踏ん切りがつかないタイプの人々を、あっさりと「撃ち抜く」インパクトがありそうです。

  特にカムリHVやシビックでも納得しなかった層には尚更にハマるのでは!? シビックはどうやらほぼMT需要がヒットを支えているようで、トヨタ(とスバル)が86の4ドア版をなかなか作らないので、潜在ユーザーがかなりあったみたいです。200ps近いユニットにMTを組み合わせるのがミソ。オーリスのMTは売れてねーし。

クルマ文化が変わり、働き方も変わる!?

  プロのライターが「即決」で欲しい!!って言ってしまうくらいだから、現行の日本車も輸入車も誰も言わないけど、実は相当につまらなかったのかなー。確かにアウディTTやポルシェ718ケイマンをコロがしてもな・・・10年ちょっと前に廃止された最終形セリカの2ZZ-GE車を探した方が絶対楽しいと思う。あるいはインテRとかさ。カーメディアの連中もドイツメーカーが作るどーでもいいスポーツカーを必死で褒めるけど、内心では「いらねー」って絶対思ってるよ。そしてハイラックスを前に本音が出た・・・。

  さてプリウスと並んで国内最大の生産規模を誇るランクルシリーズ。オードリー(芸人)の若林氏が「動く仮眠室」として使っているらしい。家になかなか帰れないくらい忙しい人にはかなりメリットがあるようです。荷物をたくさん積んで、横になれるスペースを確保してってなると、ハイエースが最強って気がしますが、さすがに業務色が強すぎて気分が盛り上がらないだろうし、ずっと荷物を乗せておくことを考えると、シャシーが強固で変形に強いラダーフレームの方が向いてる。そうなるとランクル、プラド、ハイラックスですねー。

ハイラックスは600年前のダイナミックな日本を蘇らせる!?

  1泊5000円くらいが相場になっている日本各地のビジネスホテルに1ヶ月滞在すると電気・水道など使い放題で15万円くらいで済みます。都内で12万円くらいの家賃払って、3万円の駐車場借りて、光熱費まで負担することを考えると・・・夢のホテル生活も全然アリじゃないか!!それくらい大都市の生活コストは高い。利権に関するコストは特に高い・・・地代、光熱費、電話プロバイダー、そしてNHK。毎月払っていると搾取されている自分を感じて気分が悪い。

  さっさと今の部屋を引き払って、ハイラックスを買って郊外にトランクルームと駐車場を借りる(合わせて1万以内でOK)。日常に必要なものはトノカバーをつけたラゲッジに積んでおく。仕事は・・・①フリー記者 ②各地で買い付けた珍品をアマゾンで販売 ③飲食店の買い付け代行 ④農家の販売代行 などなど。AIでは簡単にできないことを選んでやればいいのでは!?夏の山形でキングデラウェアを仕入れて東京に下ろすとかさ・・・。

  そのうち列島を「ハイラックス・ビジネス軍団」なるものが包みこんで、世の中が変わったら面白そうだ。みんな部屋を引き払うから家賃は下がり続ける。アベノミクスはデフレを抑えこむためにさらなる金融緩和。家賃は下がるけど、消費者物価指数は堅調で、野菜の価格は今よりももっと上がる。悲鳴をあげる飲食店からの依頼が舞い込んで買い付けビジネスも盛んになる!?

  『AI!!ビットコイン!!』と意味不明に騒ぐ奴らの目が醒めるといいですけども。AIに奪われるような仕事や、仮想通貨の類は、バ○が寄り集まって窮屈に過ごす都市部が生み出さざるを得ない「社会のウ○コ」みたいなもの。内閣官房長官が「あんなものはー」とか言ってるけども、あれはアベノミクスの副産物だろ(笑)。そんな無駄なことに人生を使いたくない人はハイラックスを買って、「車借」にでもなって600年前の人々が感じた『実体経済』の面白さを感じてみるのもいいかもしれないですねー。アフリカの一部地域ではこのクルマを使って『戦争ゴッコ』もするらしい。(ご決断は自己責任で行ってください)





