BMW4シリーズクーペは、あくまで予想ですが、480万円前後でベースグレードの本体価格が設定されそうです。この新型クーペ(4ドア車もあり)に競合するクルマとしては、アウディA5がありますが、こちらはAWD(クワトロ)のみの設定で、当然ながら580万円〜という高価格な設定になっています。このA5のコンセプトを盗んだと思われる4シリーズですが、価格設定については別の路線をとると思われます。もしBMWが「4シリーズ」を対抗して550万円〜くらいの設定にしたら、完全に失敗するでしょうし、そもそも駆動方式が大きく違うこともあり、価格差があっても当然だと思われます。アウディA5も割高な価格が災いしてか、決して成功しているクルマではありません。BMWとしても、むざむざとA5の「二の舞」になることは避けると思います。
4シリーズとシンクロするように登場すると言われているのが、「レクサスRC」というISのクーペです。トヨタとBMWは今や「チーム」みたいなものなので、同じ方向でDセグクーペを「独立」させて新車種を投入するようです。価格帯も見事に「ガチンコ」と思いきや、RCはベースの3.5Lモデルと「F」の5Lモデルの2グレードが予想され、580万円前後〜になりそうです。ライバルのアウディA5やレクサスRCを出し抜いた価格に抑えた(おそらくそうすると思います)「4シリーズ」は再びBMWを「Dセグ」の主役に復権させるほどのヒットの可能性もあるのではと思います。
そんな4シリーズには倒さなければならない宿命のライバルがいて、それが日産の「スカイラインクーペ」です。先代のE92(BMW3クーペ)が北米市場でVC36(インフィニティGクーペ[スカイラインクーペ])に完敗するという「BMWの黒歴史」の雪辱に燃えているはずです。そのためかE92から新型4シリーズの変化としては、スカクーを超えるほどの迫力あるエクステリアに仕上げていて、「どこから見ても飽きさせない」外装へのこだわりを感じます。既存のアウディA5・VC36スカクー・ヒュンダイジェネシスクーペといったDセグクーペをまとめて「まくって」しまうほどの出来だと思います。
いままでBMWは「質実剛健」だけど「ハイセンス」なエクステリアで、同じ路線の「ボルボ」と並んで、日本人の中間層に予々好評を得てきました。しかし日本車が次々と「グローバルカー」となり、輸入車のような「ブランド戦略」に基づくデザインに着手するようになり、BMWやボルボのデザインはそれほど個性的なものではなくなってきました。そんな日本のトレンドに敏感に反応して、日本市場に向けて作ってきたクルマの第1弾が「新型4シリーズ」のようです。「抜群」と言える新しいエクステリアに加え、「パワーユニット」を選べるというBMW本来の長所が生きて、直4の2Lターボ(170ps)搭載のモデルなら400万円台で登場すると思われますが、この「価格設定」も日本でのDセグクーペ人気が「再燃」する契機になるかもしれません。
日本価格では新型スカイラインクーペとはほぼ同価格帯になるようです。エクステリアデザインの向上と「4ドアグランクーペ」の設定だけが、実質的な対スカクーの「強調点」ですが、それに加えて、BMWは日産よりも日本市場を重視した高級車を作り続けているという点もこの「対決」にかなり影響しそうです。日本市場を「愛してやまない」BMWとそのファンの「絆」は強く、ファンに背を向け続けていて「脱日本化」している日産より日本市場では歓迎されそうな予感がします。
↓正月のデトロイトショーは今年の「Dセグ大決戦」を予感させる圧巻の内容でした。
「レクサスIS」「インフィニティQ50(スカイライン)」「BMW4」の3台が揃い踏みでした。この3台全部欲しいくらいですね・・・。
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