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2017年12月14日木曜日

VWアルテオン 「真面目になったVWはいいかも」




サイズ4865×1875×1435
  

  東京MS2017に合わせてVWの最上級セダン・アルテオンが発売されました。正直言ってパサートの2Lターボエンジンを積んだモデルが、最近のドイツブランドでは「良い雰囲気」を持っていたので、このパサートが日本市場でジワジワ伸びて定着すればいいなーと思っていたところに、ワンクラス上のモデルが来てしまいました。パサートがマークX/カムリだとすると、このアルテオンはクラウン。果たしてこのラインナップの厚みは日本市場で通用するのか!?

参入モデルが少ないのをいいことに価格が高騰していた日本の高級セダン市場に、強烈な電撃ショックを与えそうな『280psAWDで549万円』というなかなかのバーゲン価格になってます。まさかホンダの「お買い得」なフラッグシップであるレジェンドを100万円も下回って来るとは思いもよりませんでしたねー。北米価格は3万ドル程度(BMW320iとほぼ同じ)なのでまだまだ400万円台まで値引きもいけるのでは!?

スペック280ps/5600・35.7kgm/1700

渋いの好きな人にはたまらないですよね。気に入ったなら、あまり後先考えずに買ってもいいかも。ファミリーカーとしてもデートカーとしても嫌味が少なくてポイント高そうです。VWは小型車のイメージが強いですから、ちょっと大きめのクルマを作るときはデザイン事務所(カロッツェリア)を使うことが多かったり、場合によっては設計そのものを外注することも。クラシックカーとして人気がある『カルマン・ギア』をエクステリアだけでVW車と認識できる人は少ないはず。



2L直4ターボ&7DCT 


このクラスのクルマになると、作っているメーカーも「ブランドのアイデンティティ」を強く意識してくるので、レクサスGSやホンダレジェンド、日産フーガ、ジャガーXFなどどれも「窮屈」なデザインに見えちゃうんですよね。もっと自由にデザインしたらフォーマルなセダンも変わるだろうにと思うのですが、2000年代にBMWの伝説的なデザイナーが、あまりに自由に振舞ったために大ブーイングを受けた記憶がまだ業界全体を覆っている!?

そう言った意味でもアルテオンは他ブランドのEセグメント車とは違って堅苦しさもないし、高級車アピールでゴテゴテとするわけでもなく、もうすっかり忘れかけていた『ドイツ工業デザインの美徳』を思い出させてくれる落ち着きがあります。まあ決してメルセデスの大暴走をディスっているわけではないですよ。MBもOECD市場における豊かさを真剣に考えた結果の「インテリア重視」のデザイン改善がラインナップ全体に貫かれています。それが狙い通りに日本市場でもヒットしてる。

Rライン549万円 / Rラインアド599万円

アウディではなくてVWってところがミソです。メルセデスを追いかける役割があるアウディA6は、様々な機能においてなかなか割り切りができない。スバルみたいなカルト的設計のシャシーに、いかにも重厚なサスを配して、さらにでっかいスタビが入って、ボデーにはアルミが採用されるもクワトロモデルは乾燥重量は1800kg前後に及びます。これを252psで引っ張る『A6・2.0クワトロ』と、1700kgのボデーを280psで振り回す『アルテオン』。これが実際に乗ってみると結構違うんですよ。

大雑把に言えば、スバルレガシィB4とマツダアテンザをそれぞれ2.5L自然吸気ガソリンユニットで乗った時に感じる違いってやつでしょうか。A6はレガシィB4よりもさらに粘っこいハンドリングは好きな人にとってはいいkも。アルテオンはアテンザのような軽快さが持ち味です。最近のマツダに似てエンジンの吹けも渋いけど・・・


日本市場に新風を!! 

パサートとは別にこのクルマを作った意図としては、パサートはあまりにもカンパニーカーとしてのイメージが強すぎるので、「インスタ映え」とか いう言葉が飛び交う『ビジュアル社会』にハマるためにも別のモデルが必要だったってことだと思います。もうレクサスLSではもうアガらないから、レクサスLC作りました!!というのと狙いは同じ何でしょうね。

日本市場のユーザーにはこの辺の事情がわかりかねますけども、VWのこの新型車を上手く使いこなすセンスのいい人が街中にポツポツでて来たらいいですね。


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2017年10月23日月曜日

アルファロメオ・ジュリア 「イタリア人って夢見てるよなー」



最近のクルマはどうもウゼー


  世界が『EV化』へ突き進む中で、「ハイブリッドって何?」くらいの感覚で保守的にクルマを作り続けているフィアット。BMWがトヨタに、GMがホンダに技術供与を求めてすり寄っていく時代ですが、フィアットはマツダのピュアスポーツカーにわざわざ投資するなんてかっこよすぎる。そんなフィアットの心意気に応えてこそクルマ好き(マツダ好き)って呼べるんじゃないの?

  自動車メーカーは新しい機能を追加するのが好きです。V35型でプレミアム路線に舵を切った日産スカイラインは、次のV36で4WSを、V37ではステアバイワイアを投入して、日産こそが世界の頂点であることを見せつけてきました。結果的にたった10年で北米のプレミアムDセグの覇権を奪うことに成功しましたけども、伝統のスカイラインはどこへ行ったのか!?という意見も。

  『4WS』も『ステアバイワイア』もスカイラインだけがやってるわけだから比較のしようがない・・・結局は個人の好みの問題でしかなく、評論家からは「うーん違和感しかないかも」といった単調で無機質な感想が投げかけられて終わってしまうよなー。メーカーは技術力アピールできていい気なものですけども、完全に置き去りにされたスカイラインのファンはたまったもんじゃないー。

アルファロメオは『保守』本流

  それに対してこの「アルファロメオ・ジュリア」は一味違います。リーマンショックで右ハンドル車の製造が早々に打ち切られ、8年くらい前に日本から姿を消した「アルファロメオ・159」の後継モデルですが、まだまだその前のモデルである「156」を愛して止まない人々が休日のたびに郊外を徘徊してますけど、それらのユーザーにも十分に受け入れてもらえる後継モデルになったんじゃないでしょうか!?(ちょっと価格が・・・)

  『スポーツセダン』はもう死語になったのでしょうか!? なんだかそれを狙ったようなクルマこそ大手メーカーから出てきたりしますけども、設計を見る限りでは、とても本気で「走り」のベースアップを狙った痕などない「スポーツ風」ばかり。シャシーは他のファミリータイプと同じものを利用ってさ・・・。

  自動車メーカーからしてみたら、いちいち性能にうるさいくせに二言目にはクルマの価格が高すぎるしか言わない迷惑なユーザーなんて相手にしてられねーってことなんでしょうね。世界には「スポーツ風」でも喜んでくれる人々がいる。性能を磨くんだったら1000万円くらいポンと出してくれる層を狙うべき!!とかいう判断もあるとは思います。

  トヨタやホンダからクルマ好きは切り捨てられた!!はちょっと語弊があるかもしれません。でも86やシビックでは納得できません!!という「わがまま」なユーザーは、他の全ての日本メーカーも見放されているのが現状。マークXは国内専用車の殻を破ることはなく、レクサスISはスポーツを志向しないブランドの十字架が重くのしかかって、重いボデーとゆるいレスポンスの中途半端なモデルのまま。

スポーツセダンを作らないメーカーは無視でいいんじゃない!?

  スポーツセダンが目指すべきは、エンジンフィール、ハンドリング、ミッション、サスペンション、ペダル(アクセル、ブレーキ)といった『稼動』領域でのパフォーマンスの向上が非常に重要ですが、そこに「あえて」手を入れようというメーカーがほとんど無い。世間ではスポーティなイメージで通っているBMWやマツダにしても、主力セダンではフィールに難があるロングストロークエンジンを用いて回転数を下げています。他の諸要素も先代より劣化するケースがほとんど・・・。

  そんな中で新規のモデルとして4輪ダブルウィッシュボーン、ショートストローク(もしくはスクエア)、軽量化重視などを掲げて設計されたのがアルファロメオ・ジュリアとジャガーXEの2台。ただしカーメディアではこの2台の「設計」に隠された魅力を大きく語ることはないですねー。なぜなら比較対象となるメルセデスCクラス、BMW3シリーズの不出来さを同時に晒さなくてはいけないから。

  わかる奴が見ればスペック表だけでメーカーの狙いははっきりします。Dセグで「いいクルマ」を作ろうとしているのは、ジャガー、アルファロメオ。もしボルボが次期S60に『大手に喧嘩を売った!!』と話題のXC60のシャシーを使ってパフォーマンス志向に仕立てるならば、欧州発信のスポーツセダン・ムーブメントが盛り上がるんじゃないかなー・・・とは素人の浅はかな期待ですがね。

  当初噂された通り、300万円台での日本市場投入が実現したらならば、これは間違いない!!と「救世主現る!!」と声を大にして言いたかったですね。BMW3シリーズに似ているという声もありますが、アルファロメオが320iのダメな部分を徹底的にブラッシュアップしたモデル!!であることは確かです。ディーラーに聞いたら供給体制が相当に貧弱みたいですね。もうマツダの工場で作らせてマツダディーラーでも売ればいいんじゃない!?


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2017年10月6日金曜日

ルノー・メガーヌ 「もしかしたら・・・」

   

ルノーが日本で何かを起こしそうな予感!?


  ルノーの日本市場向け戦略が活性化しています。2012年に日産の子会社になったルノー・ジャポンはそれ以来右肩上がりの成長を遂げています。カジャー、メガーヌ、トゥインゴGTの発売前で苦戦が予想された9月の速報でも698台をしっかり売り上げています。ライバルのPSAは、シトロエンがC3の発売で前年比180%を達成。そして3008で勝負をかけているプジョーが3月並みの景気の良さで1000台の大台突破しています。

  さて2017年のラストの四半期に向けて、ルノーの公式HPによると10種類の限定車・特別仕様車が出ています!!トゥインゴ(200台)、ルーテシア(100台)、カングー(120台)にはMTの限定モデルが用意されていて、3ペダルユーザーに即決を促しています。MTなんだから乗ってみて煩わしかった売ればいいじゃん!!ってことか!?

  アメリカ車が日本で売れない!!ことに対してジャガー・ランドローバーの役員が「大衆モデルで日本車と戦ってはいけない!!」「商機は日本メーカーにはなかなか手が出せない高級モデルにある」と反論していました。裏を返せば「日本人の欧州コンプレックスをうまく刺激することが大事」ってことでしょうか。

  それにしても9月だけでドイツ4ブランド合計で20000台以上が日本で売れています。マツダが18000台、スバルが13000台ですからねー。しかも輸入車ですから、この20000台が1ヶ月の間にはるばる東シナ海を渡って日本に運び込まれたわけです。もっとも日本メーカーはその10倍もの台数を太平洋渡らせていますが・・・。

ルノー日産による補完計画!?


  ただただグローバルで作っているクルマを日本に運んできて、毎月数百台売ってますよー!!儲かってないけど日本で販売実績を残すことがメーカーとしてのステータスだと、ジャガー・ランドローバーの役員は言うわけですが、バブル以来のそういったビジネスモデルが変革のタイミングを迎えているんじゃないか!?という気がしないでもないです。

  サーブ、オペルに加えシボレーの乗用大衆モデルなどGM勢に加えてフォードも撤退し、フィアット&クライスラーもジープ、アルファロメオ、フィアット500シリーズ以外では全く日本では勝負できない状況。トヨタ、ホンダ、日産の3極に集約されつつあるとはいえ、幾多の有力な日本メーカーが大衆モデルで激しい死闘を繰り広げる「地獄」に、カジャーと新型メガーヌを同時に放り込んできたルノー・ジャポンに勝算はあるのか!?

  間違いなく今世界で一番勢いがあるのは、VWでもトヨタでもなくルノー日産グループです。ナンバー1メーカーの宿命として、あらゆる市場で勝ちにいくことがグループ内の基本方針になる!?e-powerでトヨタ&ホンダを蹴散らした日産の知見と、ルノーアライアンスの物流機能をフル活用すれば、日本市場でトヨタから覇権を奪うことも可能!!実際にこの5年余りでルノー日産は、ドイツ&イギリス市場のトヨタシェアを奪うことに成功しています。アメリカでも日産の成長は凄まじいですし、中国でも韓国でもトヨタを上回っています。

  トヨタの最後の砦である日本と東南アジアをどうやって攻略するか!?すでにグループの尖兵である三菱が東南アジアで大ブレーク中であり、日本では日産が活躍(ちょっと問題が起こってますけど)。さらにルノー本体が大挙して乗り込んでくる!!日本市場を技術力でこじ開けて、さらに日産・三菱の遊休生産ラインでルノー車を作り始めることも可能!?中国には東風、韓国にはルノーサムスン、ロシアにはアフトヴァーズがあるので、サプライチェーンも十分!?すでに5年前からこの3社の工場では現地向けのルノー&日産車が作られています。

綿密に練られている日本市場攻略!?


  強敵相手に善戦を続けるXトレイルの別ブランド版としてSUVのカジャーを投入するのは、それなりに納得できますが、欧州COTYを引っさげて上陸したプジョー308がまるで売れなかったCセグ市場で新型メガーヌは何らかの爪痕を残せるのか!? 今回登場したのは次の3グレードです。4300mmサイズのハッチバックのボデーには、1.6Lターボ(205ps)のGTと、1.2Lターボ(132ps)のGTラインの2グレード。そして4600mm級のワゴンボデーを持つスポーツスアラーには1.6Lターボ(205ps)のGTの1グレードが設定されています。

  ちょっと個性的なのが、カラーの少なさ。ゴルフは8色、308は6色が用意されていますが、メガーヌはたったの3色だけ。GTラインはわずかに2色です。迎え撃つ日本勢もプリウス9、オーリス8、アクセラ8、インプレッサ7と中型車にしては豊富に用意されています。GTラインの2色はホワイトと「ブルーベルリン」という緑に近いメタリックになっていて、これに近い色を用意しているのはアクセラのみ。厳選した2色に在庫車を集中させて、センスで売り切ってロスを減らすという極端な戦略で「地獄」の日本市場を乗り切る構えですねー。

  もちろん「価格のベンチマーク」も狙いがはっきりしていて、132psのGTライン(263万円)は、ゴルフハイライン(325万円)と出力は同等で、ミッションも最新のゲトラグ製7DCTは、ゴルフGTI&Rに使われるスペックの湿式クラッチ仕様にアップデートされています。ゴルフトレンドライン(249万円)やプジョー308(279万円)との比較でも十分に競争力が確保されています。そしておそらく来年には、メガーヌ・ゼンが240万円程度で登場するはずで、プリウス(242万円〜)を意識した設定になるのでは!?

  上級モデルのGTは、先代のスカイラインが採用していた4輪操舵システムを「4コントロール」として盛り込んできました。FF車に4輪操舵を使うのは4800mm級のタリスマンの回転半径をFR車並みに縮めるために開発されたと思われます。本来ならばカムリ、アコード、アテンザに採用されるべき技術なんですけども、ルノーに先を越されました。日本メーカーに先んじて合理的な機構を使ってくる「攻め」の姿勢で、日本市場に風穴をあけるか!?

  334万円のハッチバックGTは、ゴルフGTIに関心があるユーザーを横取りするでしょうし、プリウスの上級モデル(Aプレミアム)を考えているユーザーにも、内装の充実度で訴求できそうです。そして354万円のワゴンGTは、レヴォーグ1.6STI(356万円)を意識しているようです。レヴォーグはAWDですけども、2.0のスポーツAWDとは違い、1.6はオンデマンドなので、これはほぼFF状態で走っているモデルです。ボルボV40(FF)とのダッシュ対決で完敗するなど、AWDとは名ばかりの存在。このレヴォーグが売れている日本市場なら付け入る隙があるんじゃないでしょうかー・・・そんなに甘くはないとは思いますけど。


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2017年9月24日日曜日

マツダCX8「期待の3列も強敵が多い!?」



マツダの新しい戦い

 いよいよマツダから話題の6/7人乗りプレミアムSUV「CX8」が登場しました。マツダにとっては久々の3列シート車の登場で、ここ数年の間にマツダに興味を持ってくれたユーザーとはやや違った客層にマツダ・クオリティは通用するか!?

  2012年のデザインコンセプト転換から、従来の輸入車ユーザーから熱視線を受けるようになったみたいですが、果たして今度は輸入車ユーザーとは違って「本物の良さがわかっている」トヨタユーザーの注目を集めることができるでしょうか!? 輸入ブランドから乗り換えが多く出たから、トヨタからはもっとごっそりと客がゲットできる!!とマツダが軽く考えていたらおそらくビアンテの二の舞におわるだろうな・・・と思っていましたが、なんかやたらと気合が入ってますね。

  ビアンテの時は、トーションビームのエスティマに対して、マルチリンク装備を謳っていましたけど、ディーラーの人もその説明は全くユーザーには通じず、結局は値引き勝負してた・・・と当時の「自虐」を語ってました。上級のサスを贅沢に使っているのに「なんでエスティマよりも安くなるんだ!?」って話なわけです。

  それから10年が経過し、時代もすっかり変わりました。TNGA車を次々と生み出しているトヨタのモリゾー社長は「トヨタの開発車には、トーションビームは使わない!!」という方針を打ち出したとか。TNGAでトヨタがマツダが信念で使ってきたマルチリンクに匹敵するダブルウィッシュボーンを使い、マツダの設計を踏襲した!?わけではなく、従来の欧州向けトヨタ車に使っていたDWBがTNGAに採用されたようです。

『マツダ方式』が市場を覆っているが・・・


  トヨタがゴルフに対抗するために欧州カローラの初代モデル(カローラランクス)に採用したDWBは、当時欧州で人気だったシビックのアイディアをパクったらしい。世界のCセグでも早い時期から高性能車向け装備だった4輪独立懸架を世界へと拡大しのが、ホンダ、マツダ、スバルなどバブル期の日本で二流だったメーカーで、2003年の5代目VWゴルフもその流れに対抗できずに、日本式Cセグの設計をパクリます。

  マツダが信じた方法がトヨタでもVWでも使われるようになった!!アルファードもハリアーもカムリも、マツダのファミリア/アクセラ基準のサス設計になった・・・わけですが、マツダはその先行者利益を十分に生かすことができるのか!?現行のGJアテンザの時も、ニューモデルマガジンX(西川淳さんなど)にこれ見よがしにサスやダンパーの出来栄えをイジられてなー。まるでマツダ開発陣を挑発するかのように。


カーメディアは「エアサスないの!?」って騒ぐはず

  なんで3列シートでSUVなのに「足回り」の話ばかりなのかっていうと、おそらくベストカーもニューモデルマガジンXもここを突いてくるでしょうから。「なんでマツダはCX8にエアサスを組まなかったのか!?」ってのが素人目にも気になる点です・・・。高級SUVといったら「エアサス」。セダンよりもゆったりとストロークが取れるので、エアサス&可変サスを組み込むことで、クルマの可能性が大きく向上する!!これがSUVの「たった一つ」の正当性を主張できる根拠です。

  SUVというスタイルを選んだ!!しかも本格クロカンのようにラダーフレームを組まずに、オンロード専用ともいえる「モノコック」設計。見た目はクロカン、走行性能は普通乗用車と同じ。しかも重心が高いですから、限界性能は低いし、空気抵抗係数(cd値)も高い。当然に車体重量も大きくエコでもなんでもない。キャビンスペースを評価するならミニバンの方がよっぽど・・・。

  そんな懐疑的な論調が多い中で唯一「SUVにはラグジュアリーな素養がある!!」と信じたランドローバーだけが正確に未来を予知していた!?BMW、メルセデス、ポルシェ(アウディ)が動く!!「エアサスこそがSUVのモダンライフを切り開く」それは決して911やGT-Rのような普遍的なロマンではないかもしれないけども、欧州が!!しかも英国が!!トヨタやホンダよりも合理的に未来のクルマを創造した瞬間だった!!そして、ドイツメーカーみたいに他国の文化をガツガツとパクるのだけがクルマ作りではないって思うよ。


諌山さんの言葉は重かった!!

発表会の時の諌山さん(チーフデザイナー)の目は完全にイっていた!!このCX8はマツダのステージを確実に一歩引き上げる!!マツダは決して悪あがきはしていない!!世界のどこよりも豊かに生活してきた日本だから、自信を持って提供できるラグジュアリーな空間だ!!とでも言いたそうな流暢すぎる主張に痺れました・・・。Lパケに装備されるという「リアルウッド」のインパネ。英国や北欧の伝統的な素材ですが、日本も世界に誇る『木材文化』を持ってます。

英国の名門ウイスキーブランド・シーバスリーガルも、日本に原生するミズナラを使ったビンテージのブレンディッドを作ってます。エアサスはパクらなかったけど、リアルウッドは採用しました!!エアサス装備のかっこいいSUVが欲しければ、ランドローバーのレンジローバー・ヴェラールでも買えばいい!!イギリスのジャガー&ランドローバーと日本のマツダ。今では世界の二大デザインブランドと言っていいくらいに輝いています!!

  おそらくマツダが狙った高級SUVイメージそのままのCX8「AWD・Lパケ」は419万円だそうです。自称・雪道1000kmのK沢さんが「世界一の安定走行!!」と太鼓判を押したCX5由来のAWD技術と、リアルウッドに新しい意匠を施したドアトリムや、パナメーラを思い起こすような2列目のコンソールなどなど、これまでの『Lパケ』をさらに突き抜けたラグジュアリーな質感を追求した『Lパケ』で400万円そこそこならとても納得できるんじゃないでしょうか。

チーフデザイナーの諌山さんは自信満々に「マツダとは」「SUVとは」「クルマとは」そしてデザインコンセプトの「エターナル・エッジ」についても、非常に洗練された言葉で説明していました。「お前ら単調な日常に飽き飽きしてないか!?平日は会社と家との往復、たまの休日にディズニーリゾート、東南アジア旅行、国内の温泉。週末に好きなワインディングロード。・・・悪くはないけどさ、それでも何か足りない気がする人に届けたいCX8!!」なるほど・・・長い人生と時間に絶えずエッジを効かせるデザインを追求したそうですよ!!


 


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2017年9月15日金曜日

スズキ・スイフトスポーツ 「欧州ワイド版ベース&トルコンATもあり!!」


  
  スイフト・スポーツを指して「スペシャルティカー」と称するのは多少語弊があるかもしれないですけど、『スペシャル』という言葉には、どのブランドにとっても「クルマ好き」を徹底ターゲットにしたモデルを指す熱さがある。自動車技術が日進月歩だった60〜90年代ならば堂々たる『スペシャルティカー』市場が存在したけども(売れないモデルもたくさんあった)、最近ではこのジャンルに参入してくるモデルは激減(絶滅!?)しています。

  スペシャルティカー市場において、商品性を高めることは、そのまま「新たに何を付加したか!?」というストレートな回答になります。とってもわかりやすい市場だからこそ、多くのユーザーを惹きつける!!この市場が活発だったなんていい時代だなー。「このブランドはこれだけの付加価値を持ってます!!」という技術水準を見せつける・・・『スイスポ』はそういう意味では、かつての『ホンダS600』『スバル1000』に触発されて『toyota2000GT』『コスモスポーツ』『いすゞ117クーペ』などが作られた60年代の空気を持ったクルマだと思います。

  本体価格が200万円以下だからといって侮る人も中にはいるでしょう。今となっては「価格」が最も分かりやすい基準なのかもしれません。しかし1200万円もする某輸入メーカーのスポーツモデルは、北米では550万円くらいで買えたりします。まあ価格ってそんなもんですよ。特に右ハンドルの日本価格なんてのは、価格をわざと高く設定し誤認させる!!なんて手法が取られています。マスタングの並行輸入で右ハンと左ハンでは全然価格が違うじゃん!!

  スイスポに関しては価格ではなくて、スズキが開発に費やした想いを、どれだけ推し量れるかが大事だと思います。最もスイスポに限った話ではないですけども。その想いを具体化するならば、スイスポにどのような独自技術が使われ、他のモデルとどのように差別化が計られていて、世界の複数の市場でどのように評価されているか!?これを総合的に判断する必要がありますが、余計なことを言うと、日本のカーメディアはしばしば情報を捻じ曲げるんですよ!!これが健全なクルマ文化の成長を阻害しているのでは!?

  「Bセグ」という決められた枠組みの中で、日本でもドイツでもイギリスでもライバルと比べて全く引けを取らないクルマであり続けることが、スズキが「スイフト=スポーツ」を作り続ける意味だと思います。ドイツ人に「スイスポはポロGTIを超えている!!」とまで言わせることができるブランドはスズキの他にどこがあるのか!?かつては日産、スバル、三菱、マツダ、ホンダが評価されてましたけど、スバル以外の4ブランドは主力の「スペシャル」なモデルが生産中止になったり、スーパースポーツ化してしまったり・・・。

  ドイツ人が200万円足らずの非ドイツ車を見て、悲壮感すら漂う想いに苛まれることが、スイフトスポーツ以外であり得るのか!? フィエスタ見ても、MINIを見てもなんとも思わないドイツ人が完全に撃ち抜かれたのが先代のスイフトスポーツでした。ドイツの雑誌でも軒並みランキングで上位に!!例えば「ハンドリングが楽しいライトウエイト」とか。非ドイツ車で登場するのはマツダロードスター、トヨタ86、スイスポ。5ドアの市販車ベースで登場する意義は大きいですよね!!

  「スイスポ」「WRX」「タイプR」が日本三大スペシャルティカーと言っていいかも。今年はこのうちの2台がFMCで、WRXは再び限定モデルのS208も発売。メモリアル・イヤーです。価格帯も200万円、350万円、450万円と適度のばらけていて、それぞれに目指している「世界観」も別!? 中には3台とも持ってます!!っていうJPスポーツ大好きな人もいるんじゃないでしょうか。近所の足はスイスポ。雨や雪の日はWRX。長距離ドライブはタイプR。そんな使い分けを楽しむ「MTライフ」を目指すのも良さそうです。

  実際に自宅、仕事場、隠れ家(別荘)を行き来するならランボルギーニよりもJPスポーツが都合が良さそう。駐車場を選ばないし、多少込み入った道でも入っていけるし。華麗に不倫とかしたい人は輸入車に乗ればいいさ。別に輸入車を選ぶ人が女性の価値観にすり寄っている!!なんて言ってないですよ。ただし型落ちのドイツサルーンじゃ・・・。

  FFベース車を生産するスズキ、ホンダ、スバルが謳歌する市場を狙っているのが、NISMOで特にノートNISMO・SとマーチNISMO・Sは、1.6L自然吸気にMTを組み合わせたスイスポキラーです。NISMOは格安のオプションでシートまで本格派なので、スイスポよりも魅力的に映るかも。そんなNISMO勢を意識したのかどうかわかりませんが、新型スイスポでは、欧州ボデーを使いつつも車重を1000kg未満に抑え込んだようです。NISMOだとノートもマーチも1100~1200kgくらいを目安に仕上げられているので、ライバルとの差別化の切り札は「軽量化」にあるようです。早く乗りたいなー。


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